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■ビグニーツィの長距離走<br /><br /> 先日、友達のエジックから電話あり、ペテルブルグに一緒に車で行こうと誘われました。エジックは途中で長距離走に参加して、終わったらそのままペテルブルグに行って友人のところに泊まるつもりです。タリンからペテルブルグまでの距離は400キロ以上あり、途中に国境もあるから、彼は一人で車で行きたくなかったので、僕に声をかけたというわけです。僕にもペテルブルグに友達がいるし、ちょうど用事もあったので、エジックと一緒に出掛けることにしました。<br /><br /> 長距離走はエジックの趣味です。彼は、タリン、ペテルブルグ、ストックホルムなどでマラソンに何回か参加したことがあり、走るのが大好きです。旅行の1週間前にエジックから連絡があり、知り合いのアンドレイ・バービンという記者もついていくことになりました。アンドレイは60歳の男性で、時々エストニアの雑誌に記事を書いていますが、彼もスポーツマンで、40回以上もマラソンを走ったことがあるそうです。<br /><br /> 長距離走は、2月23日の12時から開始されます。場所は、レニングラード州のビグニーツィ(Бегуницы)という村です。面白いことに村の名前は、ロシア語の「走る」という言葉に似ています。ビグニーツィは、タリン−ペテルブルグ道路の途中に位置しており、タリンから285km、国境から73km、ペテルブルグから80km離れています。エジックは、その村で15kmの長距離走があることをインターネットで知りました。2月23日は、ロシアの「祖国防衛者の日」で、土曜日でもあったので、私も迷った末に長距離走に挑戦することにしました。<br /><br /> 前日の22日までいろいろ考えていました。2人が走っている間、1時間以上かかります。着替えや手続きなどを含めて2時間はかかるでしょう。その間、私は何をしていたらいいかと考えて、じゃあ、チャレンジしてみようということにしました。実に言えば、走ることはあまり好きではありません。学校時代を思い出すと、体育の授業で2〜3キロ走って、死にそうな思いをしたことがあります。日本に留学中は、体力をつけるためジムのランニングマシンで走っていましたが、結局3キロ以上走るのは大変でした。ビグニーツィは15キロ!それの5倍も走れるかな、…。昨年、伏田さんと一緒にキーロフ十字架行進で1日40キロまで歩きましたが、歩くより走る方が大変でしょう。とにかくエジックと相談して、走る用意をして家を出ました。エジックは、私の参加をもちろん喜びました。<br /><br /> 夜中の12時過ぎにタリンを出発しました。国境を越えるのに1時間半もかかり、朝の8時頃にビグニーツィに着きました。現地の文化会館に長距離走の組織委員会があり、早い時間でも私たちを歓迎してくれました。少しお茶を飲んで、11時まで文化会館で仮眠をとりました。11時に登録が始まりました。参加者は70人ぐらいです。みんな番号のついているTシャツをもらいました。私は20番でした。<br /><br /> 12時になりました。外はマイナス8度。天気は晴れ。組織委員会からルートの説明があり、ビグニーツィともうひとつの村をつなぐ道を真っ直ぐ走って、7.5km地点までいって引き返します。<br /><br /> エジックが「最初から早く走ると後でバテるから、ゆっくりでね」とアドバイス。

まちを歩いてみれば(5)

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2013/02/23 - 2013/02/23

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JIC旅行センター

JIC旅行センターさん

■ビグニーツィの長距離走

 先日、友達のエジックから電話あり、ペテルブルグに一緒に車で行こうと誘われました。エジックは途中で長距離走に参加して、終わったらそのままペテルブルグに行って友人のところに泊まるつもりです。タリンからペテルブルグまでの距離は400キロ以上あり、途中に国境もあるから、彼は一人で車で行きたくなかったので、僕に声をかけたというわけです。僕にもペテルブルグに友達がいるし、ちょうど用事もあったので、エジックと一緒に出掛けることにしました。

 長距離走はエジックの趣味です。彼は、タリン、ペテルブルグ、ストックホルムなどでマラソンに何回か参加したことがあり、走るのが大好きです。旅行の1週間前にエジックから連絡があり、知り合いのアンドレイ・バービンという記者もついていくことになりました。アンドレイは60歳の男性で、時々エストニアの雑誌に記事を書いていますが、彼もスポーツマンで、40回以上もマラソンを走ったことがあるそうです。

