2013/11/13 - 2013/11/13
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kiyo_mraさん
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13日 晴れ
スペインの首都マドリッドは2020年のオリンピック開催地を東京と競いあった都市。
昨日から訪れていたマドリッドの街並みは、栄光のハプスブルク家時代の歴史から、王宮や大聖堂、グランピア通り沿いなどなど、高級感溢れる建物が素敵でした。ただ、残念だったのは市財政難からゴミ収集員の削減に反対するスト中であり、ゴミが目立ちました。現地ガイドさん曰く下を見ないで「上を向いて歩こう♪」でした。
トップページの画像は、ツアー散策開始となったスペイン広場のドンキ・ホーテとサンチョ・パンサの彫像です。午後には舞台となったラ・マンチャ地方に立ち寄ることも意識して選定しました。
スケジュール
9時10分 ホテル出発
車窓観光 ラス・ベンタス闘牛場〜アルカラ通り〜レティーロ公園〜アルカラモン〜
シベーレス広場〜グランピア通り
9時40分 スペイン広場 ドン・キホーテの像 フォトストップ
9時55分 王宮〜オリエンテ広場
10時05分 免税店レパント ショッピング
妻は店員ユニフォームと同一デザインの洋服購入
11時00分 プラド美術館へ
ゴヤ彫像〜サン・ヘロニモ教会(天正少年使節も来訪)〜美術館へ入館
三大巨匠+ルーベンスの作品だけを参観
エル・グレコ:「受胎告知」、「キリストの洗礼」、「胸に手を置く肖像」、「聖衣剥奪」トレドで見れなかっただけに最高
ベラスケス:「ラス・メニーナス」「フェリペ四世の肖像」
ルーベンス:「三美神」、「自分の息子を食らうサターン」
ゴヤ:「着衣のマハ」、「裸のマハ」、「カルロス四世の家族」、「5月2日」、「5月3日」、暗黒時代の「我が子を食うサトゥルヌス」
絶筆となる「ボルドーのミルク売りの少女」、後に印象派に影響
12時20分 レストラン「LOSMONTES DE GALICIA」
ソパ・デアホ(にんにくスープ)、ローストビーフ、アイスクリーム
15時07分 コンスエグラで風車の写真撮影
15時50分 プエルトラピセでWCとお土産(ドンキホーテの飾りスプーン、絵はがき)
17時45分 サービスエリアでWCとお土産(オリーブオイル、イチジク乾燥)
19時40分 ホテル着 AYRE HOTEL CORDOBA
20時45分 ホテル内のレストランにてディナー
生ハムとBuffet,コーヒー
室内が暑く窓を開けての就寝でしたが、2階ベランダ上に見える満天の星空が印象的
Wi-Hiは快適に使用が可能で、12日分と合わせてFacebookに掲載しました
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- ANAセールス
-
朝食ブッフェ形式で、昨晩はいろいろとあってサンドイッチも残してしまったので、多めに取りすぎたかな・・・。
でも完食していました。 -
ホテルのロビーで観光ツアーに出発。
昨日はいろいろとお世話になりました。
また、他のツアー・メンバーとの初顔合わせです。夫婦でお世話になりますので、よろしくお願いします。 -
ホテルは「ラス・ベンタス闘牛場」の近くにあります。
市街よりも空港に近い位置でした。 -
シベーレス広場に建つゴージャスな中央郵便局
自称「郵趣家」としては立ち寄りたかったな・・・。 -
マドリッドの東京・日本橋「プエルタ・デル・ソル」は国道の起点となる0km地点
昨日、昼夜タクシーで通過しましたが、やっと車窓から写すことができました。
実際はもっと高級感・重厚観に溢れています。 -
昨日のトレド観光で解散した「スペイン広場」から、ツアーの散策が始まりました。
トップページ写真の「ドンキ・ホーテ」の彫像が迎えてくれます。
写真の露出が不適です・・・。 -
スペイン広場は1930年にセルバンテスを記念して造られた広場です。
噴水越しに中央にセルバンテス像がドンキ・ホーテとサンチョ・パンサの彫像を見下ろしています。
背景はスペイン・ビルのEdifido Espana。 -
