2013/05/11 - 2013/05/12
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ちびのぱぱさん
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「やりました!東京駅が、折れました!」
30年も前の、大阪駅みどりの窓口でのことです。
わたしと友人は東京駅で、一部フェリーを利用できる九州行きの切符を買おうとして、
「そんなのありません。」
と言われたのですが、
「やっぱりあった。」
ということが、大阪に来て分かったのです。
そのころ東京駅というのは、すべての地方駅にとって雲の上の存在だったようです。
窓口の育ちの良さげな若い女性職員が、そう教えてくれました。
その東京駅が、一地方駅の職員に過ぎない彼女の指摘を受け入れ謝罪したと言うことが、信じられないという様子です。
もっとも、その間違いを指摘したのは、旅行オタクの私の友人だったのですが……
結局、東京駅の出した代替案(一部払い戻し)に満足できなかったので、自分たちの方法で解決する旨告げると、
東京駅への勝利に酔っていた、かの美しき女性職員は、
「えっ?東京駅が折れたんですよ?」
と、どうにも納得がいかなかったようです。
彼女にとっては、ひとつの事件だったようですが、私たちには「東京駅」がなにをしようと、どうでも良い話でした。
古い、変な話を思い出したものです。
今では、東京駅の、どの窓口でその切符を買ったのかも忘れてしまいました。
あれから三十年が過ぎ、新装東京駅は、ますますもって存在感を増したようです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 私鉄 徒歩 ジェットスター
-
5月連休明け、札幌近郊の平地でも、枯れた葦の隙間から、ようやく水芭蕉が顔を覗かせる……
北海道では、小さな水たまりの縁にも、数輪のミズバショウの花が咲くことがあります。
だれかが、株を持ってきたのかも知れません。
千歳空港から少し苫小牧よりの湿地にも群生地がありますので、5月いっぱいは、36号線沿いの水辺に目をこらしていると、見かけることもあるかも知れません。 -
夜7時半の飛行機にまだ間があるので、空港をそのまま通り過ぎて、まもなくモダ石油というガソリンスタンドの信号を左に入り、10分ほどミズバショウの森を走ると、 -
鶴の湯、という古湯に至ります。
由来では、明治初期、鶴が傷を癒していたところから、湯が発見されたとあり、鶴の置物が随所にあります。鶴の湯 温泉
-
ひとり500円……だったかな。
シャンプー、石けんはないので注意。
あたらしいので、全体に清潔です。 -
むかしは、おどろおどろしい浴室であったけど、最近リニューアルされてこぎれいになりました。
平地にはめずらしく、かすかに硫黄臭のある含硫黄泉。
湯船に身を沈めると、窓からは、早来のなだらかな丘陵地の一角にある、この宿の敷地の疎林が、春の雨を受けて伸びをしているかのような、のどかな景色が見えます。
サウナ、露天風呂など無く、一つ湯船でひたすら湯浴みをする人々…… -
友人は、ここで年来のアトピーが消えたと、札幌からせっせと通っています。
妻は、肌がつるつるになったと、いたく喜んでおりました。 -
仕事の休みが取れなかった妻とは、空港前で別れ、ひとり施設内にはいると、
角が丸くなりかかった私のケータイに、
「六花亭のお菓子を買ってこい。」
という東京の母からの留守電が、入っていました。(マナーモードにしていると気づかない)
7000円分も購入したので、空港のダイソーでナップザックを買って、背負うことにしました。
せっかく、小さなショルダー一つにまで荷物を減量したのに……。
チェックインカウンターに行くと、少し端の欠けたA4のコピー用紙が張ってあり、
「118便は、欠航になりました。」
と書かれています。
この旅行に至るまでの、数々の不吉で忌まわしい出来事が、一気に脳裏によみがえってきて、もう少しで意識を失うところでした。
「明日の出発になるのだろうか、今晩どうしたらよいか、予約してある成田のホテルはどうするか……。」
数々の不安が去来します。 -
結局、45分後に出発する、次の便に振り替えてくださいと言うことでした。
「機材繰り」という曖昧模糊とした言い訳で、乗客の少ない便の間引きをするのは、大手飛行機会社の常套手段かと思ったら、LCCもやるんですね。
飛行機会社の、この「節約術」にはたびたび泣かされます。
浮いた時間をつぶすべくウロウロしていると、展望室の手前にある新しいフードコートを発見しました。 -
330円の生ビールを口に運びながら、雨に濡れる滑走路に次々降り立つ飛行機を眺めているうちに、少し冷静になってきました。
そういえば、対応に出た地上係員の女性は、こちらに何も言わせまいと、目を合わせずに早口でまくし立てました。
