白井の史跡散策

2013/04/13 - 2013/04/13

ちいき新聞の千葉ＮＴ版に掲載された、しろい散歩道の地図を片手に散策しました。

コースは、　
弁天池　⇒　北総鉄道の西白井駅　⇒　孝心道標（江戸幕府の馬の放牧地と街道の境に建つ）⇒　中野牧（江戸幕府の馬の放牧地）野馬除土手　⇒　馬頭観音　⇒八幡神社　⇒　西白井駅

の距離５．４ｋｍのコースを、途中寄り道しながら１０ｋｍ程歩きました。

ネットに掲載されている「しろい文化財散策マップ」が参考になります。
同じコースを含めて１８のコースがありますので、興味のある方は参照して下さい。
今回のコースは、富士地区　牧場コース　に該当しています。

エリア 鎌ヶ谷・印西・八千代(千葉)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩

地図で確認しましょう。

右下に弁天池、ここから右上の西白井駅を経て、左に進んで行きます。
左手の中野牧馬除土手から、馬頭観音までの間をあちらこちらぶらぶらしながら歩きました。
馬頭観音からは右手に一直線に進むコースです。

地図右側の拡大図です。

興味ある方はどうぞ。











同じく左側の拡大図です。

初めに目に入ってくるのが、大きな丸いガスタンクです。

京葉ガス　白井供給所　と書かれてます。

右手に見えるのは、北総鉄道沿いに走る国道４６４号線。

国道に沿って西白井駅の方向に歩いて行きます。

白井市は千葉県で有数の梨の産地です。





白い花が咲いて、実を付けるのももうじきでしょうか。

右手沿いを流れる神崎川を見ながら歩きます。






川の両岸では、歩道整備が行われています。




川の向こうに広がる新興住宅街。千草台と言う住宅街の様です。

弁天様のお堂が見えてきました。

案内地図によりますと、ここが　七次の弁天池　ですね。

ネットの地図ですと、白井木戸の弁天池　となっています。
http://city.shiroi.chiba.jp/data/service/0000000086_0000001362.pdf

ネットの地図から以下説明文を引用。

この弁天池は池と浮島からなります。

かっては上流に八幡沼と言う湖池があり、

鎌倉時代に小金原で生まれた馬が水を飲みに来たと言う伝承が残っています。

引用はここまで。

この辺りの様子から、最近整備されたらしいと思われます。

立派な銅葺き屋根のお堂です。

弁天池から神崎川沿いを歩いて、川を渡り西白井駅に向かって歩きます。



途中湧水池を横目に見て、けやき台と言う団地の横を通り過ぎますと、

目の前に見えてくるのが、西白井駅です。

西白井駅の駅舎、北総鉄道を跨いだ建物になっています。

駅前広場に、関西ではなじみの餃子の王将がありましたので、こちらで昼を摂る事にしました。

一服した後、次の目標である中木戸・孝心道標に向かって南西の方向に歩きます。

以下ネットの地図から引用します。（カッコ内は筆者追記）

牧（中野牧）と街道（風間街道）の接点に設置された木戸の跡です。

孝心道標は明治２６年に設置されたものです。
引用ここまで。

道標を後にして、さらに道を南西に進みます。


工場や商店の立ち並ぶ道を歩いて行きます。

ところどころには、畑も点在していて目に優しい光景にほっとする事もあります。

三河庵　と言ううどん屋の角を右に曲がって少し行き、















大きな鉄塔の手前を左に、小さな路地に入ります。

富士西子どもの遊び場の一角に、中野牧野馬除土手の遺構が残っており、整備保存
されています。
http://city.shiroi.chiba.jp/detail/026-000693.html

中野牧野馬除土手に関して、ネット地図から引用します。

江戸時代、冨士地区は小金牧の一つである中野牧（なかのまき）に含まれていました。
牧には馬が放牧されており、境界には馬が逃げ出さないようにするために野馬除土手（のまよけどて）が築かれました。

白井市内にあった野馬除土手の多くは、牧の廃止とともに始まった開墾によって多くは消滅してしまいましたが、


ここの野馬除土手は、市内では保存状態が良好なものです。


引用ここまで。

野馬除土手を見た後、鉄塔の所に戻り、書店のある所を右に折れて馬頭観音のある方向に進みます。

途中にも馬除土手の遺構がありました。

右手に先程の馬除土手があり、この先のカーブミラーの下に

以下、ネット地図より

馬頭観音は明治４０年に建てられたもので、野馬除土手の裾にあります。

馬頭観音から北東に歩くと八幡神社に突き当たります。


以下ネット地図から引用
境内には開拓３０周年記念碑や顕彰碑があり、開拓によって町開きされた富士地区の歴史を物語っています。

八幡神社を出て更に北東に歩くと神崎川に出ます。この辺りに冒頭に記した沼があったと想像します。


白井のちょっとした歴史を感じながらの散策でした。