沿岸急行船（フッティルーテン）で秋のオーロラ旅６日目～ノルウェー、デンマーク

2013/09/19 - 2013/09/19

今日はいよいよ北極圏を離れます。船からはセブンシスターズの山並みを眺めます。午後は停泊地での散策などを楽しみました。夜はロルヴィークの港に停泊中のクラシック船、ロフォーテン号を見学です。

旅程は
1日目コペンハーゲン→オスロ（オスロ泊）
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10821372/
2日目オスロ→キルケネス（キルケネス泊）北極圏です
http://4travel.jp/traveler/silverspoons/album/10821742/
3日目キルケネス（北回りの沿岸急行船に乗船）→
ヴァルドーVardo（船中泊）
http://4travel.jp/traveler/silverspoons/album/10821769/
4日目ノールカップ岬→ハンメルフェストHammerfest→
シェルヴォイSkjervoy→トロムソTromso（船中泊）
http://4travel.jp/traveler/silverspoons/album/10822075/
5日目ハシュタHarstad→ソートランSortland→
ストークマルクネスStokmarknes→スヴォルヴァールSvolver→
スタムスンStamsund（船中泊）
http://4travel.jp/traveler/silverspoons/album/10822447
6日目（本日はココ）北極圏から離れる→サンネスショーエンsandnessjoen→ブロンオイスンBronnoysund→ロルヴィークRorvik（船中泊）
7日目トロンハイムTrondheim→クリスチャンスンKristiansund
→モルデMolde（船中泊）
8日目ベルゲンで下船（ベルゲン泊）
9日目ベルゲン→コペンハーゲン（コペンハーゲン泊）
10日目コペンハーゲン（コペンハーゲン泊）
11日目ベルビュービーチへ。午後便で帰国

エリア ボードー(ノルウェー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 船 徒歩
• 航空会社: スカンジナビア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

本日はフッテンルーテンでの４日目。

朝ごはんを食べてノンビリ外を見ていると、船内放送で「これから北極圏を離れます。デッキに出ると良いことありますよ。それは…いや、ナイショ」

へぇ、何だろう、とデッキに出ると、海の中にノールカップ岬と同じ記念碑がありました。（写真では岬の突端にすごく小さく写ってます）

ここから北極圏という印か、実際にはここが一番北なのでしょうか。良いことってこれかな？と振り向くと、

後ろには長蛇の列が。とりあえずいつもの癖で並んでみました。配られていたのはクランベリージュースと魚の油！大匙スプーンで頂きます。

オメガ３がいっぱい含まれてるから、身体にいいのよ、とスタッフが説明していましたが、油は油です。なんとかジュースで流し込みました。

試食用のスプーンはそのまま記念にいただきました。
旅のテーマ、the Autumn goldが刻印されていました。これもやっぱりお魚のかたち…。

船はサンネスショーエンの港に到着です。

元々、街の中心部にある港に停泊する予定で、散歩を楽しんでください、とプログラムにはありましたが、風の関係で予定を変更し、外港に停泊することになりました。荷物を積み込んだらすぐ出発ということで、下船の許可はおりませんでした。

乗船客にはすでに連絡が行っていたのか、こちらの外港で待っていました。みなさん車で来ているので問題なさそうでしたが、個人旅行でこんなことが起きて、英語が通じない国だったら結構慌てるかも…。

