2012/03/15 - 2012/03/15
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scomitcheeseさん
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ヨルダン渓谷を北上し、ウンムカイスに行ってきました。
4つの国の国境があり、政治的にきな臭いところだけれど、
静かで平和に見えます。
冬にふった雨で、草花が一斉に芽吹く春。
国土の8割が砂漠のヨルダンでは、
マイノリティな地中海性気候の場所。
何と言っても緑に癒されます。
ウンムカイスはローマ時代にはガダラと呼ばれる要塞だったそうです。
「ガダラの豚」と言われるように、
聖書の世界では、ウンムカイスの北ガリラヤ湖畔に来ていたキリストがガダラの地に来て、悪霊にとりつかれた人をいやしたとされます。
悪霊は豚の中に入り、豚たちはガリラヤ湖へ入って行ったという話です。何だか昔から豚は悪いものと同列だなあ。
天気が良ければガリラヤ湖もはっきり見えたと思います。
土砂降りの雨の中をドライブしてきて、ウンムカイスに着いたときには奇跡のようにやみましたから、良しとしましょう。
写真はローマ劇場。玄武岩でできているのはヨルダンでも珍しいです。実は火山地帯なのです。アフリカに続く大地溝帯の北の端に当たります。ローマ以後、後世の人たちはこの石を持ち帰り家を建てるのに利用したと聞きました。それでも客席はきれいに残っています。
*遺跡入口でウエルカムフラワーと称して例を掛ける少年がいますが、あとでしっかりお金を取られますからご用心。トイレに行っている間に家族がやられました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通
- 1.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
タクシーはアンマンからヨルダン渓谷に降り、北上します。
アンマンの台所と呼んでもいいくらいの農業地帯です。 -
北の方、雲行きが怪しくなったと思ったら
大粒の雨が降ってきました。
これなら遺跡巡りでも車を降りたくないほどの激しさ。
しかし、到着するとぴたりとやみました。 -
ヤルムーク渓谷をはさんで北東はゴラン高原です。
シリアとイスラエルが領有権を争っているところです。
戦闘は1970年以来やんでいますが、ずっと国連軍が監視しています。
ガリラヤ湖の方向、レバノンは間近です。 -
パレスティナ系の友人や同僚は、ウンムカイスに行くと
向こうに見える故郷を望郷の念で眺めると言います。
イスラエルとは呼びません。 -
紀元前から要塞として築かれたウンムカイスは、ローマによって最盛期を迎えます。
黒い玄武岩でできたローマ劇場はアンマンやジェラシュのそれと比べると小ぶりです。 -
都市国家ことをしのばせる通り。
修復されていますが、この国の他の遺跡と同様、説明書きが何もありません。 -
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自生の白いシクラメン。
-
このあと訪れたジェラシュ遺跡もすごいですが、
ほとんど誰もいない遺跡をそぞろ歩くのは趣がありました。
散歩の間は降らないでくれてありがとう、雨。
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