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両親を連れて黒部ダムに行きました。<br />車イスで行けるか不安でしたが、結果は大成功でした。<br /><br /><br />ゴールデンウイークに両親を連れて黒部ダムに行きました。両親を連れて黒部ダムに行きました。<br />父は足が悪く、車椅子です。ペースメーカーも入れていて、身障者1級の資格(?)も持っています。<br />黒部ダムに行かれたことのある人はお分かりと思いますが、トローリーバスに乗ったり、最後に放水ダムの展望場に辿り着くまでは、200段以上の階段を登らなくてはならなかったりと、「健常者でないと無理」というイメージがあると思います。<br /><br />しかし、挑戦して見て分かったのですが、バリアフリー対策が至る所でしっかりしているのです。<br /><br />皆さんにも是非紹介したいと思います。<br /><br />私たち3人(足の悪い父と介添えの母、そして私)が黒部ダムに行ったのは、5月4日。ゴールデンウイークの半ばであり、大変な混みようでした。<br /><br />まず駐車です。<br />駐車は、シーズンで無ければ、トローリーバスの発着駅のある扇沢駅の駐車場まで行けるのですが、当日は混雑期でしたので、扇沢駅の3km程手前の臨時駐車場で降り、そこから回送バスで行かなければいけません。<br />しかし、「車椅子」であることを告げると、そのまま通してくれました。第一関門突破です。<br />続いて、扇沢駅のすぐ手前の橋で、もう一回、今度は警察に停められました。<br />そこで車椅子であることを告げると、何やら無線で交信して、「扇沢駅に入ったら、係員に従って下さい。」と言われ、ここも抜けました。<br />扇沢駅の駐車場エリアに入ると、係員が誘導してくれ、駅の真横の建物のすぐ横の専用スペースに誘導してくれました。<br /><br />次は切符を買うために並びます。<br />混雑期であり、午前10時くらいでしたが、100人は並んでいました。切符は1階の外で買うのですが、そこへ車椅子を乗せた父らと並んでいましたら、またまた係員が来て、「寒いでしょうから切符を買う人以外は、2階でお待ちになってください」と両親を誘導して、乗り場のある2階に連れて行ってくれました。※但し、切符を買う順番は特に優先されませんでした。<br />しかし、この係員の親切心に感謝です。<br /><br />ほどなく、20分ほど並んで切符も買え、いよいよ今度は乗車です。<br />通常はトローリーバスに乗るために、これまた長い列に並ばなければならないのですが、これも優先乗車です。係員付添の上、一番乗車できます。<br />バスへの乗車に際しては、車椅子の人の足の具合により、ノンステップ用の器具をつけてくれたり、段差を無くすため、ワンステップの階段ををつけてくれたりします。私の父はまだ全く歩けないわけではないので、車椅子から降りて、ワンステップの階段つけて、段差の少ない状態で乗車しました。係員3人で対応いただけました。感激です。<br /><br />トローリーバスで扇沢駅〜黒部ダム駅へ。<br />満員電車の中、20分ほど、黒部ダムの歴史、概要を聞きながら、登って行きます。<br /><br />そしていよいよ黒部ダム到着です。<br />到着後、やはり係員が待っていてくださり、ワンステップ用の階段を準備してくださり、難なく降りれました。<br /><br />そしてここから難所です。<br />通常は黒部ダム駅構内に隣接する200段の階段を登り、展望台へ到達するのですが、やはりここも、車椅子用の別ルートへ案内されました。<br />傾斜20度程度の緩やかなトンネルを係員の誘導の元、200mくらい下って行くのです。<br />そして展望台へ!!<br /><br />トンネルを抜けると、残雪の残るアルプスと共に、勇壮な黒部ダムの巨大建造物があらわれます。<br />当日は風こそ強くて、5月なのにダウンジャケットをきていましたが、空は青く晴れ、素晴らしい景色でした。<br /><br />ただダムの放水は、例年6月25日からだそうで、大迫力の放水が見れなかったのは、ちょっと残念でした。<br />しかし、父も齢80近くにして初めて見る黒部ダムに感慨深げでした。とても喜んでくれました。<br /><br />一通り展望台を歩き回った後、戻りますが、帰りももちろん優先乗車です。<br />毎時間、5分と45分に扇沢駅への復路のトローリーバスが発車していますが、発車の20分前に、「案内所」に声をかければ、同じように係員誘導のもと、バス乗り場に特別ルートで行けます。<br />※但し、行きは下りでしたが、帰りは登りで、私の一人でおしましたが、正直、途中でバテました。途中で係員の方が代わりに押してくれました。申し訳ないです。<br /><br />以上が車椅子で行った黒部ダムです。<br />バリアフリー対策がしっかりしていて、駅員の方も親切で、車椅子の方もきっと楽しめます。<br />車椅子だから、、、と諦めることはありません。<br /><br />皆さんもぜひ行かれてください。<br />私の投稿がお役に立てば、幸いです。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />

