2013/02/07 - 2013/02/07
310位(同エリア709件中)
mirilinさん
- mirilinさんTOP
- 旅行記179冊
- クチコミ41件
- Q&A回答28件
- 418,175アクセス
- フォロワー33人
ピサといえば斜塔。世界七不思議の一つだし、もちろん世界遺産。そして、斜塔はやっぱり魅力的。
でも…その魅力的な斜塔のあるピサの街自体も、とても魅力あふれる街なのをみなさんご存知でしょうか?
フィレンツェからの日帰りツアーだったり、駅からバスで斜塔まで行って、またバスで帰っちゃったりしていないですか?
かくゆう私も、前回はバスで往復組でした。そして、今回ピサの街をブラブラして、前回の行動を激しく反省した次第。
これから行く人は是非是非「徒歩」で斜塔まで行き、ピサの街を味わってください。そして、もう行っちゃった人は、いっぱい後悔しちゃってくださいませ(笑)
ではではそんな素敵な街ともちろん斜塔をご紹介しま〜す。
といいながら、斜塔の写真を表紙にしている私でございます。f(^^;) ポリポリ
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
-
フィレンツェのサンタ・マリア・ノッベラ駅からAM8:28のローカル列車でピサに向かいます。
列車の切符、朝は切符売り場も自動販売機も混んでいるから、前日に買ったほうがいいという「○○の歩き方」の情報に素直に従い、きっちり前日購入!…でも、自動販売機には誰も並んでいませんでした。2月だからかもしれませんが…。 -
チケットは刻印機に差し込み、刻印しなければなりません。改札がない分、自己責任。もし刻印していないと、検察の時に罰金取られるそうです。ホームやコンコースのいたるところに刻印機はあるので、「見つからなかった」の言い訳はききません。
それにしても、ハイセンスな刻印機ですよね?昔の刻印機はこんなにおしゃれな感じじゃなかったような…。色も形もイタリアンな感じがします。 -
ピサ行きの列車は、ホームがズラーっと並んでいる一番左。それも奥の方です。コンコースの電光掲示板にホーム番号が出るのですが、結構出発ギリギリまで表示されません。みんなジリジリしながら掲示板を見つめ、表示されるやいなや一斉に歩き出します。
ちなみに、昔ながらの壁に貼ってある時刻表に書かれている出発ホームと同じでした。
列車はローカル列車のわりに綺麗な総2階建てでした。
乗り合わせた中国人青年に「これはピサに行きますか?」と尋ねられました。地元のシニョリータに見えたのかしらん (*^m^*) ムフッ -
列車に揺られること1時間でピサセントラル駅に到着です。駅前の石畳にはピサの紋章が描かれていました。
ちなみに、フィレンツェからピサは同じローカル普通列車でも45分で着くものから1時間20分くらいかかるものまでいろいろあります。
事前にイタリア国鉄のホームページで調べておくと効率的です。
【イタリア国鉄HP】
http://www.trenitalia.com/cms/v/index.jsp?vgnextoid=ad1ce14114bc9110VgnVCM10000080a3e90aRCRD -
駅前には観光案内図がありますが、結構荒れ荒れで、斜塔の場所が削り取られている始末。どうなんだろ・・・。
ま、駅から斜塔のあるドゥーモ広場までは、ほぼまっすぐ一本道なので、地図が削り取られていても大丈夫っちゃ大丈夫ですがね。 -
駅を背にまっすぐ歩き出すとすぐに広場があります。
ヴィクトリア・エマヌエル?世広場です。
真ん中の銅像の人がヴィクトリアさんなのかどうかは不明です。 -
ヴィクトリア・エマヌエル?世広場は、広場の楕円の形に沿って、建物も曲線を描いて立っています。
この色合いが素敵な大きな建物は、郵便局です。 -
郵便局の前にはアランチャ(=オレンジ)が街路樹のように植えられています。
美味しそうなオレンジがたわわに実っていました。 -
