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 陶器とタイルの街キュタフヤの南西60キロ、バスで1時間ほどの村に、アイザノイ遺跡がある。日本の主な旅行ガイドには紹介されていないが、ゼウス神殿(写真)をはじめとする立派なローマ時代の遺跡だ。キュタフヤから半日で往復でき、観光客はほとんどいないのでゆっくり過ごせるため、ぜひ訪れたい見所だ。

キュタフヤからアイザノイ遺跡へ

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2011/08/12 - 2011/08/12

4位(同エリア7件中)

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kazim

kazimさん

 陶器とタイルの街キュタフヤの南西60キロ、バスで1時間ほどの村に、アイザノイ遺跡がある。日本の主な旅行ガイドには紹介されていないが、ゼウス神殿(写真)をはじめとする立派なローマ時代の遺跡だ。キュタフヤから半日で往復でき、観光客はほとんどいないのでゆっくり過ごせるため、ぜひ訪れたい見所だ。

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス
航空会社
ターキッシュ エアラインズ
旅行の手配内容
個別手配
  •  キュタフヤからのバスで「チャウダルヒサールまで」と言えば、村の中心の四つ角で降ろされるだろう。中心といっても、人口4000ほどの村だから、数軒の商店があるだけだ。その四つ角の、キュタフヤの方角から見れば右手に入る道の脇に「アイザノイ(Aizanoi)」を示す標識があるので、ここを折れ、舗装はされているが車の通りもまれな道を10分ほど歩く。すると、左手に巨大なゼウス神殿が忽然と現れる。

    イチオシ

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     キュタフヤからのバスで「チャウダルヒサールまで」と言えば、村の中心の四つ角で降ろされるだろう。中心といっても、人口4000ほどの村だから、数軒の商店があるだけだ。その四つ角の、キュタフヤの方角から見れば右手に入る道の脇に「アイザノイ(Aizanoi)」を示す標識があるので、ここを折れ、舗装はされているが車の通りもまれな道を10分ほど歩く。すると、左手に巨大なゼウス神殿が忽然と現れる。

  •  何でもない田舎道で、土産物屋や食べ物屋もほとんどなく、観光客の喧噪も皆無なので、この突然の出現には驚かされる。そもそもここを観光資源とする思いは全くないようで、私はこれまで2回訪れているが、1度は管理人さえおらず、フリーパスで神殿の敷地に入れた。

     何でもない田舎道で、土産物屋や食べ物屋もほとんどなく、観光客の喧噪も皆無なので、この突然の出現には驚かされる。そもそもここを観光資源とする思いは全くないようで、私はこれまで2回訪れているが、1度は管理人さえおらず、フリーパスで神殿の敷地に入れた。

  •  この遺跡はローマのハドリアヌス帝の時代のもので、つまり紀元前1~2世紀の建造、神殿の壁は当時のままらしい。ゼウスを崇拝するとともに、アナトリア土着の女神であるキュベレも祀られていたそうだ。

     この遺跡はローマのハドリアヌス帝の時代のもので、つまり紀元前1~2世紀の建造、神殿の壁は当時のままらしい。ゼウスを崇拝するとともに、アナトリア土着の女神であるキュベレも祀られていたそうだ。

  •  それにしても観光客はほとんどいない。イスタンブールの喧噪やエフェス遺跡の雑踏を思えば、うそのように静かだ。キュタフヤを訪れる人がそもそも少なく、そのうえ周囲に大きな街もないからだろう。それだけにゆっくり自由に見学できるのはありがたい。

     それにしても観光客はほとんどいない。イスタンブールの喧噪やエフェス遺跡の雑踏を思えば、うそのように静かだ。キュタフヤを訪れる人がそもそも少なく、そのうえ周囲に大きな街もないからだろう。それだけにゆっくり自由に見学できるのはありがたい。

  •  1度目の訪問の時には、敷地内で発掘作業が行われていた。いつの時代のものか、人体の骨格が掘り出されており、こういう場所に埋葬されたということは、かなり高位の人物なのだろうと想像する。

     1度目の訪問の時には、敷地内で発掘作業が行われていた。いつの時代のものか、人体の骨格が掘り出されており、こういう場所に埋葬されたということは、かなり高位の人物なのだろうと想像する。

  •  神殿の下部は写真のような半地下の広間になっており、ここは2度目の時に初めて入れた。宗教儀式が行われた場所なのだろうか、そうした説明の標示は全くないので勝手に想像するしかない。

     神殿の下部は写真のような半地下の広間になっており、ここは2度目の時に初めて入れた。宗教儀式が行われた場所なのだろうか、そうした説明の標示は全くないので勝手に想像するしかない。

  •  敷地の一角には、ここで発見された彫刻物が展示されている。といっても、写真のように雨ざらしで、礼拝の対象になったであろう人物像でさえ、ただ置かれているだけだ。もちろん何の解説もないが、触ったり写真を撮ったりするのも自由だ。

    イチオシ

     敷地の一角には、ここで発見された彫刻物が展示されている。といっても、写真のように雨ざらしで、礼拝の対象になったであろう人物像でさえ、ただ置かれているだけだ。もちろん何の解説もないが、触ったり写真を撮ったりするのも自由だ。