車椅子で行く黒部ダム

7いいね!

2013/05/04 - 2013/05/04

195位(同エリア294件中)

3

2

はるトラさん

両親を連れて黒部ダムに行きました。
車イスで行けるか不安でしたが、結果は大成功でした。


ゴールデンウイークに両親を連れて黒部ダムに行きました。両親を連れて黒部ダムに行きました。
父は足が悪く、車椅子です。ペースメーカーも入れていて、身障者1級の資格(?)も持っています。
黒部ダムに行かれたことのある人はお分かりと思いますが、トローリーバスに乗ったり、最後に放水ダムの展望場に辿り着くまでは、200段以上の階段を登らなくてはならなかったりと、「健常者でないと無理」というイメージがあると思います。

しかし、挑戦して見て分かったのですが、バリアフリー対策が至る所でしっかりしているのです。

皆さんにも是非紹介したいと思います。

私たち3人(足の悪い父と介添えの母、そして私)が黒部ダムに行ったのは、5月4日。ゴールデンウイークの半ばであり、大変な混みようでした。

まず駐車です。
駐車は、シーズンで無ければ、トローリーバスの発着駅のある扇沢駅の駐車場まで行けるのですが、当日は混雑期でしたので、扇沢駅の3km程手前の臨時駐車場で降り、そこから回送バスで行かなければいけません。
しかし、「車椅子」であることを告げると、そのまま通してくれました。第一関門突破です。
続いて、扇沢駅のすぐ手前の橋で、もう一回、今度は警察に停められました。
そこで車椅子であることを告げると、何やら無線で交信して、「扇沢駅に入ったら、係員に従って下さい。」と言われ、ここも抜けました。
扇沢駅の駐車場エリアに入ると、係員が誘導してくれ、駅の真横の建物のすぐ横の専用スペースに誘導してくれました。

次は切符を買うために並びます。
混雑期であり、午前10時くらいでしたが、100人は並んでいました。切符は1階の外で買うのですが、そこへ車椅子を乗せた父らと並んでいましたら、またまた係員が来て、「寒いでしょうから切符を買う人以外は、2階でお待ちになってください」と両親を誘導して、乗り場のある2階に連れて行ってくれました。※但し、切符を買う順番は特に優先されませんでした。
しかし、この係員の親切心に感謝です。

ほどなく、20分ほど並んで切符も買え、いよいよ今度は乗車です。
通常はトローリーバスに乗るために、これまた長い列に並ばなければならないのですが、これも優先乗車です。係員付添の上、一番乗車できます。
バスへの乗車に際しては、車椅子の人の足の具合により、ノンステップ用の器具をつけてくれたり、段差を無くすため、ワンステップの階段ををつけてくれたりします。私の父はまだ全く歩けないわけではないので、車椅子から降りて、ワンステップの階段つけて、段差の少ない状態で乗車しました。係員3人で対応いただけました。感激です。

トローリーバスで扇沢駅〜黒部ダム駅へ。
満員電車の中、20分ほど、黒部ダムの歴史、概要を聞きながら、登って行きます。

そしていよいよ黒部ダム到着です。
到着後、やはり係員が待っていてくださり、ワンステップ用の階段を準備してくださり、難なく降りれました。

そしてここから難所です。
通常は黒部ダム駅構内に隣接する200段の階段を登り、展望台へ到達するのですが、やはりここも、車椅子用の別ルートへ案内されました。
傾斜20度程度の緩やかなトンネルを係員の誘導の元、200mくらい下って行くのです。
そして展望台へ!!