ヴィクトリア・エマヌエル?世広場から、駅を背にまっすぐ抜けると「コルソ・イタリア」(=イタリア通り)に入ります。
…イタリア通りって…ベタな名前ですねぇ
あ!でも私の地元横浜にも「日本大通り」がありましたっけ
(*´ー`) フッ -
コルソイタリアの入口にあるカフェの壁には、駅前の地図とは比べ物にならないアートな市街図がデーンと描かれていました。
でも…カフェに入らないとじっくり見られないのが難点ですが…。 -
平日の朝ですが、ほとんど人気のないコルソイタリア。
道の両脇に並ぶ建物は、ゴージャスな雰囲気を漂わせています。 -
2階3階の装飾は優雅なのに、
1階には「トトカルチョ」の看板も -
駅から1.6kmほどで、コルソイタリアはアルノ川にぶつかり終わります。
そのアルノ川にかかるメッツォ橋のたもとには、かつてこの街の興隆を支えた織物市場だったバンキの回廊があります。 -
バンキの回廊の紋章でしょうか? おじさんの顔がついて、なんかユーモラスなデザインですよね。
-
メッツォ橋のたもと左手の建物は、ひときわ古めかしい佇まいです。
-
斜塔に行くためには、メッツォ橋を渡り更にまっすぐ進むのですが、ちょっと寄り道。
アルノ川沿いを流れに沿って5分ほど行くと、まるで砂糖菓子のような小さな建物が現れます。 -
このおとぎの国のおうちのような小さな聖堂は サンタ・マリア・デッラ・スピーナ教会。元は祈祷堂であったものを14世紀の初めに拡張したそうです。
建っている場所も道幅も狭く、全体像を入れた写真は難しかったです(ノ_σ)クスン -
ロマネスクゴシック様式のお手本のような小さな教会。壁面は細かな細工の装飾で飾られています。
とても小さいのに繊細かつ豪華・華麗。ロマネスクゴシックが好きなら絶対寄り道して見るべきです。 -
もちろんファザード(正面)もピンクと白の大理石と木製の扉、その扉を囲むような二つのアーチ…彫刻も浮き彫りもとても豪華です。
-
もちろんバックだって手を抜いてません。繊細な彫りのレリーフや彫刻で飾られ、尖塔の上にもマリア様や聖人たちが教会の後ろを向いて立っています。
-
マリア様のアップです。こちら(教会の後ろ側)向いてますよね?!
-
こんな風に、アルノ川の本当の際にチョコンと立っています。
ソルフェリーノ橋側から見たサンタ・マリア・デッラ・スピーナ教会です。 -
ソルフェリーノ橋の欄干にあるかっこいいライオンさんとサンタ・マリア・デッラ・スピーナ教会
え?この教会の写真が多すぎますか?
壮大な教会を見すぎたせいか、こじんまりかつ繊細なこの教会を見ていると、なんだかホッとして、大のお気に入りなんです。 -
さてさて、メッツォ橋までアルノ川に沿って戻りましょう。
アルノ川沿いの風景は、しっとりと落ち着いた風情です。建物の高さが揃っているせいでしょうか…。 -
メッツォ橋を渡り、後ろを振り向けば、ヴァンキの回廊(正面)、旧市庁舎などが綺麗に並んで見えます。
-
橋を渡るとそこは、ガリバルディ広場。中央にガリバルディさんが立つ、ちょっと小さめの広場です。
-
橋を背に、ガリバルディ広場から右奥に延びる道がストレット通り。柱廊を備えた古い家が並ぶ趣ある小さな通りです。
このストレット通りをまっすぐ進みます。 -
ストレット通り入口右側の建物には、珍しく木彫りのレリーフがありました。
-
ストレット通りを進み、すぐに右手に現れるのがサン・ミケーレ・イン・ボルゴ教会。白い大理石の美しいファサードを持つ10世紀後半〜11世紀初頭に建てられた教会です。かつては左側に修道院があったそうです。
今は、建物と建物の間に挟まれて、ちょっと窮屈そうに見えました。 -
サン・ミケーレ・イン・ボルゴ教会の次は、中世の時代からピサの政治の中心であり、市民の集会場だったカヴァリエーリ広場を目指します。
さらにストレット通りを進み、右手に赤い建物のカフェ、左手に黄色い壁の薬局のある三叉路が出てきたら、左に曲がりV.Dini通り斜めに進んんで行くとカヴァリエーリ広場に出ます。ちょっとわかりにくいので要注意ですよ。
