2012/08/02 - 2012/08/03
5位(同エリア6件中)
tuviajeroさん
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さて、取敢えずニュー・メキシコ方面に向かおうと云う事ですが、その途上にOK牧場の決闘で有名な(ガッツ石松のお陰で更に有名)ツーム・ストーンを見物してみました。その後はメキシコ国境沿いの田舎道を走ることにして「さて今晩泊まる適当なキャンプ場付きの公園など無いか」と地図を見ていますと山の中らしき所に適当な公園が・・・名前を見るとなんと「チリカワ・マウンテン国定公園」と・・・そこで気が付きました「オォ、これこそロビンが言っていたナンチャラ・マウンテンだ!」と。ロビンの言葉の感じではツーソンの町外れぐらいに在るのかと思っていたのですが車で丸1日の距離です。もう、殆どアリゾナとニュー・メキシコとメキシコの境の直ぐ近くです。今晩は此処でキャンプ、それでルートが決まりました。
写真はツーム・ストーンのシューティング・ギャラリー(射的場)の前でたむろする地元住民です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ショッピング
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ツーム(トゥーム)・ストーンは西部劇では年中舞台になる町で今ではそれに完全に依存した観光地です。多分、それがなければこの町は遠の昔に消え去っていたでしょう。
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何やら1880年10月28日に此処でフレッド・ホワイトと云う保安官がカーリー・ビルと云う人物に殺されたらしいです。
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色々と決闘の再現などしていますが私はお芝居にはそれほど興味がないのでパスしました。 -
この町の好ましい所は、全面的に観光に依存しながらも、余計な設備やアトラクションなど無くて(多分)当時からそれほど大きく変わってないのではないかと思わせる落ち着きです。
そしてテーマ・パークなどとは違って明らかに実際に住民が生活をしている、お店も西部劇的な装いで観光客向けに造られていますが本来の店としても機能していることです。例えば雑貨店や本屋なども住民向けの面も残し、革製品の店などもお土産屋の面と本来の皮革製品店の面も持ち合わせています。 -
これが有名なOK牧場です。牧場と言っていますが実際は厩舎・馬囲いを意味する"Corral"です。実際に有名な主題歌でも♪OK〜コラール♪と歌われています。牧場なら"Ranch"の筈ですが、多分邦題を付ける時に語呂からして“牧場”にしたのでしょう。確かにその方が良いです。
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私はやりませんでしたが、この射的場では実際に本物のピース・メーカーを撃たせてくれます。
この地方で拳銃を含む銃器の所持は極普通のことで、表通りの雑貨店の親切なオジサンも腰に本物の拳銃をぶら下げてレジを叩いていました。所謂観光客向けの演出ではなく、最新型の自動拳銃を実用的な樹脂製ホルスターに入れていました。チリカワ・マウンテンの山中で道に迷った時に道を教えてくれた陽気で如何にもお人好しなヤング・パパと云う感じの人も拳銃をぶら下げていました。彼の場合は熊が多い地域だったので威嚇用・護身用かもしれませんが、ツーム・ストーンの雑貨屋さんの場合は人間用でしょうね。
北・南西部各州の公共の建物の多くには入り口に「拳銃持ち込み禁止」の掲示がある場合が多いです。公園のトイレのドアなどにも書いてあります。因みに人々が拳銃を腰に下げているのは、私の推測ですが、他人から見て武器を携行していることが判るように義務付けられているのではないかと思います。これは大型ナイフでも同様でコンシールド(秘匿)・ウェポン(武器)はご法度です。もしこれで事故でも起これば重罪になる可能性があります。 -
矢張り建物の殆どはお土産屋とレストラン・居酒屋などです。多分、冬になると避寒で来た観光客でごった返すのではないでしょうか。
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こんな扮装の人たちが街中をウロウロしています。
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ツーム・ストーンを出て、一寸した山を越えたところにハイウェイの上から雰囲気が何か他の町と明らかに違う町が遠くに見えたので寄ってみることにしました。
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ビズビーと云う町に入ると風景が何かヨーロッパ風です。坂道と狭く曲がりくねった街路に並ぶ洒落たビルディング・・・
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ビール工場の看板があったけど閉まっていたので通りがかりの人に訊くと「ただいま改修中だけど、直ぐ近くのホテルのレストランで飲めますよ」と・・・丁度昼食時間だし、「久し振りに他人様の料理も食べるか」と立ち寄ると小さいけどなかなか綺麗で落ち着いた、歴史を感じさせる品の良いホテルでした。
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気温・湿度、天候も町並みも麗しく、閑静で実に居心地の良い町なので外のテラスで地ビールを飲みながらサンドイッチです。
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そして麗しき町の麗しきレストランの麗しきウェイトレスさんです。もう、♪酒は美味いしネェチャンも綺麗だ!ウッワー、ウッワー、ウッワッワー♪ってな感じです。この世の楽園ですな。
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町並みはしっとりしたヨーロッパ風ですが矢張り後に見える山は大西部の禿山そのものです。
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何かこのヨーロッパの匂いはセドナの後に観たジェロームに似ているのですが案の定、町の人に「鉱山町だったのだよ。工夫はヨーロッパから来るからね」と教えられました。ジェロームも鉱山町でした。納得。ただ、ジェロームの町の部分は極狭かったですがこのビズビーは結構な大きさがあります。
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お土産屋なども多く、観光に力を入れているみたいです。今は鉱山が機能しているかどうかを訊き逃してしまいました。ただ、かなりのサイズの町なので、それだけでこの地域では意味が有るでしょうね。
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街並みもそうですが・・・
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建物の一つ一つが小洒落ています。
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町外れになると木造建築が増えてまた別の顔があります。