後ろにいた客の「だから格安航空会社はいやだ。もう乗らん。」ということばが彼女たちに突き刺さっている。
なんか、身につまされます……
どちらかというと、既存大手のお得意技のように思えるのですが……。 -
この旅の唯一の道連れ、石川啄木の「一握の砂」のページをめくります。
浪淘沙(ろうとうさ)
ながくも声をふるわせて
うたうがことき旅なりしかな
啄木は妻を残し、釧路から単身函館に向かうとき、船の石炭の積み遅れで三日も足止めを食らったといいます。
それから較べれば、だいぶましかな……
声を震わせて詩を吟ずるかのような、わびしげな旅と言うほどでもありませんが、久しぶりのひとり旅にしては、どうも心が塞ぎます。
-
初めて乗ったジェットスター120便は、結局、さっさと搭乗を開始して、本来の118便の予定より、20分遅れただけで到着しました。
ただ、成田空港に着くと、ちょうどホテルのシャトルは行ったばかりで、40分も間があります。
退屈なので、10時を過ぎた出発ロビーをウロウロしていると、警備員に不審者と思われて、
「泊まる気じゃないでしょうね。」
と、痛くもない腹を探られました。
「もうまもなく、出発ロビーは閉鎖になりますから、到着ロビーの方に移動するように。」
ということです。
はいはい、わかりました。
そんなに怪しく見えるのだろうか……、やや自尊心が傷つく。 -
翌朝の、ホテルの部屋から見た眺め。
札幌から来ると、成田空港だし、むあっと湿ったあたたかい夜だったし、なんだか東南アジアに来た気分です。 -
成田ビューホテル
老舗の良いホテルです。 -
季節は五月 -
成田駅前で朝マック
テラス席で英字新聞を広げる外人さん
コーヒーの香りが、朝の空気を引き締めています
蜂蜜のしみこんだホットケーキに挟んだベーコンエッグ -
人通りもまばらな、朝の新勝寺界隈 -
中学生が、脇目もふらずにいつもの道を行く。
ふと、自分のそのころを思い出します。
学校って……、きらいでしたね。 -
そうそう、こんな感じの……、ラーメン屋の横を通って学校に行きました。
店の脇では、仕掛けにかかったネズミがばたばたしていました。 -
母と同じ名前の詩人 -
-
-
みやげ屋は開店の準備に余念が無く、夜の空港で不審者にまちがわれる私など、まるで眼中にないふう。
ふだん、だれ彼となく声を掛けるわたくしも、なぜか目を伏せたりなんかして……
どうも、調子がでません。 -
川豊の店先では、いつものように二人の職人が、丸くなってウナギをさばいています。
もうはや店は開いていて、香ばしい匂いが漏れてきました。 -
-
そろそろ九時になります。
駅に戻って、京成で日暮里まで行き、山手線で東京駅に行こうか知らん -
東京駅、丸の内口からでると、皇居に向かってまっすぐ行幸通りが延びる。行幸通り 名所・史跡
-
振り返ると、復活した東京駅が見えました。
かの有名な、明治の建築家、辰野金吾さんの作った日本の中央駅が、建設当時の姿のまま蘇りました。
ほかにも、近くにある日本銀行本店、北海道の人にはおなじみ日銀小樽支店、それから、奈良ホテルなども彼の設計です。
1914年に開業した当初の東京駅は、1945年5月25日の東京大空襲で、焼け落ちてしまったのだそうです。
今回、このようにもとの姿に復元されたことで、ようやく東京駅の戦後が終わったということなのでしょうか。
-
実に堂々とし、ロンドンのビクトリア駅や、姉妹駅であるアムステルダム駅、それに来年姉妹駅となる予定のニューヨーク・グランドセントラル駅と較べても、多少身びいきは認めますが、遜色はないと言っちゃいます。
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近づいてみると、経年による重厚感があり、いかにも修復しました感が無いのがうれしい。
修復にあたってどのような苦労があったのか、鹿島建設のホームページには創建当時の工法を忠実に再現したことがうたわれていました。 -
-
左右のドームの天井には、紋章が施されていて、写真では分かりませんが、たぶん、鳩さんが侵入しないようにだと思いますが、網が掛けてありました。
鳩というのは、かわいいのですが、ナニをしますので、ナニですね。 -
八重洲口の北側から出て、日本橋の方に歩いてみました。 -
二人乗りのカヌーを楽しむ人たちがいます。
カヤックですね。
二艘やってきて、みていると、外人さんも混じっている。 -
-
高度成長期の勢いで、こうなっちゃったのでしょうか。 -
折しも「神田祭」の真っ最中で、日本橋三越は祭りバージョンになっていました。
御輿が展示してあって、はっぴをまとったいなせな姉さんを、枯れ枝のようなご老人が一眼レフカメラを構えて狙っています。
シャッターを押すまで、前を横切るのを遠慮したのですが、ご老人はなかなかシャッターを切らない。
5秒、10秒……、う〜ん切らない!
