2012/11/22 - 2012/11/22
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kareiさん
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30ヶ国到達記念旅行のルワンダ編に突入です。
今回の記念旅行の本当の目的地がルワンダです。(正直、ウガンダはおまけです)
意外と知らない人がいるのですが、ルワンダは1994年に民族間での大虐殺が行われた国です。たった3ヵ月で100万人以上が殺された悲劇の国。今まで、ポーランドのアウシュヴィッツ、カンボジアのポルポトの大虐殺の跡地を行きましたが、殺された人数、期間を考えたら前者よりさらに恐ろしいジェノサイドが行われた場所です。
今回はルワンダ全土で行われた大虐殺の跡地巡りです。
虐殺が行われてからまだ約20年。僕も虐殺が行われていた時代に生きていましたが、全く知りませんでした。数年前に”ホテルルワンダ”の映画でこの国の事を知り、ついに現実に訪れる事が出来ました。過去は変えられなくてもこの悲劇を知り未来永劫こんな大惨事が起こらないようにしていく必要があると思い、ついに訪問です。
まずは、カバレからルワンだとのボーダーに行く必要があります。バスは無いのでタクシーで行くしかありません。(もしかしたら、カンパラからキガリ行きのバスには乗れるかもしれません。確認していないので不明ですが...) カバレからタクシーで30分程度です。国境越えはスムーズに行けます。ただ、面倒なのがルワンダの入国後のキガリまでのアクセスです。タクシーはいなくてバスしか無理です。しかも何時に来るか不明でルワンダ人と喋りながら1時間ぐらいしてバスが来たので、気長に待つ必要があります。ボーダーからキガリ(ニャブゴゴバスターミナル)まで約2時間ぐらいです。両替についてはボーダー近くにあり、レートはそれほど悪くありませんでした。(ルワンダ人と一緒にいたからかもしれませんが...(100US$=62000RWF))
ホテルはニャブゴゴバスターミナル近くのホテルに宿泊(1泊10000RWF) ニャブゴゴバスターミナル近くにはネットカフェもあるので、別の街に移動したりするなら、ニャブゴゴバスターミナル近くに宿泊するのもアリだと思います。
この日はキガリにあるキガリ虐殺記念館に行ってきました。歩いては行けないのでバイクタクシーで行くしかありません。キガリの虐殺記念館は他の虐殺地にあるようなミュージアムで頭蓋骨が並んでいるぐらいは、虐殺についての説明、虐殺された人の写真などでした。ここの2階には全世界で今までにあった大虐殺の説明がありました。(もちろん、ヒトラー、ポルポトもあります)
これでルワンダ初日は終了です。翌日には別の街へ移動します。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ウガンダ側のボーダー近くの写真です。トラックなどあり行き来が頻繁にあるようです。
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見えるのがウガンダのボーダーです。出国の手続きは写真には写っていませんが、バスの停車している位置の右側(写真から見て)にあります。写真にあるバスはおそらくウガンダのカンパラ行きのバスだと思われます。
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ルワンダ出国した後に振り返り1枚。写真見てもらって分かると思いますが、周りは自然しかありません。
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左の手前の建物がイミグレーションです。そこに入国時に記入する必要がある紙があるので記入します。基本的に他の国と書く内容は一緒なので苦労はしないと思います。入国もビザがあればスルーでした。ルワンダ入国の時に”福島は大丈夫か?”と聞かれて驚きです(*_*) こんなアフリカの小国にまで情報が入っていて、心配して聞いてくれる優しさは嬉しかったです。こんな国で約20年前に大虐殺が行われたなんて信じられません...。
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ボーダー近くには銀行があります。僕の時でレートが100US$=62000RWFでした。おそらくバスはルワンダフランしか無理かもしれないので、バスの人に聞いた方が良いかもしれません。無理ならここで両替するしか方法がないです。
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ルワンダの入国の手続き終了後にダラダラ待っています。写真でも分かる通り黒人しかいません。たまーに、欧米人もいます。もちろん東洋人は全くいません...。
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これがキガリ行きのバスです。もちろん、周りはみんな黒人だけでした。これでキガリまで約2時間です。終点がニャブゴゴバスターミナルになります。地方の街に行く時はここのバスターミナルになるので、覚えておく必要があります。
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ボーダーを出発してバスからの風景です。見て分かる通りの自然しかありません。
