2012/08/08 - 2012/08/16
287位(同エリア399件中)
ケーさん
初めての小笠原!
25時間半かけて行った小笠原諸島には、それだけの時間をかけて行く価値のある、感動と興奮の日々が待っていたのである!
★その2は、8月11日〜12日(4日目〜5日目)まで。
「ケータと水中イルカと盆踊り大会!」
旅の日程:
8/8(水) 竹芝10:00発 おがさわら丸
8/9(木) 父島11:30着、到着後2ボートDive
8/10(金) 3ボートDive、ナイトツアー、盆踊り大会
8/11(土) 2ボートDive(ケータ)、花火大会と盆踊り大会
8/12(日) 3ボートDive、盆踊り大会
8/13(月) 3ボートDive+1ナイトDive
8/14(火) 2ボートDive(ケータ)
8/15(水) 1ボートDive、父島14:00発 おがさわら丸
8/16(木) 竹芝15:30着
- 旅行の満足度
- 5.0
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2012年8月11日(土) 4日目
今日はいよいよケータ列島まで遠征だ!
ケータまではボートで約2時間かかるため、海の安定する夏以外は行くことは出来ない。たくさんの魚群と大物が渦巻く世界有数の極上エリアであり、100匹以上のイソマグロが群れる嫁島「マグロ穴」を始め、20近くのポイントがある。ただし、水深が深く潮流も速い場合が多い。
ケータ列島(聟島列島)は父島の北に位置し、約65kmに点在する無人島群である。南から嫁島・媒(ナコウド)島・聟(ムコ)島(通称ケータ島)、笹魚島・中之島、小笠原諸島の最北端でもある北之島と続く。 -
ケータの島々が見えたものの、ボートはぐんぐん進んで近づいているはずなのに見えている島の大きさはあまり変わらない。
「島が見えたから、すぐに着くかと思うでしょう。ここからがまた時間かかるんですよー」と、ガイドさん。
水平線の向こうに隠れていた島々も徐々に見えてきた。
地球は丸い。 -
もう近い。
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船の上から見る嫁島のマグロ穴。
このアーチの下でイソマグロが回遊しているのである。 -
1本目「マグロ穴」(ケータ列島 嫁島)
ENT10:31 EXT11:10 潜水時間39分
MAX29.8m AVE13.7m 透視度30m以上
晴、水温25℃
イソマグロ×100匹、ホワイトチップシャーク、シロワニ、ミナミハンドウイルカ
ボニンブルーと呼ばれる紺碧の海、ぐるぐる回るイソマグロの群れは大迫力!
あまりの激流でカメラを構えるのさえ大変。 -
シロワニ。
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顔は怖いけどおとなしいサメだ。
といってもサメはサメだしあまりにも近くまで来たのでちょっとびっくり! -
シロワニは去って行った。
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安全停止をしていると、キューキューというイルカの鳴き声が聞こえるではないか!
と思ったら出た〜!
水中イルカ〜〜!! -
感激〜〜
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最高の1本であった。
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イルカが出たので、ドルフィンスイム開始。
ボート「韋駄天?」は、お盆時期だけに満員で、ドルフィンスイムに参加する人は大人数。
全員の準備ができるまで待ってから、エントリースタート。
列をなして次々に海に入るその様は、最近オリンピックで見たトライアスロンのスタートのようであった。 -
イルカたちは去って行った。
休憩中にトップデッキから飛び込んでシュノーケルしている人がいたので、私もお見送り飛び込みの練習を兼ねて挑戦。下を見ると結構高さがある。覚悟を決めてマスクとフィンを付けて両足揃えてジャンプ!
飛び込みすると、一旦海に沈むので、鼻と口から海水が入って塩辛い。
ガイドさんは、高い所からの飛び込みでフィンを履いていると足首がグキッてなるからホントはフィンは脱いだ方がいいと言っていた。
ウエットを脱いでシュノーケリングしていて、小笠原の海は沖縄より塩分濃度と水温が低いせいなのか浮力が少なく感じた。お見送り飛び込みの時はウエットは着ておこうと思う。 -
2本目「ブンブン浅根」(ケータ列島 嫁島)
ENT12:21 EXT12:56 潜水時間35分
MAX25.3m AVE17.3m 透視度30m以上、水温27℃
ウメイロモドキ、カスミアジ、ナンヨウカイワリ、ゴマテングハギモドキの壁、ガラパゴスシャーク、アオウミガメ、スマカツオの群れ、ヒレナガカンパチ、マダラエイ黒と白、コクテンカタギ、ムレハタタテダイ、ナメモンガラ、アカハタ -
向こうの方にサメが通ったので、遠いけど一応撮ってみた。
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切り取りしたけどよくわからない・・・
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輪郭がわかるようにしてみた。
ガイドさんに、あのサメはガラパゴスシャークだと言われた。
ガラパゴスシャーク?初めて聞いた名前だ!