これはV.Dini通りに入ってから後ろを振り返った写真です。 -
細い道を進んでいくと突然視界が開け、カヴァリエーリ広場にたどり着きます。とにかく広いです。そして観光客・・・皆無です。
カヴァリエーリ広場にはヴァザーリの手がけた館…16世紀後半のルネッサンス建築が並んでいます。 -
では、広場を囲む館たちを紹介します。
まず広場で一番目立つ、豪華な作りの館はカヴァリエーリ宮です。
16世紀、この宮殿に聖ステファノ騎士団の本部が置かれていたことから、この広場と宮殿には「カヴァリエーリ(=騎士団)」という名前が付蹴られたそうです。
宮殿の壁面は、美しい線描装飾で飾られています。 -
カヴァリエーリ宮の正面にはメヂィチ家の中でも有名なコジモ1世の銅像があります。コジモ1世は、聖ステファノ騎士団を結成させた方で、この広場周辺地域の整備もされたそうです。
館の壁面上部にも色々な方の胸像が飾られています。 -
カヴァリエーリ宮の右側には、ヴァザーリの設計による大理石造りのサント・ステーファノ騎士教会があります。
16世紀にコジモ・デ・メディチにより建築され、17世紀に改修が行われて現在の形になったとのこと。それほど大きな教会ではありませんが、色の違う大理石を組み合わせたファサードが美しい教会です。
正面扉の上にメディチ家の紋章が大きく飾られていて、当時のピサがフィレンツェのメディチ家に支配されていたことが伺われます。 -
さらにその右にはPalazzo della Canonicaパラッツォ・デッラ・カノーニカ というサント・ステーファノ騎士教会の牧師館だった館があります。
-
そしてその右にはPalazzo del Consiglio dei Dodici十二使徒評議会の宮殿があります。
-
さらにその右隣には Palazzo del Collegio Puteano があります。
この建物は古い建物を統合して16世紀末に建てられたもので、当時はフレスコ画で覆われていたとのこと。なんとなくその面影が今も残っています。
1605年には、大僧正カーロ・アントニオ・ダール・ポッツォ(名前のPuteanoはその人に由来するそうです)の命令で、ピエモンテの何人かの学生を接待するために聖ステファーの騎士団に与えられたものとのことですが、騎士団崩壊とともに閉鎖されていたものを、大学の寮として再開した建物だそうです。
今も、大学の施設の一部のようです。 -
そしてその右には、カヴァリエーリ宮から広場を一周してカヴァリエーリ宮の左隣にあるのが Palazzo dell'Orologio 時計塔です。
これもヴァザーリによって古い建物を統合して造られた建物で、館の一部は「飢餓の塔」という中世のトウの跡に立っているそうです。
「飢餓の塔」はダンテの「神曲」の地獄編の中でも触れられている怖しい話に由来しています。 -
時計の時刻はあっていません。
壁面もかつてはフレスコ画で飾られていたのだろうと思われる跡はありますが、まったく修復されていないのが残念です。 -
時計塔下のアーチですが、天井もかつては綺麗だったのだと思います。
もう少し手入れすれば、この広場とここに立つ建物たち、観光の目玉になれるのにと思えてなりません。
( ̄〜 ̄;)ウーン・・・ -
サント・ステファーノ騎士教会とカヴァリエーリ宮の間の道を抜け、カヴァリエーリ広場に別れを告げて、カルドウィッチ通りにぶつかったら左に進むと5分ほどでサンタ・カタリーナ通りが現れます。そこを左に曲がると正面に白亜のサンタ・カタリーナ教会が現れます。
-
サンタ・カタリーナ教会は、13世紀後半に建てられたドメニコ派の教会で、ファサードは真っ白な大理石と色大理石、細かなレリーフで飾られています。ドゥーモのファサードと似ていますが、これがピサ様式というようです。
-
正面のモザイクは金色に輝いていました。中のステンドグラスや鐘楼の彩色陶板も美しいそうですが、今回はファサードの外観だけ拝見して、斜塔へと向かってしまいました。残念!
