青空のもと草原のゲルにステイしてみたくてモンゴルに行ってみた

2013/07/27 - 2013/07/29

モンゴルの広い草原を見てみた〜い！遊牧民の住むゲルに泊ってみたいと思いモンゴルへ。日本からは比較的近場なのにずっと先送りになっていましたがようやく訪問が実現しました。真っ青な空の草原を見てみたかったのですが天気が悪くちょっと残念でした。でも、滞在したテレルジは集落の外れに属していたため、コンビニがあり便利だったり、人々の生活風景を見られたりでなかなか良かったです。３泊４日でウランバートル２泊とテレルジに１泊滞在したのですがテレルジは涼しくとても気持ちのいい気候でした。

どこまでも親切な人、あまりに無神経な人、いい加減すぎる人、強盗団などに出会い、今までに無いような様々な経験をした旅でした。


１００カ国以上のいろいろな国を旅してきましたが初めて強盗に遭いました。。。
しかし、運よくその場で簡単に貴重品を取り戻すことができてしまったのです。

経緯は次のとおり
バスに乗ろうとした時、集団が寄ってきて囲まれたのです。その瞬間、やられると思いました。
何人かが私の体に密着して離れた直後、ポケットの財布が無くなっている気がしたので後ろに居るおっさんが手に羽織っているシャツを捲り上げたところ、おっさんが私の財布を持っていたので取り返して、私は何事も無かったかのようにバスに乗り去って行きました。
盗られた時の感覚が全くなかったし手際がよかったのでプロの強盗であり、強盗に携わった犯人は少なくとも３人は居たと思います。

ご参考までに詳細手口は次のとおり
→バスに乗ろうとする
→大勢が押し掛けてきて密着してくる
→私がバスのステップに一歩踏み込んだ時、前にいる人が乗り間違えたふりをして下車しようと私を押してくる
→前と後ろに押されて身動きがとれなくなる
→貴重品を盗られる
現地の方もやられるらしいのでみなさんもお気をつけください。

今回、取られて取り戻した財布はニセ財布で、少額お金と期限切れのクレジットカードが入ったものです。恐喝された時にこの財布を捨てて逃げる時に使おうと思っているので「トカゲのしっぽ作戦」と勝手に名付けています。この財布は以前、沿ドニエストル共和国と言う国を出国する際に賄賂を恐喝された時に役にたったことがありましたので、ご参考までに。

エリア テレルジ(モンゴル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 2.0
• 交通: 1.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: 中国国際航空 ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

２日目です。
今晩のテレルジのゲルの予約を代行してくれたホテルがとてもいい加減で、ゲルの名前も場所も分からないと言うのです、さらに悪いことにタクシーでは行けないから車をここでチャーターしろとか、チャーター料の他にガソリン代や運転手の宿泊費を追加されたりで１泊２日のテレルジ往復で２５０００円でとんでもないことになっていたので信用することができず急遽キャンセルにしました。
どうしようか途方に暮れながらも、明日の宿泊先探しついでに他のホテルに行って宿泊の予約をしたついでにダメもとで今晩のテレルジのゲルを手配してくれないか頼んでみたところ、手当たりしだい電話をして手配してくれたのです。タクシーを往復チャーターしていざテレルジへ！

永遠と２時間くらい悪路を走り続けようやく宿泊先に到着しました。
イメージしていた草原に点在する風景とは、ほど遠かったですが贅沢や文句は言えません。ここまで来られただけ、ゲルに泊まれるだけでも幸せです。
景観は残念だけどホテルが併設されているので不便はありません。

ベッドが５つ有って一人で貸し切り
１棟３５０００トゥグルグ≒２３００円

寝るときにストーブに薪を入れてもらったのですが保温性が高く暑くてサウナ状態になってしまいました。
なぜだか天井のビニールが剥がれていて野ざらし状態。。。

テレビもあります！
下に隙間があって思いっきり外が見えてるんですが。。。

さてさて散策開始です
早く草原を見たいのですが思いっきり繁華街です。
でもこういう風景の街並み大好き〜

何と川がありました。
モンゴルで川っていうイメージがあまり無かったのですが、川があるのは当たり前ですね。。。
浅いところを探し対岸まで渡っている人が居ました。

綺麗だ〜
できればこういう雰囲気のところに泊まりたかったなぁ〜

住宅地です。
こんなに広いのだから柵を付けて密集しなくてもいいのにと思ってしまいました。

動物が居たりのどかな風景です

散歩しながらモンゴルっぽい風景を堪能しました。

馬とゲル

こういう風景が見たかったんだよ〜

一面緑の芝のように見えますが、小さな花がたくさん咲いているのです。

西部劇の一幕のような光景です

せっかくなので気分を味わいたく乗馬に挑戦しました。
１時間８０００トゥグルグでガイドを雇うと８０００トゥグルグ追加です。
私は馬を操れないのでガイドを雇いました。

