真鍋島・猫と過ごす休日

2013/11/02 - 2013/11/02

大阪から広島まで出かける途中、ちょっと寄り道して、広島県に入る手前の笠岡ＩＣで高速を降り、港から船に乗って、真鍋島という小さな島に渡ってきました。のどかな島で少しのんびりした時間を過ごしたい、というのが主な目的ですが、瀬戸内海に無数に浮かぶ島の中からこの真鍋島を選んだのは、沢山の「猫」に会えるという情報を得たからでした。

エリア 笠岡・浅口(岡山)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 船 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

真鍋島行きの船が出航する、笠岡港です。小さな港ですが、ごちゃごちゃとした感じではなく、静かで整然とした雰囲気です。観光客用の駐車場も完備されています。

真鍋島 自然・景勝地

こちらが旅客船の乗り場です。真鍋島以外にも、色々な島に渡ることができます。

真鍋島 自然・景勝地

約４５分の船旅で、真鍋島に到着です。左に写っているのが乗ってきた船です。

真鍋島 自然・景勝地

桟橋を渡って島に入ると早速、何匹かの猫が集まっているのが見えますが、みんな眠そうな様子でじっとしています。

町並みの様子です。細い路地の両側に、建物が隙間なく並んでいます。

海沿いの道を歩き、丘の上にある「真鍋島ふれあいパーク」という公園を目指します。道の途中に鳥居があり、神社の参道になっているようです。

真鍋島 自然・景勝地

海を眺めながら、緩やかな坂道を上って行きます。

丘の頂上付近には、天神さまの御社がありますが、原っぱの真ん中に建てられていて、あまり「神社」という雰囲気はありません。

さらに少し歩いて、「ふれあいパーク」に到着しました。

小さな島の中の公園なので、当然そんなに大規模なものではなく、小さな庭園という感じですが、沢山の花々に彩られています。

公園自体は素朴ですが、その向こうに見渡せる海が最高の借景となっていて、爽快な気分を味わうことができます。

海をもっと間近に眺められる展望所もありますが、展望所への通路の入口は、先程の御社の裏側にあり、危うく見落とすところでした。

再び町に下りてきました。町の中でも猫たちが自由気ままに暮らしています。自由すぎて、突然ケンカが始まったりしますが・・・。

この島の猫はやや警戒心が強いようで、触ろうとすると逃げてしまうことが多いですが、この猫は好きなだけ撫でさせてくれました。

海沿いの道をのんびり散歩してみます。工事をしているような場所もありますが、基本的にはのどかな雰囲気です。

こちらは中学校の校舎ですが、映画のロケ地として使われたこともあり、島で一番有名な建物かもしれません。

古い木造の建物ですが、今でも現役で使われているようです。壁に的が書かれているあたりに、生活感が感じられます。

情趣漂う町並みに、花々が彩りを添えています。

町の中を一通り歩き終えましたが、後は「猫を手懐ける」という最大の仕事（？）が残っています。猫が集まっていたテーブルの所でさりげなく座って、じっと待っていると、最初は警戒していた猫たちも、次第に１匹、２匹と近寄ってきて、少しぐらい触っても逃げないようになってきました。

もう少しで完全に警戒心が解けそう、というところでしたが、帰りの船の時間が近付いてきました。次の船は２時間後、この島で猫の相手の他にすることも思いつかず、さすがに２時間は間がもたない気がしたので、名残惜しい気持ちはありますが、船に乗ることにしました。のんびりする気満々で島に渡ったわりには短時間の滞在になってしまいましたが、旅の風情はしっかり味わえて、猫ともそれなりに触れ合うことができ、十分に有意義な滞在だったと思います。