2013/10/04 - 2013/10/06
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鹿野健太郎さん
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今暮らしているバンコクから一番近い外国の首都、カンボジアのプノンペンは決して有名な観光地ではない。アンコールワットには行っていたが、今までわざわざこの街まで足を伸ばすこともなかった。今回、週末を利用してプノンペンへ行って気がついたこと。それは人がとても優しい、ご飯もタイ料理よりもマイルドで何でも美味しい、欧米の人たちの基準でアレンジされたお洒落なものもいっぱい、などなど。こんなにも居心地の良い場所がすぐ隣り(しかも直線距離にしてバンコクからわずか300km強、タイ国内のチェンマイよりも近く)にもあったとは!これから気軽に何度も足を運ぶことになりそうだ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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プノンペン着陸前に眼下に広がるのは大氾濫したトンレサップ川
バンコクからプノンペンまでの飛行時間は実質50分。東京から名古屋を少し超えたくらいの距離しか離れていない。 -
今回の宿泊先、王宮横にある「Frangipani Royal Palace Hotel」は絶好の立地。
屋上のプールから見た王宮方面。 -
王宮の隣りには国立博物館(赤い建物)。
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ユネスコの建物とメコン川
川沿いは地元の人で賑わっている。 -
宿泊したお部屋からの街の眺め。近代的な超高層ビルも何個か建っている。数年後には街並みも大きく変わってしまっているだろう。
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お部屋から見たトンレサップ川。この川でも相当に広いのだけど、この向こうから合流してくるメコン川はさらに広大。
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気候はバンコクと同じ。スコールが止んで西日が差す。
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トンレサップ川に虹がかかっていた。
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この週末はカンボジアでは連休だったようだ。街がとても静かだった。プノンペンは100万都市。本来こんな静かではないはず。
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プノンペン到着が夕方だったので、初日は市内のデパートやスーパーでお買い物など。この乗り物、タイと同じで、ここでもトゥクトゥクと呼ばれている。Go Go!
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ホテルの屋上バーから見た王宮の夜景。バンコクのエメラルド寺院のようなライトアップを期待していたのだけど、かなり暗かった・・・。
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プノンペン・アイ(左)
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かつて、外国人特派員たちが集ったというFCCがホテルから徒歩1分。リバーサイドで心地良い風を受けながらまったりと過ごす。
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どのくらい当時の様子をとどめているのかは分からないが、木の調度品はセンスが良くそれなりの歴史を感じさせるものだった。壁には様々なジャーナリストの撮影したカンボジア各地の写真が掛けられている。
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2日目、まずはホテルから徒歩2分の国立博物館へ。
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お目当ては「横たわるビシュヌ像」と「ジャヤバルマン7世坐像」。写真撮影が禁止されていたので、じっくりと眺めてきた。(追加料金で撮影可という情報もあったが、そのような表示は見当たらなかった。)
他にも1000年を超える歴史ある仏像などが沢山展示されていて、この地域の文化の底力を実感した。 -
博物館の中庭は綺麗。
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国立博物館と芸術大学の並ぶ一角には、画廊など芸術関係のショップも集まる。ゴミの収集と道路の清掃さえしっかり行き届いていれば、かなりお洒落な街角なのだが・・・。
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その後、軽くブランチを取り、すぐ近くにある子供たちにクメール舞踊を教える団体を見学しようとしたが、残念ながらこちらも連休の影響でお休みだった。ちょうどそこにいたトゥクトゥクの運転手が丁寧な英語で教えてくれた。仕方がないので、そのトゥクトゥクにお願いして工芸品や骨董品の集まるというロシアンマーケットへ向かうことにする。
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メインストリート、正面に見えるのは独立記念搭。
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フンセン首相のおうちだと運転手さんが教えてくれ、写真でも撮るか?と車を止めてくれる。邸宅なのか、それとも首相官邸という意味なのか?タイのタクシン首相もこの家にステイしたんだとか。
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な、なんだあのトゥクトゥクは!?
