昭和は残っているか

2013/08/26 - 2013/08/26

一人暮らしの母が老人ホームへ入所して一安心と思ったら今度は入院。
旅行の計画を立てて、皆様の旅行記を訪問させていただいているのに予定が立たない状態。
そんな中、母を見舞って東京駅に着いたらまだお昼前。指定をとった新幹線まであと４時間ある。さあ、どうする。
旅人気分になってぶらついてみようかな。私は２０代の３年８カ月を丸の内で過ごした。私の記憶にある町並みはまだ残っているのか。仲通りはどんなふうに変わったのか。

エリア 丸の内・大手町・八重洲(東京)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JRローカル

千葉県から総武線快速で通勤していた私。まずは丸の内中央口改札を通って外へ。

すっかり新しくなりました。私が覚えている東京駅はもっとくすんで年季が入ったレンガ造りです。

雰囲気は変わっていない様な。

こっちはステーションホテル?
長い田舎暮らしで、見るもの聞くものみんな目新しいから上京すると方向感覚もなくなります。

馬場先門から皇居を望む交差点。変わっていません。

この建物も懐かしい。

あら、ティファニーがあるのね。ティファニーというだけで都会だと思う私。

さて、仲通りはどうなっているのかしら。

新しいビルもあるけど、仲通りはそのまま。
そうそう、ここら辺のビルはビルヂングっていうのよ。

でも、エルメスがあったり。

私には絶対に似合いません。（断言）

同じくエルメスのディスプレイ。

いくら孫がかわいくても買いません、じゃなくて買えません。

数ブロック離れて一保堂が。エルメスと一保堂が並んでいても違和感がない不思議。

おなかもすいてきたので国際ビルへ。
目指すは地下一階の「丸の内タニタ食堂」。

１時前に行ったら３０分待ち。
店内に案内されたらここで食券を買うの。日替わりか週替わりランチを選べます。今日の献立は日替わりがチキンのバジルソース、週替わりはなすのひき肉はさみ焼きでした。

９００円の週替わり定食を。

副菜をとってから主菜をトレイに乗せてと。
キャフェテリアというか、昔お世話になった会社の社員食堂そのままです。
副菜は右奥からキャベツのなめたけあえ、根菜の煮物、ニラとモヤシのスープ。
お味は？まずくはないのだけれど何だか物足りないの。根菜類もかむ回数を増やすように固めに仕上げられているし、よく考えられた献立なのはわかっているんだけど。私ならやっぱり、初めにごま油でいためてから煮つけるわ。
ヘルシーな食事で９５歳まで生きるより、好きなものを食べて８５歳の人生を選ぶ罰当たりなちいちゃんです。

食事を終えて、また仲通りに戻ってきました。
私が勤めていた会社はもちろんそのままの場所にあるけど、おっちょこちょいの私を雇っていたなんて気の毒で、会社の名前は言えません。

江戸時代の仲通りの地図。
大名家の上屋敷街だったのね。

名家 グルメ・レストラン

現在地です。

歩いていて目に付くオリンピック招致ポスター。
１９６４年の東京オリンピックのときは、先生に先導されて旗を振りながら聖火リレーの応援をしました。

ビルの間にこんな細い道が。
路地好きの私、いってみましょう。

建物の間に広がる緑の空間。

歩道が続いている。

三菱１号館美術館の裏手になるのかしら。

オブジェとして置いてあるのか座ってもいいのかよくわからない、どっちかしら。

ビルの円柱を緑で囲むなんて、都会の人って技を使うのね。おしゃれすぎ。

路地好きとしてはたまらないわ。誘い込まれそう。

案内図。

郵貯銀行本店が入っているＫＩＴＴＥにもついでに寄ってみました。吹き抜けのロビーにはアニメのキャラクターが。

KIT グルメ・レストラン

２メートルぐらいはあるかしら、大きなドラえもん。

丸の内南口へ戻ってきました。

円屋根のあたりでしょうか。

短い時間だったけど、いろいろな発見があり、にわか旅人になるのって結構いい気分転換。
こういう時の過ごし方を教わったのは４トラからです。ありがとう。
ところで、私、今年旅立てるのかしら。