子猫で遊びながら馬を待ちました。

このおばちゃん、かったるかったようで煙草を吸いながら電話をしはじめました。

遠くから少年がやってきて少年にチェンジ
すごくいい加減で３０分で終了。。。
メチャいんちきだ、、、
まあ、乗れれば良かったので大人しく約束の金額を払いました。

丘の上に登りました。
石の山の上にある旗は山の神様のようなものとのことです。
１つの山に１つあるんだとタクシーの運転手が言っていました。

もう２０時ですがまだ明るいです。

馬を操れる人たちは広い草原を自由に走りまわっていました

手当たりしだい吠えまくっている犬でした

シャワーを貸してくれと申し入れたらホテルのスパ用のスペースを貸してくれました。

屋根修理中。
２度目の申し入れでようやく屋根を直してもらえました。
すごくいい加減で隙間が残ったままだったので、ちゃんとやってくれと言って再度、屋根に登らせているところです。

コンビニでカップラーメンやビールなどを調達しました。

このゲル、内側からカギがかからないのでドアを開けたらゴミ箱が倒れて音が出るように細工して、荷物も簡単に持って行けないように防犯対策を万全にして寝ました。
従業員はかならずノックして入ってくるのですが、夜中の１時頃にドアが空き誰か侵入しかけたので吠えて追い出しました。そして、早朝にありえない過去最悪の事態が。。。
６時前頃にドアが開けられたのですが眠かったので、侵入者が行動を起こすまで寝たふりをしていました。いきなり大声でグッドモーニング！ウォーター！と言って私が朝飲もうとしていた水を勝手に飲んでしまったのです。犯人が誰だかすぐに分かりました。昨日のタクシードライバーです。次にいきなり服を全部脱ぎ始め、空いているベッドで就寝する始末です。。。
おかげで寝られませんでした。ほんと最悪な朝です。

ホテルの有料の朝食です。
決して美味しいとは言えずたったのこれだけで１００００トゥグルグもしました。

とりあえず寝ている運ちゃんを置き去りにして荷物を全部持って散歩に出かけました。

昨日の川のところに行ってみると昨日より空が綺麗でした。
夜に大雨が続いていたので少し川が増水していました。

昨日とは違う道に行ってみます

気持ちいい〜

木々が美しい

上に登ってみたくなりましたので挑戦です。

中腹くらいに到達するとずいぶんと開けていい景色になりました

ビールいっちゃぇ〜♪

私が宿泊した集落の全景

広大です！

空気が澄んでいて山が綺麗です

ここがゲレンデだったら１分もかからず下まで行けるのに〜と思いながらとぼとぼ歩いて降りました。

のどかな集落へ戻ってきました

そろそろ見納めです

元気よく走りまわる子供を見るとなんだか嬉しい気持ちになります

電柱の下半分がコンクリート製になっているのが印象的でした。

交通手段は馬車です

本当は１３時に出発しようと思っていたのですが１２時チェックアウトだし、もう運転手が居るので１時間前倒しで出て行きました。

途中、恐竜のオブジェが有るところで停めてもらって写真を一枚

続いて亀石に寄ってもらいました

遠くにカラフルな建物が見えます

こいつが朝、人の部屋に侵入して勝手に寝てしまった運ちゃんです。
激しいダートを減速もせず突っ込むのでバンパーに結構なダメージが時々あったようで気にしていました。

車輪付きのゲル

観光客用のラクダ
モンゴルの草原地帯に野生のラクダっているのだろうか。。。

道路が壊れまくっていて、草原の中を走ったり〜

何処を走ってるんだか分からないくらい適当な走り方をしたり〜
運ちゃんは前の車をガシガシ抜かして荒い運転をしまくるのですが、私はそういうの嫌いじゃないので結構楽しかったです。馬を操る時みんな「トゥー」と言っていたので、運ちゃんに「トゥー」と言ったり、運ちゃんが日本語では何て言うんだと聞いてきたので「逝けーーっ！」て言うんだよと教えて、「イケー」だの「トゥー」だの言い合いながら前の車をガンガン抜かしてあっという間にウランバートルに到着しました。

ホテルにチェックインして外に遊びに行きました

公園にある理解不能なオブジェ
この後、バスに乗ろうとした時に強盗に遭遇したわけです。。。
バスに乗ろうとした時、集団が私の体に密着して離れた直後、ポケットの財布が無くなっている気がしたので、後ろに居るおっさんが手に羽織っているシャツを捲り上げたところ、おっさんが私の財布を持っていたので取り返したわけです。
取り返したとはいえ取られちゃったので、私としては事故認定と言うことで残念でした。
でも、あの財布はニセ財布で少額しか入っていなかったので成功していたとしても強盗の期待にはそぐわなかったのではと思われます。