トンネルを抜けると、残雪の残るアルプスと共に、勇壮な黒部ダムの巨大建造物があらわれます。
当日は風こそ強くて、5月なのにダウンジャケットをきていましたが、空は青く晴れ、素晴らしい景色でした。

ただダムの放水は、例年6月25日からだそうで、大迫力の放水が見れなかったのは、ちょっと残念でした。
しかし、父も齢80近くにして初めて見る黒部ダムに感慨深げでした。とても喜んでくれました。

一通り展望台を歩き回った後、戻りますが、帰りももちろん優先乗車です。
毎時間、5分と45分に扇沢駅への復路のトローリーバスが発車していますが、発車の20分前に、「案内所」に声をかければ、同じように係員誘導のもと、バス乗り場に特別ルートで行けます。
※但し、行きは下りでしたが、帰りは登りで、私の一人でおしましたが、正直、途中でバテました。途中で係員の方が代わりに押してくれました。申し訳ないです。

以上が車椅子で行った黒部ダムです。
バリアフリー対策がしっかりしていて、駅員の方も親切で、車椅子の方もきっと楽しめます。
車椅子だから、、、と諦めることはありません。

皆さんもぜひ行かれてください。
私の投稿がお役に立てば、幸いです。










旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
家族旅行
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車
  • トローリーバスに優先乗車です、係員さんが丁寧んい対応してくれます。

    トローリーバスに優先乗車です、係員さんが丁寧んい対応してくれます。

  • 展望台への車椅子専用のスロープです。

    展望台への車椅子専用のスロープです。

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この旅行記へのコメント (3)

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  • こまにゃさん 2019/06/06 20:23:34
    とても参考になりました♪
    はるトラさま、

    初めまして。父が黒部・立山アルペンルートに行きたいと言うので、
    情報を探しており、こちらに辿り着きました。
    父(88歳)は車椅子、母(77歳)はペースメーカーを入れており、
    障害者二人を連れての旅行になります。

    父の「壮大で綺麗な山を観たい&トロッコ列車に乗りたい」との希望が
    あるので、私は黒部から室堂、立山、宇奈月へと2泊3日で向かう予定です。

    実際に車椅子が通れる通路について言及されている方が少ないので、
    とてもこの旅行記が参考になりました。二人を連れて出かける勇気が湧いてきました。
    頑張っていってきます♪

    ありがとうございました。
  • chiinaさん 2013/05/16 12:50:44
    情報に感謝です。
    はるトラ様

    はじめまして。
    旅行記拝見させて頂きました。

    ご両親様とのご旅行が出来た事
    本当に良かったですね。

    又、車椅子でも黒部ダムに行けるなんて
    情報を頂き感謝しております。

    私も両親と旅行に出掛ける時に
    諦めざるおえない観光地や観光施設があり
    計画を立てるのが難しくなってきた今日この頃です。

    このような情報を頂けると大変助かります。
    有難うございます。

    年老いた両親と出来るだけ一緒に
    色々な経験、思い出をして行きたいと思っております。

    又是非情報を頂ければありがたいと思います。

    chiinaより

    はるトラさん からの返信 2013/05/19 17:05:35
    RE: 情報に感謝です。
    chiina様

    コメントありがとうございます。
    ご返信が遅くなり申し訳ありません。
    私の投稿がお役に立てたようで本当に幸いです。
    今回初めて車椅子の親を連れて行きましたが、結構どこの施設も車椅子対応がよく出来ていて、びっくりしました。
    どこでも優先駐車、優先乗車で、周りの人に申し訳なくなるほどです。
    私も、足の悪い親のおかげ(?)で随分得し、こんなに得するなら、もっと他の所にも行きたいと思うようになりました。

    親孝行できるうちに、行きたいところに連れて行っあげたいと思います。

    chiinaさんも、ご両親と素敵な思い出を作って下さい。

はるトラさんのトラベラーページ

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