2012/10/15 - 2012/10/15
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アリヤンさん
今日はイスファハン最後の一日です。
明日はとうとうテヘランに戻り、あとはイラン出国をするのみです。
最後にふさわしく、イランで見る一番古いであろう遺跡を訪ねます。
山の上に残る拝火教寺院遺跡です。
寺院自体はササン朝時代(3~7世紀AD)のものですが、その山自体は遠く紀元前3千年記にイラン高原に出現したエラム人の遺跡らしいのです。
メソポタミアやシュメール文明の影響を受けて古代に繁栄したエラム人は、シュースorスーサ(Shush)にその文明の足跡を、「チョーカ・ザンビルのジグラット(ピラミッド)」という形で世界遺産を残している。
*それは「バベルの塔」だったという説がある。
ですからここイスファハンのアーテシュガーフの拝火教(ゾロアスター教)寺院は、唐突に盛り上がっている山の上にあると言うので、その山自体はジグラットではないか?とも思うのです。
まあ、これはワタクシだけが思っているのかも知れません。
(エラソーに)
後の考古学者たちの更なる遺跡調査を待つばかりです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
今日は8時半から動き出しました。
まずは、カーヴェ・バスターミナルに行き、明日のテヘラン行きバス・チケット購入です。
最近乗り付けのサムサファル社のVIPバスです。
1人14万リアル(約450円)。
購入後すぐに市内バスに乗って、チャハール・バーグ通りまで帰ってきます。 -
今度はチャヘル・ソトゥーン宮殿公園の対面の通りから出る、アーテシュガーフ拝火教寺院方面のバスに乗りました。
このバスは郊外行きバスだが、市内バスと同じ料金です。
1人2500リアル(約8円)。
所要約30分。
周りの人&運転手にアーテシュガーフ、アーテシュガーフと叫んでおきます。
乗り過ごしは困るからです。
やさしいイラン人にいつも頼りきりです。
ありがとう。 -
ここまでのルート・マップです。
拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9910n/SANY7006-2.jpg -
イチオシ
30分ほど外に目を凝らしていたので、分かりました。
小高い土漠の山が突如現れるのです。
その天辺にはなにやら寺院跡らしき建造物が見えます。 -
バスから降りて、近づきます。
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入り口です。
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入り口で入場料を支払います。
1人5000リアル(約16円)
途中でお腹が空いては困るので、チケット売り場の日陰で、持ってきたサンドイッチを食べておきます。
この山を登るのですから、途中でエネルギー不足になっては、一大事です。
足を滑らせれば、お陀仏になりそうな山なんですから。 -
アーテシュガーフの説明石版。
なんと、考古学的にはエラム人の時代からあったらしい。
エラムと言えば、紀元前3千年記に、ここらからメソポタミヤ近くのイラン高原一帯に住み付き高度な文明王国を築いていた民族です。
まあ、ペルシャ人以前の住民なのです。
スーサのチョーカ・ザンビル・ジグラット=ピラミッドを作った民族です。
すると、この山はひょっとして、もとはピラミッドだったのでは?