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後部座席の横はひったくり防止のためか(?)ネットが張ってあり、ちょうどそこにつる植物がいい感じで巻きついている。
これぞ究極のエコ・カー。アイディアに脱帽です。 -
そしてロシアンマーケットに到着・・・
が、何と無休のはずのマーケットが閉まっている。
仕方がないので、僕と同様にがっかり感を隠し切れないヨーロピアンらととぼとぼマーケットの外側を一周。 -
カンボジアはあの上空から見た洪水のおかげで土壌が豊かなのかな?とても立派な野菜がずらり。農薬の大量投入できれいなのではないだろうけど。
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あまりに立派なショウガ。例えは悪いが僕の足くらいの大きさだった(手より大きかった)。
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ランブータンなのだろうけど、タイで食べるのと比べて毛が短いし、実もライチーくらいの大きさしかない。
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ロシアンマーケットでのお買い物ができなかったので、再びトゥクトゥクに乗って今度は市内中心部のセントラルマーケットへ!
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プノンペンにも高層マンションが・・・。開発はいいけれど、フランス統治時代から残されている大きな街路樹を切り倒さないよう願うばかり。
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セントラルマーケットに到着!ここは閉まっていないだろう・・・。
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巨匠ヴァン・モリヴァン氏によって建てられたカンボジアと西洋の建築様式の融合。上から見るとクメール寺院のような幾何学的な構造にも見える。
そのモリヴァン氏、最近「日経アジア賞(文化部門)」を受賞したのだそうだ。
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/5026e3e152c48433a99c7959c8a0fc3b -
宇宙船のような丸いドームの建物に入ると・・・
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独特の空間美。これを見るだけでも、このマーケットに立ち寄る価値があるかもしれない。
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フンセン首相時計
他にもフンセン首相夫人時計やホーチミン時計なんかもあった。 -
シアヌーク前国王陛下・王妃陛下時計
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セントラルマーケットのすぐ近くには比較的近代的なデパート「ソリヤSC」がある。スーパーの品揃えが充実。上階のDVD、CDショップもすごい。
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一度ホテルに戻り、夕方、涼しくなってきた頃に王宮周辺を散策。
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小さな子供を連れた家族連れや、友達同士のグループなど、沢山の人が穏やかな時間を過ごしていた。人々の表情もみな柔らかい。
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少年僧たちも。
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自分も・・・。
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川沿いの道路は大賑わい。
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川沿いはとても涼しい。おそらくこの川は汚染などもなさそうだ。川の嫌な匂いは全くしない。
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トンレサップ川とメコン川の合流地点。もう「ここは海?」というレベルの広さ。
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リバーサイドの遊歩道。バンコクのチャオプラヤ川よりもずっときれいに整備されている。
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何だかどこかのビーチリゾートの海岸通りを歩いているような錯覚に陥る。
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舗装された広場ではフットサルをする青年があちこちに出現。サイクリング、ジョギングなどエクササイズをしている人もちらほら。
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暗くなってきた。川沿いは欧米人の旅行者も多く垢抜けた街並み。お洒落なカフェ、レストラン、バーが立ち並ぶ。
そう言えば「HAPPY PIZZA」という看板が何件かあったが、どうも違法な葉っぱをハーブとして入れたピザを売ってるらしい。美味しいのだそうだけど、ピザで人生を棒に振るのはやめておいた。 -
そのピザ屋さんを横目に、激しいスコール。
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スコールの間に夕食(カンボジア料理)をいただき、その後川沿いの屋上バーで涼む。
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お酒は飲まないので、バナナとパイナップルのシェークで雰囲気だけ。
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川からの冷たい風がとても気持ちいい。
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夜、ホテルへ戻る途中に見えた王宮の夜景。ライトアップのテクニックが向上したら、もっと綺麗になるだろうな。
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最終日、せっかく早起きしたのに朝からものすごい豪雨。
