宮城・塩釜～浦戸諸島の旅

2013/05/04 - 2013/05/04

2013年のゴールデンウイークに宮城県塩釜市に行きました。塩釜を訪れるのは約15年ぶり。個人的にお世話になった方がいらしゃる塩竈市営汽船に乗って浦戸諸島に行くのが目的です。
東日本大震災があって、なんとか早くもう一度訪れたいと思っていましたが、下の子が3歳になる今年まで待って再び訪れました。塩釜市の被害状況を直接みる度に胸が痛くなりましたが、「よく来たな～」と15年前と変わらずあたたかく迎えて下さる東北の方々の温かさに触れる旅でした。

エリア 多賀城・塩釜・利府(宮城)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

塩釜についてまず向かったのが市内のすし店の中でも有名な「すし哲」。開店時間の11時ちょうどにつきましたが、既にお店は満席。入れたのはそれから40分後ぐらいでした。
塩竈市営汽船の出港時間が13時だったので焦りましたがなんとか間に合いました。

いよいよ席につきお寿司がきました。本当に美味しかった。特に貝がおいしかったです。
お店の外で待っている時は小さい子ども連れで大丈夫かなと思いましたが、店内に入ると子ども連れの家族もいらっしゃってひと安心しました。

昼食後マリーンゲート塩釜に向かっていよいよ塩竈市営汽船に乗船。塩釜からは松島の景色を見る遊覧船もありますが、この船はそちらではありません。
市営汽船は浦戸諸島の島々と塩釜市街を結ぶ船です。浦戸諸島に住む人達の足になっていますが、観光でいらした方でも、ゆっくり松島の景色を見たかったり、松島に浮かぶ島々をゆっくり散策したい方にはこちらが断然お勧めです。私も、15年前こちらに乗りました。

塩竈市営汽船 乗り物

市営汽船に乗り、マリーンゲート塩釜から一番近い桂島まで船の旅です。桂島までは約25分。
船では15年前にお世話になった方と再会。震災の時には市営汽船の着く港も津波の被害で壊れ大変だったとお聞きしてましたが、今は船も運行され、お元気そうで、直接お会いできてよかったなとつくづく思いました。

桂島 自然・景勝地

いよいよ桂島です。桂島は「何もないでしょう」と地元の方はおっしゃいますが、ゆっくり島を散策すると、さまざまな素晴しい景色に出会えます。

桂島 自然・景勝地

桂島唯一のコンビニと思われるお店。乾電池が欲しかったのですが、残念ながら売っていませんでした。食べ物中心の品揃えです。
忘れませんが、また来ようと思いました。

桂島は浦戸諸島では最も人口の多い島ですが、塩釜市街とは違い、のんびりとした時間が流れています。
桂島にはいい散策コースがいくつかありますが、散策コースの途中にはこんな神社も。
私達が桂島でおりた市営汽船はその後、桂島から野々島、寒風沢島、朴島に行って、折り返し桂島に戻ってくるのが約1時間後。この1時間で桂島を巡ってみます。

桂島 自然・景勝地

島の中で展望台となっている高い位置からの景色です。まだ復興途中で津波の後が残っていました。

散策コースにあるつばきの木のトンネル。７歳の上の子は「トトロみたい〜」と映画「となりのトトロ」でトトロが眠っている場所につながっている木のトンネルを思い出したようです。

きれいなお花も咲いていました。

松島の島々を間近で見ることができます。

このような景色が広がっています。

本当に景色が素晴しかったです。

桂島には海水浴場もあります。2013年の今年、宮城県内2番目の海水浴場として再びオープンされたそうです。
今度は夏に訪れたいなと思いました。

桂島 自然・景勝地

桂島の港近くの駐車場はまだまだ震災の後が残ったままでした。
胸が痛くなりましたが、「今度は、復興した浦戸見に来て下さいね」と言っていただき、また胸が熱くなりました。

桂島 自然・景勝地

再び戻ってきた市営汽船の乗ってマリンゲート塩釜に戻ります。ちなみに、マリーンゲート塩釜からの最終便は戻ってくる便がないので注意してください。私は15年前知らずに乗ってしまい、大変なことになってしまいましたが、あたたかい地元の方々に助けていただきました。

船から見た桂島の港です。桂島の港もまだ完全に復旧されていなんだということが改めて分かる光景です。

船にはたくさん鳥達もやってきて、楽しませてくれます。

マリーンゲートに戻りまたこの看板に胸を痛めました。