古代ロマンチックな考えが頭をよぎるので、余計コーフンします。
その後、ササン朝ペルシャがここに拝火教(ゾロアスター教)の寺院を天辺に建てた、とのこと。 -
この山を登るのはゴムサンダルでは危険です。
今日はちゃんと運動靴を履いてきました。
そうでないと、山肌がすべるので怖いです。
なんせ、木も草も生えてない、スベスベの山肌ですから。
途中、振り返ってみると、はるか彼方にカラカラ山脈が見えます。 -
イスファハンはいかに緑が多いかが分かります。
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やっと中腹くらいまでやって来ました。
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ホント、急峻な上り坂になっています。
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パートナーはこわごわ登っては休み、休んでは登りを繰り返します。
ちょっとしたスベリで一気に下まで落っこちそうなのです。
ホント、怖いです。 -
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とうとう頂上までやって来ました。
城塞の跡なのか寺院の跡なのか定かではありませんが、日干しレンガの建造物跡があります。 -
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イチオシ
これが真ん中に火を灯していたであろう、拝火教寺院の跡でしょう。
まさにこの山orピラミッド?の天辺にあります。 -
中に入ってみます。
日干しレンガで作った神殿だったのでしょう。
吹き抜けになっています。
ササン朝ペルシャ時代ですから3世紀ごろの建造物か? -
ゾロアスター教(拝火教)というのは良く分かりませんが、とにかく火を神様とあがめたらしい。
後のユダヤ教、バラモン教などに影響を与えた、人類史上最も古い宗教の一つだといわれています。
中央アジア、コーカサス地方、西アジア、アフガニスタン一帯でかつて最も信仰された宗教です。
これはアケメネス朝ペルシャ帝国が支配した地域とだいたい一致します。
まあ、すごい昔のことで、仏教やヒンズー教以前の話です。
すごいですね? -
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アーテシュガーフの真下の道路で交通事故があったようです。
救急車がやって来て、なにやら黒い人だかりが出来ていました。
山の上では悠久の歴史の世界に浸っているのに、下界では車の事故か、、、 -
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これから下に下りなければいけませんが、考えただけで背筋が寒くなります。
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こうやって、火を燃やして、空を見上げて、当時の人たちはなにを思ったのでしょう。。。
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イチオシ
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さあ、これから降ります。
登るときより降りる方が怖いものです。 -
ホント、山肌ツルツルなので、怖いですヨ〜
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恐々でしたが、不思議と降りてきました。
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チケット。
イランの文化・歴史施設の入場料は5000リアル(約16円)に統一されているようです。
世界遺産であろうが、そうでなかろうが、大体が5000リアルです。
非常に良い事です。 -
イヤ~、怖いハゲ山を上り下りしたので、下の公園の緑と噴水池が目にしみます。
しばらく、ここでお休みです。 -
イチオシ
天国と地獄の対称図絵です。
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この公園のトイレの屋根にはソーラーパネルが置かれてあり、トイレの照明・水洗動力などに使われています。
ここイランは全体的にお日様に恵まれているので、将来の新エネルギー源として太陽エネルギーは有望でしょう。
少なくとも原子力よりは、、、 -
1時間ほど休んだので、アーテシュガーフを後にします。
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アーテシュガーフより約2キロほど街のほうに戻ったところに、揺れるミナレット=メナーレ・ジョン・バーン・モスクがあるというので、そこを目指して歩きます。
道の両側は危ないので、中央安全分離帯を歩きます。 -
木製家具屋さん。
ここで製造販売をいています。 -
林が見えてきました。
あの林の中に、その揺れるミナレットがあるはずです。 -
みえてきました。
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イチオシ
小ぶりなモスクです。
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片方のミナレットは修復中みたいです。
ということは、一緒に揺れるところは見られない、ということですネ。 -
モスク自体としても大したモスクではありません。
イスファハンで立派なものばかり見ていたので、みすぼらしく見えるほどです。 -
説明書きです。
どうもこのモスクはナントカというお坊さんのお墓らしいです。 -
これがそのお墓、石棺です。
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イチオシ
どこがどう揺れる?
モスクの内側のみやげ物売りがその揺れるミナレットのビデオCDを販売していました。
そのCDをモニターに映してくれたので、見ました。
要するに、片側のミナレットの中で人1人がガタガタ窓の手すりを持って思いっきり揺らす。
そうすると反対側のミナレットも揺れだす、ということです。
「ソレガ、ドウシタ?」ってな思いですが、昔のイランの人々にはさぞかし不思議なことだったのでしょう。
揺れに共鳴するのだから、耐震構造に作ってあるのか? -
ちょっとショウモなかって、寄らなかったほうが良かったカナ?
モスク対面に市内バスストップがあったのでバスに乗って街に帰りました。 -
チャハール・バーグ通りの行きつけのチキン屋で、グリルド・チキン フルサイズをテークアウトしてホテルで舌鼓を打ちました。
こんがりジューシーに焼けたチキンをほぐして、野菜とあえて、 -
美味しゅうございました。
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アーテシュガーフ拝火教寺院ルート・マップです。
拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9910n/AteshgaghMap.jpg
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