2012/11/15 - 2012/11/16
894位(同エリア5120件中)
ottoさん
寒波が襲来した年末、雪深い北陸の暮らしに思いを馳せる。
13日に及ぶフィンランド〜ロシアの旅の疲れを癒すべく、
金沢〜湯涌温泉を訪ねた時は”鰤起し”が吹きはじめた11月半ばの頃。
計らずも宿の2階の部屋からまだ新しい夢二記念館が道を隔てて見え、
大正モダンの文人墨客が足を運んだ当地との縁を知って興味がわき翌朝
見学することに。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JR特急
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
新大阪駅10:16発のサンダーバード13号に乗車
-
苅田に伸びた草が羊田となり、晩秋の山々は
ひとしきり時雨れたのち煙っているようだ。
途中の武生駅には昇竜の像があり越後打出刃物
の里とか...芦原温泉駅で和倉行きは切り離され
12:58金沢着
-
金沢は初めてではなく金沢城、兼六園、茶屋町、
美術館などは観光体験ありとて武家屋敷群を
訪ねることとなった。 -
昼時の駅構内に戻り食事処”あじわい館”へ。
-
郷土料理の店で一服。
-
入手した観光案内図を手に東口バス停から
香林坊行きに乗り(約8分 200円)
エクセルホテル東急横の路地に入り3分ほど
歩けばすぐ武家屋敷跡界隈に出た。 -
土塀の続く細長い路地を歩くと加賀百万石の
城下町を行き来した往時の雰囲気が感じられる。 -
又雨がぱらついてきたが、それがまた風情あり。
-
石蕗の花が良く似合っている。
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格式ある門構え、塀越しの大きな木々。
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庭木の手入れだけでも半端ではない。
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用水路跡
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橋の左手から渡ってきた
-
現在も住まいされている屋敷群の環境保持を
訴える看板。 -
一部は公開されていて次回は是非見学したい。
-
前田公に従って金沢へ来た重臣達はさぞ広大な所領
に立派な拝領屋敷を構えていたことだろう。
時代が変遷し、北前船の長者が住んだ屋敷もあるらしい。 -
この辺りで屋敷群は終わり、雪吊を終えた民家や
北国新聞社等が林立するビル街となる。 -
再び駅に戻り15:02発 湯涌温泉行きのバス
(580円、1時間弱)に乗り、医王山麓の湯の町へ。 -
ネットで予約しておいた「さかえや」はバス停から
すぐのこじんまりした和風のお宿。 -
客室9、エレベーターホール兼廊下にも
畳が敷かれ、清潔感漂う空間。 -
「山法師」のプレートが掛かった部屋に案内される。
季節になると部屋の窓から真っ白い山法師の花(苞)
が見えるとか。 -
床の間の掛け軸は与謝野晶子筆
”何となく君に待たるる心地して
いでし花野の夕月夜かな ”であると
部屋係の美喜さんに教わった。
さすが文人が立ち寄った土地柄ではある。 -
愛らしい小物達にも癒される。
-
美喜さんお運びの”旬菜懐石”は金沢の港から
取り寄せた新鮮な魚介と加賀野菜の品々。 -
左奥 蟹の身、青菜
手前 焼き栗、銀杏、むかご、いくら大根下ろし和え
右横 冥加サーモン巻き、わさびの茎 -
蟹とゆり根の茶碗蒸し
-
造り えび他
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蟹しんじょう、三つ葉、えのき添え椀
-
ぶりの照り焼き、生姜添え
-
蟹、白身魚、鏑蒸し
-
越前蟹の二杯酢
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鍋は鱈白子、青菜など
-
揚げ物 蟹、南瓜、五郎島金時薯、茗荷
-
こしひかりのご飯と吸い物、自家製香の物
-
デザートはラ・フランス、葡萄でしめくくる。
オーナーでもある板前さんの雅で美味な盛り付け、
絶妙なタイミングで供される金沢の贅沢を堪能した。
(6時半に始まり9時に終わった。) -
その間テレビは明日国会が解散すること、
中国の指導体制が10年ぶりに変わったこと、
ボージョレーヌーボーが解禁になったこと
森光子の訃報など盛り沢山に報じていた。 -
気温は低いが明日の天気は好転するらしい。
-
寝る前に2度目の入浴を楽しむ。
浴室は5階にある
手前は女性用”月”の湯、
右手は男性用”星の湯” -
泉質はカルシウム・ナトリウムー塩化物
硫酸塩泉(低張性弱アルカリ性)。
関節痛、慢性消化器病その他に効くと記され
ており、滑らかでよく温まる。 -
宿の近辺地図で明日のコースを確認。
-
朝早くから出勤前の地元の人達の車が
停まっているのは”湯涌温泉・総湯”。
718年、白鷺が湯に癒されるのを発見した
故事から”白鷺の湯”と呼ばれ 古くから
湯治場として広く親しまれてきたと言う -
その左手には薬師寺が見え、夢二が恋人
彦乃と散策した小道が裏手に続く。 -
隣接して平成12年4月に建てられたのが
「夢二記念館」で部屋の真向かいに見下ろせる。 -
昨夜、動けなくなるくらい食した割には
消化が良かったらしく、朝食も美味しく完食。 -
食後のフルーツと珈琲も嬉しかった。
-
すっかり晴れた青空を見上げ、宿の人達に
見送られて、「夢二記念館」に向かう -
正面に胸像がある。
会館は9時〜17時(300円 60歳以上は200円) -
”湯涌なる山ふところの小春日に
眼閉じ死なむと君のいふなり”の歌碑は
薬師寺境内にあるらしい。 -
夢二は此処で約1か月、彦乃との至福の
日々を過ごした。(34歳) -
教会と夢二の関わりは初めて知った。
-
多才な夢二は絵画だけにとどまらず
-
詩歌にもすぐれ、”宵待ち草”は瞬く間に
全国に広まったという。 -
モダンで洗練され叙情性にとんだ先駆的な
デザインは本、雑誌、ポスター、楽譜、帯 -
文房具等々暮らしを彩る品々の広範に及び、
-
多くの人に愛された。
3人の女性 たまき、彦乃、お葉との
幸薄い関り、 -
48歳でアメリカ、ヨーロッパに
渡るが50歳で病に倒れ翌年死去するまでの
経緯がビデオや展示で解説されている。 -
館を出ると心配げな美喜さんの姿が...
1時間に1便のバスの時刻が迫っている。
バス停に急ぎ走りつつ吊し柿を撮影。 -
帰路 「創作の杜」や「北陸大学」の広大な
キャンパスに出会った。 -
金沢駅に近づくにつれビルに混じって
由緒ある窯元や和菓子屋の建物が健在だ。
近江町市場を通過し金沢駅に戻ったのは
予定より1時間も早かった。 -
一回は有効の切符のお直しをして12:53発
のサンダーバードに乗れた。
案外混んでいた。
宿からのお土産を開くと和紙で丁寧に包んだ
温泉卵が6個箱に入っていた。感激!。
このようなお土産は初めてだ。 -
加賀温泉駅近くで遠くに冠雪の山が見えた。
あの辺り白山連峰か? -
比叡山に沈む夕日が殊の外美しく
旅の終りの心に沁みた。
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