-
カルドウィッチ通りに戻り、先に2〜3分進むとすぐに城壁と遺跡に突き当たります。ローマ時代の浴場跡で、「ネロの浴場」とも呼ばれているそうです。
かつて(といっても何千年も前)はピサの街も温泉で有名だったらしいですが、阿部寛はいませんでした。 -
浴場の横にはルッカ門というルッカに続く石造りの古代の門があるのですが、修復中だったのでその一つ隣の門の写真を撮ってみました。
ピサの街はこんな城壁と門で囲まれています。 -
浴場跡を左折すると…
ジャ〜ン!! お待たせしました斜塔様の登場です。
いやー今日も元気に傾いてますなぁ〜 -
斜塔だけでピサを語るなかれ!
なんてブログタイトルつけましたが、やっぱ斜塔は偉大です(笑) -
イチオシ
どうです、このローアングルからの神々しいお姿!
O(≧∇≦)O イエイ!! -
前回訪れたン十年前は、斜塔倒壊の危機状態で、上に登ることはできなかったのですが、今回はてっぺんからの眺望も楽しむことができました。
ただし、1回に登る人数は決められているので、事前に予約しておくほうがいいみたいです。
シーズンオフでしたが、私も念の為に出発前に日本からネットで予約入れておきましたよ!
【予約の仕方を教えてくれるサイトです】
http://ii-tavi.net/good-info/reserve/pisa_reserved.html -
斜塔に昇る前には、カメラ以外の荷物をすべてコインロッカーに預けなければなりません。
パスポートも入っていたので心配したのですが、係りの陽気なお兄さんが、「僕とこの監視カメラが見張っているから絶対大丈夫!」と元気に送り出してくれました。
てっぺんからの360度のパノラマは必見です。 -
斜塔の上から見下ろすドゥーモと洗礼堂です。
確かに教会って、上から見ると十字になっているんですね! -
ドゥーモ広場っていうぐらいですから、ドゥーモも見ておかなければなりません。
ファサード(正面)の装飾は、繊細かつ華麗。先ほど見たサンタ・カタリーナ教会と同じくピサ様式で、ロマネスク建築の代表選手です。 -
正面入口の装飾をアップにしてみました。繊細なレース模様のようなレリーフ、輝くモザイク、均整のとれた柱…芸術です。
-
後陣の扉もブロンズ製。キリストの生涯が彫られています。
-
内部ももちろん荘厳な雰囲気です。色違いの大理石を帯状に配したアーチ、奥へと長く並ぶ柱…天井を覆う金色に輝く格間は目を見張ります。
奥に見える天井から下がるランプは「ガリレオのランプ」と呼ばれるものd、このランプの揺れを見てガリレオが振り子の法則を思いついたという言い伝えがあるそうですが、実際は法則が発見された半年後に付けられたランプだそうです(笑) -
主祭壇のモザイクは13世紀のものだそうです。マリア様とヨハネを従えたキリスト様の姿はまさに神々しく輝いています。
-
ドゥーモの正面には洗礼堂があります。ロマネスク建築のとても優雅な建物ですよね。
-
ドゥーモ広場の南側を囲うようにしてたっているのは、シノピエ美術館。13世紀に慈善病院だったそうです。
-
斜塔だけでピサを語るなかれ!
…でもピサを語るにはやっぱり斜塔と、この奇跡の広場とも呼ばれるドゥーモ広場が欠かせないかな…
f(^^;) ポリポリ
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
59