ダナキル砂漠　～世界で最も過酷と言われる地～

2013/01/21 - 2013/01/24

最近、日本人旅行者の間でも人気が急上昇しているダナキル砂漠（とエルタ・アレ火山）。
長期旅行中に旅仲間と3泊4日のツアーで訪れました。現在でも塩湖から塩を採掘し、
ラクダのキャラバンで運んでいる。そんな旧来の生活を守っているアファール族の生活。
雄大で風変わりな景色と共に見てきました。

エリア その他の観光地(エチオピア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 2.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

メケレの街を出発して2時間くらいでしょうか。最初の観光はビューポイント。高地にあるエチオピアらしい風景です。

早速ラクダのキャラバンに遭遇しました。これから何度も見られるとのことでした。

宿泊地であるハマディラ村に到着しました。簡易ベッドを外に置いて寝ます。持参した寝袋を用意します。

ツアー参加者の中にバイオリニストがいたので、日没後には演奏会になりました。過酷な地での音楽は素晴らしいものでした。

朝6時、日の出です。夜の間に結構気温が冷えてやや肌寒いくらいでした。この時期だとやはり寝袋はあった方が良いですね。

このダナキルツアー、2012年1月にはこのツアーに参加したドイツ人旅行者がエリトリア人によって殺されるという痛ましい事件も起きています。以後、このツアーではセキュリティが強化され護衛をつけることが義務化されています。ということで護衛の銃を持たせてもらいました。

ひたすら走って到着したのが小さな村。ここでお昼ご飯です。

お昼ごはん。

お昼ごはんを食べて走ること2時間半、再び小さな村に到着します。ここでしばし休息した後、エルタ・アレ登山に臨みます。

夕方6時頃に出発です。最低限の荷物だけ持って登山です。その荷物もラクダが運んでくれるので自分で持つのはカメラと水だけ。

3時間半かけて登りました、エルタ・アレ。遠くに赤いのが見えるので早速向かいます。

こ、これはっ！そうです、火山の河口です。

溶岩がゴポゴポしています。地球の息吹を感じる、というやつでしょうか。

どんどん溶岩が活発に動いていきます。

CGの世界みたいです。

火口をバックに皆で記念写真。マグマの動きも落ち着いてきたので戻って寝ます。

翌朝、再び火口を訪れます。昨夜以上に有毒ガスが蔓延していて苦しいです。

またしても記念撮影。

乾いた溶岩。

日の出を見て帰ります。そして暑くならないうちに早めに下山。と言っても、野営地に戻る頃には既にかなり暑くなっていました。

1日かけてアファール族の村に戻ってきました。アファール族の少女は英語を勉強していました。

さて、4日目。あっという間に最終日です。今日はまずダロールへ行きます。途中、ラクダのキャラバンに遭遇します。

塩を採掘している人を発見しました。

ダロールに到着。硫黄の匂いがキツいです。ナメック星とも形容される不思議な色合いが広がります。

パムッカレっぽい。

きのこ岩が連なっています。ここはかつて水があった場所らしいです。

ソルトマウンテン。

ここも硫黄が関係あるのかゴポゴポしてました。個人的にはう○こ汁にしか見えない色合いだったのですが。

塩の採掘工場です。ここで作られた塩がラクダのキャラバンで2週間かけてメケレの街へ運ばれるようです。

あとはひたすらメケレの街へと戻ります。夕刻メケレに到着してツアー終了。475ドルと高いツアーでしたが、他では見ることのできない景色を堪能できました。

この旅行記へのコメント （4）

• Mikoさん 2014/03/07 20:10:27

  教えて下さい

  ダナギル砂漠・エルタアレには、随分と前から行きたくて仕方なかったのですが、あまり情報もなく、日本からのツアーでは70万〜するし
  現地ツアーの飛び込み参加なんて、日本語しか喋れない私には到底無理なので、行きたくても、なかなか行けない地でした。
  現地ツアーでは、トラブルが結構あるようですが、ショウさんが参加したツアーは、大丈夫そうですね。
  もし、連絡先、mailなど、わかれば教えていただけないでしょうか？
  来年の１〜２月、ついに行こうと決心し、情報収集で、このブログに出会うことができました。
  よろしくお願いします

  ショウさん からの返信 2014/03/08 22:51:05

  RE: 教えて下さい

  MIKOさん、はじめまして。
  
  トラブルは皆無ではなかったですが、まぁ利用する候補になりうる旅行社だと思います。
  
  連絡先ですが
  
  アクスムホテルに併設されている
  G.K.Ahadu Tours and Travel Agency
  TEL:[phone]
  MOB:[phone]
  
  です。E-mailアドレスがどこかに行ってしまったので
  分かったらまた書き込みますね。
  
  ちなみについ最近友人が別の旅行会社を利用して
  かなり良かったようなので（詳細を聞くと上記のG.Kより良いと思います）
  そちらも記しておきますね。
  
  
  Ethio Travel and Tours
  http://www.ethiotravelandtours.com/
  上記ホームページから連絡取れるようです。
  
