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<br />愛知開催の競技かるた大会 (愛知大会) に参加。 <br />大会翌日、大阪の住ノ江 (すみのえ) を訪ねました。<br /><br /><br /><br />〔第18首/藤原敏行朝臣〕<br /> 住の江の 岸に寄る波 よるさへや<br />  夢の通い路 人目よくらむ

【百人一首歌枕巡り】 住の江の岸による波 ~住吉大社・阿弥陀寺~

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2012/12/09 - 2012/12/09

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京妓

京妓さん


愛知開催の競技かるた大会 (愛知大会) に参加。
大会翌日、大阪の住ノ江 (すみのえ) を訪ねました。



〔第18首/藤原敏行朝臣〕
 住の江の 岸に寄る波 よるさへや
  夢の通い路 人目よくらむ

交通手段
私鉄 徒歩
  • 【住吉大社】<br /><br />和歌の神様ともされる住吉大神。<br /><br />昔の歌人たちが参詣し、<br />一生に一度でいいから、一首でいいから、<br />勅撰和歌集に載る歌が詠めるようにと<br />祈願したのだとか。<br /><br />http://www.sumiyoshitaisha.net/

    【住吉大社】

    和歌の神様ともされる住吉大神。

    昔の歌人たちが参詣し、
    一生に一度でいいから、一首でいいから、
    勅撰和歌集に載る歌が詠めるようにと
    祈願したのだとか。

    http://www.sumiyoshitaisha.net/

  • 【住吉大社】<br /><br /><br />初夢の あまたの 歌の神に逢う

    【住吉大社】


    初夢の あまたの 歌の神に逢う

  • 【反 橋】<br /><br /><br />「住の江の岸に寄る波」 と詠まれた景色は、<br />残念ながら今はもう見られませんが、<br />住吉大社HPによると、<br />昔はこの橋の近くまで波が打ち寄せていたそうです。

    【反 橋】


    「住の江の岸に寄る波」 と詠まれた景色は、
    残念ながら今はもう見られませんが、
    住吉大社HPによると、
    昔はこの橋の近くまで波が打ち寄せていたそうです。

  • 【反 橋】<br /><br /><br />石の橋脚は、慶長年間に<br />淀君が奉納したものであると<br />いわれているそうです。

    【反 橋】


    石の橋脚は、慶長年間に
    淀君が奉納したものであると
    いわれているそうです。

  • 【川端康成/反橋】<br /><br /><br />川端康成が、小説 『反橋』 で<br />「上るよりもおりる方がこはいものです」 と<br />書いたことでも知られる反橋。<br /><br /><br />現代のブーツ女子にとっては、<br />下りは比較的ラクですが、<br />上りは足を横向きにしないと歩きづらいです。

    【川端康成/反橋】


    川端康成が、小説 『反橋』 で
    「上るよりもおりる方がこはいものです」 と
    書いたことでも知られる反橋。


    現代のブーツ女子にとっては、
    下りは比較的ラクですが、
    上りは足を横向きにしないと歩きづらいです。

  • 【川端康成/反橋】<br />

    【川端康成/反橋】

  • 【住吉大社】<br /><br /><br />四角柱の鳥居であるため、<br />角鳥居 (かくとりい) とも呼ばれています。

    【住吉大社】


    四角柱の鳥居であるため、
    角鳥居 (かくとりい) とも呼ばれています。

  • 【住吉大社】<br /><br /><br />後鳥羽上皇<br />「かくてなお かわらずまもれ よつをへて<br />  此みちてらす 住吉の神や」<br /><br />藤原定家<br />「あいおいの ひさしき色も 常磐にて<br />  君が世まもる 住吉の松」<br /><br />などが有名です。<br /><br /><br /><br />また、藤原定家の父・藤原俊成が、<br />嘉応2(1170)年、住吉大社での秋の歌合に参加。<br /><br />後に、歌の道を究めるため、<br />住吉大社に17日間籠ったのだとか。

