倉敷と酒場探訪

2012/09/29 - 2012/09/30

旅に行くと必ず夕食を済ませてしまった後でも、宿周辺や地元の盛り場へ酒場探訪に出かけてしまう。
旅に出ていつも思うのだが、日本全国何処に行っても駅前周辺には誰でもご存じの居酒屋チェーンの看板が占拠してしまっている。それらを見るにつけ旅気分を削がれてしまうようで心地よいものではない。
そんな訳で私の旅先での酒場選択の基準はと言うと
①居酒屋チェーンではない。
②飲み助心をくすぐる店構えであること。（店の前に手入れの行き届いた植木があったり、年代物の提灯があったりしたら即決）
③地元名物料理を定番でかかげている店。
で、昨年９月に倉敷、尾道と旅をした際、倉敷の美観地区内にいい店見つけました。その名も「土手下南」、確かに近くに川というか堀が流れているのですが、地名なのでしょうか変わった店名なので入ってみることにしました。
店内は壁が煉瓦作りで4ビートジャズがBGM、地元サラリーマンと思しき方々３名とカウンターに旅の途中らしき女性がおひとり。私、店内で写真を撮ったりするのがあまり得意ではないので画像が無くて申し訳ないのですが、焼き物、お刺身ともとても美味しくいただきました。名前を忘れましたが倉敷の地酒も程良い辛さでいい飲み口でした。
ビールとお酒４合をいただきほろ酔い加減で店を出ると、川向こうの柳が川風に揺れ、美観地区の瓦屋根の上に下弦の月が顔をだしていました。こんな瞬間を楽しみたくて旅先の酒場探訪を止められないのかも知れない。
宿への帰り道、まだ飲み足りない私は途中の全国お馴染みのコンビニでビールといかくんを買ったのでありますが、これって冒頭の件と矛盾してるかも。まっいいか
倉敷と居酒屋、癖になりそうな予感です。

エリア 岡山

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 阪急交通社

こちらが「土手下南」　ひっそりと控えめに酒場探訪者との出会いを待っているかのよう。
倉敷美観地区の景観とマッチした店構えに惚れました。