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【2013年6/7金 出発、ローマへ】<br />今回が私にとって15回目のイタリア旅行ですが、いつもとだいぶ違います。私が中心になって4人でのツアー風です。しかも、私がずっと実験したかったイタリアの温泉が目玉の一つです。もちろん、私のことですから食べ物にこだわった「グルメの旅」です。<br /><br />本来はフェイスブック連動の共感トラベラーというサイトで仲間を募り、旅行会社とツアーに仕上げるはずでしたが、価格面などでうまく行かず4人だけになりました。でも、却って縛りが取れたので、自由に私のアイデア通りの旅行を計画できました。基本的には、いつもの安上がりな私の自由旅行に、少しツアー風にしてタクシーなどを多用しました。ホテルもいつもの安ホテルではなく、4つ星程度の立派なホテルを選びました。それでも旅行会社の提案よりはるかに安上がりに仕上がりました。<br /><br />イタリアの温泉だけでもいくつも調べている私ですが、やはり食の面で自分が一番好きな、南イタリア・ナポリ近郊を選びました。本場、ナポリのピッツァとトマトソースのパスタ類です。しかも新鮮なシーフード(魚介類)料理がたくさんあるので、日本人にはなじみ易いと思っています。ナポリ近郊にはイスキア島の温泉があります。<br /><br />メンバーは名古屋から私と同年代の女性二人、IさんとYさんです。Iさんは最近親しくなったのですが、ベテランの添乗員で彼女にはホテル、フライトチケット等を手配してもらいました。大阪からは84歳の女性Oさんが参加です。高齢者の健康増進ツアーを画策する私にとっては、Oさんに満足してもらえるかどうかが一つのポイントでした。<br /><br />関西空港を10時20分発のKLMオランダ航空便なので、女性たち3人は前泊しています。私だけ朝7時50分の福岡からの便で乗り継ぎです。Oさんは高齢でもありビジネスクラス希望なので、一人では寂しいだろうと思い、私も思い切ってビジネスクラスにしました。たまにはいいでしょう。アムステルダム経由でローマ・フィウミチーノ空港には18時55分に着きました。私には地理がよくわかっているので、ローマ・テルミニ駅に近く歩いて行けるホテルなので、空港からいつものレオナルド・ダ・ヴィンチ号の列車に乗り、テルミニ駅まで行き、ホテルまで歩いてチェックインしました。でも、バスタブのない部屋でした。Iさんは予約の段階で確認していたはずですが、習慣が違うのであまり伝わってないことも多いようです。私は気にしないのですが、日本人には気にする人が多いのです。一晩だけだから、我慢してもらいました。<br /><br />長旅の後でどうかなと様子を見ていましたが、みなさん夕食を外に食べに行く元気がありそうなので、知人のイタリア人(北九州市在住)から推薦されたサバティーニへタクシーで行きました。中心街から西へ行き、テヴェレ川を渡った西側にあるトラステヴェレ地区にあります。途中で、前回(ほんの半年前)花嫁の写真を撮った美術館の階段を通過します。懐かしい。レストランはサンタマリア教会前広場のオープンスペースにあり、期待通りの味でした。早速、大好きなムール貝やはまぐり料理、バジリコソースのパスタなどを食べました。ただ、軽く食べた割には高級店なのか、4人で150ユーロ(1ユーロ=約130円)と少し高い感じはしました。東京・青山にもお店があるようで、そのせいか日本語のわかる年配のウェイターが来てくれました。<br /><br />今回はグルメの旅なのと、ナポリ(途中のローマも含む)方面はこれからも何度も来そうなので、いつもと違い具体的に店名から料理、値段等も少し詳しく書こうと思います。<br /><br /><br />【6/8土 ナポリへ】<br />昔と違って、今は南欧で切符を買うのも簡単です。長い行列に並んで待たされることはありません。自動販売機があるからです。イギリスの旗をクリックすれば、英語表記に変わります。最近できたらしく乗りたかった新幹線、フレッチャ・ロッサ(「赤い矢」という意味)の切符を4人分買います。幸か不幸か1等席は売り切れで、2等席(43 ユーロ)にしました。値段の割に、1等と2等はあまり大差がないというのが私の印象です。混んでいて4人バラバラの席でした。自動販売機の発券は自分でできるのに、おせっかいを焼いて手伝おうとする男性がいました。車両番号を確認して乗ろうとすると、勝手に若い女性が手伝ってくれ、女性陣の重いカバンを棚の上に上げるのを手伝ってくれます。案の定、別れ際にチップを要求します。まぁ、いいかと5ユーロ札を渡しました。この程度はイタリアらしくていいでしょう。きっと、さっきの男性とグルでしょう。タイミングがよすぎます。愛嬌、愛嬌。<br /><br />テルミニ駅を9時45分に出発し、ナポリ中央駅に10時55分には着きました。以前は2時間10分ほどかかっていました。今度は歩ける距離ではないので、タクシーでホテルへチェックインします。4つ星の部屋が豪華なホテルで、中庭もあります。バスタブのある部屋を確認してから、ナポリ・ピッツァの本場、すぐにお目当てのダ・ミケーレ(Da Michele)へタクシーで行きます。ピッツァ・マルゲリータの名前発祥のピッツェリア、ブランディ(Brandi)とどちらにしようか迷いましたが、ソレント在住のあるイタリア人のアドバイスでやはりダ・ミケーレにしました。私は一度行ったことがあります。最近は日本のテレビでも盛んに紹介されています。ごく最近知ったのですが、支店がついに日本の渋谷にできたようですが、なかなか予約が取れないそうです。<br /><br />午後3時頃だったので待たずに入れた前回と違い、12時過ぎなので予想通り行列ができていました。でも、行列がばらけているので念のため中に入ると番号札をくれました。地元民はもちろん、あきらかに世界中から来ています。イスラムの格好をした女性が嬉しそうに記念写真を撮っていました。もちろん、イタリア語でのみ数字を読み上げるので、必死で聞いていました。こんな時、少しでもイタリア語を勉強していてよかったと思います。30〜40分で順番が来ました。店の中は相変わらず白のタイルで殺風景であっさりしたものです。石窯だけは立派です。<br /><br />メニューは相変わらず、マルゲリータ(赤、白、緑のイタリア国旗色;トマト、モッツァレラチーズ、バジル)とマリナーラ2種類のみです。マリナーラはチーズ(白色)がなく、代わりにニンニクが利いています。南イタリア独特の深紅のトマトソースの色が鮮やかで、酸味が利き絶品です。以前はその2種類とも小、中、大のサイズのみで、各々3.5, 4.0,4.5 ユーロでした。今回、マルゲリータは normale(小)、 media(中)と doppia mozzarella(ダブル・モッツァレラチーズ)で 4.0,4.5,5.0 ユーロに値上がりしていました。それでも、日本円に換算すると異常なくらい安いのです。マリナーラは単純に小、中、maxi(大)のサイズのみで同様の値段です。ドリンクも良心的で、コーラ、ビール全てたったの2ユーロです。欲張って、ダブル・モッツァレラチーズ(中サイズ)3つとマリナーラ(大)1つを頼みました。さすがに、多過ぎて少し残してしまいましたが、みんな大満足です。この味をみなさんに食べさせたかったのです! 大成功です。<br /><br />しかし、これだけおいしい絶品のピッツァを食べ、支払いは4人分で何とたったの26ユーロ(約 3,400 円)です。ありえません。私の大好きな讃岐うどんの名店で数百円のうどんと同じです。今どき、世界広しといえども、めったにこんなに安くて美味しいものはありません。大満足です。<br /><br />ウェイターの従業員は気のせいか見覚えのある気がします。イタリア男らしく、可愛い娘ちゃんらとおしゃべりに夢中で、あまり真面目に働きません。でも、この味、この値段だから腹も立ちません。安過ぎて、クレジットカードは使えません。<br /><br />観光はのんびりと、まずはサンタ・ルチア港に突き出た卵城へ行きます。12世紀にノルマン王によって建てられたそうです。Yさんがルイ・ヴィトンの店へ行きたいと言うので、タクシーで移動します。結局、Iさんも買っていました。観光するには荷物が重すぎるので、一旦ホテルへ戻り、再び卵城の近くのウンベルト1世ガッレリアへ戻ります。少し無駄ですが仕方がありません。私は全く興味がありませんが、女性にはショッピングが大事なようです。<br /><br />同じようなガッレリアが確かミラノにもあるので混乱しますが、元祖アーケード街のような感じの商店街です。天井がものすごく高く、屋外のような感じで好きです。でも、買い物にはあまり興味がないので、私は通路沿いにある喫茶店でジェラートを楽しみます。みんなが再集合したところで、カプチーノとスフォリアテッラというナポリ名物のお菓子(リコッタチーズにドライフルーツの入った貝の形のパイ)を注文し、みなさんに味わってもらいました。暖かいパイです。<br /><br />ここでイタリア語の豆知識です。つづりは、Sfogliatella です。普通はスフォリアテッラと書いていますが、スフォリアテッレでも構いません。何故なら、女性名詞で語尾が「ア」は単数形で、複数形は「エ」に変化するからです。ですから、「パスタ」も複数形は「パステ」になります。「gli」は実際には、イタリア語では数少なく発音が難しく、「リ」と「ギ」の中間くらいの発音が正しいです。男性名詞の場合は、語尾が「オ」が単数形で、複数形は「イ」に変化します。ですから、同じイタリア南部で有名な観光地、アルベロベッロにあるまっ白い壁に円錐形の屋根の建物は「トゥルッロ(trullo)」でもいいし、複数形の「トゥルッリ」でも構いません。実際、両方の表記を見かけます。有名なスパゲッティも複数形だから「イ」で終わっています。<br /><br />近くのヌオーヴォ城は外から写真だけ撮り、サン・カルロ劇場(有名なオペラ劇場)の前を通り、王宮の前を通り写真を撮り、巨大なプレビシート広場へ出ます。ここは1〜2万人集まれるようで、以前来た直後に地元のテレビでローマ法王がここで演説しているのを見ました。<br /><br />次に、眺めが良さそうでずっと気になっていた近くの高台、調べるとヴォメロの丘に建つサンテルモ城へタクシーで行きました。かなりぐねぐねした道を上って行きますが、期待通りその丘からはナポリの全景が見渡せました。眼下に先ほどまでいたサンタ・ルチア港、ナポリ湾があり、向かい側にヴェスヴィオ火山が堂々とそびえています。絵葉書のような光景です。と言っても、地名を忘れているだけで、たぶん私は以前にもここに来ています。だいたい私の思考回路は同じなので、いつも同じところに来ていることが多いのです。もちろん、眺めは最高なので女性たちも写真をたくさん撮っていました。<br /><br />こういう場所では帰りのタクシーを拾うのに苦労した思い出があるので、待たせています。そして、ミラノほどは有名でないドゥオーモ(大聖堂)へ行きましたが、礼拝堂はもう閉まっていました。階段に座って、いつも行くポルタルバへ予約の電話をしますが、土曜日のせいか満席で断られました。<br /><br />こういう時に備えて、今回はサンタ・ルチア湾に面した眺めのいいレストラン、ロソリーノ・イル・ポスト・アッカントを調べていました。今日すでに何度もタクシーで近くを通ったサンタ・ルチア港近くのレストランです。以前にもこの近くのレストランへ入った記憶があります。でも、結論から言うと悪くはないが、所詮観光客向けのレストランでした。<br /><br />まずメニューからして必ずしもナポリ料理ではありません。まず、ポモドーロ(トマトソース)のパスタがあまりおいしくありません。しかも、去年ジェノバで覚えたジェノバ名物、トロフィエ・アル・ペスト(バジリコ風味のねじれパスタ)が何故かあります。でもここはナポリです。ナポリ名物らしいアクア・パッツァ(「狂気の水」の意味)(魚一匹を白ワイン、塩水で煮込んだ料理)は Spada(チヌ、クロダイ)でおいしかったし、Orata(メカジキ)のグリルもおいしかったです。シーフード(手長エビ、ムール貝)のリンギーニ麺も美味しかったです。いつもの一人旅と違うので、こんなに沢山のメニューを味わえます。イタリアではあまりシェアすることはなさそうですが、マナー上いいかどうかはともかく、今回はせっかく4人で来ているので色々な料理を試すチャンスです。値段はチップ15ユーロ込で150ユーロ程度でした。一人5千円程度ですから、安くも高くもありません。<br /><br />荷物だけ置いて出たホテルの自分の部屋に帰ると、テレビのある応接間があり、バスルームがあり、その奥にベッドがあり、そこにもテレビのある超豪華な部屋です。広すぎるくらいの部屋です。チェックインの時に勝手にアプグレードしてくれたというだけのことはあります。ところが、風呂に入ろうとすると何とこれだけ豪華な部屋なのにシャワーだけです! バスタブがないのです。他の人ほどはこだわらないのですが、3連泊ですのでさすがにバスタブが欲しいと思い、翌朝部屋を変更してもらいました。幸い、女性の部屋は二つとも(シングルとツイン)バスタブ付きのようでした。<br /><br /><br />【6/9日 カプリ島】 <br />前もって調べると、ナポリ〜カプリ島の高速船は思ったより沢山あります。今はウェブサイトの検索でかなりの情報(特に、外国のまで)が調べられるので非常に便利です。フェリーは少し遅いですが、高速船だと50分で着きます(約20 ユーロ)。但し、気をつけないとナポリには二つの港があります。ほとんどの船がべヴェレッロ港から出るようです。タクシーでホテルから港へ行きます。今回は何度もタクシーを使っているわけですが、このタクシーの運転手にピッツェリアでダ・ミケーレの名前を出すと、Numero uno! (Number one!) とナポリで一番おいしいと同意してくれ非常に盛り上がりました。<br /><br />10時にはカプリ島の港(マリーナ・グランデ)へ着きました。私にとっては3〜4回目で懐かしい感じです。一般的には、同じ港から小型船に乗り換え、青の洞窟へだけ行くツアーかカプリ島を一周するツアーを選びます。私は両方経験しています。でも、今回は陸路を選びました。<br /><br />タクシーで島の西北端近くにある岩場まで行き、岩場の階段を下りると目の前に洞<br />窟の入り口があります。沖には3〜4隻の船が待っていますが、手漕ぎボートへの順番は期待通り交互のようです。ですから、陸路で行く人は少ないので5分も待たないうちに順番が来て、4人で乗り込み、姿勢を低くして青の洞窟の中へ入れました。以前の記憶では素晴らしいとはいえ、狭い中をたった1周、約1分半くらいの印象でした。でも、今回は空いているせいかゆっくり2周半くらいしてくれ、5分間以上滞在できました。たぶんチップが沢山欲しいので、船頭はフニクラなどの歌を唄ってくれ愛嬌いっぱいです。光の関係で午前中の方が、青さがより綺麗だそうです。我ながらスムーズで午前10時45分にはハイライトの青の洞窟観光が無事終わりました。<br /><br />ちょうど知り合いが青の洞窟へ入れて非常に運がよかったと喜んでいましたが、実は季節によるのです。私が今回のツアーを6月と最初から決めていた理由です。しけることが多い冬場と違い、夏はほとんど入れることが多いのです。ただ、世界の観光地である青の洞窟は7、8月は混雑がひどく、運が悪いと手漕ぎボートに乗るのに2〜3時間かかるのです。以前、タクシーの運転手から入れる確率が高く、しかもあまり混んでいない6月か9月がベストシーズンと聞いていたのです。子供と一緒に12月に来た時はやはり入れませんでした。<br /><br />待たせてあったタクシーでアナカプリ地区へ行きます。さすがにタクシー代は100ユーロ近くしました。ヴィットリア広場のバールでみんながくつろいでいる間に、私は長年気になっていた名前も憶えていないレストランを探しました。いまだに忘れられないトマトソース・スパゲッティが目茶苦茶おいしかった店です。広場からすぐ近くだったような、少し離れていたような、記憶がはっきりしません。結局は、一番近くの大通りに面した店のような気がしましたが、自信がありません。狭い階段を登って2階にあるレストランへ行き、中を見せてもらいました。思い出しました。間違いない! 夢にまで見たレストランはここです。自信を持って、3人を連れてこのレストランへ入りました。名前は Barbarossa で Ristorante &amp; Pizzeria でした。<br /><br />もちろん、トマトソース・パスタは頼みましたが、結局シーフードなどを山ほど(パスタ、タコ料理、フリットなど)頼みました。生野菜サラダもたっぷりのレモンをかけます。レモンもカプリ島の名産です。昼食ですが、146ユーロたっぷり食べました。もちろん、味はお墨付きです。前回の印象は絶妙のトマトソース味でしたが、今回シーフードなど全て美味しいことがわかりました。何故か、ここではピッツァは頼みませんでした。たぶん、おいしいのでしょうが。<br /><br />目の前にソラーロ山へのチェアリフトがあるので、今回は眺めの良さそうな山(589M)の頂上へ行くことにしました。私も初めてです。結構リフトは長く、15分ほどかかってようやく頂上へ着きました。来たかいがありました。絶景です。遠くヴェスヴィオ火山も見えます。<br /><br />Yさんが Chanteclair という宝石店へ行きたいといい、誰かに尋ねたらしくカプリ地区の住所まで調べています。タクシーで行きます。そう言えば、カプリ地区も初めてです。やはりこのカプリ島は富裕層が集まるのか、回りには多くのブランドショップがあります。普段縁のない私はビックリしました。アナカプリ地区の広場周辺にはたくさんのお土産屋さんはありますが。今回初めて発見したことの一つがレモンです。黄色くきれいなリキュールのリモンチェッロは知っていましたが、時期的なものか、やたらとレモンが目立つのです。