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こちらはアメリカ風な感じが強くなってきます。
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こちらもホテルのようですが、私が昼食を摂った街中の石造りとは大分趣が違います。何れにせよ美しい町です。そのせいで、映画撮影などのロケによく使われるそうです。今考えればもう少し時間を掛けて裏通りまで観て歩けば良かったのですが、その時はチリカワ・マウンテンで一泊と云うのがもう頭に刷り込まれていたので先を急いで・・・固定観念で失敗しました。あまり観光地化もされていないし、落ち着いていたのでこのどちらかのホテルに泊まってみれば良かったです。たまには優雅な時を過ごすべきでした。
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エ〜説明が難しくなります。チリカワ・マウンテンといえばチリカワ・マウンテンです。が・・・その時は気付いていなかったのですが、“公園側”から見れば尾根の手前の国有林の中のキャンプ場でした。地図だけで見ると判らないのですよね。特に私は国境沿いの田舎町から来たので正面玄関ではなく、裏口から迫っている(わざとなのですが)ので・・・しかもこの辺は本当に辺鄙なところなので標識もロクにありませんし。
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このキャンプ場はケーブ・クリークと云う国有林の中にあります。相当広大ですが、よく出来ていてとても居心地の良いキャンプ場です。此処に来る前にダグラスと云うメキシコとの国境の町を経て来たのですが、大失敗をしました。地図で見るとその先にも集落があるようでしたが、その集落が小さくガス・ステーションがなかったのです。そこで、チリカワ山方面への分岐点の砂漠の中にポツリとあるチリカワ博物館と云う所で尋ねたら一番近いところは先に30分走ったところだと・・・仕方なく給油に往復1時間かけました。チリカワ側に入った所にもポータルと云う地名があったのですが、ナントそこに行ったら雑貨店兼食堂と私営キャンプ場があるだけと・・・ビールも底をついちゃったし・・・ビールも買うとなると片道1時間ですと・・・アメリカの田舎を甘く見ていました。考えりゃユタでも全く同じ程度なんですけどね。
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これが私のキャンプです。パーゴラ付きなので雨が降っても全く困りません。パーゴラの柱の陰になりましたが、私の水袋が下がっているのはアライグマなど動物の手が食料に届かないように吊るすためのスチール製のポストです。この他にも大きな鉄製のロッカーが有り、そこに食料やゴミなどを収容しますがそれは熊除けです。
ポストとベア・ボックス・・・本当に熊が出没する、念のためや建前ではないというメッセージが強く伝わってきます。私も冷蔵庫までベア・ボックスに入れました。車なんて熊が本気になったら壊されてしまいます。一つ一つのサイトに一つずつポストとベア・ボックスとパーゴラがあるなんて本当に行き届いています。しかもポストはハンモックを吊るのにうってつけです。
後ほど訪れたロッキー・マウンテン国立公園やイエロー・ストーン国立公園の料金ばかり高くて好い加減な運営とは大違いです。 -
食事も済ませて、どうにか間に合ったという感じなのですが何か変です。本当に此処はチリカワ・マウンテンなのだろうか???(マ、確かにそうだったのですが、“国定公園”は未だ未だ先だったと)・・・どうもおかしい、明日は走り回ってみよう・・・何か解るだろうと・・・
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朝周りを改めて見ると矢張りナカナカ良い環境です。ヤッパリここがそうなのだろうか?と・・・良く解らん・・・ビジター・センターは何処だ?
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さてと、取敢えずはこの先へ行ってみよう・・・公園のゲートが見えるだろうと・・・
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朝の訪問者です。
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一寸先へ行くと未舗装道路になり凄い勢いで山の中に入って行きます。道は曲がりくねって・・・と云う事は今のキャンプは“公園”では無いらしい・・・でも一切公園への道路標識は出てないし、本当にこの先だろうか???
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キャンプまでは森林の中だったのですが、段々と山らしくなってきました。
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周りには色んな花が咲き乱れて綺麗といえば綺麗です。
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実に多くの種類の花が一斉に咲いていますが多分良い季節に当たったのでしょう。
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一面がお花畑と云う感じです。
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カメラを使い慣れていないのでピンボケが多くて・・・でも、小さなディスプレイじゃ判らないのですよね。
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これなんか酷いものです。
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このくらい離れるとどうにかなるのですが・・・
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マ、それでも色とりどりで飽きると云う事はありません
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色んな道に入りながら試行錯誤をして尾根の頂上まで行ったのですが分かれ道が在って、そのどれにもこちら公園と云う標識がありません。その内に1台の車を見かけて「迷ったと言ったら」細かい地図を出してくれて、見ると、ナント尾根の頂上の分かれ道のどちらでもなく、その真ん中に閉鎖されたように見えた道を進めと・・・しかも、山の向こう側に一旦下りないと公園の入り口にたどり着けないと・・・本日はモウ昼も過ぎたことだし今日は諦めてキャンプに帰ってノンビリすることにしました。
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時間が余ったのでキャンプ場を過ぎてポータルの雑貨屋からリチャードに電話でも入れてみようかと行ったら、電話は無く、キャッシャーのお姉ちゃんが店の電話を貸してくれました。金を払おうとしたら「いらん」と、なんと親切な。
ポータル付近からキャンプ場方面を見たところです。 -
私のキャンプの全景です。パーゴラが見えます。
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