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お寺「ワット・プノム」へ行ってもびしょ濡れになりそうだったので、再びFCCで空港へ行く時間まで過ごす。
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昼下がりのFCC
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雨が上がった。
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最後に王宮前で1枚。
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この中に国王陛下がお住まいなのだそうだ。すぐ横のホテルから見下ろしてしまうのはちょっと気が引ける。
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王宮のお向いの瀟洒な洋館は、ユネスコのオフィス。
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この建物もそのうちお洒落に生まれ変わるのか?取り壊されませんように。
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そう言えば、ホテルの隣りにはいつも大人気の食堂があった。いつも外で美味しいカンボジア料理をお腹いっぱい食べていたので、トライする機会を逃した。
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今回お世話になったFrangipani Royal Palace Hotel。設備もサービスもアットホームで快適だった。
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ホテルのロビー・カフェ
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カンボジア料理は(唐辛子入れすぎのタイ料理と違って)マイルドで上品な味。もちろんタイ料理も美味しいのだけど、毎日あの作り手本位の押し付けがましい辛さや骨や殻がついたままの調理に我慢をしていると、カンボジアの味に完全に癒されてしまうのだ。
「カリカリ麺のサラダ」(甘酸っぱい系) -
「バナナの花のスープ」
レモングラス、こぶみかんの葉、生姜の一種など、唐辛子を入れないトムヤムクンのような爽やかな酸味のあるスープ。唐辛子がこの地域では近代以降使われるようになった新しい香辛料だとしたら、実はこのスープがトムヤムクンなどの原形なのか?とも思った。 -
クメールの伝統料理、「アモック」
タイの「ホーモック」の親戚だろうが、こちらの方がマイルド。 -
こちらはFCCのフィッシュ・アモック。魚の身がこんなにも贅沢に。淡水魚独特の臭みも全くなし。しかも魚の骨や噛み切れないハーブ類も、きちんと取り除いてある。このように「そのまま全部いただける」お料理は、西洋料理の食べやすさを素直を受け入れた結果なのだろうか?そうゆう小さな気配りが嬉しいと実感する事が多かった。
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最後にチーズケーキ。
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空港へ向かう途中。
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どんどん近代化が進んでいる。この写真だけを見たら、一体どこの街に見えるだろうか?ただ、中国の地方都市と同様、周囲との調和を考えない奇抜な高層ビルが立ち並ぶことだけを「開発・成長」と勘違いしてしまわないよう願うばかり。
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メッカ巡礼に向かうイスラム教徒の見送りで空港はものすごいことになっていた。そう、カンボジアには意外に多くのムスリムが暮らしている。
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空港タクシーの料金は一律。プノンペンはタクシーもトゥクトゥクも、運転手さんがみんな優しくてニコニコしている人たちだった。こんなに居心地の良い街、なかなか無いと思う。
そして、あの美味しいカンボジア料理を食べるためにも、またすぐに航空券を予約しなくては!
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この旅行記へのコメント (2)
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- haraboさん 2013/10/09 09:47:59
- あの洋館が残っていてほっ♪
- 健太郎さま
ご無沙汰しています。
プノンペンはバンコクから50分!
週末旅行にピッタリですね。
2年前に行ったときのことを思い出していました。
あの洋館はボクも気になっていました。
まだ壊されずに残っていてよかったです。
↓その時の写真。
http://4travel.jp/traveler/harabo/album/10556168/
http://4travel.jp/traveler/harabo/pict/21746922/src.html
国立博物館の「横たわるヴィシュヌ神」は素敵でしたね。
ボクがいったときは1ドル払うと
撮影可能でしたが・・・
変わったのかな?
それでは〜
harabo
- 鹿野健太郎さん からの返信 2013/10/09 12:56:12
- RE: あの洋館が残っていてほっ♪
- はらぼー兄さん
こんにちは。実は今回のプノンペン行きの前に、はらぼー兄さんの旅行記をちらっと見ていたかも(見覚えがありました)。
博物館は追加料金で写真も撮れる・・・と僕も事前に聞いていたのですが、行ってみると入場料は5ドルまで上がっていて、カメラはダメ!という表示以外に追加料金に関する案内を目にしなかったので、諦めたまででした。
それにしても、今は雨季真っ只中。はらぼー兄さんの3月のお写真を拝見すると、空の色といい明るさが気持ち良いですね。次回は乾季にさわやかな天気の中、プノンペンをもっとすみずみまで散策しようと思います。そのために、現地のお友達いっぱい作ってきましたよ。ソフィテルの従業員の方も。
健太郎
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