しかも、テレビで見た一回り大きい程度ではなく、何とザボンほど大きなレモンもあるのです。レモン好きのIさんは幸せそのものの顔をしていました。何せ、彼女は国内ではいつもレモン漬けを持ち歩いているくらいのレモン好きです。<br /><br />時間があれば、もう一度港に戻って島一周か青の洞窟にもう一度などと考えていましたが、もう4時近くとてもそんな時間はありません。改めて、カプリ島だけでも宿泊してゆっくり2日間は楽しめることがわかりました。<br /><br />少し歩いていると偶然funicolare のサインが見えます。そうです。ケーブルカーです。フニクリ、フニクラの歌のフニコラーレです。思い出しました。港から出ているのでした。おかげで、タクシーより安くマリーナ・グランデ(港)へ戻りました。ナポリへ戻る桟橋と青の洞窟や島一周の小舟が出る桟橋はすぐ近くにあります。もう何度も船に乗ったことがあるので、切符売場へ一人で走って行くと、ちょうど17時05分のナポリ・べヴェレッロ港行きの高速船に間に合います。時間もちょうどいいので一度タクシーでホテルへ戻り休憩してから夕食です。<br /><br />期待通り、電話予約すると今日は日曜日で、昨日満席で断られた Antica Pizzeria Port’Alba も予約が取れました。ここは私がもう数回行っているお気に入りです。アルバ門広場近くのレストランです。地下鉄の駅名もポルタルバで近くにあります。何故、このお店を知ったのか忘れていましたが、自分の旅行記を読み返して思い出しました。10年前のフィレンツェでの学会の時に知り合った日本人女性(よくある、イタリア人と結婚している)から推薦されたのでした。<br /><br />まずいつものようにブッファラ(水牛)のモッツァレラチーズ入りのマルゲリータを頼もうとしたら、メニューが変わっていて、例のDOCかなんかの認証付きモッツァレラチーズの入ったマルゲリータ・ピッツァ(8.2 ユーロ)を勧められました。もちろん、フレッシュトマト入りのスパゲッティ(7 ユーロ)も頼みました。今回発見したのは、イカのフリット(オリーブ油での揚げ物)(11 ユーロ)が意外とおいしいことでした。あまり日本では好きでなかったのですが、他人が入ると自分では注文しないものを頼むので、新しい発見があります。イカの種類も違うのかもしれませんが、とにかくおいしいのです。Yさんがカレー味のリゾットを見つけ注文します。何故、ナポリの郷土料理のこの店にあるのか不思議なメニューです。あまり、気乗りしませんでしたが頼みました。結果は、やはりこのレストランで唯一あまりおいしくありませんでした。今日は昼食からやや食べ過ぎで、早くもみんな食べ過ぎでやや少な目ではありましたが、それにしてもたったの88ユーロでした。やはり、この店はおいしいだけでなく、庶民的で安いのです。昨日、満席で断られたのに、今晩は2階の席はかなり空いていました。よく見ると、1階は路地にテーブルが置いてあり、下は賑わっていました。<br /><br /><br />【6/10月】<br />昨夜は疲れていて早く寝たので、朝ゆっくりバスタブに浸かりました。昨日はカプリ島、今日はアマルフィ海岸の予定です。昨日までは、私の以前からの経験と下調べで問題なくきました。最後まで混乱した情報が、アマルフィとポジターノ間の船があるかどうかでした。以前に乗った記憶があるし、季節ももう6月で夏ですから船はあるはずですが、イタリア人のだんなさんを持つソレント在住の日本人女性Sさんも船は7、8月しかなさそうだと言いますし、ホテルのフロントでも昨日聞いた人はあると言い、今朝念のためにもう一度聞くと、やはり季節限定で今は動いていないと言います。<br /><br />とにかく、予定通り9時15分のナポリ・ガリバルディ駅(ナポリ中央駅に隣接)から私鉄・ヴェスヴィオ周遊鉄道に乗り、約1時間で終点のソレントへ行きます。ここで少しハプニングです。ちょうどいい10時30分発のSITAバス(定期バス)があるのですが、順番待ちの列が長く乗れません。しかも、ベテラン添乗員でもあるIさんが数えると、次の11時のバスにも40人程度で乗れないかもしれないと計算しているのです。どうも彼女はタクシーで行こうと言いたそうです。私の予定では、帰りはある程度タクシーを覚悟していますが、行きはアマルフィまで一気に行くし、船がなければずっとタクシーになるので、さすがにかなりの金額になるので、なるべく避けたかったのです。そんな心配をしているうちに次のバスが来ました。幸い、何とか全員バスに無事に乗れました。以前に乗ったことのある路線で、海岸に落ちそうなくねくねした道を1時間45分かけて、ポジターノを通過し、アマルフィの街へ着きました。<br /><br />到着の寸前に、眼下に港が見え、船が二隻動いているのが見えました。やはり、きっと船は動いていると確信した私は一人で走って行き、港の一角にある切符売り場を見つけました。ありました。やはり船はあります。動いています。しかも、ちょうど16時20分発ポジターノ行きと時間もばっちりです。前もって切符を4枚買いました。<br /><br />まだ3時間以上あります。まずはドゥオモ広場に出ると目の前に広い階段があり、その上に立派なドゥオモ(大聖堂)があります。そして、狭い坂道を上がって行きます。ここは全然当てがないのですが、わざと不便そうな場所に一軒の Taverna Buonvicino(「良い隣人」という名前の食堂)を見つけました。大正解です。「タベルナ」は「食べるな!」ではなく、大衆食堂のことが多いのです。「リストランテ」はもう少し格の高いレストランのことが多いです。ここのトロフィエ(少し捻じれたジェノバの麺)(11 ユーロ)は生麺でジェノバで食べたものよりも美味しかったし、名前もわからない菜っ葉も最高でした。スープも美味しく、レモン味のリンギーネ(今回、Iさんが好んで注文した四角い麺)も珍しく、酸味が利いておいしかったのです。特に、レモン大好きのIさんは満面の笑みでした。しかも大衆食堂らしく、4人でたったの70ユーロでいつもの半額でした。<br /><br />近くのエメラルドの洞窟へ行きたいので、タクシーに声をかけると、90ユーロと言われボラれている気がしたので、Iさんと相談しパスしかけました。すると、案の定、70ユーロでどうかと言ってきます。少し迷いましたが、他のタクシーを探すのも大変なので、乗りました。盛んに色々話しかけてきて、遠くまで行かせようとします。日本の映画「アマルフィ女神の報酬」の撮影陣の運転手をしたと自慢していました。それと、途中でソフィア・ローレンの別荘を教えてくれました。青の洞窟ほど有名ではないので、すぐに中に入れます。名前通り、青ではなくエメラルド色、つまり緑色の水面がきれいですし、水中にマリア像などがあり、内部は青の洞窟より広く、白い鍾乳石が迫っています。<br /><br />アマルフィの街に戻ると少し時間があるので、ドゥオモの中に入り見学しました。そして、念願のアマルフィからポジターノの船に乗ります。船が桟橋から離れると、ほど良い距離で、階段状のアマルフィの街並みが見れます。これが、私が船にこだわった理由です。この絶景を見るためには船に乗る必要があるのです。しかも、私が6月を選んだ一つの理由ですが、季節的にそよ風が心地いいのです。そして、ポジターノの街に上陸する前には、同様に似ているけど違うポジターノの街並みが近づいてきます。40分ほどで到着しました。<br /><br />いつものことですが、到着して歩いていると、ここは来たことがあると思い出します。海岸近くまで道路が来ているアマルフィの街と違い、ずっと階段状の狭い路地を上って行って1Kmくらい行かないと車の通るような道路がないのです。観光地ですから、途中には多くのお土産屋、ブティーク、画廊などがあります。いつもはあまり買い物をしない私ですが、今回は女性と一緒なのでお付き合いで洋服店にも入ります。よく見ると男性用のもあります。ポロシャツで175ユーロもしますが、珍しく色(緑色)が気に入ったので買ってしまいました。<br /><br />近くの食料品などのお土産屋では、バルサミコ酢の20年物、小瓶で約1万円もするのを見つけましたが、同じく勢いで買ってしまいました。上等のエキストラバージン・オリーブオイルとバルサミコ酢で野菜サラダのドレッシングにするのが、最近の自分のお気に入りです。少しだけ、塩・コショーも使います。<br /><br />午後6時を過ぎたところで、そろそろとタクシーに乗ります。ソレント方面へ戻るのですが、途中で近くの見晴らし台 (Belvedere di Positano) へ寄ってもらいました。期待通り、海岸とのコントラストがきれいな絶景地です。しかも、日本の雑誌にも紹介されたらしい有名な spremuta(生ジュース)スタンドがあります。タクシーの運転手も知り合いらしい、男性のオーナーがしぼってくれたレモンとオレンジ半々の生ジュースは新鮮でおいしかったです。<br /><br />朝来たソレントからポジターノのぐねぐね道を戻って行きます。でも、厳密な目的地はソレントではなく、ソレント郊外のメータという街のレストランです。Giosue A Mare。何故こんな所のレストランを知っているかというと、1ヶ月ほど前にフェイスブック経由で紹介された日本人女性(だんなさんがイタリア人で、ソレント在住)からのお勧めです。娘さんのお祝いに使って、好評だったそうです。地元の人の結婚式などにも使われるようです。<br /><br />午後7時半頃タクシーで到着すると、ホテルに付随した海岸に面した絶好のロケーションです。典型的なイタリア前菜(チーズ、生ハム)、野菜のグリル、トマトソース・スパゲッティ、シーフード・リンギーニ、地元の魚のグリル、シーフード・フリット、車エビのグリルなどを贅沢に味わいました。これで、138ユーロはリーズナブルだと思います。みんな大満足でした。<br /><br />ところでドリンクですが、下戸の私とOさんはいつもミネラル・ウォーターでした。但し、イタリアらしく炭酸入りですが。炭酸入りは初めてだったOさんもあまり抵抗はないようでした。でも、さすがに水ばっかりでは少し飽きてきます。たぶん、Oさんは知らないだろうと思い、ブラッドオレンジジュースを勧めてみました。気に入ってもらえたようです。色も違いますが、普通のオレンジより酸味が強く味が濃厚です。色からどうも英語では、blood orange と呼ぶようですが、地元のイタリア語では、arancia rossa (red orange)とそのままです。Iさんはスパークリングワイン、Yさんはカンパリソーダが好きなようです。<br /><br />2時間弱楽しんだところで、急に帰りの電車が心配になりました。急いでタクシーを呼んでもらってメータの駅に行きます。帰りもヴェスヴィオ周遊鉄道に乗って帰るのですが、朝来る時にソレントの3、4前の駅にメータがあったので、ソレントまで戻る必要がないと目途をつけていました。それが正解で、ナポリ行きに乗った午後9時45分の列車は最終でした。もしこれに乗り遅れたら、数万円かけてタクシーで帰るしかないところでした。<br /><br /><br />【6/11火】<br />いよいよ3連泊したナポリのホテルをチェックアウトし、調べてある午前9時10分発のイスキア島行きの船に乗るため、ホテルのタクシーでメルジェリーナ港へ行きます。途中で、従業員らしい女性を一人乗せます。ところが、港に着くと、どうも事務所が一時的に閉鎖されていて、結局いつものべヴェレッロ港に移動し、幸い9時40分発の高速船に間に合いました。カプリ島と同じ、約1時間でイスキア・ポルトへ着きます。気をつけないと、島には他にカサミッチョーラとフォーリオの港があります。<br /><br />田舎のせいか、前もってレンタカーの予約はできていなかったのですが、ホテルのフロントで尋ねると、港の近くに何軒かレンタカ―屋があると聞いていました。ところが、オートマ車は2人乗りしかないと言うのです。前回、トスカーナでレンタカーを借りた時も少し苦労しましたが、ここではオートマ車が全くないと言うのです。もう何十年もマニュアル車は運転していないので、自信がないのでレンタカーはあきらめました。少し不便なだけで、タクシーでも回れないことはないからです。<br /><br />荷物があるので、まずはホテル(Le Querce)へチェックイン。調べたとおり、海に面した絶景のホテルです。海に面した屋外プールもありますし、屋内には温泉水プールもあります。部屋にはベランダがあり、海を眺めることもできます。再度タクシーを呼び、Da Gaetano へ昼食に行きます。ここはずっと私が行きたかったピッツェリアです。オーナーシェフのガエターノさんはナポリ・ピッツァ協会の会長らしく、日本人の弟子をたくさんとっています。その中でも、一番のお気に入りの人(ニックネーム、トミー)が福岡にいて、のれん分けし、福岡にダ・ガエターノの名前のピッツェリアを開かせています。もちろん、私は福岡市薬院にあるお店に何度も行って、トミーさんも顔見知りです。<br /><br />意外と小さなお店でした。私にとってはピッツァだけでよかったのですが、結局他の3人もいるので、前菜(焼き野菜)、カニ入りリンギーネなどの料理もある程度注文しました。ピッツァがおいしいのは当然ですが、他の料理も美味しかったです。しかも、たったの80ユーロです。ガエターノさんも店にいて、福岡から来た私を大歓迎してくれました。もちろん、福岡に来たことがありますし、つい最近は東京の三越で、福岡のダ・ガエターノの職員とガエターノさんと合同でイタリアフェアに参加したようです。いつも思うのですが、世界広しと言えども、職人がピッツァの修業にイタリア・ナポリまで行くのは日本人だけのようです。それほど、日本人はグルメなのです。世界の美味しいものに対して貪欲です。例えば、イタリア料理は最高においしいけれど、彼らはイタリア料理だけで満足しているようです。<br /><br />ただ、少し調子に乗りのんびりし過ぎました。本当はこの日も温泉に行きたかったのです。ホテルに戻り水着等の準備をし、急いでフロントの女性にタクシーを呼んでもらいサンタンジェロ湾近くの温泉 (terme) へ行くようにしました。ところが、タクシーで降ろされた温泉は思ったより近くで少し変だと思っていました。長い階段を下りて行くと、目の前にアラゴン城が見え眺めは最高です。でも、肝心の温泉は3つ、4つしかなく、気のせいかお湯もあまりきれいではありません。Giardino Eden(エデン庭園)と名前は立派ですが。ちゃんと、面倒でも以前私が調べていたサンタンジェロ湾の近くの温泉名を言わなかったら、こんなことになったのです。サンタンジェロ湾近くと言えばわかると思ったのが間違いのもとでした。全然場所も違います。こういうのがイタリア人(フロントの女性)はいい加減です。<br /><br />もう一度、タクシーを呼んでサンタンジェロの温泉に行こうかと思い、この温泉の受付女性に聞いてもらったら、これから移動して行っても、もうあまりゆっくりできる時間はなさそうでした。日本の温泉と違い明るい時間だけ開いている所も多いからです。<br /><br />仕方がないので、一人10ユーロずつ払い入りましたが、結局私が少し浸かった程度でした。歩いたらともかく、アラゴン城が見えるくらいですから近いので、予定変更して、タクシーを手配しアラゴン城見物をすることにしました。思い出しましたが、かなり狭い通りをどんどん進み、細長い橋まで来ます。そこでタクシーを降り、橋を渡って行くと、入り口があり入場料一人10ユーロです。アラゴン城は島の東北端にあり突出して小高いので目立ちます。小さな島だったのかもしれません。そこに長い橋をかけたような作りです。 <br /><br />エレベータ―でかなり小高い丘の頂上まで上がれます。でも、上は思ったより広く、植物園のようになっており、かなり歩かされます。さすがに、84歳のOさんが心配でしたが、ゆっくり歩いたので何とかついて来てくれました。でも、いくら歩いてもいい写真の撮れる、つまり橋が真下に見えるところにたどり着きません。ほとんど諦めて下りのエレベーターに戻ると、何のことはない、エレベーターの反対側の方向に、待ち望んでいた眺望のいい場所があるのでした。眼下に橋につながるイスキアの街並みが見えます。<br /><br />昼のダ・ガエターノはともかく、夕食は珍しく考えていませんでした。何度もタクシーに乗るのも面倒なので、たまにはホテルで定食(フルコース)にしました。前菜はバイキング形式で、野菜(生、グリル)、果物、生ハム、チーズなど多彩で食べ放題です。普通においしかったです。でも、パスタやメイン料理があるので、軽くおさえます。ところが、パスタのフッシリーニといい、魚料理のアクア・パッツァ(白ワイン等での煮魚)といい、久しぶりに注文した肉料理といい、あまりおいしくないのです。特に、付け合せの野菜はべちゃべちゃで最悪でした。介護施設の給食にも携わっているYさんがこのブロッコリーは間違いなく冷凍ものだと言います。そうかもしれません。それほど、イタリアではありえないくらいまずかったのです。こんなことなら、前菜だけで腹いっぱいにした方がよかったくらいです。<br /><br />イスキア島初日の今日は、温泉といい、夕食といい、失敗の連続でした。<br /><br /><br />【6/12水】<br />私の計画では、今日は一日ゆっくりお勧めの温泉、ポセイドン庭園温泉で過ごすつもりでした。でも、YさんとIさんがせっかくだから滞在しているホテルの温泉に入りたいと言うので、まず室内温泉に入りました。よく見ると、大きなプールタイプと別にジャクジーがありました。<br /><br />それからタクシーを呼んでもらい、島の西側にあるポセイドンへ出発しようとします。すると、外で待っていた3人が初老の日本人夫婦と話しをしています。その人から私が選んだこのホテルがイスキアの市長さんの所有と聞きました。しかも、その男性はなんと元イタリア大使だった方です。