マレーシア　ボルネオ島　サバ州の旅　４日目

2013/08/30 - 2013/08/30

2013年　8月27日から9月8日まで13日間、友人と二人でマレーシアのボルネオ島に自然＆民族探訪の旅に出かけてきました。
これは、４日目　8月30日(金)です。

今日は、コタキナバルからサンダカンへ移動し、今回の旅のメインであるタートルアイランドへ行って海亀の産卵を見ます。

エリア マレーシア

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 船

8月30日　サバ４日目
サンダカンに向かうため、早起きをしてホテルをチェックアウトし、コタキナバル空港に来ました。チェックインをして、マックで朝食を食べました。
６：５０　搭乗　　　マレーシア航空２０４２便(B737-800型機）
７:００発　サンダカン行きです。キナバル山が見えることを期待して、後方左側窓際席を確保。
予定通り７：００出発。　

海岸沿いの細長い街がコタキナバルの中心部。

山間部までの距離が短いため、飛行機はコタキナバルの上空を３回も旋回しながら高度を上げていく。

雲の上に顔を出したキナバル山。コタキナバルからはずっと雲の中に隠れていて見ることができなかったので、ここでようやく初めて見ることができた。

３回目の旋回。左端の海沿いがコタキナバル市街。住宅地が奥のほうに大きく広がっていてびっくり！

キナバル山
東南アジア最高峰。
標高４０９５．２ｍ。

キナバル山

キナバル山

山間部を過ぎ、平地に出ると雲が少なくなってきた。

間もなく着陸
フラップをおろすと境目からきれいな筋雲が出現！着陸までずっと出ていた。

７：３３　着陸
３０分の空の旅でした。

8:20　ﾂｱｰｵﾌｨｽ
空港で現地ツアーのガイドと合流し、車でサンダカン市街へと向かい、ツアー会社のオフィスで少し休憩。
今回、タートルアイランドの宿泊予約がなかなか取れないと聞き、現地ツアーに申し込むことにした。

オフィスにオランウータンのかっわいい写真がたくさん掲示下ありました。

オランウータン
かわいい！！

９：３０
タートルアイランドを管理しているクリスタル・クエストの船着場に到着。
ここからこのボートに乗って島に向かいます。

９：５０　出発
サンダカン郊外の水上集落が見えます。
とてもたくさんの家があります。

ヤマハのエンジンを二つもつけた小型ボート。速いです。でも、島までおよそ1時間かかります。

１０：５０
タートルアイランドに到着。
海と砂浜がきれい！

食堂前のテラスからは海亀の卵を保護している区画が見えました。
緑色の小さな丸いネットがたくさん並んでいて、その一つひとつに一匹の海亀が産んだ卵が砂に埋められて保護されています。

シャレー
ここの宿泊施設。この棟は6室あります。他に２棟ありました。
海亀の産卵を見学するにはここに泊まらなくてはなりません。
宿泊施設に限りがあるので予約がなかなか取れないということでした。
でも、この日は満室ではありませんでした。

かなりきれいです。お湯も出るしコンセントもいくつもありました。

１２:００
部屋で一休みしてから散策に出かけました。宿泊施設や管理施設以外は自然のままにしているようです。

ミズトカゲを目撃しました。写真が撮れず残念！

砂浜に出てみました。とてもきれいです！

うつくしい！
白い砂浜がずっと続いています！

１２：３０　昼食
ビュッフェスタイルです。たいしたものはありません。まあ島ですからね。

島の案内図
食堂は2番
我らのシャレーは9番(左)
4番はレンジャーたちの施設
3番が孵化場

白いところが砂浜。夜になるとこの砂浜に海亀が上がってきて産卵をする。

緑色の部分は樹林帯。

１４：００
道具をレンタルしてシュノーケリング開始！
水はとても温かくぬるい温泉に入っているようで気持ちがいい！
珊瑚もたくさんあるが下が砂地なので透明度は少々よくない。
すぐに「くまのみ」発見！

大きなヤドカリ
気配を感じてか中に入ってしまった。

珊瑚

近づくと青やオレンジなどの花のようなものがさっと引っ込んでしまう。

見つけたときはもっとたくさん出ていたのだけれど、気配を感じてかだいぶ引っ込めてしまっている。

珊瑚

これも前と同じように青やオレンジの花のようになっていたのだが・・・？！
引っ込めてしまいでてこなかった。残念！

大きなシャコ貝
長いほうが６０ｃｍくらいある。真ん中の穴から水を吸ったりはいたりしている。殻の内側を刺激すると殻を閉じようと動いた。

またまた「くまのみ」発見！　イソギンチャクから出たり入ったり、人の顔をじっと見つめたり、かわいいです。

スズメダイが、「何やってるの？」という感じでじっと止まって見ています。近づくとサッと離れ、また止まってみています。

初め海蛇かとあせりましたが、よく見ると違いました。
長いです！

チョウチョウウオ

スズメダイ

魚が隠れています。

魚が隠れています。

魚が隠れています。周囲の岩と同じ色ですぐには見つけられませんでした。

１８：３０にテラスに集合し、食堂の２階に上がってビデオを見て海亀の産卵とその保護、見学についての注意などを聞き、資料を見学しました。
その後夕食になりました。手前のチキンカレーがおいしかったです。

夕食後は海亀が産卵に来たらレンジャーが呼びに来るので食堂で待機しているようにとことで、皆でまだかまだかと待っていた。

２２：００レンジャーからの連絡を受け、砂浜に！
海亀が産卵してました！
すでにレンジャーが産み落としたほとんどの卵を保護し、最後の２個でした。レンジャーはもう少し産むと思っていたようでしたが、これで終わりだったようです。

皆が観察し終えると、これもレンジャーが保護しました。

産んだ卵の穴を一生懸命後ろ足で埋めています。

レンジャーは甲羅の大きさを測ったり、鑑識票を確認したりしていました。
この亀には、すでに鑑識票がついていて、以前にもこの島に来て産卵したことがあるとのことでした。

レンジャーが保護できなかった卵から今夜赤ちゃん亀が生まれました。

レンジャーが保護した卵。
５２個産んだそうです。

孵化場に移動し、掘ってあった穴の中に一つ一つ丁寧に卵を移しました。

孵化した時、赤ちゃん亀がどこかに行ってしまわないようにネットで覆います。

最後に、日付、個数、親亀の情報、ナンバーなどを書いたプレートをさして、終了です。

次は、海岸に移動し、海亀の赤ちゃんを放流します。
小さくてとてもかわいいです。

ぼけちゃってるけど、海亀の赤ちゃん。

よたよたと一生懸命歩いて海の中に向かいます。波で押し返されてしまうものもいます。水に入ってしばらくすると泳ぎが上手になります。

重い思いをしてはるばるコタキナバルから持ってきたマンゴーをようやくいただきました。
果汁たっぷり、甘みたっぷり、香りもグー！　とてもおいしいマンゴーでした。