    【住吉大社】


    後鳥羽上皇
    「かくてなお かわらずまもれ よつをへて
      此みちてらす 住吉の神や」

    藤原定家
    「あいおいの ひさしき色も 常磐にて
      君が世まもる 住吉の松」

    などが有名です。



    また、藤原定家の父・藤原俊成が、
    嘉応2(1170)年、住吉大社での秋の歌合に参加。

    後に、歌の道を究めるため、
    住吉大社に17日間籠ったのだとか。

  • 【五所御前】<br /><br /><br />皆さん、隙間から<br />手を突っ込んで何かしています。

    【五所御前】


    皆さん、隙間から
    手を突っ込んで何かしています。

  • 【住吉の五大力】<br /><br /><br />体力・智力・財力・福力・寿力。

    【住吉の五大力】


    体力・智力・財力・福力・寿力。

  • 【五大力】<br /><br /><br />見つけましたよ♪

    【五大力】


    見つけましたよ♪

  • 【五大力】<br /><br /><br />御守袋にイン。

    【五大力】


    御守袋にイン。

  • 【住吉大社】

    【住吉大社】

  • 【住吉大社】

    【住吉大社】

  • 【住吉大社】<br /><br /><br />何か宿っていそうな木…。

    【住吉大社】


    何か宿っていそうな木…。

  • 【住吉大社】

    【住吉大社】

  • 【住吉大社】

    【住吉大社】

  • 【住吉大社】<br /><br /><br />結婚式に遭遇。

    【住吉大社】


    結婚式に遭遇。

  • 【うさぎみくじ】<br /><br /><br />うさぎはカワイイんだけど…<br /><br /><br />隣で巫女さんがおみくじ代金の箱を<br />ガバッと開けて、<br />ジャラジャラーッとかき集めて、<br />バタンッと閉めて、<br />タッタッタッと立ち去って行った (@_@;)<br /><br />巫女さん、お仕事とはいえ、<br />作業が豪快すぎて興ざめです。

    【うさぎみくじ】


    うさぎはカワイイんだけど…


    隣で巫女さんがおみくじ代金の箱を
    ガバッと開けて、
    ジャラジャラーッとかき集めて、
    バタンッと閉めて、
    タッタッタッと立ち去って行った (@_@;)

    巫女さん、お仕事とはいえ、
    作業が豪快すぎて興ざめです。

  • 【うさぎみくじ】<br /><br /><br />はい。神様の仰せの通り、強欲です…。 <br /><br /><br />身を飾るより心を飾り、<br />足ることを知るよう努めます。

    【うさぎみくじ】


    はい。神様の仰せの通り、強欲です…。 


    身を飾るより心を飾り、
    足ることを知るよう努めます。

  • 【阿弥陀寺】<br /><br />阪堺電気軌道で、<br />住吉鳥居から我孫子道へ。<br /><br />阿弥陀寺へ向かいます。<br /><br />道を1本間違えたのですが、<br />ご近所のおじさまが親切に教えて下さいました。<br /><br />ありがとうございました!

    【阿弥陀寺】

    阪堺電気軌道で、
    住吉鳥居から我孫子道へ。

    阿弥陀寺へ向かいます。

    道を1本間違えたのですが、
    ご近所のおじさまが親切に教えて下さいました。

    ありがとうございました!

  • 【阿弥陀寺】<br /><br /><br />欄干のオレンジと<br />黄色く色づいた木が、<br />見事に調和。<br /><br /><br />小さなお寺には人の気配なし。

    【阿弥陀寺】


    欄干のオレンジと
    黄色く色づいた木が、
    見事に調和。


    小さなお寺には人の気配なし。

  • 【歌 碑】<br /><br /><br /><br />〔第18首/藤原敏行朝臣〕<br /> 住の江の 岸に寄る波 よるさへや<br />  夢の通い路 人目よくらむ

    【歌 碑】



    〔第18首/藤原敏行朝臣〕
     住の江の 岸に寄る波 よるさへや
      夢の通い路 人目よくらむ

  • 【競技かるたプチ情報】<br /><br />競技かるたは試合の進行に伴って<br />決まり字が変化していきますが、<br />最初から同じ音で始まる札がなく、<br />1音めで取れる 「一枚札」 が7首あります。<br /><br /><br />「むらさめの」 「めぐりあひて」 「ふくからに」など<br />「むすめふさほせ」 と言われるもので、<br />「すみのえの」 もその1つ。<br /><br /><br />1音目勝負とは言いつつ、<br />S音が得意な選手との対戦では<br />「す(SU)」 になる前のSの音で手が飛び出し、<br />「す」 と読まれた時には<br />札は飛んで行っていることがほとんど。

    【競技かるたプチ情報】

    競技かるたは試合の進行に伴って
    決まり字が変化していきますが、
    最初から同じ音で始まる札がなく、
    1音めで取れる 「一枚札」 が7首あります。


    「むらさめの」 「めぐりあひて」 「ふくからに」など
    「むすめふさほせ」 と言われるもので、
    「すみのえの」 もその1つ。


    1音目勝負とは言いつつ、
    S音が得意な選手との対戦では
    「す(SU)」 になる前のSの音で手が飛び出し、
    「す」 と読まれた時には
    札は飛んで行っていることがほとんど。

