師走の大阪（2012）①

2012/12/18 - 2012/12/19

師走の大阪への小旅行。
大阪には出張で何度か行ったことがあるが、
これまでに旅行で訪れたことがなく、
大阪城さえ行ったことがない。

妻にいたっては大阪に足を踏み入れたことが一度もなく、
以前から、ゆっくり回ってみたいと思っていた。

といっても歴史も文化も奥の深い大阪を
たった数日で理解することはできるはずもなく、
今回は定番スポット中心の旅となった。

エリア 大阪

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: JTB

新幹線で大阪に到着したのは、夜7時過ぎ。
新大阪から御堂筋線に乗ってなんばまで直行。

道頓堀川

心斎橋筋商店街は、すごい人出。

道頓堀周辺で、お好み焼きやたこ焼きを
食べるのは殆ど観光客だろうが、
とりあえず、ということでガイドブックに載っていた
たこ焼き屋で軽い夕食。
写真は明石焼き。

妻ともども驚かされたのが、
いわゆる「粉もん」の美味しさ。

軽くてふわふわしていて
全くしつこくなく、いくらでも食べられる。

宿泊はANAクラウンプラザ。

奮発してクラブフロアの
ツインデラックスルームに宿泊。

約40平米と部屋は広くて良かったが、
クラブラウンジの朝食は料理の種類が少なく、
午後のティータイムや夕方のハッピーアワーは、
混んでいて使いづらく、あまりよい印象はなかった。

ホテルのクラブラウンジというのは初めてだったが、
また次に利用したいとは思わない。

部屋から見た梅田方面の夜景。

翌朝、ふたたび部屋から梅田方面。

ホテルは堂島川沿いに立っており、
目の前が中之島という立地。

中之島周辺は、当然というべきか、橋が多い。

今回の旅での発見のひとつだが、
大阪には味わいのある、レトロでいい橋が多い。

写真は中でも最も美しいといわれる淀屋橋。

ホテル目の前の歩行者専用の橋、
中之島ガーデンブリッジでは、
浮世絵（？）に描かれた橋の絵が見られる。

大阪がいかに橋の町であり、
水の都であるかがよく分かる。

いずれも神戸市博物館の所蔵品らしい。
機会があればぜひ本物を見てみたい。

定番の大阪城へ

天守閣は美しいが、
中は鉄筋コンクリートでエレベータもあって、
ちょっと興醒め。

しゃち瓦

敷地内にある旧陸軍第四師団司令部庁舎。

空襲を生き延び、戦後は大阪府県警本部、
市博物館などの建物として使われた。

大阪城本丸内の、二大建造物であり戦跡でもある。

大阪城近くの大阪歴史博物館。

難波宮時代から現代までの大阪の歴史展示は、
かなり充実していて見ごたえあり。

大化の改新の舞台になった前期難波宮の模型

江戸時代の大阪の街並みの模型。

文楽の人形、その他

戦前の阪急梅田駅の駅舎

堂島新地を描いた屏風。
「曽根崎心中」に登場する色町はこの界隈。

三井呉服店の大阪本店を描いた絵馬。

三井家の菩提寺、
松阪の継松寺に奉納されたもの。

大正時代の御堂筋。

これも知らなかったことだが、
1925年の町村合併により、
大阪は人口211万人となり（＝大大阪）、
東京を抜き日本最大の都市となった。
また世界でも第6位の都市であった。

博物館からは大阪城がよく見える。

現在の天守閣も「大大阪時代」に再建されたもの。

次は、またも定番の新世界へ。

写真はジャンジャン横丁。

ジャンジャン横丁にある囲碁将棋屋。

これらの店では1日中遊んでも
1000円なのだそうだ。楽しそう。

やはりジャンジャン横丁の「娯楽場」。
昔の「ゲームセンター」。

付近は串カツ屋だらけ。

大阪の串カツも初めて食べた。

「粉もん」同様に、とても軽くて
脂っこくなく、いくらでも食べられる。

こんなに美味しいとは思わなかった、と
妻と二人で満足の昼食。

こちらはドテ焼。

歴史に文化に、食文化に、
大阪の奥深さを垣間見た。

数日の旅ではとても尽くせない。

旅の後半は、堺や岸和田にも足を延ばした。