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こんなのどかな国で本当に大虐殺があったなんて想像も出来ないです。
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キガリが見えてきました。見て分かる通り都会です。虐殺で国外に逃亡した人がお金や技術をみにつけて戻って来て国が発展しているようです。
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これが今日のホテルです。1泊10000RWFです。部屋も比較的広くて良かったですが、部屋は暗かったです。
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ホテルの部屋からの風景。遠くから見たキガリの風景とは異なりこちらは少し貧しい人達が住んでいるのかもしれません。
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イチオシ
ホテルからの風景。真正面に見えるのがニャブゴゴバスターミナルです。ただ、ここのバスステーションでバスを探すのは一苦労します。なので、現地人に聞くのが一番楽です。まぁ、東洋人が歩いていたら普通に向こうから声をかけてきますけどね(笑)
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上の写真を別の角度から。写真を撮った後はキガリ虐殺記念館に向かう事に。バイクタクシーはそこらに沢山いるのですぐに見つかると思います。ルワンダですが、バイクタクシーもヘルメット着用になっているので、運転手からヘルメットから渡されるので着用するようにして下さい。
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キガリ虐殺記念館の入口に到着です。ここに連れて来てくれたバイクタクシーの運転手が凄い悲しそうな顔をしていました。約20年前の事ですし、今ルワンダで生きている大人たちはその時代を生きて来た人なので、やっぱりあの時の悪夢を思い出すのかもしれないです。
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この建物が虐殺記念館です。入場料は必要ないです。英語などのオーディオガイドはありました。(もちろん有料でした) ここの記念館は基本的には虐殺が行われた経緯、犠牲者達の写真、生き証人達のビデオなどです。ある部屋は部屋中に頭蓋骨が置いてありました。僕らには何も出来ないので、手を合わす事とこの悲劇を忘れずに2度と起こさないようにするしか無いんだと思います。
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外にはお墓があり花が添えられていました。
キガリ虐殺記念館の観光は以上です。ニャブゴゴバスターミナルへもバイクタクシーで戻りました。かなりの台数が走っているので歩きながら流しのバイクタクシーを捕まえれば良いと思います。 -
ニャブゴゴバスターミナル近くの3階建ての建物から撮った写真。この建物にはインターネットカフェ(10分:100RWF)もあり便利です。インターネットカフェは2階にあります。外から見てもインターネットカフェの看板があるので分かると思います。
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最後はやっぱりビールです。続いて地方の街の虐殺の跡地巡りに向かいます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- chikuouさん 2013/05/15 23:11:31
- 虐殺記念公園
- 20年前の虐殺は何が原因だったのですか。こういう記念館(記念という言葉が気になりますが)があるということは今では平和だということでしょうか。20年前と言うと生臭さを感じますが、この国の人たちが2度とこのようなことを繰り返さないようにしていただきたいものです。
私もカンボジアの虐殺の跡やアウシュビッツやもっと規模のすごいビルケナウを日本人が犯した731部隊の跡も見ました。
このような悲劇が繰り返されないようにと思います。あなたの画像をまだまだ見せていただきます。
- kareiさん からの返信 2013/05/15 23:42:34
- RE: 虐殺記念公園
- 確かに記念館と言う表現には”?”ですね。
ルワンダは情勢は安定しています。ただ、西のコンゴとの国境付近は軍事衝突があったりするので危ないです。
虐殺に至る経緯は簡単に書くと
?ルワンダはフツ、ツチ、トゥワ族がいました。
?第一次世界大戦まではドイツ領で、その後ベルギー領になる
?ベルギーがツチ族を優遇して、植民地化を進める。
?独立後もフツ族とツチ族の対立が続く
?1994年にフツ族の大統領が暗殺
→ラジオでツチ族が暗殺したとフツ族の民衆を煽る
→虐殺が開始される。
こんな感じの経緯です。詳細はネットで調べれば色々出てくるので見てみて下さい。この大虐殺での大きな問題点は、虐殺が始った後、国連がすぐに介入せずに高みの見物をしたのも大きな問題だと思います。
亡くなられた方は戻られないですし、せめて同じ事が起こらないように、歴史と向き合う必要はあると思います。
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