しかも、私と同じような考えで、そろそろ日本人もここイスキア島のような温泉地に1週間くらいのんびりする旅行をしてもいいのではないかという考えを持っておられるようでした。<br /><br />昨日行きそびれたサンタンジェロ湾に面した温泉には是非立ち寄りたかったので、少し遠回りになりますが、運転手に言って島の南端にあるサンタンジェロ湾に向かいます。私の予想では、島を時計回りに行くのかと思っていましたが、まっすぐ海岸線を西へ向かい、カサミッチョーラまで行ってから、一気に内陸部を南下し、見えてきた海岸がサンタンジェロ湾です。ここは、アランドロンの映画「太陽がいっぱい」で舞台になった地中海です。<br /><br />そこを見渡せる絶好の高台に最初の温泉・トロピカルがあります。改めて、ここは最高です。受付で、日本から来た医者でイタリアの温泉に興味があり調べていると事情を言うと、無料で中へ入り写真を撮ることを許可してくれました。階段を2階に上がると、かなり広い敷地の温泉へ出て、目の前にサンタンジェロ湾が見え最高です。前回も、見学だけでしたが、改めて次回はこの温泉へ入ろうと思いました。10以上の主に屋外のプール型温泉があり、一部だけ室内になっています。走り回って写真をたくさん撮りました。以前来た時におばちゃんらが手を振ってくれた温泉プールもありました。ここにはどうも3つほどすぐ近くにホテルがあるようです。<br /><br />次に、タクシーで湾の反対側にあたる地区にあるアフロディーテ・アポロン温泉へ行きました。Yさんが名前を聞いてすかさずアフロディーテの意味が「愛と美の女神」と教えてくれました。なるほど、女性には必見の単語のようでした。アポロンが「太陽の神」くらいは私も知っていました。<br /><br />以前ここに来た時は雨で、狭い登り坂を延々と歩かされ、途中で止めようかと思ったのを思い出しました。特に、Oさんがいるので下で待ってもらって自分だけ見学に再度行こうかと思っていたら、何と、いつの間にかゴルフのカートのような小さな車サービスがあるのです。有料で、一人5ユーロしますが、4人一気に乗れます。楽勝です。懐かしい看板の入り口まで歩かなくて一気に上ってくれました。以前来た時は景色に圧倒され疲れも取れましたが、時期的に営業を終了していて人がいなかったので殺風景でした。今日は営業しているようです。同じように、入り口の受付で事情を説明して中に入れるように頼みましたが、ここの若い女性は少し厳しく数分間だけと言われました。文字通り、走り回って写真を撮りました。サンタンジェロ湾の見えるトロピカル温泉ほどではありませんが、ここも海に面した眺めのいい多層階の温泉水プールが10以上あります。今回は賑わっていました。ここにもすぐ近くに3つほどホテルがあるようです。<br /><br />こうして意図的に回り道をして、島を横断、縦断して目的地のポセイドン温泉へ到着しました。距離もあるし、待たせたりしたので、さすがにタクシー代は120ユーロ近くしました。いよいよ今回のハイライト、イタリアの温泉の中でも私が一番好きな温泉にやって来ました。二度目です。正式名は Giardini Poseidon Terme で、英訳するとThermal Poseidon Gardens、つまり「ポセイドン温泉庭園」です。ポセイドンは「海の神」で、日本でも映画「ポセイドン・アドベンチャー」で良く知られていると思います。割と最近知ったのですが、英語ではドイツ語式に「ポサイドン」と発音するようです。園内にはポセイドンの銅像もあります。<br /><br />パンフレットから少し詳しく説明します。イスキア島フォーリオ地区にあり、面した湾の名前はチタラのようです。園内には22温泉水プールあります。多過ぎて数えきれませんが、私の印象ではもっとたくさんあります。温度は28から40℃まであります。平面的ではなく、高低差がかなりあるので、6万平方メートルの広さは巨大としか言えません。小高い丘の上には洞窟を利用したローマン・サウナもあります。海に面しているだけあり、泉質は主にナトリウム、塩素、臭素などで無色・無臭です。日本の温泉と同じで、どこまで根拠があるのか不明ですが、一応、変形性・外傷後関節疾患、神経痛・筋肉痛、咽頭炎・副鼻腔炎などの呼吸器疾患、骨盤内婦人科疾患、乾癬・湿疹などの皮膚疾患(一部、ファンゴ(泥)マッサージ併用)、静脈瘤などの末梢血管障害などに有効と書いています。<br /><br />奥の方に、医療棟があり、アーユルベーダ・指圧・オイル・足などのマッサージや個人・団体のアクロビクスや呼吸器疾患へのエアロゾールによる吸引療法などが準備され温泉専門医も必ず待機しています。医療保険も一部適用のようです。<br /><br />入り口で1人当たり32ユーロの入湯料を支払います(13時以降だと27ユーロ)。以前は4月末しかオープンしないと思っていましたが、今は3月30日から営業しているようです。ちょっとわかりにくい奥にある更衣室で着替えてから、コインロッカーに貴重品を入れます。ここの唯一の欠点は、水着はともかく水泳帽まで義務付けられています。最初に近くのかなり大きいプールへ行き、海水プールのようなデッキチェアを確保して、私は早速プールへ入りますが、どうも女性たちは日陰でないとダメなようで、入浴してくれません。私がうっかりそのまま入浴しようとすると回りから冷たい視線を感じます。そうでした。ちゃんと、シャワーコーナーがあり、そこを通過して、ちゃんと階段のあるプールの入り口から入らないといけないのでした。ここは、立ったままハイドロマッサージが受けられます。要するに、勢いよく横から出てくる流水を利用してマッサージ効果を期待するタイプです。日本語ではジェット浴と言うのでしょうか?<br /><br />昼食時間になったので、まずは腹ごしらえにします。この施設は巨大なおかげで中に立派なレストランが複数あります。色々なイタリアの温泉を回りましたが、ここが一番立派なレストラン付きです。本格的な食事ができます。トレイを持って、好きなものを取ったり、注文するセルフサービスタイプです。結局4人いるので、いつものようにシーフード・リンギーネ、スパゲッティ、焼き魚(クロダイ)、野菜サラダ(ちゃんとエキストラバージンオイルとバルサミコ酢あり)、パプリカ、ナス、ズッキーニなどのグリル野菜などをたっぷり注文し、70ユーロでした。もちろん、飲み物も頼んでいます。高くはありません。<br /><br />ゆっくり腹ごしらえをした後で、少し高台にあるプールへ移動します。印象に残っている「日本式」温泉がありました。でも、何故か以前書いていた看板、giapponese は無くなっていましたが。イタリアではよくあるタイプです。膝下まで浸かる程度の深さの冷たい水中(20℃程度?)を約3m歩かせ、反対側には40℃程度の温水を歩かせるのです。古今東西よくある療法で、冷やしたり温めたりを交互に繰り返し血管を刺激するのです。女性に多い冷え症などには特に有効です。ここが特別なのは、水底に砂利石を敷き詰めているのです。ですから、足底がかなり痛いのです。ちょうど、指圧や足マッサージで足底を強く押されるのと同じ理屈です。私の想像では、有名な「指圧」が日本式ということで、「日本式」と以前は書いていたのだと思います。老若男女、結構みんな痛がりながら楽しんで何回も回っています。<br /><br />そのすぐ横にここでは最高温度の40℃の丸風呂があります。長く入っていると熱くなるので、サウナのようにすぐ横に冷水(15℃)丸風呂があります。時間的にも、木に覆われたこの風呂は日陰で、ようやく女性3人もお風呂に入ってくれました。これは、結構気に入ってくれたようです。Oさんなんかも、取っ手を掴んで体をぐるぐる回して体操したりして結構楽しそうでした。回りのデッキチェアも日陰で、みなさんも仮眠を取ったりのんびりしていました。<br /><br />40℃のこの温泉、外国式温泉に慣れた私には少し熱過ぎます。でも、幸い隣に水風呂があるので、ちょうど何回もサウナと水風呂を繰り返すような感じでかなりの時間を過ごしました。微妙な顔立ちの美人がいたので話しかけると、チェコ人でした。イタリア人のだんなさんと今はイスキア島に住んでいるそうで、小さい男の子がいるそうで、母乳で育てたと自慢していました。自分の母国語のチェコ語もちゃんと教えているとのことでした。ポセイドンでは、この温泉が好きだそうで、一緒に交互に温水と冷水を移動しながら、ずっと会話を楽しみました。特に、チェコは行ったこともないし、自分にとって未知の国で非常に興味がありました。最近、チェコスロバキアからチェコとスロバキアに分離したわけですが、無血革命だと自慢していました。数年前に訪れた旧ユーゴスラビアみたいに悲惨な内戦を経験せずに穏便に別れたようです。<br /><br />イタリア人が多いのは当たり前で、パンフレット(メニューも)がイタリア語とドイツ語のみなので、ドイツ人客が多いのもわかっていましたが、他にはどんな国からが多いか聞くと、ロシア人、チェコ人、オーストリア人などが多いと言っていました。私にとっては穴場で、今どき世界中どこでも見かける日本人、中国人、韓国人はほとんどいません。彼女に指摘されて気が付いたのですが、子供はいないので静かです。でも、彼女にとっては子供と一緒に来る時は、トロピカルやアフロディーテ・アポロンなどの温泉のほうがいいと言っていました。福島の原子力事故についても聞かれました。<br /><br />水泳が得意なIさんがプライベートビーチになっている海岸へ行きたいと言うので、ICチップのついたリストバンドをかざし、外へ出ます。でも、結局彼女は海では泳がず、私だけナポリ湾(地中海)で泳ぎました。でも、結構波が高く危ないので砂浜と平行に少しだけ泳ぎました。<br /><br />まだ時間的に余裕があるので、3人にマッサージに興味があるか聞くとあると言います。一番奥にある医療棟の建物に行きます。中にも室内温水プールがいくつもあり、ジャクジーもあります。幸いあまり混んでなく、4人とも40分、40ユーロのオイル・マッサージを少しずつの時間差で受けることができました。私が最初だったので、地元出身の女性からいつものマッサージを受け(気持ちいいので、いつのまにか寝ていました)、他の人が終わるまでの時間にまだ回り切れていない広い園内の温水プールを探索します。<br /><br />洞窟にあるサウナは医療棟のほぼ真上でした。ここが一番高台にあるので、全体を俯瞰する写真を撮れるのです。この医療棟の奥にもプールがあるなと思っていたら、今回指摘されて気がついた子供専用のプールがあり賑やかでした。反対側に戻って多くのプールを眺めていたら、当然の如く、打たせ湯やジェット浴など色々あります。<br /><br />シャワーを浴びて、着替えて夕方にはポセイドンを出ました。少し心配していたのですが、タクシーも出口に数台待っていました。ホテルに戻ると無駄なので、そのままレストランへ行きます。昨夜失敗したので、フロントで地元の人で賑わうレストランを数か所聞き、ウェブサイトで確認して選んでいたのです。場所もこのポセイドン温泉から割と近いフォーリオ地区を選んでいました。タクシーで行くと、私には見覚えのある一帯のレストランで、しかも名前通り海岸に飛び出した絶好のロケーションです。Ristorante Umberto a Mare と言い、ソレント郊外の Giosue a Mare と同じ「a mare」海岸に面したという名前が付いています。<br /><br />案内された席も最高で、隣には夕日が海に沈むのを眺めている中年夫婦がいました。ここも結婚式等ができそうなくらい広いのですが、たまたま空いていました。受付近くにはシェフらしい人も立っています。そこでとんでもないことを思いつきました。ミラノに1年間高校留学経験のある娘に頼まれていたバジリコソースを買うのを忘れていたのを思い出しました。いつでも買えると思っていたのが間違いで、もう明日は帰国の途につき、買い物の時間なんかありません。そこで、ダメもとでシェフに泣きつくことにしました。少しでいいから、バジリコソースを作って欲しいと。入れ物も準備していないので、できたら日本に持って帰るので瓶に詰めて欲しいと。我ながら、かなり図々しいお願いです。<br /><br />先日説明するまで、イタリア料理にもフルメニューのコース料理があることも知らなかったYさんが注文したいと言うので、ア・ラ・カルト以外に2つあるコースメニューを注文しました。このレストランは予想通り正解でした。日本の刺身のように新鮮なカルパッチョがいきなり出ました。まぐろのようでした。醤油で食べる刺身と違い、特別なピンク色の岩塩か地元産のオリーブオイルをつけて食べるのです。非常においしかったです。パスタもコース料理の2種類ともう1種類頼みました。魚料理もアクア・パッツァ風など最高でした。Yさんがわかりやすいように、せっかくコース料理を二つ注文したのですが、気を利かして最初から4人に分けて食べやすくしてくれたので、却ってどれがコース料理かわからなくなりました。少し、ありがた迷惑の面もありましたが。全般的に、簡単に表現できない凝った料理がたくさん出ました。<br /><br />夕暮れ時になると、海と反対側の街中がネオンできれいにライトアップされています。しかも、途中で花火が上がりだします。どうも、今日は Festa (お祭り)のようです。帰りにレストランの目の前に、メリーゴーランドなどの簡易遊園地がありました。<br /><br />お勘定をする前に、シェフが何と小瓶どころか一回り大きい瓶にいっぱいのジェノベーゼ・ソースを入れて持って来てくれました。見ただけでおいしそうです。高級店で支払いは226ユーロとたぶん今までで最高です。でも、それだけの価値はありました。しかも、明細を見るとバジリコソースはサービスしてくれていました。丁重にお礼を言い、呼んでもらったタクシーで帰りました。実は、ポセイドン温泉からレストランまでの運転手が再度来てくれたのでした。支払いもまとめてで、60ユーロでした。<br /><br /><br />【6/13木】<br />いよいよイタリア最終日です。<br /><br />イスキア・ポルトを朝8時40分の高速船に予定通り乗ります。その前に、Yさんは近くの市場で魚などを売っているのを見て来たようです。時間があれば、ゆっくりみんなで市場に行く時間をつくろうと思っていましたが、忘れていました。<br /><br />ナポリ港からはタクシーでナポリ空港11時35分のローマ経由アムステルダム行き(アリタリア航空)で、時間もあまりありません。港でのタクシーがすぐに拾えるか不安だったので、ナポリのタクシー運転手からもらっていた名刺の会社へ携帯で電話します。幸か不幸か、英語のわからない人が応対しましたが、今イスキア島からナポリ・べヴェレッロ港へ向かう途中で、船は9時半頃港に着くので迎えに来てくれと何とかイタリア語で説明しました。おかげで、船を降りると迎えのタクシー運転手がいました。私のイタリア語も最低限の用事を足せるレベルにはなっていました。<br /><br />空港では、我々の便はエコノミークラスの表示しかないものの、すぐ隣に空いているビジネスクラスのカウンターがあったので、並ばずにすむしそこへ行きました。Oさんと私の二人で先にビジネスクラスのチェックインを済ませようとしたら、当然の如く英語で、ここは違うと言われました。それで、Oさんに「冷たいなぁ!」と嘆いていたら、突然、カウンターのイタリア人女性が日本語で「冷たくないです!」と叫ぶのです。関西人のOさんと私はズッコケました。まさに、絶妙のタイミングでした。まるで、吉本興業です。それで、日本語で「ビジネスクラスだから、ここでいいと思ったのに」と言うと、「失礼しました。ここで、受付できます」と言われました。要するに、我々二人はビジネスクラスの客には見えなかったのでしょう。でも、ローマならまだしもナポリの空港なので、まさか日本語のわかるグランドホステスがいるとは夢にも思いませんでした。<br /><br />スムーズに乗れたのですが、出発は30分ほど遅れました。ナポリ〜ローマ間は列車でも新幹線で1時間10分ですから、すぐ着きます。でも、もともと乗り継ぎ時間に余裕がないのに30分遅れたので、やっと間に合ったような感じでした。<br /><br />我々二人はビジネスクラスなので、ローマからアムステルダムまでの2時間半程度のフライトでもまぁまぁの昼食が出ました。飛び立つとすぐ眼下に万年雪のアルプス山脈が見えます。16時半にアムステルダム空港に無事到着しますが、ビジネスクラスで優先的に出てくるはずの我々二人の荷物も出てきません。嫌な予感がしていたら、案の定4人とも荷物が出てきません。ベテラン添乗員のIさん曰く、乗り換え時間が短いので、荷物の乗せ替えが間に合わなかったのだろうと。しかも、手荷物紛失のカウンターへ行くと、やはりローマに荷物は残ったままです。しかも、翌日の我々のアムステルダム〜関西空港の便へ直接荷物を乗せるそうで、結局我々は日本へ帰るまでカバンなしの状態です。<br /><br />仕方なく、タクシーでホテルへチェックインします。ですから、電車に乗らないので、今回は東京駅そっくりのアムステルダム中央駅は見ていません。運河沿いの街並みをブラブラ散策します。Mark &amp; Spencer で買い物をします。ここはオランダですが、ジェノベーゼ・ソースの瓶詰(もちろん、イタリア産)を売っているので、少し買い足しました。昨日のレストランで作ってもらったほうがはるかにおいしいことはわかっているのですが。ついでに、松の実も少し買いました。オランダもEUで通貨はユーロだから便利です。Yさんだけは別行動で、教えてあげたアンネフランクの家などを外から見物に行ったようです。<br /><br />夕食ですが、イタリアでは全て私が取り仕切っていましたが、ここはオランダでどうでもいいので、以前に住んでいたIさんの気に入っている中華料理店へ連れて行かれました。Iさんお勧めのワンタンスープと私の好物、酸辣湯スープ、青菜炒め(Chinese broccoli) はおいしかったですが、他の焼き飯、肉料理、飲茶、焼きそば(ビーフン)はたいしたことありませんでした。Yさん