 長距離走は、2月23日の12時から開始されます。場所は、レニングラード州のビグニーツィ(Бегуницы)という村です。面白いことに村の名前は、ロシア語の「走る」という言葉に似ています。ビグニーツィは、タリン−ペテルブルグ道路の途中に位置しており、タリンから285km、国境から73km、ペテルブルグから80km離れています。エジックは、その村で15kmの長距離走があることをインターネットで知りました。2月23日は、ロシアの「祖国防衛者の日」で、土曜日でもあったので、私も迷った末に長距離走に挑戦することにしました。

 前日の22日までいろいろ考えていました。2人が走っている間、1時間以上かかります。着替えや手続きなどを含めて2時間はかかるでしょう。その間、私は何をしていたらいいかと考えて、じゃあ、チャレンジしてみようということにしました。実に言えば、走ることはあまり好きではありません。学校時代を思い出すと、体育の授業で2〜3キロ走って、死にそうな思いをしたことがあります。日本に留学中は、体力をつけるためジムのランニングマシンで走っていましたが、結局3キロ以上走るのは大変でした。ビグニーツィは15キロ!それの5倍も走れるかな、…。昨年、伏田さんと一緒にキーロフ十字架行進で1日40キロまで歩きましたが、歩くより走る方が大変でしょう。とにかくエジックと相談して、走る用意をして家を出ました。エジックは、私の参加をもちろん喜びました。

 夜中の12時過ぎにタリンを出発しました。国境を越えるのに1時間半もかかり、朝の8時頃にビグニーツィに着きました。現地の文化会館に長距離走の組織委員会があり、早い時間でも私たちを歓迎してくれました。少しお茶を飲んで、11時まで文化会館で仮眠をとりました。11時に登録が始まりました。参加者は70人ぐらいです。みんな番号のついているTシャツをもらいました。私は20番でした。

 12時になりました。外はマイナス8度。天気は晴れ。組織委員会からルートの説明があり、ビグニーツィともうひとつの村をつなぐ道を真っ直ぐ走って、7.5km地点までいって引き返します。

 エジックが「最初から早く走ると後でバテるから、ゆっくりでね」とアドバイス。

  •  スタートしました。参加者は足に自信のある人が多そうです。みんなすぐに先に行ってしまいました。エジックも割と先を走っていきます。アンドレイのペースが丁度私にあうことに気づいて、ずっとアンドレイのあとをついて走りました。右と左は永遠の雪の原。たまに、丸太を積んだトラックが追い越していきます。走っていると寒さも平気です。急に前からエジックの顔が現れました。<br /><br />「折り返し点まであと少しだよ!」<br /><br />「ええ?もう7.5キロ?信じられないな」<br /><br />でも、数分後には折り返し点に到達しました。「7.5キロ走れるのなら15キロも走れる!」と急に元気が出ました。<br /><br /> 最後の3?4キロは疲れがたまり、膝がちょっといたくなりました。でも、ゴールにエジックが待っているのをみたら、勢いを増して、最後までちゃんと走りきることができました。スポーツマンではない私はビリから2番目でしたが、そんなに走れたのは自分でも信じられませんでした。<br /><br /> エジックからも、アンドレイからも「おめでとう」の祝福を受け、そしてアンドレイから新しい提案がありました。<br /><br />『来週の土曜日に、タリンのピリタ川で水泳するけど、一緒にどう?』<br /><br />15kmを走り切った高揚感。すぐに賛成してしまいました。<br />

     スタートしました。参加者は足に自信のある人が多そうです。みんなすぐに先に行ってしまいました。エジックも割と先を走っていきます。アンドレイのペースが丁度私にあうことに気づいて、ずっとアンドレイのあとをついて走りました。右と左は永遠の雪の原。たまに、丸太を積んだトラックが追い越していきます。走っていると寒さも平気です。急に前からエジックの顔が現れました。

    「折り返し点まであと少しだよ!」

    「ええ?もう7.5キロ?信じられないな」

    でも、数分後には折り返し点に到達しました。「7.5キロ走れるのなら15キロも走れる!」と急に元気が出ました。

     最後の3?4キロは疲れがたまり、膝がちょっといたくなりました。でも、ゴールにエジックが待っているのをみたら、勢いを増して、最後までちゃんと走りきることができました。スポーツマンではない私はビリから2番目でしたが、そんなに走れたのは自分でも信じられませんでした。

     エジックからも、アンドレイからも「おめでとう」の祝福を受け、そしてアンドレイから新しい提案がありました。

    『来週の土曜日に、タリンのピリタ川で水泳するけど、一緒にどう?』

    15kmを走り切った高揚感。すぐに賛成してしまいました。

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