2013/06/27 - 2013/06/29
419位(同エリア871件中)
はまなすさん
6月下旬になり、やっとひと休みできるようになりました。
関東近郊の温泉旅館でのんびりしたくなり、箱根や伊豆エリアで旅館を探していましたが、なかなか良さそうなところが見つかりません。
そんなとき、以前ある航空会社の機内食を監修した旅館があったことを思い出しました。湯河原温泉の石葉という旅館です。この旅館は、京都の西富家や修善寺温泉のあさばと同じ世界宿文化研究学会に加入していることもあり、安心して予約しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- タクシー JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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湯河原駅からタクシーで行きました。
15分程度で到着。 -
こちらは、ロビー?談話室?です。
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石葉オリジナルのお土産が展示されています。
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今回滞在する部屋は、翠(みどり)というお風呂がない和室10畳でした。
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日本家屋のシンプルな造りです。
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縁側はありませんが、簾戸があり風情があります。
自宅にも簾戸が欲しいのですが、維持管理が難しいみたいで手が出ませんね。 -
この部屋は、お風呂はないのですが、坪庭があります。
外に出ることも出来ます。 -
こちらは、トイレ。
普通ですね。 -
冷蔵庫の中は、全て有料です。
シャンパンやビール、日本酒、ソフトドリンクなど種類が豊富です。 -
輪島塗の一人膳。
これにお茶などがセットされています。
この一人膳、気に入りました。 -
冷たい明日葉茶と和菓子を振舞われました。
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さて、温泉に入りに行きます。
温泉は、別棟にあります。 -
ここで一度外に出ます。
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階段を登ります。
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手前が男湯、奥が女湯。
翌朝、入れ替えになります。 -
脱衣場です。
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脱衣場の横に休憩するところがあります。
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さて、入りましょうかね。
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内湯は、2人ぐらいしか入れません。
狭いのですがいつも貸切のため、これで十分です。 -
洗い場は、3箇所です。
アメニティは、自宅でも使っているマークスアンドウエブ。 -
内湯から露天風呂に行く通路から。
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露天風呂です。
木々のマイナスイオンが漂い、心地よいです。
ちょっと虫が多いですが。 -
風呂上がりには、冷たい明日葉茶が用意されています。
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明日葉茶でクールダウン。
少しくつろぎます。 -
テラスがあり、解放的です。
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ちょっと日差しが強くて長居できません。
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さて、夕食になりました。
飲み物は、ヴーヴ・クリコのイエローラベルを。
先付は、葵羹、雲丹、海ぶどう、蓴菜。 -
八寸:枝豆山椒煮、鯵棒寿司、小芋田楽、煮貝、山桃蜜煮。
枝豆山椒煮、絶品でした。 -
お椀:蓮根、冬瓜、茗荷、椎茸、うす葛仕立て
出汁の取り方が素晴らしいです。
旅館の料理とは、思えません。 -
造り:めじ鮪、あおり烏賊
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焼物:函南産 鮎炭火焼
鮎の香りが素晴らしく、頭から全て食べられました。 -
炊合せ:賀茂茄子、蒸しアワビ、インゲン、針茗荷
和食器も華やかで料理に合っています。 -
強肴:鱧薄衣揚げ、万願寺唐辛子
止肴:白アスパラ、フルーツトマト、白茎芋、胡麻酢 -
ご飯:新生姜、そら豆ご飯、香の物、赤だし
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水菓子:枇杷、平井スイカ
甘味:黒糖水羊羹 -
食事が終わると寝具の用意をしてくれます。
この布団、寝心地がよくてびっくりです。 -
朝になりました。
朝食が運ばれてきます。
1品1品、丁寧に調理されています。
夕食もそうだったのですが、高級食材を使い回す料理ではなく、失礼ながら出汁の取り方が非常に上手だと思いました。
名のある料亭より、こちらの料理の方が胃が落ち着きます。
大変恐縮ですが、旅館でこのような日本料理を出せるのは、私の知る限り、ここと京都の西富家ぐらいではないでしょうか? -
朝食をいただいた後、しばらくしてから温泉に入りにいきました。
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昨日より少し小さなお風呂です。
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小さな内湯ですが、解放的です。
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露天風呂です。
小さな岩風呂です。 -
小さな池もあります。
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部屋に戻るとコーヒーとフルーツを持ってきてくれました。
コーヒーは、いつもブラックで飲むのですが、ちょっと薄すぎて香りがなく残しました。 -
連泊のため、引き続き部屋でのんびり過ごしました。
パソコンや電話、打ち合わせなどがない静寂した空間に癒されました。 -
この旅館は、山の中にあるため、周辺に観光地などはありません。
まわりの道路も坂道ばかりです。
ちょっと散歩することはできません。
館内に咲いている紫陽花を眺めたりしていました。 -
こうして蓮を眺めるのも久しぶりですね。
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お風呂の掃除中でしたが、テラスで寛いでいました。
お昼過ぎには、掃除が終わり、入っていいと言われましたので一番風呂をたのしみました。 -
絶え間無く流れる温泉。
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木々に囲まれた露天風呂は、最高でした。
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露天風呂から眺めた内風呂です。
扉の造りも豪華。 -
15時すぎに女将さんが吉備餅を持ってきてくれました。
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二日目の夕食です。
先付: 紅豆、蒸し鮑、茗荷、枝豆ずんだ -
八寸: かます胡麻寿司、蛸唐揚げ胡瓜すり流し、もろこしかぼす寄せ、川海老唐揚げ、白アスパラ昆布巻き
また、蛸の唐揚げに胡瓜のすりおろしを合わせるなんて発想がすごいです。
ここの料理は、創意工夫がすごいです。 -
お椀: 鱧、椎茸、胡瓜、柚子
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ここで日本酒。黒龍をいただきました。
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造り: 石鯛洗い
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焼物: 赤睦若狭焼き
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炊き合わせ: 小玉ねぎ、小芋、陸蓮根、相州牛舌
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進肴: 鱧・東寺湯葉・大葉揚げ
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止肴: 無花果のカリフラワー湯葉あんかけ
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ご飯: 穴子茗荷ごはん、赤だし、香の物
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水菓子: 伊豆産マンゴー、アレキサンドリア
甘味: 水牡丹、小豆餡、きなこ -
夕食後、布団を敷いてもらいました。
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煎茶をいただき就寝。
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三日目の朝食です。
一品一品が丁寧な調理で胃にもやさしいメニューです。 -
朝食をいただきながら庭を眺めると猫がいました。
目が合いましたが、警戒するわけでもなく、庭の踏み石の上で横になっていました。 -
フルーツとコーヒー。
今日のコーヒーは、美味しいですね。 -
お昼前にチェックアウトし、タクシーで湯河原駅へ。
湯河原駅から特急で東京に戻りました。
さて、こうして湯河原温泉の滞在が終わりました。
石葉旅館、湯河原の山麓にある小さな旅館ですが、日本家屋に現代の設えが整えられており、快適に過ごすことができました。
寝具や和食器にも旅館としてのこだわりを感じました。
また、夕食、朝食がとても洗練されており、驚きました。
再訪したい旅館ですね。
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