風が強いので、接岸に時間がかかります。こんなに大きな船なのに、人力に頼っているのが不思議。

ヘルメットにイヤーマフがついているのですが、なんだかカエルっぽくてかわいい。

船は強い風に向かって出発です。

このあたりの景色も絶景です。大きな山のふもとに、ぽつん、ぽつんと家が建っています。

左舷に連山セブンシスターズが姿を見せはじめました。最初、どう数えても６つしかない…と思ってましたが、折り重なっていたようで、しばらく進むと全部見えました。

こんな砂州みたいな小さな陸地にも家が建っています。

港にはノルウェーの国旗と同じ、赤、紺、白で塗装した船が停泊していました。

ブロンオイスンの港に到着です。港湾事務所かなんかのオフィスビルですが、そんな武骨な用途に似合わないステキな色遣いです。

小さな町らしく、地図が港に掲示されています。

街並みはとてもカラフル。

船から降りて散歩します。メイン通りには寄せ植えがしてあってとても綺麗。

つい撮りたくなる可愛い家。

民家の入口には「歓迎」とかかれた鉢植えが。

商店街のはずれに停めてあった車。使っているのか、宣伝用なんでしょうか。

日本では地味なイメージのCO-OPのスーパーがこんなにオシャレに。中を覗くと、売ってる商品は他のスーパーとほとんど変わらず、モール内のお店も他と似たり寄ったり。

クルーズハーバーもあります。

ぐるっと一周して船に戻ってきました。荷物の積み込み中です。

見れば、中味はカニ！

すごい量のカニです！　夕飯用かなと期待していましたが、残念ながら、その後カニは出ず。

カニのせいではないんでしょうが、積み込みに時間がかかったとかで、予定の出航時間になっても、一向に船が出発しません。

１時間近く経って、ようやく出発。

風が強く、スピードがなかなか上がりません。ついに、今日の景色の目玉だった、Torghatten山の方へは立ち寄らないとアナウンスがありました。

帽子に穴があいたような、不思議な形の山だそうです。デッキに陣取っていた私がちょっとがっかりしていると、アメリカ人のおじさんがデジカメを手に現れ、「どうだ、この写真を見てごらん」と言います。

この辺によくある、にわとりのとさかのような山が写っていました。

「で、これは何ですか？」
「よーく見てごらん、トロルハッテン山だよ！　この山肌に穴が空いてるのが見えてくるだろ」

って、そんな訳ないでしょう…。隣で奥さんが「そんなに悔しいの？？ははは」と嘲笑っていました。

そうこうしているうちに、曇り空がだんだん明るくなってきました。フォトジェニックな風景にさらに絶好のタイミングで、撮ってくださいと言わんばかりに船が入ってきます。

遠ざかる港の背景に夕焼けが見えました。あの道路、走ったら怖そうです。

まだ旅はあと２日もあるのに、夕食は「さよならディナー」になっていました。往復で乗船したお客さんは、ベルゲンまで戻らず、明日のトロンハイムから出発する人も多いからだそうです。

船らしく、コンパスをかたどった模様のナプキンが置かれ、主だったクルーが整列して、お客さんと乾杯をしながらテーブルを回ります。

空は一瞬晴れて、航跡に夕暮れが写り込みます。

だんだん暗くなってきました。

そしてまたもや「ムンク空」に。

夜になって、ロルヴィーク港に到着です。ここにはすでに、同じフッティルーテンの「ロフォーテン号」が停泊していました。

この港に停泊中、お互いの船を見学できるということで、早速行ってみました。

ロフォーテン号は建造年代が古く、内装もとてもクラシックです。木がふんだんに使われ、いかにも昔の船らしいつくりです。

良く見ると壁がシロクマ。

それだけに、あまりユニバーサルデザインではなく、階段も急だったり、鋭利な場所も多いので、お年寄りにはあまり向いてないかもしれません。

ここにもちゃんと、国王夫妻の肖像写真が飾られています。

インフォメーションデスクはホテルのフロントみたい。

ロビーもいい雰囲気です。

見学を終え、町に出てみました。

もう夜９時を回っていましたが、ありがたいことに町のスーパーはまだ営業中だったので入ってみました。

バイキング船をかたどった物凄いデコレーション。

良く見ると、オスロでネオンをみた、あの「フレイヤチョコレート」の展示でした。そういえば展示に感心しただけで肝心のチョコレートは全然買いませんでした。お土産に買えばよかったかも。

この後は７日目に続きます（ただいま、鋭意制作中）

この旅行記へのコメント （2）

• 旅うさぎさん 2013/11/03 13:45:43

  ムンクの空

  昨日、世界不思議発見で、ノルウェーが出ていて、行きたいなと思い旅行記を拝見させていただきました。
  ムンクの空は、想像ではなくて、実際に見ることができるのですね。
  感激しました。
  景色が素晴らしいですね。
  家もかわいらしいですね。
  
  

  銀の匙さん からの返信 2013/11/04 14:01:26

  RE: ムンクの空

  旅うさぎさん、こんにちは。
  
  コメント、投票、ありがとうございました！
  帰国後、なかなか時間が取れずにいるのですが、ご覧くださる方もいらっしゃるということがわかり、とても嬉しいです。
  
  
  旅うさぎさんも、「ふしぎ発見！」ご覧になったのですね。
  実は、その日放送時間の後に帰宅して、録画の予約もしておらず、しまった…と思ったのですが、野球中継が伸びたおかげで見ることができました。
  
  番組でレポーターの方が乗っていた船がフッテンルーテンです。見ていたら、また行きたくなってしまいました…。
  
  「叫び」を見ると背景が悪夢のようですが、実在の風景がベースになってるんだろうなと改めて思いました。実際には怖いというよりは綺麗な夕景です。
  
  旅うさぎさんはカナダに旅行されたのですね。憧れの旅行先です。
  いつかは行ってみたいと思います。またブログにもお邪魔させていただきますね。