2013/11/02 - 2013/11/02
21位(同エリア131件中)
ころっつさん
広島県の東北部にある庄原市東城地域は紅葉の名所として知られる帝釈峡がある場所。
11月初旬なので、まだそれほど紅葉が進んでいないなあ…と思いながらも、どこかいい場所と探したのが、次の日にもみじ祭りが行われる帝釈峡。ということで、そこに行ってみることに。そして近くにある古くから城下町・宿場町として栄えた東城のまちなみを散策しました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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自宅から中国自動車道を3時間ほど走り、広島県に入って1番目の東城インターで降り、紅葉の名所・帝釈峡に向かいました。まずは下帝釈の玄関口・神竜湖の駐車場まで行きます。
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日本五大峡のひとつに数えられる帝釈峡は、2つの玄関口からアプローチできます。今回は、神石高原町側にある下帝釈から訪問します。午前10時過ぎに到着したのでですが、観光バスなどもすでに来ているようで、若干ながら駐車場に余裕がありました。駐車場前には風格のある土産物店がありました。
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駐車場からトンネルをくぐり、紅葉橋そばにある神竜湖の遊覧船乗り場に向かいます。
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神竜湖の景観。11月1週目が毎年開催される紅葉まつりの時期のようですが、今年はまだ若干紅葉には早いように感じました。
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乗船券を買って桟敷仕様の遊覧船に。船はこれでもかというほどの多くの客を乗せて出航。神竜湖を下流側に下って行きます。
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神竜湖は帝釈川をせき止めるダムによって大正時代に造り出された人造湖。湖の両側の木々も色づき始めています。
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季節の移ろいを映す神竜湖の水面。
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紅葉橋まで一度戻り、そこから上流に遊覧。遊覧船の乗船時間は約40分にも及びます。
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この頃になると、天気予報どおり少し曇ってきましたが、人造湖とは思えないような美しい景観を造り出しています。
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遊覧船を降り、次に遊歩道を散策します。神竜湖に架かる赤いトラス橋は昭和初期に架けられた「神龍橋」で、下帝釈のランドマークともいえる構築物で、国の登録文化財ともなっています。
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かつては道路橋として使われていましたが、新しい架橋に伴い、使用しなくなった橋を現在の位置まで移動して、保存・活用されているそうです。
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神龍橋から見た湖。
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神竜湖の奥の西側。静かに佇む深い緑色の水面と色づいた樹々が秋の素敵な色合いを醸し出しています。
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駐車場前にある風格ある土産屋で東城の名物・竹屋饅頭を購入。昔ながらの製法を守る酒饅頭のため、消費期限は短くなっており、酒の風味が強い、やわらかな饅頭です。
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下帝釈の訪問に続いて庄原市東城地域側からアプローチする上帝釈に向かいます。こちらの駐車場は、昼過ぎということもあり、多くの車で埋め尽くされていました。
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帝釈川に沿った遊歩道を歩いて行きます。
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山の谷間を流れる清流は、下帝釈とはまったく違う景観を見せてくれます。
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駐車場から歩いて30分ほどで、帝釈峡のランドマークとなる天然橋・雄橋に到着。雄橋は、帝釈川の水が長年の間に石灰岩質の岩を溶かし、穴を開けることによって橋のように形成されたもので、国の天然記念物にも指定されています。
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雄橋を川原に降りて見上げてみます。
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雄橋から元来た道を折り返します。舗装はされていないのですが、整備されている遊歩道のなので、遊歩道入口にあったレンタサイクルを使えばよかった…と少し後悔しました。
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美しい帝釈川の流れ。
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川にかかる樹木は、所々が赤や黄色に染まっており、紅葉の名勝らしい景観が見られました。
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雄橋ほどのダイナミックらしさはないものの、遊歩道脇に「鬼の唐門」という天然橋もあります、古い鍾乳洞が崩落して入り口だけが残ったものと考えられいるそうで、唐門の上には「鬼の窓」と呼ばれる穴が開いています。
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上下2つのエリアの帝釈峡の散策を終え、東城市街地に向かいます。
東城は、山間部から瀬戸内の福山と新見に向かう東城路の交差する交通の要衝にあり、中世に城下町として築かれ、江戸時代からは宿場町として栄えました。 -
江戸時代に入り、一国一城令により城は無くなりましたが、東城は要衝地として広島藩の家老が支配する領地となりました。中国山地の物資の集散地として栄えたことから、今も古いまちなみが残っています。
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市街地の駐車場に車をおいて、古いまちなみが残る本町筋を歩きます。
