2013/02/14 - 2013/02/14
107位(同エリア148件中)
シベックさん
奥三河のセツブンソウを見た帰り道、黄連が咲くと聞く森に、寄り道をして小さな早春の花を探してみました。春まだ浅いこの時期に咲いているのは、セツブンソウかオウレンくらいでしょうか。歩いてみると、赤い実をつけた幾つかの果実や小芹葉黄連などが咲いていてくれました。
日陰の林縁に咲くコセリバオウレン
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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-
アリドウシの実
森の薄暗い路を歩いていたら、トゲのある見たことのある低木を発見。
アカネ科の常緑低木で、オオアリドウシのようだった。
葉の付け根から出ている鋭いトゲが蟻をも刺し通す・・ようだ
ということからついた名前。
春に白い花をつけ、果実は冬に赤く熟し、次の花が咲く頃まで枝についている。 -
大蟻通し
千両、万両、有り通し
(一年中、金は千両も万両もある)と云われ、
正月の縁起物として生け花に使われる三つの植物の一つ。
この時期、果実は赤いはずが、
この木は、まだ色付き始めたばかり・・。
別名はニセジュズネノキ。 -
コセリバオウレンの花
キンポウゲ科オウレン属の常緑多年草。
山地の杉林などのあまり
日光が差さない樹下に群生する。
この花は、雄花と雌花をもつ両性花。
常緑多年草であることから
スプリング・エフェメラルから除外される。 -
林縁に咲くコセリバオウレン
古くから胃腸薬として知られるオウレンの変種。
根出葉はセリバオウレンと異なり、
3回3出複葉で、
根茎が小さく薬用には向かないと云われる。 -
早春の花・小芹葉黄連
花期は2月〜4月。
草丈は5cm、
花径1cmほどの小さな白い花を数個つける。 -
芹に似た葉
小芹葉黄連は高さ10cmほどの花茎を出し、
その先に2、3個の花をつける。
日本に自生するオウレン属には、
葉の変化によってミツバオウレン、
キクバオウレン、
セリバオウレン、コセリバオウレン、
ウスギオウレンなどがある。 -
小さな花
小さな花に小さな昆虫がとまっていた。 -
コセリバオウレン
-
小芹葉黄蓮の両性花
-
ツルアリドウシ
冬には赤い実が目立つ・・。
蔓蟻通しは、アカネ科ツルアリドウシ属の
多年生草本。
蔓性で葉は常緑、花は6月頃に、
茎先に一対のラッパ状の白い花を二つつけ、
実を一つつける。
花が落ち実ができると二花の跡が残る。
前年の赤い果実と今年の花とが
一緒に見られる。
林内の日陰などに生育する。
前出のアリドウシとは
草と木の違いはあれど親戚・・。
花も葉も実も似ている。 -
小芹葉黄蓮の花
紫色の太い花茎をもつ両性花。
こちらでは
花色が淡いピンク色や黄緑色の
花も咲いていた。 -
コセリバオウレン
コセリバオウレンの葉は、3回3出複葉。
セリバオウレンは、2回3出複葉。
セリバオウレンより全体的に小形。 -
早春の花
花経は1cm弱。
この花は両性花で白い糸状の雄しべ、
紫色の雌しべが見える。
大きな細長い花弁状のガク片は5枚で、
ヘラ状の小さな花弁が
6枚ほど見える。 -
コセリバオウレン
雄花の一群。
花茎は細く弱々しい。 -
小芹葉黄蓮
-
コセリバオウレン
可憐で小さな雄花が咲く・・。 -
小芹葉黄蓮
中央部の花は両性花。
種をつけるためなのか、花茎は太く逞しい。 -
コセリバオウレン
-
ツルリンドウの果実
まだ赤い実が残っていた。
多年生のつる植物。
明るい二次林などに生育し、地表を這ったり
小さな植物などに巻きついて立ち上がる。
夏の終わり頃、8月〜10月に花を咲かせ、
秋には美しい赤色の果実を稔らせる。
花は淡紫色から白色。
伸びたツルは冬には枯れ、
地表面にロゼット状の根生葉を形成し、
春にその中央からツルを
伸ばして巻き上がる。
これを最後にして帰路に・・。 -
大野の聖地
国道151号線を、三河大野から湯谷に向かって
走っていると、
正面に急勾配の階段と赤い幟の立つ
神社らしきものが見えてくる。
いつも、帰りには寄ってみようと思っていたが、
やっと立ち寄ることができた。 -
天神山
広場には、案内看板が立てられており、
「大野の聖地 天神山」と書かれていた。
南北朝の頃、時の領主が城山に山城を築いた時、
北の守護神として祭ったのが始めとも云われ、
また、大野の有力者が村の鬼門に当たる
この山に魔除けとして祭ったとも
言われており、天下泰平、五穀豊穣、
村内安全祈る聖地だそうだ。
ちなみに、急な石段は191段もある。
犬の散歩で通りかかった村人は
登るのは元気な
子供達だけだと言っていた。 -
空の輝き・幻日
夕焼けの帰り道、フロントガラス正面に夕陽を浴びて
眩しかった。
天気は下り坂で、空には薄雲が広がり、
飛行機雲がいくつも交差していた。
やがて夕陽も雲の中に入り込みぼやけて輝いていた。
日没少し前、太陽の左側に虹のような現象を見つけ、
道脇に逸れて停車し撮影・・。
それは、幻日(げんじつ)と言う現象で、
太陽の両脇に出る虹色スポット又は帯のことだそうだ。
太陽より少し離れた位置の太陽と同じ高さに
見える現象で、太陽高度が低いときによく見えるらしい。
雲の関係で、
左右のどちらかにしか見えない場合も多いそうだ。
〜end〜
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この旅行記へのコメント (2)
-
- rokoさん 2013/03/16 18:39:38
- なんて可愛い〜
- シベックさん
お久しぶりです。
初春の野草たち 可愛く撮られてますね!
こんな小さな花もよく特徴をとらえられて、素晴らしいです
いいなぁ〜 こんな風に撮ることができて羨ましい限りです。
roko
- シベックさん からの返信 2013/03/16 22:39:47
- RE: なんて可愛い〜
- rokoさん、こんばんは。
ご無沙汰しております。
>初春の野草たち 可愛く撮られてますね!
こんな小さな花もよく特徴をとらえられて、素晴らしいです
いいなぁ〜 こんな風に撮ることができて羨ましい限りです。
ありがとうございます。
でも、手ぶれピンボケのオンパレードでした。
何年か前、芹葉黄連は薬草園で見ていましたが、小芹葉黄連は初見の花でした。
芹葉黄連でも小さいのに、この花はさらに小さくて・・・。
夕方でしかも暗い森の中、手持ちでしたので撮影は大変でした。
数打ちゃ当たる・・で何枚も撮りましたです。
シベック
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