台風に翻弄された信州旅行 ① 安曇野編

2013/10/24 - 2013/10/24

　ご近所仲間と毎月積み立てして、秋に1泊旅行を楽しんでいます。
今年は半年前から有名な「星野リゾート　松本」を９名で予約していました。

所が、９月に台風が京都・嵐山を襲い、10月には伊豆大島、そして我々の旅行日にはまさに大型台風27号が迫っていました。
出発４日前に我が家に９人集まり緊急会議です。
既に、JRもホテルもキャンセル代が要り、選択を1日伸ばすとホテル代は100％払うギリギリで苦渋の決断を迫られていました。

３時間の話し合いの結果、旅行は中止に決定。
JRは４日前で1,700円のキャンセル代が要ります。
星野リゾート、観光タクシー会社、ランチ予約のレストランには電話連絡して台風云々をくどくど伝えて、何とか無料にして頂きました。星野リゾートは規定では10％のキャンセル代が発生する筈でした。

松本市観光案内所やお土産の竹風堂さんからもたくさん資料を送ってもらい、電話で問い合わせもして本当に楽しみにしていたのに、
10月に台風が来るなんて思いもしなかった・・・・・
実は半泣き状態でした。

翌日、朝6時50分のNHKの天気予報を見てビックリ！
台風が１日遅れています。
7時に全員に電話連絡して、私は星野リゾートを検索したら　時既に遅し、ホテルは全館満室でした。
ここで、諦めたら負けです。穂高のホテルを探しました。
4トラ旅行記を読んでいたお蔭で、２軒のホテルの名前が浮かびました。
「にし屋別荘」と「お宿　なごみ野」です。
「にし屋」はあいにく木曜日は休業、「なごみ野」は木曜日のみ空いていました。
皆は直ぐに我が家に走って来ましたが、９人中６人は　台風が1日遅れても25日は暴風圏に入る危険があるので、やはり行けない・・・

結果、３人だけが行くことに。　「お宿　なごみ野」を1室だけ予約して、私はあたふたと出勤しました。
早朝から、大忙しだったけれど4トラやネットのお蔭で直ぐに色々調べられて助かりました。

３人で、乗換もスムーズに行きそうなので列車も１つ早く乗ります。
JRの　みどりの窓口で１回だけは無料で変更が認められています。乗車券の日にちの変更も大丈夫です。
松本と安曇野を回る日を前後交替させることが出来ました。

１日目は　自宅を６時半に出発して、新幹線、特急しなのを乗り継ぎ松本に11時過ぎに到着、大糸線で信濃松川へ。
電車の中からタクシー会社（北安タクシー）に電話して、駅まで送迎を頼みました。
この日は、池田町　大峰高原の７色いろはもみじの木、ちひろ美術館
、穂高駅から大王わさび農場に行きます。

エリア 穂高・安曇野(長野)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: タクシー 新幹線 JR特急 JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

信濃松川駅は可愛い駅でした。

11:50着でしたが、駅の掲示板に「駅員さんは12:00〜休憩」と書いてありました。
のんびりした大糸線です。
駅にはタクシーが待っていてくれました。

タクシーは約１時間貸切で6,000円です。

今年はこの辺りに、山繭の蛾が大発生して　幼虫がもみじの葉を食べてしまったそうです。

例年の3分の1しか葉っぱがなくて、透け透け状態で残念でした。
それでも、高原の中で1本の大木は見事でした。
池田町が町を挙げて環境整備して、この木を守っています。

山の中に小さな村が点在しています。

昔は養蚕が盛んだったそうです。

心が洗われるような風景でした。

タクシーの中からレストラン「メゾンド　そらまめ」さんに電話しました。

一旦キャンセルしたのに、「今、松川駅に着きました・・・」
シェフはビックリされていました。

３人分のランチをおまかせメニューで作って頂きました。

そらまめ　　http://www.soramamedegohan.com/

最初はグリーンサラダの１皿です。

２皿目　スープは濃厚なミネストローネでした。


ドイツから取り寄せた粉で焼いたバゲットパンがふわふわで
風味が良くてお代わりをしました。

私自身ドイツへは数回行ってますが、そらまめのパンは現地のパンより絶品でした。

メインは　チキン料理です。

地元信州野菜たっぷりで　色鮮やかです。
クリームが美味しくてパンに付けて頂きました。

デザートは松川村のりんごで作った　林檎タルトです。

どれも心のこもった料理でした。　デザートも入れて1,500円でした。

ここは松川村です。町役場の前に位置するレストランですが、
車が全く走っていません。メイン通りの筈なのに。

安曇野でも穂高辺りは観光客も多いですが、ここは
北部で人口も少なそうです。

シェフは若くてきびきびしていて　料理も美味しい、
近ければ毎日でも通いたいレストランでした。

「そらまめ」から　タクシーで10分、約1,000円で「ちひろ美術館」に着きました。

はるかかなたに美術館が見えます。

広大な敷地です。

館内は撮影禁止です。


別館に行く途中の風景です。

お天気が良いとテラス席でお茶を飲めます。

敷地内には川も流れています。

表紙の写真です。

絵葉書を数枚購入しました。

ちひろ美術館には1,5時間滞在しました。
ゆっくり、お茶を飲んだら２時間は要します。

駅に行く途中、りんご畑に寄ってもらいました。

10月のりんごの品種は「しなの」だそうです。

信濃松川駅

駅舎の横に清潔なトイレがあります。

電車が来ました。これから穂高駅に向かいます。

当初、安曇野観光ではジャンボタクシーを星野リゾート迎えで手配していました。

我々は９人だったので、運転手を入れて１０人乗車出来るタイプを何軒かのタクシー会社に問い合わせました。

ちひろ美術館滞在が２時間で長いので、一旦解除して２枚の見積もりを頼みましたが、どのタクシー会社も待ち時間はサービスしますと回答してきました。

京都のタクシーが２時間待ちの時間を無料サービスしますか？
答えは「ノー」です。信州のタクシー会社さんは優しいです。

今回は３人旅で小型タクシーに乗れたので、最初の大峰高原を除いて　特に予約はしませんでした。

穂高駅からタクシーで10分、1,200円　わさび農場に着きました。

昔、夏に食べたソフトクリームと味が異なりました。

今回は　わさびの香りがとても強くて美味しかったのです。

夏はソフトクリームを大量生産、10月末の今は少量だからでしょうか？
それとも秋はわさび自体が香りが強いのでしょうか？

夕方４時半頃なので、ほとんど人がいません。

今日一日、雨が降らないで良かったです。

台風は沖縄辺りでしょうか？

わさび畑の清流は冷たくて気持ちがいい！

最初のプランでは２日目に大王わさび農場を訪れる予定でした。

しかし、初日なので要冷蔵のわさびは購入出来ず、明日松本駅で買うことにしました。

さあ、もう夕方5時　わさび農場から　「お宿　なごみ野」に向かいます。

「メゾンド　そらまめ」のシェフも料理を食べたことがあって、お薦めの旅館だと太鼓判を押してくれました。
タクシーの運転手さんも、「きっとマツタケが出るよ、良い旅館だよ」　期待が高まります。

次は「ホテルスティ編」に続きます。