通りに面して、造り酒屋で「菊文明」の銘柄で知られる北村醸造があります。超特選の吟醸原酒をお土産に買って帰り、自宅で飲みましたが、フルーティーな香りのするよいお酒でした。 -
東城のまちなみのメインとなる「三楽荘」。かつて旅館として利用されていた建物でしたが、廃業後に庄原市が管理している大きな町家です。
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「三楽荘」は内部を無料で見学することができます。
この建物は、平成23年に国の登録有形文化財にも指定されています。 -
老舗旅館の雰囲気をしっかりと今に伝えています。
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1階の座敷から表門を見た風景。
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池と築島がある庭園も素晴らしいものです。
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2階にも行くことができます。結構広い建物なので、見ごたえも十分です。
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2階には大名行列を再現したミニチュア人形が並べられていました。
三楽荘は思った以上の魅力と迫力があった建物でした。 -
まちなみに溶け込む本屋の建物は、かつて地主だった家の建物で、今は3分割されて住居や店舗などに使われているそうです。
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ちょうど訪問した日は、東城の市街地では、歴史あるまちなみを生かしたイベントが開催されており、いくつかの町家では、その家のお宝の展示とともに、内部を見学することができました。
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経済成長が身をもって実感できた昭和時代を彷彿とさせる果物屋の風景もありました。こうした昭和の風景さえももう懐かしの空間になるのかと感じました。
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表通りには、商売繁盛を願い、「備後登場の七胡」として近代に入って商人たちが建てた小さな堂宇が点在しています。
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石造りの重厚な3階建ての建物もあります。
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通りに面した部分のみ擬洋風に仕様された商店。
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まちなみの真ん中には観光案内所と土産物販売を兼ねた「えびす」という施設があります。
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通りから屋根の部分を見ると昔ながらの町家であることがわかる建物もあります。
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中国山地の山間部では、たたら製鉄による鉄の生産が古くから行われており、東城にはそうした製品や米と、反対に沿岸部からの海産物や食べ物を運ぶ物資の集散地として、多くの人が行き交ったようです。
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国道314号の東城交差点から南側に歩いて行きます。この界隈には、特に昔ながらのまちなみが残っています。
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東城のまちなみはそれほど有名ではありませんが、正直これほどまでに昔ながらのまちなみ風景が残っていたことに驚きました。その期待がなかった分だけわくわくしながら散策をすることができました。
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路地に入ってみると、二階部分には建物と建物をつなぐ廊下があります。何かの製造工場に使われていた建物なのでしょうか…今は音もなく、静かでした。
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さきの北村醸造所とは違う造り酒屋。こうした店舗が複数あるのが昔ながらの歴史あるまちであることの証明でもあります。
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中国地方に多い、朱色の石州瓦が施された古い町屋もあります。
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本町筋から垂直に交わる路地は狭いですが、入ってみると味わいのあるまちなみ風景を見ることができ、それぞれ「○○横丁」と名前が付けられています。
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木造3階建ての建物は、おそらく旅館だったのでしょうが、現在はタクシー会社の営業所として利用されていました。東城のまちなみは見応え十分でした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- morino296さん 2013/12/23 17:21:25
- 色づき始めた紅葉が綺麗ですね
- ころっつさん
こんにちは。
帝釈峡、車で3時間ですか、頑張ってお出掛けでしたね。
色づき始めた紅葉が、しっとりと綺麗に撮れましたね。
川の流れも、スローシャッターで撮られてとても綺麗ですね。
東城市街地も、歴史を感じさせる街並みが良いですね。
三楽荘は、有形文化財に指定されているだけあった、素晴らしいですね。
美味しいお酒も手に入れられて、遠くまで行かれた甲斐がありましたね。
今年も残すところわずか、良いお正月をお迎えください。
morino296
- ころっつさん からの返信 2013/12/31 18:01:26
- RE: 色づき始めた紅葉が綺麗ですね
- morino296さん。こんばんは。
あった言う間に1年が終わり、大みそかになってしまいましたね。
帝釈峡は紅葉が素晴らしい…と聞いていたので、出かけてしまいましたが、今年の紅葉はどこもイマイチだったような気がします。
> 川の流れも、スローシャッターで撮られてとても綺麗ですね。
普段、三脚を持っていかないのですが、ここは上手く橋の欄干があったので、そこで固定して撮ってみました。
東城は思った以上のまちなみが残っていたので、意外性と満足感が高かったですね。それほど有名ではなくても味のあるこうしたまちなみを来年も訪ねていければ…と思っています。
今年ももう少しだけ。良い年をお迎えくださいね♪
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