  
  
  
  > ダナギル砂漠・エルタアレには、随分と前から行きたくて仕方なかったの
  ですが、あまり情報もなく、日本からのツアーでは70万〜するし
  > 現地ツアーの飛び込み参加なんて、日本語しか喋れない私には到底無理なので、行きたくても、なかなか行けない地でした。
  > 現地ツアーでは、トラブルが結構あるようですが、ショウさんが参加したツアーは、大丈夫そうですね。
  > もし、連絡先、mailなど、わかれば教えていただけないでしょうか？
  > 来年の１〜２月、ついに行こうと決心し、情報収集で、このブログに出会うことができました。
  > よろしくお願いします

  Mikoさん からの返信 2014/03/09 17:32:52

  RE: 教えて下さい

  ショウさん
  ありがあとうございます。
  G.K.Ahadu Tours and Travel Agencyは、ショウさんのページを拝見したら記載があったので、検索してみるとホームページがありました。（間違ってないと思いますが）
  もうひとつのツアー会社もありがとうございます。
  いつかは行きたい遠い場所が、おかげで、現実味をおび近い場所になりました。
  トラブル…
  って、もしかして
  
  前日にぼくたちは、日本人10人のみで車3台エアコン付で契約しました。
  一人475$。あと１台追加で欧米人のグループ有り。
  しかし当日、集まってみるとぼくたち日本人グループの車が２台しかなく１台足りない。
  日本人２人はエアコンなしのガイドやコック、警備員の車に乗車させられます。
  もう車はホコリまみれで残酷としか表現できないような悲惨な状況でした。
  
  これですか？
  これみて、少々びびったのですが…
  
  ともあれ、行くのは来年なので、ゆっくり検討してみます。
  まずは、英語が堪能な同伴者を探しまくりますね。
  って、私が頑張れよ!な気もしますが（笑）
  
  PS:レンソイスは昨年行ってきました。頼んでおいたツアーが来ず、見かねた宿の人が連絡をとってくれて、２時間遅れでのスタート。ラグーンでチャプチャプなんて、できずショートカットではありましたが、ちゃんと魚も、おまけに蛙も発見できました。ゆっくりできなかったのが心残りです。そして、次の日の遊覧飛行。これも又来ず。再び宿の人が連絡してくれたのですが、オフィース？に連れられ「Poriceが検査に来ているから、今日は飛ばない」と。（不認可だもんなぁ〜）最悪な気分で小レンソイスのツアーに参加し、帰ってくると「今から飛べるょ!」と。Its Miracle 極悪人だった、おじさんが、天使に見えました。

  ショウさん からの返信 2014/03/10 13:00:34

  RE: RE: 教えて下さい

  はい、よく御存じで！
  
  G.K旅行社とのトラブルは大きく分けて2点ですね。
  
  1.我々10人だけでツアーを組むとの話で合意していたが、行ってみたら欧米人が4人（2人+2人）加わって14人になっていた。
  2.冷房車を予約してその分の料金（冷房なし車の方が安い）を支払ったにも関わらず、2名は冷房なし車に
  　乗る羽目になってしまった。
  
  1については、一まとめにしないとその分のコストが余計につくからでしょう。ツアー毎に護衛の兵士や
  コック、ガイド等スタッフがつく形になりますので。別グループがそう望んだのかもしれませんが、我々から
  すると約束を反故にされた形です。
  
  2については、原因として他の欧米人が冷房車に先に乗り込んでしまったからです。後日談として
  　彼らは冷房なし車で予約していたのを知っていてあえて冷房車に乗り込んだとのこと。おそらくは駄目元で
  　試してみたのでしょう。ちなみに我々一行の冷房車に乗れなかった2名は後日交渉して返金してもらいました。
  
  
  この程度のことは海外の旅行会社ではザラなんですが（私は他の場所で申し込んでいたツアーに参加できなく
  なったトラブルなんかも経験しています）、信用を損なう行為ではありますよね。2についてはその欧米人がズル
  かったのですが、キチンと管理できない旅行会社の落ち度であるのも確か。
  
  
  もちろんG.Kを利用して別にダナキルツアーに参加した知人が何人かいますが、特に問題はなかったとのことで
  我々の時にたまたまこういうトラブルが発生した、という見方もできますが一例として。まぁ、管理がズサンだな
  と思うことはありましたが、悪質な旅行社というわけではないと思います。
  
  ちなみにLonelyPlanetでも紹介されているいわゆる“定番”の旅行社ですね、G.Kは。
  
  
  
  
  p.s.レンソイス、私の時は空港が利用できないとかで遊覧飛行未経験なんですよね。
  　　これだけが心残りでいつか再訪して上からの風景を見届けなければ、と思っています。
  　　今までの渡航国数は80ヶ国ですが、レンソイスが一番好きな場所です。