ノミンデパートの上で餃子スープみたいのを食べました。
羊肉っぽい餃子とミルクっぽいスープ。底には米粒が沈んでいて美味しかったですが熱くて唇をやけどしました。

ノミンデパートの前の通りがサンクトペテルブルグっぽい感じ〜

ノミンデパート前の広場
ここに来て青空が。。。

ネタ切れでやることが無くてすごく暇ですが、日照時間が長いのでもったいなくてなかなかホテルに戻れず目的も無く散歩。

工事がとても雑です。
奥の街灯は盛り土で埋まりかけていますが点灯するのでしょうか。

レストランは入りにくいし食堂のようなところはモンゴル語で読めないのでファーストフードに入りました。
肉じゃがのような味のするスープでした。コップの中身はホットミルクです

地下道にトイレが

ホテルに戻りました。
買ったジュースに面白バーコード発見。

４日目
チェックアウトです。
写真はホテルフロントの天井なのですがゲルになっているのが分かりますか。

ホテルの方が今日は何をするのですかと尋ねてくれたので今から日本に帰りますと言うと、バスで空港まで行くという私を心配して何かあったら電話してくださいと携帯電話の番号を渡してくれました。一昨日もテレルジに向かう時に別の方が電話番号を持たせてくれました。いろいろと気配りしてくれてとてもいいホテルでした。

昨日、強盗未遂に遭って悔しかったのでリベンジということで今日も同じバス停から、しかも同じトロリーバスが来るのを待って乗り込みました。時間に余裕があるので途中で２２番のバスに乗り換えのんびりと空港へ〜

空港前は住宅の建設ラッシュです

近代的なマンションのような建物が並ぶ傍らにゲルが残っていたり、すごいギャップがあります。

こんなところにクロネコヤマトの車両が！
モンゴルは左ハンドルで右側通行なのですが、日本で使われていた多くの中古車が右ハンドルのまま活躍を続けていました。車種としてはプリウスやクラウンが多かったです。

空港近くにあった旧い飛行機

モンゴルを去ります。

珍しい機内食です。
立派な箱を開けてみると中に入っていたのは小さな漬物１つでした。

北京で乗り継ぎ中にラウンジで軽く食事をしました。
結構美味しかったのですが、アンマンが雑巾臭く危険な感じだったので一口でやめておきました。

Ｂ７８７で帰国です。今、過剰に神経質になっている機材なので世界で一番安全な飛行機だと思います。久々に青組を利用しましたが機内食の味が以前よりレベルアップしているような気がしました。機内エンターテイメント、倒しても後ろに迷惑がかからない椅子も気に入りました。

いろいろあったモンゴル旅行でしたが無事にコンプリート♪

この旅行記へのコメント （4）

• たぬき２号さん 2015/10/19 22:43:03

  ウランバートルのバス

  モンゴルは以前ツアーで訪問しました。ウランバートルの観光を放棄して
  フリーで街を歩きたい、バスに乗りたいと言ったら
  ガイドが「バスは危険なので注意してください」と、
  かなり脅されたことを想い出しました。
  こぼちゃさんなので、たいした事がなくすんだのかもしれませんね。

  こぼちゃさん からの返信 2015/10/20 00:31:36

  RE: ウランバートルのバス

  私のバスでのインシデントは運が良かったのか悪かったのか分かりませんが結果として自己解決できた為、何事もなくて良かったです。街中は少々殺伐とした雰囲気がありましたが危ないとは思いませんでした。バスはガイドさんが危ないと言うなら本当に危ないんでしょうね。。。
  とにかくどんな些細なことであっても被害には遭いたくないものです。
  お互い気を付けましょう。

• Halonさん 2013/08/05 20:47:25

  草原のゲルにステイしたい〜私もその一心でした

  こぼちゃさん　はじめまして
  
  私も昨年、テレルジの現地ツアーに参加したのですが、亀石に行く途中に川が見えました。
  その辺りで泊まられたのでしょうか。
  
  ゲルと交通手段を別々に手配したパターンの様子、集落に近いところでのステイ、店があったりなど興味深く拝見しました。
  

  こぼちゃさん からの返信 2013/08/05 22:10:11

  RE: 草原のゲルにステイしたい〜私もその一心でした

  Halonさん
  はじめまして！
  
  やっぱりモンゴルに行ったら草原とゲルですよね♪
  私が宿泊したのは亀石よりさらに３０分くらい先に行った場所で、テレルジのゲルの集落が点在しているエリアからは遠く離れていました。
  Halonさんの旅行記拝見させていただきましたが、ツアーだとそれなりにいろいろ見られて充実していますね。
  私は完全にフリーだったので自力での行動には限界が有ったのですが、偶然にも近場に川や街が有ったため飽きることなく過ごすことができました。