サンティアゴ広場には、ベラスケスが埋葬されたサン・ファン・バウティスタ聖堂の跡を示す碑が建っています。
妻は免税店「レパント」で、何故か店員さんと同じデザインの洋服を気に入って購入しました。 -
あちこちの建物に「ラス・メニーナス」画内のベラスケスの肖像が掲示されています。
-
王立劇場横の雰囲気のある坂道を望みます。
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マドリッド市街には珍しいという、王立劇場前の紅色と黄色が混ざった美しい紅葉です。
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王宮を背景に現地ガイドさんが撮影してくれました
アップは耐えられないというのに・・・。お見苦しく失礼しました。
以後、アップの写真が多くなったようですので、掲載は控えます。 -
紅葉が美しく、もう一度振り返って一枚撮りましたが、建物に同化されてしまいました。
-
バスに乗りプラド美術館に向かう車窓からの市街建物
-
プラド美術館のゴヤ入口に到着
18世紀スペインの最大の巨匠ゴヤの彫像がお出迎えです。
プラド美術館の正面入口には、ベラスケスの彫像が出迎えます。 -
プラド美術館の入場口
背景は、サン・ヘロニモ教会で天正少年使節も来訪しています。
プラド美術館はスペイン王室の美術コレクション約300点をベースとして1819年に開館され、現在では約3万点以上の絵画・彫刻を所蔵する屈指の美術館です。
そのため、今回はスペイン絵画の三大巨匠といわれる、エル・グレコ、ベラスケス、ゴヤの作品と、ルーベンスの主要作品だけに絞って案内されました。
美術館内は撮影禁止のため、美術全集コピーで鑑賞作品を辿ります。 -
エル・グレコの作品は、東京都立美術館の「エル・グレコ展」(2013.1.19-4.7)で鑑賞しましたが、多くの作品に圧倒されました。
「受胎告知」
1596−1600年制作 油彩/画布 315×174cm -
エル・グレコの代表作の一つ
「聖衣剥奪」
1577-79年制作 油彩/画布 285×173cm
通常は昨日訪れた「トレド大聖堂」の所蔵ですが、工事のため貸し出されていました。 -
ベラスケスの最大傑作
「ラス・メニーナス」
1656-57年 油彩/画布 318×276cm
マルガリータ王女の肖像画としては大き過ぎ、何を目的に描かれたのかは分かっておらず、絵画主題の謎の神秘性が一層、魅力を増しているとのこと。
鏡に映っているのはフェリペ4世夫妻だが、皇室の肖像画は単独で描かれるものなので、ベラスケスが描いている画布にはフェリペ4世夫妻は描かれていないものと推測されているとのことです。
騎士団に入った後、自分の胸に騎士団の証のクロスを書き足したと言われているとのことです。
飾られている室内の何処にいても、ベラスケスの視線は追い掛けてくるとのことで試してみました。 -
ベラスケス
「フェリーペ4世騎馬像」1631-1636年制作 油彩/画布 303×317cm
「オリバーレス公伯爵の騎馬像」1635年制作 油彩/画布 313×239cm
フェリペ四世とオリバーレス伯爵の騎馬像が並べて展示されていますが、どちが権力を握っていたことか分かります。
一般的に国王は白馬に跨りますが・・・、また両者の騎馬の勢いが明らかに差があります。 -
ルーベンス
「三美神」 1635年頃制作 油彩/板 211×181cm
ルーベンスが描いた、ふくよかな裸婦の美しい作品
死ぬまで手放さなかったが、没後の競売でフェリペ四世が入手したものです。 -
ゴヤの最も有名で人気のある傑作
現地ガイドさんの巧みな順路によって、今まで混雑無く鑑賞できましたが、ここでは一足早く他ツアー客が「裸のマハ」の前で説明を受けていました。
しかし、我々も「着衣のマハ」の最前列で両方の絵画を鑑賞できました。
現地ガイドさんのご案内の巧みさに感謝しています。
「裸のマハ」1798-1800年制作 油彩/画布 97×190cm
「着衣のマハ」1798-1803年制作 油彩/画布 95×190cm