  • 【競技かるたプチ情報】<br /><br />私もS音にはわりと反応できる方。<br /><br />サ行の歌は5首。<br />「さ (びしさに)」<br />「しの (ぶれど)」<br />「しら (つゆに)」<br />「す (みのえの)」<br />「せ (をはやみ)」<br /><br /><br />「さ・す・せ」が1枚札、<br />「し」も2枚なのでどちらか読まれたら<br />その時点で1字で取れる札に。<br /><br />つまり、S音はどれもスピード勝負。<br /><br /><br />最近、「さ・せ」 のS音と、「し・す」 のS音の<br />違いも聴けるようになってきました。<br /><br />「し・す」 の方が僅かに速く耳に入ってくるので、<br />おかげで 「しの/しら」 がまだ2字決まりの時は<br />まだ取るつもりがなくても手が先に飛び出してしまい、<br />札に触ってしまったり、思いっきり払ってしまったり…。<br /><br />終盤まで 「しの/しら」 が詠まれない試合は、<br />ちょっと苦手… (@_@;)

    【競技かるたプチ情報】

    私もS音にはわりと反応できる方。

    サ行の歌は5首。
    「さ (びしさに)」
    「しの (ぶれど)」
    「しら (つゆに)」
    「す (みのえの)」
    「せ (をはやみ)」


    「さ・す・せ」が1枚札、
    「し」も2枚なのでどちらか読まれたら
    その時点で1字で取れる札に。

    つまり、S音はどれもスピード勝負。


    最近、「さ・せ」 のS音と、「し・す」 のS音の
    違いも聴けるようになってきました。

    「し・す」 の方が僅かに速く耳に入ってくるので、
    おかげで 「しの/しら」 がまだ2字決まりの時は
    まだ取るつもりがなくても手が先に飛び出してしまい、
    札に触ってしまったり、思いっきり払ってしまったり…。

    終盤まで 「しの/しら」 が詠まれない試合は、
    ちょっと苦手… (@_@;)

  • 【競技かるたプチ情報】<br /><br />その点、「す」 は迷いなく飛び出せるので、<br />自陣にあっても相手陣にあっても困りません。<br /><br />ただ、「せ」 を読む時に<br />ごく軽く 「す」 の音が入ってから<br />「せ」 と発声する方が稀にいらっしゃるのですが、<br />その時は 「せ」 で 「す」 を払う<br />お手つきをすることがあります。<br /><br />いずれは読手さんごとの聴き分けもできるよう、<br />精進します \(*^_^*)/

    【競技かるたプチ情報】

    その点、「す」 は迷いなく飛び出せるので、
    自陣にあっても相手陣にあっても困りません。

    ただ、「せ」 を読む時に
    ごく軽く 「す」 の音が入ってから
    「せ」 と発声する方が稀にいらっしゃるのですが、
    その時は 「せ」 で 「す」 を払う
    お手つきをすることがあります。

    いずれは読手さんごとの聴き分けもできるよう、
    精進します \(*^_^*)/

  • 【住ノ江駅】<br /><br /><br />次は、<br />南海の住ノ江駅から高師浜へ向かいます。

    【住ノ江駅】


    次は、
    南海の住ノ江駅から高師浜へ向かいます。

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この旅行記へのコメント (3)

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  • とりのそらねさん 2014/09/10 08:50:58
    豪快かつ力強い字に
    私の中で「すみのえの」は結構好きな歌です

    一番上の表紙?の歌碑を見て、字に目が行きました。
    寺内大吉さんというかたは作家・スポーツライター・僧侶の方だそうで、その人柄にじみ出ているような力強い字だなぁと思いました。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BA%E5%86%85%E5%A4%A7%E5%90%89

    お坊さんの字は力強く、学者さんの字は柔らかい印象があります。


    Sの音は聴けるのですが、その聴き分けはできません。
    「しら」と「しの」の『し』の聴き分けはなんとなくできるのですが。
    「さ・せ」と「し・す」ですか・・・意識して聴いてみます。




    京妓

    京妓さん からの返信 2014/09/12 21:39:12
    RE: 豪快かつ力強い字に
    寺内さんという方は、今回教えて頂いて初めて知りましたが、
    ユニークな経歴の方ですね。
    まさかそのような方が書いておられるとは知りませんでした。

    S音は特別意識しなくても音を捉えやすいので、
    大会でS音の多い札組みに当たると、ちょっとラクです。
    逆に1枚も入ってないとテンションだだ下がり…。




    とりのそらねさん からの返信 2014/09/16 16:58:04
    RE: RE: 豪快かつ力強い字に
    私の場合は「お(を)」と「・・・ら」ですね。
    お(を)で始まる歌と、決まり字がらで終わるときは、特に意識しなくても体が反応します。
    特に「うら」と「おと」は。

    「す」だけですがモノにしました!
    「し」と「せ」もなんとなく分かってきました。

    私には「し」「す・せ」「さ」と分かれるようです。
    ただ、「さ」は未だ苦手です(「し」でも「す」でも「せ」でもないといった感じで・・・←ex.『あきの』の上に手を置いて「の」じゃないからもう一方の陣の『あきか』に手を出すみたいな)

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