ツアー風ナポリ近郊グルメ三昧と温泉の旅

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2013/06/07 - 2013/06/15

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空飛ぶドクター

空飛ぶドクターさん

【2013年6/7金 出発、ローマへ】
今回が私にとって15回目のイタリア旅行ですが、いつもとだいぶ違います。私が中心になって4人でのツアー風です。しかも、私がずっと実験したかったイタリアの温泉が目玉の一つです。もちろん、私のことですから食べ物にこだわった「グルメの旅」です。

本来はフェイスブック連動の共感トラベラーというサイトで仲間を募り、旅行会社とツアーに仕上げるはずでしたが、価格面などでうまく行かず4人だけになりました。でも、却って縛りが取れたので、自由に私のアイデア通りの旅行を計画できました。基本的には、いつもの安上がりな私の自由旅行に、少しツアー風にしてタクシーなどを多用しました。ホテルもいつもの安ホテルではなく、4つ星程度の立派なホテルを選びました。それでも旅行会社の提案よりはるかに安上がりに仕上がりました。

イタリアの温泉だけでもいくつも調べている私ですが、やはり食の面で自分が一番好きな、南イタリア・ナポリ近郊を選びました。本場、ナポリのピッツァとトマトソースのパスタ類です。しかも新鮮なシーフード(魚介類)料理がたくさんあるので、日本人にはなじみ易いと思っています。ナポリ近郊にはイスキア島の温泉があります。

メンバーは名古屋から私と同年代の女性二人、IさんとYさんです。Iさんは最近親しくなったのですが、ベテランの添乗員で彼女にはホテル、フライトチケット等を手配してもらいました。大阪からは84歳の女性Oさんが参加です。高齢者の健康増進ツアーを画策する私にとっては、Oさんに満足してもらえるかどうかが一つのポイントでした。

関西空港を10時20分発のKLMオランダ航空便なので、女性たち3人は前泊しています。私だけ朝7時50分の福岡からの便で乗り継ぎです。Oさんは高齢でもありビジネスクラス希望なので、一人では寂しいだろうと思い、私も思い切ってビジネスクラスにしました。たまにはいいでしょう。アムステルダム経由でローマ・フィウミチーノ空港には18時55分に着きました。私には地理がよくわかっているので、ローマ・テルミニ駅に近く歩いて行けるホテルなので、空港からいつものレオナルド・ダ・ヴィンチ号の列車に乗り、テルミニ駅まで行き、ホテルまで歩いてチェックインしました。でも、バスタブのない部屋でした。Iさんは予約の段階で確認していたはずですが、習慣が違うのであまり伝わってないことも多いようです。私は気にしないのですが、日本人には気にする人が多いのです。一晩だけだから、我慢してもらいました。

長旅の後でどうかなと様子を見ていましたが、みなさん夕食を外に食べに行く元気がありそうなので、知人のイタリア人(北九州市在住)から推薦されたサバティーニへタクシーで行きました。中心街から西へ行き、テヴェレ川を渡った西側にあるトラステヴェレ地区にあります。途中で、前回(ほんの半年前)花嫁の写真を撮った美術館の階段を通過します。懐かしい。レストランはサンタマリア教会前広場のオープンスペースにあり、期待通りの味でした。早速、大好きなムール貝やはまぐり料理、バジリコソースのパスタなどを食べました。ただ、軽く食べた割には高級店なのか、4人で150ユーロ(1ユーロ=約130円)と少し高い感じはしました。東京・青山にもお店があるようで、そのせいか日本語のわかる年配のウェイターが来てくれました。

今回はグルメの旅なのと、ナポリ(途中のローマも含む)方面はこれからも何度も来そうなので、いつもと違い具体的に店名から料理、値段等も少し詳しく書こうと思います。


【6/8土 ナポリへ】
昔と違って、今は南欧で切符を買うのも簡単です。長い行列に並んで待たされることはありません。自動販売機があるからです。イギリスの旗をクリックすれば、英語表記に変わります。最近できたらしく乗りたかった新幹線、フレッチャ・ロッサ(「赤い矢」という意味)の切符を4人分買います。幸か不幸か1等席は売り切れで、2等席(43 ユーロ)にしました。値段の割に、1等と2等はあまり大差がないというのが私の印象です。混んでいて4人バラバラの席でした。自動販売機の発券は自分でできるのに、おせっかいを焼いて手伝おうとする男性がいました。車両番号を確認して乗ろうとすると、勝手に若い女性が手伝ってくれ、女性陣の重いカバンを棚の上に上げるのを手伝ってくれます。案の定、別れ際にチップを要求します。まぁ、いいかと5ユーロ札を渡しました。この程度はイタリアらしくていいでしょう。きっと、さっきの男性とグルでしょう。タイミングがよすぎます。愛嬌、愛嬌。