「裸のマハ」は1800年11月にゴドイ邸で見たという記録が残ることから、モデルはゴドイの愛人ペピータ・チュドーとする説が有力ですが確定されていません。
「着衣のマハ」は技法から判断して、制作年は「裸のマハ」よりも数年後と推定されていることから、厳粛なカトリック国で裸は御法度なので、同一寸法の絵画を制作して、常時は「着衣のマハ」を前面に置き、一人こっそりと「裸のマハ」を楽しんだのではと言われています。 -
「カルロス四世の家族」1800-1801年頃制作 油彩/画布 280×336cm
1800年3-6月にかけて、ゴヤはアランフェスの離宮で登場人物の一人一人の油彩スケッチを制作してから描いた
中央に女王を配置して、国王との間には愛人?ゴドイとの間の息子を挟み、距離を開けて描いており、時の権力者と夫婦仲を上手に表現しています。
ゴヤはベラスケスの「ラス・メニーナス」をヒントにして、自身を左端の奥に描き込んでいます。 -
ゴヤ
「わが子を食らうサトゥルヌス(連作:黒い絵)」
1820-23年制作 油彩/漆喰→画布 146×83cm
「黒い絵」シリーズは1819年2月にマドリード郊外マンサレス河畔に、別荘の「聾の家」購入した頃から始まりました。
同年の大病からの回復後、1階食堂と2階サロンの漆喰の壁に直接油彩で壁画を制作しています。
ゴヤは王室にあったルーベンスの同じ主題の絵からヒントを得て制作しているに違いがありません。現地ガイドさんがルーベンスを先に案内してくれたのは両画家の絵の対比のためです。ありがとうございました。 -
ゴヤ 最晩年の作品
「ボルドーのミルク売りの少女」
1825-27年頃制作 油彩/画布 74×68cm
明るい色遣いは、後の印象派に多大な影響を与えたと言われています。
旅行記のブログなので作品紹介はこれで終わります。 -
駐車していたマドリッド市警のパトカーと・・・。
捕まったわけではありません。 -
昼食のレストランは宿泊ホテルの近所とのことで、朝、通った「ラス・ベンタス闘牛場」の前を再通過しました。
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レストラン「LOSMONTES DE GALICIA」の前で。
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メニューは、
ソパ・デアホ(ニンニク・スープ)、ローストビーフ、アイスクリーム
ニンニク・スープはチョット塩辛かったな・・・。 -
ラ・マンチャ地方のコンスエグラで風車と町のパノラマ
添乗員さんにフォト・ポイントを教えてもらいました。 -
ゴヤの「カルロス四世の家族」を観たばかりなので、夫婦の距離は意識して詰めました。(笑)
写真が上手と自称の添乗員さんに撮ってもらいました。
自称は自惚れではなく、バッチリ撮れて流石です。 -
プエルトラピセのお土産さんで、ドンキホーテの飾りスプーン、横長の白い風車のカラーとモノクロの絵はがきを購入しました。
建物の白い横壁には、ドンキ・ホーテが描かれていました。 -
購入した横長の絵はがきをホテルで撮影しました。
-
店の前には、可愛らしい教会が建ち、右サイドは工事中のためカットして、左寄りの配置です。
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ホテル AYRE HOTEL CORDOBA に到着して、早速、室内の確認です。
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浴室・洗面所です。
点検後、ホテル内のレストランにてディナー
生ハムとBuffet,コーヒー
何故か写真を撮っていませんでした・・・。 -
カーテンの先には窓があり、オシャレなテラスとなっていました。
室内の温度設定が空調の具合が悪く暑いので、一晩中、窓を開けっ放しで就寝しました。
蚊や虫もいなくて、快適でしたので空調は良しとします。 -
ライトアップされて、空は満天の星空で素敵でした。
写真には写っていませんが、このような星空を眺めたのは久し振りです。
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