さすが小笠原。東洋のガラパゴスと言われているだけのことはある。
世界中の海には私が知らないようなサメがまだまだいっぱいいるんだろうな〜。 -
アオウミガメ。
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アオウミガメ。
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ウメイロモドキの群れ。
ゴマテングハギモドキの群れ。 -
ウメイロモドキの群れ。
ゴマテングハギモドキの群れ。 -
コクテンカタギの群れ。
ムレハタタテダイの群れ。 -
コクテンカタギの群れ。
ムレハタタテダイの群れ。
ゴマテングハギモドキの群れ。
ナメモンガラの群れ。 -
ナメモンガラ。
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ナメモンガラを撮っていたら、私の真下をマダラエイが通過。
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マダラエイは白と黒の2枚いた。
これは白っぽい方のマダラエイ。 -
マダラエイは去って行った。
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ヒレナガカンパチ。
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ナンヨウカイワリとヒレナガカンパチ。
ケータは移動に時間がかかるので、ダイビングは2本で終わり。 -
18:00 夕食。
本日のメニュー
・天ぷら盛り合わせ
・豚の角煮
・鮪の身とゴーヤの三杯酢
・刺身(マグロ) -
20:00〜20:30 花火大会を二見港埠頭公園で見物。
港で打ち上げているので花火が近くて大きい。炭もぱらぱら落ちてきた。 -
花火終了後は、大神山公園の盆踊り大会に行くと、昨日より踊る人も増えて盛り上がっていた。
昨日から踊りたくて踊りたくてうずうずしてたので、仲間を無理やり引き込み一緒に踊る。
マッコウ音頭、東京音頭に、自然遺産音頭、動物音頭、などいろいろ流れる中で、特に人気は、「マッコウ音頭」と「おがさわら音頭」。
マッコウ音頭は歌詞の書かれた団扇も販売されている。
以下、1番だけを団扇から引用
「マッコウ音頭」(作:平田 青山)
1. 長い船旅 ゆらりゆられて小笠原
ついてみれば 海の七色お出迎え
マッコウけっこう小笠原 太平洋のど真ん中
とても小さな小笠原
※ マッコウけっこう小笠原 夢の花咲く小笠原
マッコウけっこう小笠原 とても楽しい小笠原〜♪
どっぱん どっぱん、どっぱん どっぱん
この「どっぱん どっぱん」で、両手を上げて左右に飛び跳ねるのだ。クジラが跳ねるように。 -
そして一番人気は「小笠原音頭」。
団扇がないので歌詞は忘れてしまったが、最後の
さわらさわさわ小笠原 さわらさわさわ小笠原〜♪
だけは覚えてる。
小笠原音頭は振り付けが楽しくてとっても盛り上がるのだ。
両手を左右に振りながら中心に「ヘイヘイヘイ」とか言いながら歩いて行き、「ヘイっ」とか「ホイっ」とか言ってジャンプする。
老若男女、若者も外人さんも赤ちゃんを抱っこした若いお母さんも、みんな笑顔で踊って楽しそう♪
そういえばOGASAWARAの名前入りの巨人のオレンジのハッピを着ている人もいたな〜 -
踊りまくって汗びっしょり。
帰りに近くの佐藤商店に寄ってお酒とお茶を買って帰る。
佐藤商店は朝7時〜夜0時まで営業しているコンビニエンスストアである。 -
2012年8月12日(土) 5日目
7:00 朝食
昨晩のさわらさわさわ小笠原が耳に残っていて、朝からつい口ずさんでしまう。 -
1本目「閂ロック」(父島列島 閂島)
ENT8:52、EXT9:42、潜水時間45分
MAX18.5m、AVE11.8m、透視度30m以上
晴、気温30℃、水温27℃
ギンガメアジの群れ、ツムブリ、ウシバナトビエイ、ミナミイスズミ、マダラエイ、クマザサハナムロの群れ
閂島は父島と南島の間にある細長い島。
南島と閂島の間にある間岩(ハザマ岩)からエントリーした。
よくダイビング雑誌に載っている小笠原のウシバナトビエイの群れの写真は、このポイントで撮られたものであるという。ウシバナトビエイの時期は冬だが、それ以外にもマダラトビエイ、イソマグロ、ギンガメアジ、クマノミ、ミナミイスズミ、アカヒメジや白い砂の地形など見所満載の南の横綱の磯のポイント。 -
ギンガメアジの群れ。
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白い砂と砂紋がきれい。
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今日おが丸で帰るお客さんと今日おが丸で来るお客さんがいるので、1本目終了後にボートは港へ戻り、一度民宿へ帰る。
民宿でシャワーを浴び、お弁当を食べて休憩してから港へ行くと、おが丸が泊まっていた。 -
2本目「三畳一間」(父島列島 兄島・滝の浦)
ENT13:17、EXT13:57、潜水時間40分
MAX14.0m、AVE9.1m、水温26℃
アザミサンゴ、ハナエニシキウミウシ、オビシメ♀(固有種)、タテジマキンチャクダイyg、キホシスズメダイの群れ、ノコギリダイygの群れ、クマザサハナムロの群れ、ミズンとスカシテンジクダイの群れ
砂地に三畳ほどの広さの沈船の残骸があり、のんびり楽しめるポイント。クリーナーシュリンプ類やギンポ類やいろいろな幼魚、砂地にはムレハタタテダイの群れがいることも。 -
アザミサンゴの大群生。
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三畳ほどの沈船の残骸。
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クマザサハナムロの群れ。
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上の方でミズン(イワシの仲間)とスカシテンジクダイの群れがキラキラ。
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2本目が終わり、ボートは急いでおが丸のお見送りに向かう。
おが丸出港は14時。そして今はもう14時。港には間に合わないので、おが丸の航路へ。どうか追いつきますように・・・と願いながら、ボート前方で海を見ていたら、いた!おが丸!