テルミニ駅を9時45分に出発し、ナポリ中央駅に10時55分には着きました。以前は2時間10分ほどかかっていました。今度は歩ける距離ではないので、タクシーでホテルへチェックインします。4つ星の部屋が豪華なホテルで、中庭もあります。バスタブのある部屋を確認してから、ナポリ・ピッツァの本場、すぐにお目当てのダ・ミケーレ(Da Michele)へタクシーで行きます。ピッツァ・マルゲリータの名前発祥のピッツェリア、ブランディ(Brandi)とどちらにしようか迷いましたが、ソレント在住のあるイタリア人のアドバイスでやはりダ・ミケーレにしました。私は一度行ったことがあります。最近は日本のテレビでも盛んに紹介されています。ごく最近知ったのですが、支店がついに日本の渋谷にできたようですが、なかなか予約が取れないそうです。

午後3時頃だったので待たずに入れた前回と違い、12時過ぎなので予想通り行列ができていました。でも、行列がばらけているので念のため中に入ると番号札をくれました。地元民はもちろん、あきらかに世界中から来ています。イスラムの格好をした女性が嬉しそうに記念写真を撮っていました。もちろん、イタリア語でのみ数字を読み上げるので、必死で聞いていました。こんな時、少しでもイタリア語を勉強していてよかったと思います。30〜40分で順番が来ました。店の中は相変わらず白のタイルで殺風景であっさりしたものです。石窯だけは立派です。

メニューは相変わらず、マルゲリータ(赤、白、緑のイタリア国旗色;トマト、モッツァレラチーズ、バジル)とマリナーラ2種類のみです。マリナーラはチーズ(白色)がなく、代わりにニンニクが利いています。南イタリア独特の深紅のトマトソースの色が鮮やかで、酸味が利き絶品です。以前はその2種類とも小、中、大のサイズのみで、各々3.5, 4.0,4.5 ユーロでした。今回、マルゲリータは normale(小)、 media(中)と doppia mozzarella(ダブル・モッツァレラチーズ)で 4.0,4.5,5.0 ユーロに値上がりしていました。それでも、日本円に換算すると異常なくらい安いのです。マリナーラは単純に小、中、maxi(大)のサイズのみで同様の値段です。ドリンクも良心的で、コーラ、ビール全てたったの2ユーロです。欲張って、ダブル・モッツァレラチーズ(中サイズ)3つとマリナーラ(大)1つを頼みました。さすがに、多過ぎて少し残してしまいましたが、みんな大満足です。この味をみなさんに食べさせたかったのです! 大成功です。

しかし、これだけおいしい絶品のピッツァを食べ、支払いは4人分で何とたったの26ユーロ(約 3,400 円)です。ありえません。私の大好きな讃岐うどんの名店で数百円のうどんと同じです。今どき、世界広しといえども、めったにこんなに安くて美味しいものはありません。大満足です。

ウェイターの従業員は気のせいか見覚えのある気がします。イタリア男らしく、可愛い娘ちゃんらとおしゃべりに夢中で、あまり真面目に働きません。でも、この味、この値段だから腹も立ちません。安過ぎて、クレジットカードは使えません。

観光はのんびりと、まずはサンタ・ルチア港に突き出た卵城へ行きます。12世紀にノルマン王によって建てられたそうです。Yさんがルイ・ヴィトンの店へ行きたいと言うので、タクシーで移動します。結局、Iさんも買っていました。観光するには荷物が重すぎるので、一旦ホテルへ戻り、再び卵城の近くのウンベルト1世ガッレリアへ戻ります。少し無駄ですが仕方がありません。私は全く興味がありませんが、女性にはショッピングが大事なようです。

同じようなガッレリアが確かミラノにもあるので混乱しますが、元祖アーケード街のような感じの商店街です。天井がものすごく高く、屋外のような感じで好きです。でも、買い物にはあまり興味がないので、私は通路沿いにある喫茶店でジェラートを楽しみます。みんなが再集合したところで、カプチーノとスフォリアテッラというナポリ名物のお菓子(リコッタチーズにドライフルーツの入った貝の形のパイ)を注文し、みなさんに味わってもらいました。暖かいパイです。

ここでイタリア語の豆知識です。つづりは、Sfogliatella です。普通はスフォリアテッラと書いていますが、スフォリアテッレでも構いません。何故なら、女性名詞で語尾が「ア」は単数形で、複数形は「エ」に変化するからです。ですから、「パスタ」も複数形は「パステ」になります。「gli」は実際には、イタリア語では数少なく発音が難しく、「リ」と「ギ」の中間くらいの発音が正しいです。男性名詞の場合は、語尾が「オ」が単数形で、複数形は「イ」に変化します。ですから、同じイタリア南部で有名な観光地、アルベロベッロにあるまっ白い壁に円錐形の屋根の建物は「トゥルッロ(trullo)」でもいいし、複数形の「トゥルッリ」でも構いません。実際、両方の表記を見かけます。有名なスパゲッティも複数形だから「イ」で終わっています。

近くのヌオーヴォ城は外から写真だけ撮り、サン・カルロ劇場(有名なオペラ劇場)の前を通り、王宮の前を通り写真を撮り、巨大なプレビシート広場へ出ます。ここは1〜2万人集まれるようで、以前来た直後に地元のテレビでローマ法王がここで演説しているのを見ました。

次に、眺めが良さそうでずっと気になっていた近くの高台、調べるとヴォメロの丘に建つサンテルモ城へタクシーで行きました。かなりぐねぐねした道を上って行きますが、期待通りその丘からはナポリの全景が見渡せました。眼下に先ほどまでいたサンタ・ルチア港、ナポリ湾があり、向かい側にヴェスヴィオ火山が堂々とそびえています。絵葉書のような光景です。と言っても、地名を忘れているだけで、たぶん私は以前にもここに来ています。だいたい私の思考回路は同じなので、いつも同じところに来ていることが多いのです。もちろん、眺めは最高なので女性たちも写真をたくさん撮っていました。

こういう場所では帰りのタクシーを拾うのに苦労した思い出があるので、待たせています。そして、ミラノほどは有名でないドゥオーモ(大聖堂)へ行きましたが、礼拝堂はもう閉まっていました。階段に座って、いつも行くポルタルバへ予約の電話をしますが、土曜日のせいか満席で断られました。

こういう時に備えて、今回はサンタ・ルチア湾に面した眺めのいいレストラン、ロソリーノ・イル・ポスト・アッカントを調べていました。今日すでに何度もタクシーで近くを通ったサンタ・ルチア港近くのレストランです。以前にもこの近くのレストランへ入った記憶があります。でも、結論から言うと悪くはないが、所詮観光客向けのレストランでした。

まずメニューからして必ずしもナポリ料理ではありません。まず、ポモドーロ(トマトソース)のパスタがあまりおいしくありません。しかも、去年ジェノバで覚えたジェノバ名物、トロフィエ・アル・ペスト(バジリコ風味のねじれパスタ)が何故かあります。でもここはナポリです。ナポリ名物らしいアクア・パッツァ(「狂気の水」の意味)(魚一匹を白ワイン、塩水で煮込んだ料理)は Spada(チヌ、クロダイ)でおいしかったし、Orata(メカジキ)のグリルもおいしかったです。シーフード(手長エビ、ムール貝)のリンギーニ麺も美味しかったです。いつもの一人旅と違うので、こんなに沢山のメニューを味わえます。イタリアではあまりシェアすることはなさそうですが、マナー上いいかどうかはともかく、今回はせっかく4人で来ているので色々な料理を試すチャンスです。値段はチップ15ユーロ込で150ユーロ程度でした。一人5千円程度ですから、安くも高くもありません。

荷物だけ置いて出たホテルの自分の部屋に帰ると、テレビのある応接間があり、バスルームがあり、その奥にベッドがあり、そこにもテレビのある超豪華な部屋です。広すぎるくらいの部屋です。チェックインの時に勝手にアプグレードしてくれたというだけのことはあります。ところが、風呂に入ろうとすると何とこれだけ豪華な部屋なのにシャワーだけです! バスタブがないのです。他の人ほどはこだわらないのですが、3連泊ですのでさすがにバスタブが欲しいと思い、翌朝部屋を変更してもらいました。幸い、女性の部屋は二つとも(シングルとツイン)バスタブ付きのようでした。


【6/9日 カプリ島】
前もって調べると、ナポリ〜カプリ島の高速船は思ったより沢山あります。今はウェブサイトの検索でかなりの情報(特に、外国のまで)が調べられるので非常に便利です。フェリーは少し遅いですが、高速船だと50分で着きます(約20 ユーロ)。但し、気をつけないとナポリには二つの港があります。ほとんどの船がべヴェレッロ港から出るようです。タクシーでホテルから港へ行きます。今回は何度もタクシーを使っているわけですが、このタクシーの運転手にピッツェリアでダ・ミケーレの名前を出すと、Numero uno! (Number one!) とナポリで一番おいしいと同意してくれ非常に盛り上がりました。

10時にはカプリ島の港(マリーナ・グランデ)へ着きました。私にとっては3〜4回目で懐かしい感じです。一般的には、同じ港から小型船に乗り換え、青の洞窟へだけ行くツアーかカプリ島を一周するツアーを選びます。私は両方経験しています。でも、今回は陸路を選びました。

タクシーで島の西北端近くにある岩場まで行き、岩場の階段を下りると目の前に洞
窟の入り口があります。沖には3〜4隻の船が待っていますが、手漕ぎボートへの順番は期待通り交互のようです。ですから、陸路で行く人は少ないので5分も待たないうちに順番が来て、4人で乗り込み、姿勢を低くして青の洞窟の中へ入れました。以前の記憶では素晴らしいとはいえ、狭い中をたった1周、約1分半くらいの印象でした。でも、今回は空いているせいかゆっくり2周半くらいしてくれ、5分間以上滞在できました。たぶんチップが沢山欲しいので、船頭はフニクラなどの歌を唄ってくれ愛嬌いっぱいです。光の関係で午前中の方が、青さがより綺麗だそうです。我ながらスムーズで午前10時45分にはハイライトの青の洞窟観光が無事終わりました。

ちょうど知り合いが青の洞窟へ入れて非常に運がよかったと喜んでいましたが、実は季節によるのです。私が今回のツアーを6月と最初から決めていた理由です。しけることが多い冬場と違い、夏はほとんど入れることが多いのです。ただ、世界の観光地である青の洞窟は7、8月は混雑がひどく、運が悪いと手漕ぎボートに乗るのに2〜3時間かかるのです。以前、タクシーの運転手から入れる確率が高く、しかもあまり混んでいない6月か9月がベストシーズンと聞いていたのです。子供と一緒に12月に来た時はやはり入れませんでした。

待たせてあったタクシーでアナカプリ地区へ行きます。さすがにタクシー代は100ユーロ近くしました。ヴィットリア広場のバールでみんながくつろいでいる間に、私は長年気になっていた名前も憶えていないレストランを探しました。いまだに忘れられないトマトソース・スパゲッティが目茶苦茶おいしかった店です。広場からすぐ近くだったような、少し離れていたような、記憶がはっきりしません。結局は、一番近くの大通りに面した店のような気がしましたが、自信がありません。狭い階段を登って2階にあるレストランへ行き、中を見せてもらいました。思い出しました。間違いない! 夢にまで見たレストランはここです。自信を持って、3人を連れてこのレストランへ入りました。名前は Barbarossa で Ristorante & Pizzeria でした。

もちろん、トマトソース・パスタは頼みましたが、結局シーフードなどを山ほど(パスタ、タコ料理、フリットなど)頼みました。生野菜サラダもたっぷりのレモンをかけます。レモンもカプリ島の名産です。昼食ですが、146ユーロたっぷり食べました。もちろん、味はお墨付きです。前回の印象は絶妙のトマトソース味でしたが、今回シーフードなど全て美味しいことがわかりました。何故か、ここではピッツァは頼みませんでした。たぶん、おいしいのでしょうが。

目の前にソラーロ山へのチェアリフトがあるので、今回は眺めの良さそうな山(589M)の頂上へ行くことにしました。私も初めてです。結構リフトは長く、15分ほどかかってようやく頂上へ着きました。来たかいがありました。絶景です。遠くヴェスヴィオ火山も見えます。

Yさんが Chanteclair という宝石店へ行きたいといい、誰かに尋ねたらしくカプリ地区の住所まで調べています。タクシーで行きます。そう言えば、カプリ地区も初めてです。やはりこのカプリ島は富裕層が集まるのか、回りには多くのブランドショップがあります。普段縁のない私はビックリしました。アナカプリ地区の広場周辺にはたくさんのお土産屋さんはありますが。今回初めて発見したことの一つがレモンです。黄色くきれいなリキュールのリモンチェッロは知っていましたが、時期的なものか、やたらとレモンが目立つのです。しかも、テレビで見た一回り大きい程度ではなく、何とザボンほど大きなレモンもあるのです。レモン好きのIさんは幸せそのものの顔をしていました。何せ、彼女は国内ではいつもレモン漬けを持ち歩いているくらいのレモン好きです。

時間があれば、もう一度港に戻って島一周か青の洞窟にもう一度などと考えていましたが、もう4時近くとてもそんな時間はありません。改めて、カプリ島だけでも宿泊してゆっくり2日間は楽しめることがわかりました。

少し歩いていると偶然funicolare のサインが見えます。そうです。ケーブルカーです。フニクリ、フニクラの歌のフニコラーレです。思い出しました。港から出ているのでした。おかげで、タクシーより安くマリーナ・グランデ(港)へ戻りました。ナポリへ戻る桟橋と青の洞窟や島一周の小舟が出る桟橋はすぐ近くにあります。もう何度も船に乗ったことがあるので、切符売場へ一人で走って行くと、ちょうど17時05分のナポリ・べヴェレッロ港行きの高速船に間に合います。時間もちょうどいいので一度タクシーでホテルへ戻り休憩してから夕食です。

