エジプト記　　　①　小僧の洗礼編

2012/11/21 - 2012/11/28

行くと決めたものの、なにやら情勢は不安定
まぁ、今回ばかりはひとり旅は危険だろうとツアーにしたので
もしホントに危険なら、旅行会社の方で中止にするだろうからと
安心しきっていた。

とは言え、外務省からは「渡航の是非を検討して下さい」から
「十分注意して下さい」となったのは意外と最近だったし
やはり　あまりのんきにはしてられないとは思った。


今回はエジプト航空　直行で14時間、帰りでも11時間
飛行機嫌いな私にとっては、苦痛意外のなにものでもない・・・
ツアーなので、座席指定も出来ないし　通路側の席じゃなかったら耐えられないかも
と、思ったけどラッキーな事に通路側だし　トイレも近い


機内では映画観ようとしたけど、英語かアラビア語なので断念
ヒマだな～と思ったら、隣のご夫婦がいい人で　旅の話で盛り上がったので
意外にも14時間のフライトも　それほど苦にはならなかった。


カイロに到着し、即行ギザの3大ピラミッドへ
↓↓↓

エリア ギザ(エジプト)

• 旅行の満足度: 4.0

• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

なんかガスった感じ
このもやっとした感じはなんなんだ？
と思ったら、どうやら砂が舞っているのですっきりしないらしい。
朝はいつもこんな感じで、昼頃になるとピラミッドもキレイに見えてくるんだと。
ちぇっ
風もないのにな・・・

ひとつの石はこんなにでっかい

ガイドの説明の後、早速クフ王のピラミッドの中へ
ひょ〜！
なんと狭い！
幅も高さもないし、一通でもないのでとっても大変
（水どう風に言うと、デブの穴。ヒゲ2人はすれ違えません！）
そしてとっても急だし、暑くて空気も淀んだ感じで　じわっと汗が出る。
これ、真夏に来たら地獄だな

さっさと外に出て写真を撮りまくっていると、ラクダに乗った小僧が
「オイラと撮れ！」と言う。

でも、どうせ金を取られるとわかっているから　ひたすら「ノー！ノー！」と断る。
「お金なんかいらないよ〜。だから撮って撮って〜」と・・・
ちょっと信じられなかったが、押し切られパシャリ
すると「ワンダラ！ワンダラ！」
はい、きた！
絶対そうなると思ってた。

エ「ダメ！金はないよ！アメちゃんならあげるよ。」
小「アメなんかいらねー！金よこせ！ワンダラ！ワンダラ！！」
エ「金はねぇつってんだろ！アメ持ってとっとと消えろ！」
小「いいから金よこせってんだよ！じゃ、そのＧショックよこせ！」
エ「ふざけんなバカヤロウ！誰がオマエにくれてやるか！」
と、お互いカタコトの英語でやりあうが、どちらも引かず
気がつくと、小僧が増えていやがる。
ふっと　周りを見たら、ラクダに乗せられ写真を撮ってるツアー仲間が目に入った。
あぁぁ、あの人はいくらせびられるんだろ・・・と心配になった。
が、その前に自分の事で精一杯
いい加減もういいやと、持ってたアメをカバンに仕舞おうとすると
小「じゃ、アメでいいよ」と。
最初からそーすりゃいいんだよと　その小僧に2コあげると、「兄ちゃんの分よこせ」と。
あ”〜！もう
すると、関係のない小僧までも「アメくれ！」と
振り払いたい一心で、そいつにもあげると、「父ちゃんの分よこせ」だと
気がつくと、大人のおっさんまで「アメちゃん！アメちゃん！」と手を出してる。
おめーは関係ねーだろ！
と思いつつも、早くバスに逃げ込みたいので、あげてしまった。
でも、最後まで着いてきた関係のない小僧が　ちっちゃいスカラベをくれた。
疲れた・・・

この風景ずっと見たかった

朝一よりすっきり見えるようになってきた

まだ色が残ってるね

バスに向かって元気に手を振る子供達

パン屋ちゃん