サン・ビセンテ・デ・ラ・バルケラ_San Vicente de la Barquera　美味！オマール海老のリゾット

2011/05/21 - 2011/05/21

スペイン北部・カンタブリア州の港町であるサン・ビセンテ・デ・ラ・バルケラを訪れました。サン・ビセンテ川の河口にあるこの小さな町は、海と川と丘そして丘の上の教会や要塞といった建造物が織りなす景観が魅力的な保養地です。
★古くからの由緒と趣のある港町を散歩
★定番料理、アロス・コン・ボガバンテ（オマール海老のリゾット）を食す
★丘の上にたたずむ、サンタ・マリア教会と王家の城

[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎アロス・コン・ボガバンテ

エリア スペイン

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

北部カンタブリア州の州都サンタンデルからおよそ60kmほど、車で１時間ほど走って町へ到着。ようこそ！の看板。

この町はサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路、北の道の途上にあります。よって、巡礼者らしき人もちらほら。

古い港町です。

漁港の風景。

メイン通りのミラマール通り沿いにある公園。

屋台の出店が沢山出ていました。警察官も制服で買い物です。
こっちの警官は、制服のままＢＡＲにたむろしたり、白バイで私用で店に乗り付けたりします。市民もそれを何とも思ってません。のどかです。

恒例の、地方警察パトカー＆町の紋章。

通りを北へ歩くと、レストランやバーが密集するエリアに辿り着きます。

観光案内所の傍にはこんな小路も。

サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路（海コース）の途上の町でもあります。

カンタブリアらしい。

町歩きもそこそこに、そろそろ腹ごしらえの時間です。
PSOEとは、社会労働党の幕。

「レストラン・ロス・アルコス（Restaurante Los Arcos）」にて。

欧州の下町っぽい通りのアーケード、良い雰囲気の一角にある小さなレストランです。

入るとまず水槽。

大きなボガバンテ（Bogabante＝オマール海老）、これがこの町の名物です。

小さなコメドール（食堂）。

古びた店内ですがきれいです。趣のある照明。

特別メニューのページには、ボガバンテがどーん。現地のスペイン人の友人から、「サン・ビセンテ行くならアロス・コン・ボガバンテ！ありゃうめーゾ！」とのアドバイス。

そーですか．．．でも慌てず騒がず、まずは赤ワイン（Vino tinto）、スペインの名門ボデガ（Bodega=ワイナリー）であるムガ（Muga）で。
魚介だけど赤ワイン。現地の人はあまり肉魚赤白を意識しないです。

パン。

アペリティボのクロキタス（コロッケ）。

エンサラダ・ミスタ（ミックスサラダ）。

そして出ました！アロス・コン・ボガバンテ（Arroz con Bogavante）、オマール海老のリゾットです。うーんいい香り！

この鍋のデカさ。これで二人前。

海老のダシがじんわりと出て最高です！

海老は手で掴んでしゃぶるので、お手ふきが出てきます。

ポストレ（Postre＝デザート）、すごく長い名前ですが．．．
チョコレートムースとオレンジペストリームース（Tarta Capricho de Mousse de Chocolate y Mousse de Crema Pastelera a la Naranja）。

こちらはタマゴプリン（Flan de Huevo）。

カフェ・コルタオで締めです。

満腹になったところで散歩。

散歩道にはうってつけです。

登ってきました。

サン・ビセンテ川の河口。

かつての王宮（Castillo del Rey）。

裁判所（Juzgado）。

グアルディア・シビル（Guardia Civil）、治安警察です。

いい感じの小路。少女たちがおしゃべりを楽しんでます。高い場所でちょっと危ない．．．。

町役場です。

美術館。

丘のてっぺんに教会が見えてきました。右下にはアルベルゲ。

サンタ・マリア教会（Iglesia de Santa Maria de los Angeles）。

裏側はこんな感じ。元は13世紀に建てられた教会らしい。

ここの高台からの風景。

アルベルゲ（Arberge）、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道へ向かう旅人達が休息をとる場所です。

ここにも巡礼路の証。

再び王宮の横を通って丘を下ります。

漁港らしいオブジェ。

王宮の遠景。

修道院（Santuario de la Barquera）。

その内部。

岬へ出てみます。

先端の灯台。

誰かが描いた「マティ！君が好きだー！」の文字。向かいの町から双眼鏡ででものぞかせたのかな？ロマンティコかも。

マサ橋（Puente de la Maza）。

田舎の漁港ですが、歴史と長閑さが感じられる居心地の良い町です。