期待通り、電話予約すると今日は日曜日で、昨日満席で断られた Antica Pizzeria Port’Alba も予約が取れました。ここは私がもう数回行っているお気に入りです。アルバ門広場近くのレストランです。地下鉄の駅名もポルタルバで近くにあります。何故、このお店を知ったのか忘れていましたが、自分の旅行記を読み返して思い出しました。10年前のフィレンツェでの学会の時に知り合った日本人女性(よくある、イタリア人と結婚している)から推薦されたのでした。

まずいつものようにブッファラ(水牛)のモッツァレラチーズ入りのマルゲリータを頼もうとしたら、メニューが変わっていて、例のDOCかなんかの認証付きモッツァレラチーズの入ったマルゲリータ・ピッツァ(8.2 ユーロ)を勧められました。もちろん、フレッシュトマト入りのスパゲッティ(7 ユーロ)も頼みました。今回発見したのは、イカのフリット(オリーブ油での揚げ物)(11 ユーロ)が意外とおいしいことでした。あまり日本では好きでなかったのですが、他人が入ると自分では注文しないものを頼むので、新しい発見があります。イカの種類も違うのかもしれませんが、とにかくおいしいのです。Yさんがカレー味のリゾットを見つけ注文します。何故、ナポリの郷土料理のこの店にあるのか不思議なメニューです。あまり、気乗りしませんでしたが頼みました。結果は、やはりこのレストランで唯一あまりおいしくありませんでした。今日は昼食からやや食べ過ぎで、早くもみんな食べ過ぎでやや少な目ではありましたが、それにしてもたったの88ユーロでした。やはり、この店はおいしいだけでなく、庶民的で安いのです。昨日、満席で断られたのに、今晩は2階の席はかなり空いていました。よく見ると、1階は路地にテーブルが置いてあり、下は賑わっていました。


【6/10月】
昨夜は疲れていて早く寝たので、朝ゆっくりバスタブに浸かりました。昨日はカプリ島、今日はアマルフィ海岸の予定です。昨日までは、私の以前からの経験と下調べで問題なくきました。最後まで混乱した情報が、アマルフィとポジターノ間の船があるかどうかでした。以前に乗った記憶があるし、季節ももう6月で夏ですから船はあるはずですが、イタリア人のだんなさんを持つソレント在住の日本人女性Sさんも船は7、8月しかなさそうだと言いますし、ホテルのフロントでも昨日聞いた人はあると言い、今朝念のためにもう一度聞くと、やはり季節限定で今は動いていないと言います。

とにかく、予定通り9時15分のナポリ・ガリバルディ駅(ナポリ中央駅に隣接)から私鉄・ヴェスヴィオ周遊鉄道に乗り、約1時間で終点のソレントへ行きます。ここで少しハプニングです。ちょうどいい10時30分発のSITAバス(定期バス)があるのですが、順番待ちの列が長く乗れません。しかも、ベテラン添乗員でもあるIさんが数えると、次の11時のバスにも40人程度で乗れないかもしれないと計算しているのです。どうも彼女はタクシーで行こうと言いたそうです。私の予定では、帰りはある程度タクシーを覚悟していますが、行きはアマルフィまで一気に行くし、船がなければずっとタクシーになるので、さすがにかなりの金額になるので、なるべく避けたかったのです。そんな心配をしているうちに次のバスが来ました。幸い、何とか全員バスに無事に乗れました。以前に乗ったことのある路線で、海岸に落ちそうなくねくねした道を1時間45分かけて、ポジターノを通過し、アマルフィの街へ着きました。

到着の寸前に、眼下に港が見え、船が二隻動いているのが見えました。やはり、きっと船は動いていると確信した私は一人で走って行き、港の一角にある切符売り場を見つけました。ありました。やはり船はあります。動いています。しかも、ちょうど16時20分発ポジターノ行きと時間もばっちりです。前もって切符を4枚買いました。

まだ3時間以上あります。まずはドゥオモ広場に出ると目の前に広い階段があり、その上に立派なドゥオモ(大聖堂)があります。そして、狭い坂道を上がって行きます。ここは全然当てがないのですが、わざと不便そうな場所に一軒の Taverna Buonvicino(「良い隣人」という名前の食堂)を見つけました。大正解です。「タベルナ」は「食べるな!」ではなく、大衆食堂のことが多いのです。「リストランテ」はもう少し格の高いレストランのことが多いです。ここのトロフィエ(少し捻じれたジェノバの麺)(11 ユーロ)は生麺でジェノバで食べたものよりも美味しかったし、名前もわからない菜っ葉も最高でした。スープも美味しく、レモン味のリンギーネ(今回、Iさんが好んで注文した四角い麺)も珍しく、酸味が利いておいしかったのです。特に、レモン大好きのIさんは満面の笑みでした。しかも大衆食堂らしく、4人でたったの70ユーロでいつもの半額でした。

近くのエメラルドの洞窟へ行きたいので、タクシーに声をかけると、90ユーロと言われボラれている気がしたので、Iさんと相談しパスしかけました。すると、案の定、70ユーロでどうかと言ってきます。少し迷いましたが、他のタクシーを探すのも大変なので、乗りました。盛んに色々話しかけてきて、遠くまで行かせようとします。日本の映画「アマルフィ女神の報酬」の撮影陣の運転手をしたと自慢していました。それと、途中でソフィア・ローレンの別荘を教えてくれました。青の洞窟ほど有名ではないので、すぐに中に入れます。名前通り、青ではなくエメラルド色、つまり緑色の水面がきれいですし、水中にマリア像などがあり、内部は青の洞窟より広く、白い鍾乳石が迫っています。

アマルフィの街に戻ると少し時間があるので、ドゥオモの中に入り見学しました。そして、念願のアマルフィからポジターノの船に乗ります。船が桟橋から離れると、ほど良い距離で、階段状のアマルフィの街並みが見れます。これが、私が船にこだわった理由です。この絶景を見るためには船に乗る必要があるのです。しかも、私が6月を選んだ一つの理由ですが、季節的にそよ風が心地いいのです。そして、ポジターノの街に上陸する前には、同様に似ているけど違うポジターノの街並みが近づいてきます。40分ほどで到着しました。

いつものことですが、到着して歩いていると、ここは来たことがあると思い出します。海岸近くまで道路が来ているアマルフィの街と違い、ずっと階段状の狭い路地を上って行って1Kmくらい行かないと車の通るような道路がないのです。観光地ですから、途中には多くのお土産屋、ブティーク、画廊などがあります。いつもはあまり買い物をしない私ですが、今回は女性と一緒なのでお付き合いで洋服店にも入ります。よく見ると男性用のもあります。ポロシャツで175ユーロもしますが、珍しく色(緑色)が気に入ったので買ってしまいました。

近くの食料品などのお土産屋では、バルサミコ酢の20年物、小瓶で約1万円もするのを見つけましたが、同じく勢いで買ってしまいました。上等のエキストラバージン・オリーブオイルとバルサミコ酢で野菜サラダのドレッシングにするのが、最近の自分のお気に入りです。少しだけ、塩・コショーも使います。

午後6時を過ぎたところで、そろそろとタクシーに乗ります。ソレント方面へ戻るのですが、途中で近くの見晴らし台 (Belvedere di Positano) へ寄ってもらいました。期待通り、海岸とのコントラストがきれいな絶景地です。しかも、日本の雑誌にも紹介されたらしい有名な spremuta(生ジュース)スタンドがあります。タクシーの運転手も知り合いらしい、男性のオーナーがしぼってくれたレモンとオレンジ半々の生ジュースは新鮮でおいしかったです。

朝来たソレントからポジターノのぐねぐね道を戻って行きます。でも、厳密な目的地はソレントではなく、ソレント郊外のメータという街のレストランです。Giosue A Mare。何故こんな所のレストランを知っているかというと、1ヶ月ほど前にフェイスブック経由で紹介された日本人女性(だんなさんがイタリア人で、ソレント在住)からのお勧めです。娘さんのお祝いに使って、好評だったそうです。地元の人の結婚式などにも使われるようです。

午後7時半頃タクシーで到着すると、ホテルに付随した海岸に面した絶好のロケーションです。典型的なイタリア前菜(チーズ、生ハム)、野菜のグリル、トマトソース・スパゲッティ、シーフード・リンギーニ、地元の魚のグリル、シーフード・フリット、車エビのグリルなどを贅沢に味わいました。これで、138ユーロはリーズナブルだと思います。みんな大満足でした。

ところでドリンクですが、下戸の私とOさんはいつもミネラル・ウォーターでした。但し、イタリアらしく炭酸入りですが。炭酸入りは初めてだったOさんもあまり抵抗はないようでした。でも、さすがに水ばっかりでは少し飽きてきます。たぶん、Oさんは知らないだろうと思い、ブラッドオレンジジュースを勧めてみました。気に入ってもらえたようです。色も違いますが、普通のオレンジより酸味が強く味が濃厚です。色からどうも英語では、blood orange と呼ぶようですが、地元のイタリア語では、arancia rossa (red orange)とそのままです。Iさんはスパークリングワイン、Yさんはカンパリソーダが好きなようです。

2時間弱楽しんだところで、急に帰りの電車が心配になりました。急いでタクシーを呼んでもらってメータの駅に行きます。帰りもヴェスヴィオ周遊鉄道に乗って帰るのですが、朝来る時にソレントの3、4前の駅にメータがあったので、ソレントまで戻る必要がないと目途をつけていました。それが正解で、ナポリ行きに乗った午後9時45分の列車は最終でした。もしこれに乗り遅れたら、数万円かけてタクシーで帰るしかないところでした。


【6/11火】
いよいよ3連泊したナポリのホテルをチェックアウトし、調べてある午前9時10分発のイスキア島行きの船に乗るため、ホテルのタクシーでメルジェリーナ港へ行きます。途中で、従業員らしい女性を一人乗せます。ところが、港に着くと、どうも事務所が一時的に閉鎖されていて、結局いつものべヴェレッロ港に移動し、幸い9時40分発の高速船に間に合いました。カプリ島と同じ、約1時間でイスキア・ポルトへ着きます。気をつけないと、島には他にカサミッチョーラとフォーリオの港があります。

田舎のせいか、前もってレンタカーの予約はできていなかったのですが、ホテルのフロントで尋ねると、港の近くに何軒かレンタカ―屋があると聞いていました。ところが、オートマ車は2人乗りしかないと言うのです。前回、トスカーナでレンタカーを借りた時も少し苦労しましたが、ここではオートマ車が全くないと言うのです。もう何十年もマニュアル車は運転していないので、自信がないのでレンタカーはあきらめました。少し不便なだけで、タクシーでも回れないことはないからです。

荷物があるので、まずはホテル(Le Querce)へチェックイン。調べたとおり、海に面した絶景のホテルです。海に面した屋外プールもありますし、屋内には温泉水プールもあります。部屋にはベランダがあり、海を眺めることもできます。再度タクシーを呼び、Da Gaetano へ昼食に行きます。ここはずっと私が行きたかったピッツェリアです。オーナーシェフのガエターノさんはナポリ・ピッツァ協会の会長らしく、日本人の弟子をたくさんとっています。その中でも、一番のお気に入りの人(ニックネーム、トミー)が福岡にいて、のれん分けし、福岡にダ・ガエターノの名前のピッツェリアを開かせています。もちろん、私は福岡市薬院にあるお店に何度も行って、トミーさんも顔見知りです。

意外と小さなお店でした。私にとってはピッツァだけでよかったのですが、結局他の3人もいるので、前菜(焼き野菜)、カニ入りリンギーネなどの料理もある程度注文しました。ピッツァがおいしいのは当然ですが、他の料理も美味しかったです。しかも、たったの80ユーロです。ガエターノさんも店にいて、福岡から来た私を大歓迎してくれました。もちろん、福岡に来たことがありますし、つい最近は東京の三越で、福岡のダ・ガエターノの職員とガエターノさんと合同でイタリアフェアに参加したようです。いつも思うのですが、世界広しと言えども、職人がピッツァの修業にイタリア・ナポリまで行くのは日本人だけのようです。それほど、日本人はグルメなのです。世界の美味しいものに対して貪欲です。例えば、イタリア料理は最高においしいけれど、彼らはイタリア料理だけで満足しているようです。

ただ、少し調子に乗りのんびりし過ぎました。本当はこの日も温泉に行きたかったのです。ホテルに戻り水着等の準備をし、急いでフロントの女性にタクシーを呼んでもらいサンタンジェロ湾近くの温泉 (terme) へ行くようにしました。ところが、タクシーで降ろされた温泉は思ったより近くで少し変だと思っていました。長い階段を下りて行くと、目の前にアラゴン城が見え眺めは最高です。でも、肝心の温泉は3つ、4つしかなく、気のせいかお湯もあまりきれいではありません。Giardino Eden(エデン庭園)と名前は立派ですが。ちゃんと、面倒でも以前私が調べていたサンタンジェロ湾の近くの温泉名を言わなかったら、こんなことになったのです。サンタンジェロ湾近くと言えばわかると思ったのが間違いのもとでした。全然場所も違います。こういうのがイタリア人(フロントの女性)はいい加減です。

もう一度、タクシーを呼んでサンタンジェロの温泉に行こうかと思い、この温泉の受付女性に聞いてもらったら、これから移動して行っても、もうあまりゆっくりできる時間はなさそうでした。日本の温泉と違い明るい時間だけ開いている所も多いからです。

仕方がないので、一人10ユーロずつ払い入りましたが、結局私が少し浸かった程度でした。歩いたらともかく、アラゴン城が見えるくらいですから近いので、予定変更して、タクシーを手配しアラゴン城見物をすることにしました。思い出しましたが、かなり狭い通りをどんどん進み、細長い橋まで来ます。そこでタクシーを降り、橋を渡って行くと、入り口があり入場料一人10ユーロです。アラゴン城は島の東北端にあり突出して小高いので目立ちます。小さな島だったのかもしれません。そこに長い橋をかけたような作りです。 

エレベータ―でかなり小高い丘の頂上まで上がれます。でも、上は思ったより広く、植物園のようになっており、かなり歩かされます。さすがに、84歳のOさんが心配でしたが、ゆっくり歩いたので何とかついて来てくれました。でも、いくら歩いてもいい写真の撮れる、つまり橋が真下に見えるところにたどり着きません。ほとんど諦めて下りのエレベーターに戻ると、何のことはない、エレベーターの反対側の方向に、待ち望んでいた眺望のいい場所があるのでした。眼下に橋につながるイスキアの街並みが見えます。