  •  ゼウス神殿から北西方向を望むと、さらに広大な遺跡が広がっているのが見える。劇場とスタジアムの跡だ。これらの規模から、往時のアイザノイはかなりの人口を擁していたことがうかがえる。スタジアム跡を目指し、舗装されていない田舎の道を進む。

     ゼウス神殿から北西方向を望むと、さらに広大な遺跡が広がっているのが見える。劇場とスタジアムの跡だ。これらの規模から、往時のアイザノイはかなりの人口を擁していたことがうかがえる。スタジアム跡を目指し、舗装されていない田舎の道を進む。

  •  野外劇場とスタジアムの遺跡は、1度目の訪問の時は荒れるに任されていたが、2度目の時には重機も入って修復作業が試みられていた。それでも大きな岩がごろごろと転がっており、完全な復元は並大抵のことではないだろう。

     野外劇場とスタジアムの遺跡は、1度目の訪問の時は荒れるに任されていたが、2度目の時には重機も入って修復作業が試みられていた。それでも大きな岩がごろごろと転がっており、完全な復元は並大抵のことではないだろう。

  •  劇場の規模の大きさからも往時ににぎわいが想定できる。少し頑張って劇場の最上段まで登り、ゼウス神殿も見晴るかしながら、この土地が繁栄した頃を思い浮かべてみる。まわりに広がる原野の風景も雄大だ。

     劇場の規模の大きさからも往時ににぎわいが想定できる。少し頑張って劇場の最上段まで登り、ゼウス神殿も見晴るかしながら、この土地が繁栄した頃を思い浮かべてみる。まわりに広がる原野の風景も雄大だ。

  •  ゼウス神殿に戻り、四つ角からの道を神殿の手前で左に折れ、写真のような田舎道を5分も歩くと、人家の間の公園のような広場に出る。

     ゼウス神殿に戻り、四つ角からの道を神殿の手前で左に折れ、写真のような田舎道を5分も歩くと、人家の間の公園のような広場に出る。

  •  ここも遺跡の一つで市場の跡らしく、数本の円柱が並んでおり、その下は大理石で舗装されている。

     ここも遺跡の一つで市場の跡らしく、数本の円柱が並んでおり、その下は大理石で舗装されている。

  •  また小さな塔もあり、これも遺跡なのだろうが、地元の子どもたちの遊び場と化している。以上、ゆっくり歩いても2時間ほどで回れるだろう。

     また小さな塔もあり、これも遺跡なのだろうが、地元の子どもたちの遊び場と化している。以上、ゆっくり歩いても2時間ほどで回れるだろう。

  • 〈アイザノイへの行き方〉<br /> キュタフヤのオトガルの隅に30人乗りほどの中型バスが数台停まっている。近郊の街へ向かうバスのターミナルで、チャウダルヒサールへのバスもここから出るが、行き先標示には、少し先のゲディズ(Gediz)やスィナウ(Sinav)とあるはずだ。これらのバスは毎正時に出発し、1時間ほどでチャウダルヒサールに着く。そこの四つ角からの道は上記の通り。なお、ドルムシュもあるが、出発時刻が一定しないので、行きはバスを利用する方がよい。

    〈アイザノイへの行き方〉
     キュタフヤのオトガルの隅に30人乗りほどの中型バスが数台停まっている。近郊の街へ向かうバスのターミナルで、チャウダルヒサールへのバスもここから出るが、行き先標示には、少し先のゲディズ(Gediz)やスィナウ(Sinav)とあるはずだ。これらのバスは毎正時に出発し、1時間ほどでチャウダルヒサールに着く。そこの四つ角からの道は上記の通り。なお、ドルムシュもあるが、出発時刻が一定しないので、行きはバスを利用する方がよい。

  • 〈アイザノイからの帰り方〉<br /> チャウダルヒサールの四つ角に戻り、キュタフヤ方向に50mほど戻った道路沿いに小さな小屋がある。いわば、ここがこの村の「オトガル」だ。そこにいる人に「キュタフヤ」と言えばうなずいてくれる。しばらく待つことになるが、上記ゲディズやスィナウ方向から来たバスがここに停まる。あるいは、ここを発とするドルムシュもある。ドルムシュならばラッキーで、キュタフヤの中心を通るので、都合のよい所で降りればよい。キュタフヤではぜひ写真のようなタイルを土産にしよう。

    〈アイザノイからの帰り方〉
     チャウダルヒサールの四つ角に戻り、キュタフヤ方向に50mほど戻った道路沿いに小さな小屋がある。いわば、ここがこの村の「オトガル」だ。そこにいる人に「キュタフヤ」と言えばうなずいてくれる。しばらく待つことになるが、上記ゲディズやスィナウ方向から来たバスがここに停まる。あるいは、ここを発とするドルムシュもある。ドルムシュならばラッキーで、キュタフヤの中心を通るので、都合のよい所で降りればよい。キュタフヤではぜひ写真のようなタイルを土産にしよう。

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