ビトリア_Vitoria　ビトリアの戦いの舞台！スペイン独立戦争 最終決戦の地

2011/07/10 - 2011/07/10

スペイン北東部、バスク州の州都であり、アラバ県の県都であるビトリアを訪れました。12世紀にナバラ王国の国王であるサンチョ6世によって造られた小高い丘にある旧市街には、保存された旧跡が良い雰囲気を醸し出しています。
★14世紀のサンタ・マリア教会を含め、中世の趣豊かな街並みを歩く
★19世紀の新市街にも、美しい広場や建物が並ぶ

[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎タパス、ピンチョス

エリア ビトリア(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

ビトリアに着きました。小高い丘から見下ろす新市街。ビトリアはバスク語ではガステイス（Gasteiz）と、似ても似つかない名前になります。

この街のひとつの見どころはこの丘の上の旧市街です。

こんな家並が石畳の左右に。

丘を登り始めてほどないところに教会があります。

教会前広場に立つ銅像。

「サンタ・マリア教会（Catedral de Santa Maria）」、こちらは旧教会と位置づけられ、14世紀のゴシック建築で尖塔は17世紀とのこと。

エントランスの彫刻が美しい。

内部は補修工事中であり、ヘルメットをかぶっての内部見学です。内部は撮影禁止につき画像はありません。

この辺りもサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路です。

この街には、トランプの製造会社エラクリオ・フルニエ社の本社があるそうです。

判りにくいと思いますが、この小高い丘に登り降りするためのエスカレーターがあります（画像左）。屋外なのに。
奥に見えている塔はサン・ペドロ教会です。

歩いていると音楽が聞こえてきました。

ジャズの野外コンサートでしょうか。

遠くに見えてくるのは新教会。後で近くまで行きます。

19世紀に入って開発された南の拡張区域に来ました。「サン・ビセンテ・マルティル教会（Iglesias de San Vicente Martir）」の塔が見えます。

この辺りに、ビルヘン・ブランカ広場(Plaza de la Virgen Blanca)があります。観光用のチキトレンもちゃっかり。

ということは、これはマリア像でしょうか。

郵便局（Correos）です。

税務局。

通りの壁にオブジェ。

これはオブジェ．．．じゃなくてカフェの看板のようなもの。

スペイン広場にやって来ました。この街のスペイン広場は広くて綺麗です。

この一画に、観光案内所があります。

中はこんな感じ。今さらながら、ツーリストマップでもゲットしておきましょう。

「マリア・インマクラダ教会（Catedral de Maria Inmaculada）」。さきほど丘の上から見た教会です。新教会として知られ、20世紀初頭から半ばにかけて建造されたそうです。

そのすぐ脇を走る路面電車。

地方警察のバイクを見かけたのでボンネットをパシャリ。恒例の市の紋章です。

さて、観光で少々歩き疲れました。となると...

そうです。バルで軽く一杯ですよね。

折角のバスクですから、やはりピンチョスが選べるところで。

この、軽く一杯やりながら小腹を満たす......最高の文化です。

「メソン・ハブゴ（Meson Jabugo）」、新教会に続く通り沿いのＢＡＲです。

さて、今度は丘に登らず丘の西側を歩いて戻ります。

この辺りは豪華なお屋敷が並びます。拡張当時の19〜20世紀は、高級住宅地だったのでしょうね。

フンダドラ・シエルバス・デ・ヘスース通り、雰囲気のいい小路を歩くと、いくつか見所があります。丘の上から見たサン・ペドロ教会（Iglesia de San Pedro Apostol）を、今度は下から。

「ドニャ・オチャンダの塔（Torre de dona Ochanda）」。

ここもいい雰囲気、"Los Amigos"というBarでした。
この街は、19世紀のスペイン独立戦争におけるビトリアの戦いで知られています。スペイン・ポルトガルを支援したイギリスの初代ウェリントン侯爵アーサー・ウェルズリーが、ナポレオンのフランス軍を破ったことで、フランスのスペイン支配は終焉しました。