昼のダ・ガエターノはともかく、夕食は珍しく考えていませんでした。何度もタクシーに乗るのも面倒なので、たまにはホテルで定食(フルコース)にしました。前菜はバイキング形式で、野菜(生、グリル)、果物、生ハム、チーズなど多彩で食べ放題です。普通においしかったです。でも、パスタやメイン料理があるので、軽くおさえます。ところが、パスタのフッシリーニといい、魚料理のアクア・パッツァ(白ワイン等での煮魚)といい、久しぶりに注文した肉料理といい、あまりおいしくないのです。特に、付け合せの野菜はべちゃべちゃで最悪でした。介護施設の給食にも携わっているYさんがこのブロッコリーは間違いなく冷凍ものだと言います。そうかもしれません。それほど、イタリアではありえないくらいまずかったのです。こんなことなら、前菜だけで腹いっぱいにした方がよかったくらいです。

イスキア島初日の今日は、温泉といい、夕食といい、失敗の連続でした。


【6/12水】
私の計画では、今日は一日ゆっくりお勧めの温泉、ポセイドン庭園温泉で過ごすつもりでした。でも、YさんとIさんがせっかくだから滞在しているホテルの温泉に入りたいと言うので、まず室内温泉に入りました。よく見ると、大きなプールタイプと別にジャクジーがありました。

それからタクシーを呼んでもらい、島の西側にあるポセイドンへ出発しようとします。すると、外で待っていた3人が初老の日本人夫婦と話しをしています。その人から私が選んだこのホテルがイスキアの市長さんの所有と聞きました。しかも、その男性はなんと元イタリア大使だった方です。しかも、私と同じような考えで、そろそろ日本人もここイスキア島のような温泉地に1週間くらいのんびりする旅行をしてもいいのではないかという考えを持っておられるようでした。

昨日行きそびれたサンタンジェロ湾に面した温泉には是非立ち寄りたかったので、少し遠回りになりますが、運転手に言って島の南端にあるサンタンジェロ湾に向かいます。私の予想では、島を時計回りに行くのかと思っていましたが、まっすぐ海岸線を西へ向かい、カサミッチョーラまで行ってから、一気に内陸部を南下し、見えてきた海岸がサンタンジェロ湾です。ここは、アランドロンの映画「太陽がいっぱい」で舞台になった地中海です。

そこを見渡せる絶好の高台に最初の温泉・トロピカルがあります。改めて、ここは最高です。受付で、日本から来た医者でイタリアの温泉に興味があり調べていると事情を言うと、無料で中へ入り写真を撮ることを許可してくれました。階段を2階に上がると、かなり広い敷地の温泉へ出て、目の前にサンタンジェロ湾が見え最高です。前回も、見学だけでしたが、改めて次回はこの温泉へ入ろうと思いました。10以上の主に屋外のプール型温泉があり、一部だけ室内になっています。走り回って写真をたくさん撮りました。以前来た時におばちゃんらが手を振ってくれた温泉プールもありました。ここにはどうも3つほどすぐ近くにホテルがあるようです。

次に、タクシーで湾の反対側にあたる地区にあるアフロディーテ・アポロン温泉へ行きました。Yさんが名前を聞いてすかさずアフロディーテの意味が「愛と美の女神」と教えてくれました。なるほど、女性には必見の単語のようでした。アポロンが「太陽の神」くらいは私も知っていました。

以前ここに来た時は雨で、狭い登り坂を延々と歩かされ、途中で止めようかと思ったのを思い出しました。特に、Oさんがいるので下で待ってもらって自分だけ見学に再度行こうかと思っていたら、何と、いつの間にかゴルフのカートのような小さな車サービスがあるのです。有料で、一人5ユーロしますが、4人一気に乗れます。楽勝です。懐かしい看板の入り口まで歩かなくて一気に上ってくれました。以前来た時は景色に圧倒され疲れも取れましたが、時期的に営業を終了していて人がいなかったので殺風景でした。今日は営業しているようです。同じように、入り口の受付で事情を説明して中に入れるように頼みましたが、ここの若い女性は少し厳しく数分間だけと言われました。文字通り、走り回って写真を撮りました。サンタンジェロ湾の見えるトロピカル温泉ほどではありませんが、ここも海に面した眺めのいい多層階の温泉水プールが10以上あります。今回は賑わっていました。ここにもすぐ近くに3つほどホテルがあるようです。

こうして意図的に回り道をして、島を横断、縦断して目的地のポセイドン温泉へ到着しました。距離もあるし、待たせたりしたので、さすがにタクシー代は120ユーロ近くしました。いよいよ今回のハイライト、イタリアの温泉の中でも私が一番好きな温泉にやって来ました。二度目です。正式名は Giardini Poseidon Terme で、英訳するとThermal Poseidon Gardens、つまり「ポセイドン温泉庭園」です。ポセイドンは「海の神」で、日本でも映画「ポセイドン・アドベンチャー」で良く知られていると思います。割と最近知ったのですが、英語ではドイツ語式に「ポサイドン」と発音するようです。園内にはポセイドンの銅像もあります。

パンフレットから少し詳しく説明します。イスキア島フォーリオ地区にあり、面した湾の名前はチタラのようです。園内には22温泉水プールあります。多過ぎて数えきれませんが、私の印象ではもっとたくさんあります。温度は28から40℃まであります。平面的ではなく、高低差がかなりあるので、6万平方メートルの広さは巨大としか言えません。小高い丘の上には洞窟を利用したローマン・サウナもあります。海に面しているだけあり、泉質は主にナトリウム、塩素、臭素などで無色・無臭です。日本の温泉と同じで、どこまで根拠があるのか不明ですが、一応、変形性・外傷後関節疾患、神経痛・筋肉痛、咽頭炎・副鼻腔炎などの呼吸器疾患、骨盤内婦人科疾患、乾癬・湿疹などの皮膚疾患(一部、ファンゴ(泥)マッサージ併用)、静脈瘤などの末梢血管障害などに有効と書いています。

奥の方に、医療棟があり、アーユルベーダ・指圧・オイル・足などのマッサージや個人・団体のアクロビクスや呼吸器疾患へのエアロゾールによる吸引療法などが準備され温泉専門医も必ず待機しています。医療保険も一部適用のようです。

入り口で1人当たり32ユーロの入湯料を支払います(13時以降だと27ユーロ)。以前は4月末しかオープンしないと思っていましたが、今は3月30日から営業しているようです。ちょっとわかりにくい奥にある更衣室で着替えてから、コインロッカーに貴重品を入れます。ここの唯一の欠点は、水着はともかく水泳帽まで義務付けられています。最初に近くのかなり大きいプールへ行き、海水プールのようなデッキチェアを確保して、私は早速プールへ入りますが、どうも女性たちは日陰でないとダメなようで、入浴してくれません。私がうっかりそのまま入浴しようとすると回りから冷たい視線を感じます。そうでした。ちゃんと、シャワーコーナーがあり、そこを通過して、ちゃんと階段のあるプールの入り口から入らないといけないのでした。ここは、立ったままハイドロマッサージが受けられます。要するに、勢いよく横から出てくる流水を利用してマッサージ効果を期待するタイプです。日本語ではジェット浴と言うのでしょうか?

昼食時間になったので、まずは腹ごしらえにします。この施設は巨大なおかげで中に立派なレストランが複数あります。色々なイタリアの温泉を回りましたが、ここが一番立派なレストラン付きです。本格的な食事ができます。トレイを持って、好きなものを取ったり、注文するセルフサービスタイプです。結局4人いるので、いつものようにシーフード・リンギーネ、スパゲッティ、焼き魚(クロダイ)、野菜サラダ(ちゃんとエキストラバージンオイルとバルサミコ酢あり)、パプリカ、ナス、ズッキーニなどのグリル野菜などをたっぷり注文し、70ユーロでした。もちろん、飲み物も頼んでいます。高くはありません。

ゆっくり腹ごしらえをした後で、少し高台にあるプールへ移動します。印象に残っている「日本式」温泉がありました。でも、何故か以前書いていた看板、giapponese は無くなっていましたが。イタリアではよくあるタイプです。膝下まで浸かる程度の深さの冷たい水中(20℃程度?)を約3m歩かせ、反対側には40℃程度の温水を歩かせるのです。古今東西よくある療法で、冷やしたり温めたりを交互に繰り返し血管を刺激するのです。女性に多い冷え症などには特に有効です。ここが特別なのは、水底に砂利石を敷き詰めているのです。ですから、足底がかなり痛いのです。ちょうど、指圧や足マッサージで足底を強く押されるのと同じ理屈です。私の想像では、有名な「指圧」が日本式ということで、「日本式」と以前は書いていたのだと思います。老若男女、結構みんな痛がりながら楽しんで何回も回っています。

そのすぐ横にここでは最高温度の40℃の丸風呂があります。長く入っていると熱くなるので、サウナのようにすぐ横に冷水(15℃)丸風呂があります。時間的にも、木に覆われたこの風呂は日陰で、ようやく女性3人もお風呂に入ってくれました。これは、結構気に入ってくれたようです。Oさんなんかも、取っ手を掴んで体をぐるぐる回して体操したりして結構楽しそうでした。回りのデッキチェアも日陰で、みなさんも仮眠を取ったりのんびりしていました。

40℃のこの温泉、外国式温泉に慣れた私には少し熱過ぎます。でも、幸い隣に水風呂があるので、ちょうど何回もサウナと水風呂を繰り返すような感じでかなりの時間を過ごしました。微妙な顔立ちの美人がいたので話しかけると、チェコ人でした。イタリア人のだんなさんと今はイスキア島に住んでいるそうで、小さい男の子がいるそうで、母乳で育てたと自慢していました。自分の母国語のチェコ語もちゃんと教えているとのことでした。ポセイドンでは、この温泉が好きだそうで、一緒に交互に温水と冷水を移動しながら、ずっと会話を楽しみました。特に、チェコは行ったこともないし、自分にとって未知の国で非常に興味がありました。最近、チェコスロバキアからチェコとスロバキアに分離したわけですが、無血革命だと自慢していました。数年前に訪れた旧ユーゴスラビアみたいに悲惨な内戦を経験せずに穏便に別れたようです。

イタリア人が多いのは当たり前で、パンフレット(メニューも)がイタリア語とドイツ語のみなので、ドイツ人客が多いのもわかっていましたが、他にはどんな国からが多いか聞くと、ロシア人、チェコ人、オーストリア人などが多いと言っていました。私にとっては穴場で、今どき世界中どこでも見かける日本人、中国人、韓国人はほとんどいません。彼女に指摘されて気が付いたのですが、子供はいないので静かです。でも、彼女にとっては子供と一緒に来る時は、トロピカルやアフロディーテ・アポロンなどの温泉のほうがいいと言っていました。福島の原子力事故についても聞かれました。

水泳が得意なIさんがプライベートビーチになっている海岸へ行きたいと言うので、ICチップのついたリストバンドをかざし、外へ出ます。でも、結局彼女は海では泳がず、私だけナポリ湾(地中海)で泳ぎました。でも、結構波が高く危ないので砂浜と平行に少しだけ泳ぎました。

まだ時間的に余裕があるので、3人にマッサージに興味があるか聞くとあると言います。一番奥にある医療棟の建物に行きます。中にも室内温水プールがいくつもあり、ジャクジーもあります。幸いあまり混んでなく、4人とも40分、40ユーロのオイル・マッサージを少しずつの時間差で受けることができました。私が最初だったので、地元出身の女性からいつものマッサージを受け(気持ちいいので、いつのまにか寝ていました)、他の人が終わるまでの時間にまだ回り切れていない広い園内の温水プールを探索します。

洞窟にあるサウナは医療棟のほぼ真上でした。ここが一番高台にあるので、全体を俯瞰する写真を撮れるのです。この医療棟の奥にもプールがあるなと思っていたら、今回指摘されて気がついた子供専用のプールがあり賑やかでした。反対側に戻って多くのプールを眺めていたら、当然の如く、打たせ湯やジェット浴など色々あります。

シャワーを浴びて、着替えて夕方にはポセイドンを出ました。少し心配していたのですが、タクシーも出口に数台待っていました。ホテルに戻ると無駄なので、そのままレストランへ行きます。昨夜失敗したので、フロントで地元の人で賑わうレストランを数か所聞き、ウェブサイトで確認して選んでいたのです。場所もこのポセイドン温泉から割と近いフォーリオ地区を選んでいました。タクシーで行くと、私には見覚えのある一帯のレストランで、しかも名前通り海岸に飛び出した絶好のロケーションです。Ristorante Umberto a Mare と言い、ソレント郊外の Giosue a Mare と同じ「a mare」海岸に面したという名前が付いています。

案内された席も最高で、隣には夕日が海に沈むのを眺めている中年夫婦がいました。ここも結婚式等ができそうなくらい広いのですが、たまたま空いていました。受付近くにはシェフらしい人も立っています。そこでとんでもないことを思いつきました。ミラノに1年間高校留学経験のある娘に頼まれていたバジリコソースを買うのを忘れていたのを思い出しました。いつでも買えると思っていたのが間違いで、もう明日は帰国の途につき、買い物の時間なんかありません。そこで、ダメもとでシェフに泣きつくことにしました。少しでいいから、バジリコソースを作って欲しいと。入れ物も準備していないので、できたら日本に持って帰るので瓶に詰めて欲しいと。我ながら、かなり図々しいお願いです。

先日説明するまで、イタリア料理にもフルメニューのコース料理があることも知らなかったYさんが注文したいと言うので、ア・ラ・カルト以外に2つあるコースメニューを注文しました。このレストランは予想通り正解でした。日本の刺身のように新鮮なカルパッチョがいきなり出ました。まぐろのようでした。醤油で食べる刺身と違い、特別なピンク色の岩塩か地元産のオリーブオイルをつけて食べるのです。非常においしかったです。パスタもコース料理の2種類ともう1種類頼みました。魚料理もアクア・パッツァ風など最高でした。Yさんがわかりやすいように、せっかくコース料理を二つ注文したのですが、気を利かして最初から4人に分けて食べやすくしてくれたので、却ってどれがコース料理かわからなくなりました。少し、ありがた迷惑の面もありましたが。全般的に、簡単に表現できない凝った料理がたくさん出ました。