撮られる姉さんの表情にも、微妙な変化が現れますが、切らない!
たっぷり30秒は、構えたままでした。
昔、シャッターをなかなか切らない父に、母が苦言を呈していたのを思い出して、思わず出そうになる笑いをかみ殺しつつ、恐縮するご老人と、ねえさんのあいだを通り抜けました。 -
三越といえば、ライオン。
東京駅と同じ、1914年製。
ロンドンのトラファルガー広場にあるものを模したそうです。 -
三井銀行のところから左に折れて、日銀本店の前に来ました。 -
ここもまた、辰野金吾さんの手になる建造物。
東京駅も、日銀も、関東大震災にも耐えたという堅固な作り。
よって、辰野金吾は辰野堅固と言われたとか……
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この旅行記へのコメント (4)
-
- fuzzさん 2014/10/28 18:26:05
- 東京駅
- ちびのぱぱさん、こんばんは。
やはり私達地方の人間からすれば東京駅はなんか特別感を抱きますね。
私も今年、やっと綺麗になった東京駅を外から見る事が出来ました。
成田界隈へも行って来ました。
同じ道をたどったと思うと親近感が沸いてきます。
成田ビューホテルの11階のバーへは行かれましたか?
空港の滑走路内の誘導灯の点検が夜11:30から始まるのですが
それがとてもきれいだと有名です。
私も一度は見てみたいと思っています。
fuzz
- ちびのぱぱさん からの返信 2014/10/28 21:04:58
- RE: 東京駅
- fuzzさんこんばんわ
成田空港は、最近すっかりご無沙汰していましたが、独特の雰囲気がありますね。
開港から30年以上を経て、貫禄すら感じるようになりました。
昨年、ジェットスターを利用したためにはからずも訪問することになりましたが「旅心」にあふれています。
ホテルの11階にそんな穴場があるとは、調査不足でした!
もっとも一人バーでカクテルを傾けて似合うわけもなく(笑)、お一人様には敷居が高いですが。
なにしろ、不審者扱いされていますから。昔のように、もう少し身なりに気を遣うようにしようと思います(本来、年を重ねるごとにそうすべきなのだと反省中)。
fuzzさんの成田の旅行記、読ませていただいたかと思いますが、あの辺りは興味深いところですね。
いつかゆっくりと廻ってみたい。
ご訪問、ありがとうございました。 ちびぱぱ
-
- nakamasananiwaさん 2013/05/20 10:10:03
- ♪
- おはようございますw
シンガポール、空気がきれいなのかここ数日はとてもコントラストの利いた天気が続いていて何かキモチよいのですが、日向にいるとすぐに日焼けします。
成田周辺のほんまに成田さんって感じの空気がええですねぇw
うなぎ食いたし♪
ダイソのザック、Don't foget all the goodtimes we shared!! Good luck,everyoneって書いてあるごついナイロン生地でひもが太いほうですか?(2種類あってもひとつは薄いし、ひもが細くて痛いん。)
そやったらおいらの愛用品でございます。とってもお気に入りで何処行くにも現地で使ってます。近場の一人旅ならこれだけってことも多々あるぐらい、ははお揃(笑
何かうれしい♪
- ちびのぱぱさん からの返信 2013/05/20 12:22:20
- RE: ♪
- おはようございます
関東は、シンガポールに思えるくらい、蒸し暑かったです。(最近、本物のシンガポールからはご無沙汰ですが……)
ダイソのザックは、母が気に入って「つかう」というので、置いてきてしまいました(笑い)。
とにかく、荷物を持つのが嫌いで……
北海道は、ようやく桜の開花を迎えました。
ほんとうに、今年は異常です。
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