お見送り船団はだいぶ前に終わっていたが、デッキにはまだ人がたくさんいる。
近づける距離ギリギリでボートを止め、5人横一列にへりに立ってガイドさんの合図で同時に飛び込んだ。
今日からボートが韋駄天から漁船に変わり、トップデッキからではなく、ボートのへりからの飛び込みなので私としては余裕があってよかったが、見た目には迫力がちょっと欠けたかな。
声は届かないから、海の中から手を振ってお見送り。おが丸からもみんな手を振っていたのが見えた。感動的〜 -
3本目「二子岩(フタゴイワ)」(父島列島 父島)
ENT15:05 EXT15:39 潜水時間34分
MAX22.2m AVE15.5m、水温27℃
カノコイセエビ、キホシスズメダイ、アジアコショウダイ、ミナミイスズミと黄色いミナミイスズミ、アオウミガメ、ミズンとスカシテンジクダイの群れ、オビシメ♀(小笠原固有種)、イトヒキブダイ、マダラエイ、ノコギリダイの群れ、オキナヒメジ、ヤリカタギ、トゲチョウチョウウオ、イチモンジブダイ♀、ウメイロモドキ、ヒレナガヤッコ、コガネヤッコ、レンテンヤッコ、ヨスジフエダイ、ユウゼン(日本固有種) -
オビシメ♀。
左はヤマブキベラ。 -
オビシメは小笠原固有種とされており、雌は黄色い体の後中央に白いラインが入り、雄は青い体の中央に帯を締めたような黄色いバンドが入っている。
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ノコギリダイの群れ。
オキナヒメジ。
ヤリカタギ。
トゲチョウチョウウオ。
イチモンジブダイ♀。 -
この右にいるのは、小笠原でしか見られないというイトヒキブダイではないだろうか・・・。ピンボケでよくわからないけど・・・
イトヒキブダイの特徴は、体長80cmぐらいで、各鰭の先端が伸びている感じ。 -
アジアコショウダイの群れ。
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顔こわい・・
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ヨスジフエダイの群れ。
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カノコイセエビ。
アカイセエビとよく似ているけど、
アカイセエビは、2分岐している第一触角が褐色で、歩脚は青く、関節付近が赤い。
カノコイセエビは、2分岐している第一触角に白帯があり縞模様になっていて、アカイセエビとは歩脚の色も異なる。 -
ミナミイスズミの群れ。
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ミナミイスズミの群れ。
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群れには数匹、黄色いミナミイスズミが混じっていた。
黄変個体は小笠原特有のものだそうだ。 -
18:00 夕食
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夕食後、ログ付けをしてから、盆踊り大会へいそいそと出かけた。
今日は盆踊り最終日。
ゲストに、メグロンやアカポッポ君、オガサワラオオコオウモリ君などのゆるキャラも登場し、舞台の上でみんなと一緒に踊った。
時間がたつにつれ、踊る人もどんどん増えていって大変な熱気だ。
私が踊っていると横にいた浴衣を着た地元のお姉さんが、「はい、手で山を作って〜」「はい、左、右、左、右」「周って〜」とコーチしてくれた。
終盤には、連続マッコウ音頭と連続小笠原音頭。
そして、ラストはずっと小笠原音頭!みんなで「ヘイっ」の大合唱。終わりそうになる度に、みんなの「アンコール、アンコール」の声がかかり、延長延長で、大盛り上がりの中、盆踊り大会は終わったのであった。
---「小笠原でダイビング Aug. 8, '12 その3」へ続く---
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