夕暮れ時になると、海と反対側の街中がネオンできれいにライトアップされています。しかも、途中で花火が上がりだします。どうも、今日は Festa (お祭り)のようです。帰りにレストランの目の前に、メリーゴーランドなどの簡易遊園地がありました。

お勘定をする前に、シェフが何と小瓶どころか一回り大きい瓶にいっぱいのジェノベーゼ・ソースを入れて持って来てくれました。見ただけでおいしそうです。高級店で支払いは226ユーロとたぶん今までで最高です。でも、それだけの価値はありました。しかも、明細を見るとバジリコソースはサービスしてくれていました。丁重にお礼を言い、呼んでもらったタクシーで帰りました。実は、ポセイドン温泉からレストランまでの運転手が再度来てくれたのでした。支払いもまとめてで、60ユーロでした。


【6/13木】
いよいよイタリア最終日です。

イスキア・ポルトを朝8時40分の高速船に予定通り乗ります。その前に、Yさんは近くの市場で魚などを売っているのを見て来たようです。時間があれば、ゆっくりみんなで市場に行く時間をつくろうと思っていましたが、忘れていました。

ナポリ港からはタクシーでナポリ空港11時35分のローマ経由アムステルダム行き(アリタリア航空)で、時間もあまりありません。港でのタクシーがすぐに拾えるか不安だったので、ナポリのタクシー運転手からもらっていた名刺の会社へ携帯で電話します。幸か不幸か、英語のわからない人が応対しましたが、今イスキア島からナポリ・べヴェレッロ港へ向かう途中で、船は9時半頃港に着くので迎えに来てくれと何とかイタリア語で説明しました。おかげで、船を降りると迎えのタクシー運転手がいました。私のイタリア語も最低限の用事を足せるレベルにはなっていました。

空港では、我々の便はエコノミークラスの表示しかないものの、すぐ隣に空いているビジネスクラスのカウンターがあったので、並ばずにすむしそこへ行きました。Oさんと私の二人で先にビジネスクラスのチェックインを済ませようとしたら、当然の如く英語で、ここは違うと言われました。それで、Oさんに「冷たいなぁ!」と嘆いていたら、突然、カウンターのイタリア人女性が日本語で「冷たくないです!」と叫ぶのです。関西人のOさんと私はズッコケました。まさに、絶妙のタイミングでした。まるで、吉本興業です。それで、日本語で「ビジネスクラスだから、ここでいいと思ったのに」と言うと、「失礼しました。ここで、受付できます」と言われました。要するに、我々二人はビジネスクラスの客には見えなかったのでしょう。でも、ローマならまだしもナポリの空港なので、まさか日本語のわかるグランドホステスがいるとは夢にも思いませんでした。

スムーズに乗れたのですが、出発は30分ほど遅れました。ナポリ〜ローマ間は列車でも新幹線で1時間10分ですから、すぐ着きます。でも、もともと乗り継ぎ時間に余裕がないのに30分遅れたので、やっと間に合ったような感じでした。

我々二人はビジネスクラスなので、ローマからアムステルダムまでの2時間半程度のフライトでもまぁまぁの昼食が出ました。飛び立つとすぐ眼下に万年雪のアルプス山脈が見えます。16時半にアムステルダム空港に無事到着しますが、ビジネスクラスで優先的に出てくるはずの我々二人の荷物も出てきません。嫌な予感がしていたら、案の定4人とも荷物が出てきません。ベテラン添乗員のIさん曰く、乗り換え時間が短いので、荷物の乗せ替えが間に合わなかったのだろうと。しかも、手荷物紛失のカウンターへ行くと、やはりローマに荷物は残ったままです。しかも、翌日の我々のアムステルダム〜関西空港の便へ直接荷物を乗せるそうで、結局我々は日本へ帰るまでカバンなしの状態です。

仕方なく、タクシーでホテルへチェックインします。ですから、電車に乗らないので、今回は東京駅そっくりのアムステルダム中央駅は見ていません。運河沿いの街並みをブラブラ散策します。Mark & Spencer で買い物をします。ここはオランダですが、ジェノベーゼ・ソースの瓶詰(もちろん、イタリア産)を売っているので、少し買い足しました。昨日のレストランで作ってもらったほうがはるかにおいしいことはわかっているのですが。ついでに、松の実も少し買いました。オランダもEUで通貨はユーロだから便利です。Yさんだけは別行動で、教えてあげたアンネフランクの家などを外から見物に行ったようです。

夕食ですが、イタリアでは全て私が取り仕切っていましたが、ここはオランダでどうでもいいので、以前に住んでいたIさんの気に入っている中華料理店へ連れて行かれました。Iさんお勧めのワンタンスープと私の好物、酸辣湯スープ、青菜炒め(Chinese broccoli) はおいしかったですが、他の焼き飯、肉料理、飲茶、焼きそば(ビーフン)はたいしたことありませんでした。Yさん

旅行の満足度
5.0
同行者
友人
交通手段
タクシー
航空会社
KLMオランダ航空
旅行の手配内容
個別手配
  • KLMビジネスクラス食事

    KLMビジネスクラス食事

  • ローマのレストラン<br />(サンタマリア教会前広場)

    ローマのレストラン
    (サンタマリア教会前広場)

  • ローマのレストラン<br />シーフード

    ローマのレストラン
    シーフード

  • フレッチャ・ロッサ(新幹線)

    フレッチャ・ロッサ(新幹線)

  • ホテルの中庭

    ホテルの中庭

  • 有名なナポリのピッツェリア<br />ダ・ミケーレ

    有名なナポリのピッツェリア
    ダ・ミケーレ

  • ピッツァ・マルゲリータとマリナーラ<br />(ダ・ミケーレ)

    ピッツァ・マルゲリータとマリナーラ
    (ダ・ミケーレ)

  • 卵城

    卵城

  • 歌で有名なサンタ・ルチア

    歌で有名なサンタ・ルチア

  • ウンベルト1世ガッレリア

    ウンベルト1世ガッレリア

  • カプチーノとスフォリアテッラ

    カプチーノとスフォリアテッラ

  • 巨大なレモン

    巨大なレモン

  • 広大なプレビシート広場

    広大なプレビシート広場

  • ヴォメロの丘からの絶景<br />ヴェスヴィオ火山とナポリの街並み

    ヴォメロの丘からの絶景
    ヴェスヴィオ火山とナポリの街並み

  • ヴォメロの丘からの絶景<br />ヴェスヴィオ火山とナポリの街並み

    ヴォメロの丘からの絶景
    ヴェスヴィオ火山とナポリの街並み

  • ナポリのドゥオーモ

    ナポリのドゥオーモ

  • エビ料理

    エビ料理

  • シーフード・スパゲッティ

    シーフード・スパゲッティ

  • 豪華な部屋<br />でも、バスタブなし

    豪華な部屋
    でも、バスタブなし

  • カプリ島<br />マリーナ・グランデ

    カプリ島
    マリーナ・グランデ

  • 青の洞窟入り口周囲<br />手漕ぎボートへの順番を待つ船

    青の洞窟入り口周囲
    手漕ぎボートへの順番を待つ船

  • 青の洞窟の入り口の手漕ぎボート

    青の洞窟の入り口の手漕ぎボート

  • 手漕ぎボート<br />頭を低く

    手漕ぎボート
    頭を低く

  • 青の洞窟

    青の洞窟

  • 青の洞窟<br />手漕ぎボートも見える

    青の洞窟
    手漕ぎボートも見える

  • 青の洞窟

    青の洞窟

  • カプリ島でカプレーゼサラダ<br />カプレーゼとは「カプリ風」の意味で、トマト(赤)とモッツアレラチーズ(白)を交互に並べ、見た目にもきれい<br />バルバロッサ・レストラン

    カプリ島でカプレーゼサラダ
    カプレーゼとは「カプリ風」の意味で、トマト(赤)とモッツアレラチーズ(白)を交互に並べ、見た目にもきれい
    バルバロッサ・レストラン

  • ポモドーロ(トマトソース)パスタ

    ポモドーロ(トマトソース)パスタ

  • タコ料理

    タコ料理

  • チェアリフトで山頂へ

    チェアリフトで山頂へ

  • ソラーロ山からの海の眺め

    ソラーロ山からの海の眺め

  • カプリ地区の街並み

    カプリ地区の街並み

  • ポルタルバ(アルバ門)広場

    ポルタルバ(アルバ門)広場

  •  Antica Pizzeria  Port’Alba 入り口<br />何度も来ました!

    Antica Pizzeria Port’Alba 入り口
    何度も来ました!

  • ポルタルバ<br />やっぱりポモドーロ(トマトソース)スパゲッティ

    ポルタルバ
    やっぱりポモドーロ(トマトソース)スパゲッティ

  • ポルタルバの軒先の客席

    ポルタルバの軒先の客席

  • ポルタルバ<br />シーフードももちろんおいしい

    ポルタルバ
    シーフードももちろんおいしい

  • ポルタルバ<br />ここはピッツェリア<br />ピッツァもおいしい<br />(DOCモッツァレラチーズ)

    ポルタルバ
    ここはピッツェリア
    ピッツァもおいしい
    (DOCモッツァレラチーズ)

  • ヴェスヴィオ周遊鉄道<br />ナポリ・ガリバルディ駅にて

    ヴェスヴィオ周遊鉄道
    ナポリ・ガリバルディ駅にて

  • アマルフィのドゥオモ(大聖堂)

    アマルフィのドゥオモ(大聖堂)

  • タベルナ・ブオンヴィッチーノ(アマルフィ)<br />青野菜料理

    タベルナ・ブオンヴィッチーノ(アマルフィ)
    青野菜料理

  • 珍しいレモンソースのスパゲッティ

    珍しいレモンソースのスパゲッティ

  • 狭い階段だらけの街並み(アマルフィ)

    狭い階段だらけの街並み(アマルフィ)

  • エメラルドの洞窟<br />(アマルフィ海岸)

    エメラルドの洞窟
    (アマルフィ海岸)

  • 水中のマリア像

    水中のマリア像

  • アマルフィ海岸

    アマルフィ海岸

  • 船からのアマルフィ街並み

    船からのアマルフィ街並み

  • 船からのアマルフィ海岸

    船からのアマルフィ海岸

  • ポジターノ街並み

    ポジターノ街並み

  • ポジターノ街並み

    ポジターノ街並み

  • ポジターノの階段状の通り

    ポジターノの階段状の通り

  • ポジターノ近郊の見晴台

    ポジターノ近郊の見晴台

  • 生ジューススタンドのおじさんと

    生ジューススタンドのおじさんと

  • メータ(ソレント郊外)のレストラン<br />海に面した最高のレストラン

    メータ(ソレント郊外)のレストラン
    海に面した最高のレストラン

  • 料理前の新鮮な魚

    料理前の新鮮な魚

  • 料理した魚

    料理した魚

  • レストランから見える夕焼け

    レストランから見える夕焼け

  • 生ハム、チーズ

    生ハム、チーズ

  • シーフード・スパゲッティ

    シーフード・スパゲッティ

  • レストランからの眺め

    レストランからの眺め

  • シーフードのフリットも

    シーフードのフリットも

  • ナポリの下町

    ナポリの下町

  • ナポリ・べヴェレッロ港

    ナポリ・べヴェレッロ港

  • ホテル(レ・クウェルチ)のプール

    ホテル(レ・クウェルチ)のプール

  • イスキア島のダ・ガエターノ

    イスキア島のダ・ガエターノ

  • ガエターノさんと

    ガエターノさんと

  • ダ・ガエターノのピッツァ

    ダ・ガエターノのピッツァ

  • ダ・ガエターノの石窯

    ダ・ガエターノの石窯

  • ガエターノさんと福岡のトミーさん

    ガエターノさんと福岡のトミーさん

  • エデン庭園(温泉)からのアラゴン城

    エデン庭園(温泉)からのアラゴン城

  • アラゴン城

    アラゴン城

  • アラゴン城からのイスキアの街並み

    アラゴン城からのイスキアの街並み

  • 元イタリア大使夫妻と

    元イタリア大使夫妻と

  • サンタンジェロ湾

    サンタンジェロ湾

  • トロピカル温泉

    トロピカル温泉

  • アフロディーテ・アポロン温泉<br />海に面した絶景

    アフロディーテ・アポロン温泉
    海に面した絶景

  • いよいよポセイドン温泉(入り口)へ

    いよいよポセイドン温泉(入り口)へ

  • ポセイドン温泉の中の食事

    ポセイドン温泉の中の食事

  • 打たせ湯

    打たせ湯

  • 広大なポセイドン温泉

    広大なポセイドン温泉

  • 歩行浴

    歩行浴

  • ポセイドン温泉のプライベートビーチ

    ポセイドン温泉のプライベートビーチ

  • 打たせ湯

    打たせ湯

  • それぞれの温泉の楽しみ方

    それぞれの温泉の楽しみ方

  • ポセイドン(海の神)の像

    ポセイドン(海の神)の像

  • 洞窟サウナ(高台)からの温泉全景

    洞窟サウナ(高台)からの温泉全景

  • 島の一郭の巨大な温泉プール

    島の一郭の巨大な温泉プール

  • 海に面したレストラン<br />イスキア島フォリオ地区

    海に面したレストラン
    イスキア島フォリオ地区

  • まぐろのカルパッチョ

    まぐろのカルパッチョ

  • レストランからの眺め(夕陽)

    レストランからの眺め(夕陽)

  • レストランからの眺め

    レストランからの眺め

  • 凝った料理の数々

    凝った料理の数々

  • バジリコソースを作ってくれたシェフと

    バジリコソースを作ってくれたシェフと

  • レストラン

    レストラン

  • レストランの前の風景<br />フェスタ(お祭り)

    レストランの前の風景
    フェスタ(お祭り)

  • イスキア・ポルト(港)

    イスキア・ポルト(港)

  • 戻ってきたべヴェレッロ港

    戻ってきたべヴェレッロ港

  • 雲に隠れそうなアルプスの雪景色

    雲に隠れそうなアルプスの雪景色

  • アムステルダム

    アムステルダム

  • 夜10時のアムステルダム

    夜10時のアムステルダム

  • アムステルダム<br />皇太子(新国王)夫妻の写真が教会に

    アムステルダム
    皇太子(新国王)夫妻の写真が教会に

  • アムステルダム

    アムステルダム

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