2012/12/20 - 2012/12/24
136位(同エリア341件中)
髭の旅人さん
予讃線終点城下町宇和島は、ずっと行ってみたかったところです。なぜなら、学生時代に宇和島から来ている後輩がいてよく故郷の話をしていました。全国から来ているとはいえ、四国宇和島出身者は希少価値。その話から宇和島の海や街や大自然を想像していました。今回思い立ってついに実行することにしました。足は電車で、しかも18切符で。さああ、体力勝負やでえ。
写真は内子の町でみかけたものです。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JRローカル
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ジョルダンの乗り継ぎ検索をフルに活用し、東京方面から一日で岡山到着。18切符用のサイトもあるのでたいへん便利です。今は時刻表は不要です。最新の乗り継ぎ時刻を教えてくれます。何番ホームから何番ホームへとかどこ行きとか待ち時間とか行き先の天気とか、みーんな出てきます。スマホ持参だと一度検索してブックマークしておけばときどき出してみればOK。岡山はネット予約のカフセル&サウナ¥1900でぐっすり。
二日目は、いざ四国へ。マリンライナーで海を渡り、一路松山へ。ところが、一路というわけにもいきませんでしたねえ。四国の電車は単線で、しかも松山より先はディーゼル車。とほほほ。10分待ちはいいほうで、17分とか25分待ちで特急待ち合わせなどかあります。つくづく四国は電車旅は向かないなあと実感しました。でも、面白い本を3冊ほど持参しましたので大丈夫。
写真は、松山へ向かう途中の伊予西条駅のホームにあった。飲泉所。
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伊予西条は石鎚山系のふもとにあるため、うちぬきと呼ばれる自噴水の井戸がたくさんあるという。
空になったペットボトルに詰め込んで(待ち時間がたっぷり)また松山行が続きます。 -
おいしい水でした。
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ごらんのように単線です。
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またまた途中停車ですが、孫を連れたおじいさんを見かけました。じっと孫を見守る姿はほほえましいですね。
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松山までもう少しなんですが、またまた長時間停車とのことです。ホームに降りて気分転換し、車掌さんとお話ししました。これもまたいいかも。
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JR松山駅にようやく到着です。駅の字が古い事態になっていました。正岡子規の句碑があるくらいで、少々寂しいたたずまいです。
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春や昔十五万石の城下哉 正岡子規
子規の代表作といわれる。当時の松山をよく表すものとして、駅前に刻まれた。春や昔は司馬遼太郎の「坂の上の雲」の第一章の章名に用いられている。 -
JR松山駅から徒歩で20分くらいのところに、松山市駅がある。こちらは、路面電車の駅もあり、高島屋の一階が駅なので便利がよさそう。道行く人も多い。松山駅から歩いたが、途中若いお兄さんに道を尋ねると、「そこまで一緒に行きましょうか?」といってくれた。親切ですね。道々お話がはずみました。今夜の宿である松山市駅前のカプセルホテルにチェックインし、荷物を預ける。
¥2.600です。このカプセルは横のシャッター式で内鍵がかかる。松山城が見える休憩室もあり、レンジで持参の夕食をすますことが可能。女性もたくさん宿泊してました。
身軽になって、路面電車に乗り道後温泉へ。 -
道後温泉駅に着きました。いい雰囲気の駅ですね。ここから有名な道後温泉本館に向かいます。
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道後温泉駅前のからくり時計。
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からくり時計の説明。
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駅前の足湯です。
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坊ちゃん列車の終点(道後温泉駅)
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ついに来ました。有名な道後温泉本館です。明治27年に建てられました。日本最古の歴史を誇ります。漱石が愛した道後温泉本館は重要文化財です。
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正面から見たところ。
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入るだけとか休憩付きとかいろいろ料金が細分化されていました。
私は、入浴のみの神の湯を選択しました。というのは、カプセルのおじさんがセットにすると200円安くなるよといったので
霊の湯にしたかったけど、即神の湯にしました。 -
神の湯入り口。
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会談を登ると「坊ちゃんの間」があるというので、見学。夏目漱石が松山中学に勤めていた頃を含め、略歴などが展示してありました。
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霊の湯に入ると、こんな部屋で休憩することができ、女性のスタッフが茶菓を出してくれるのだそうです。私は未経験の世界です。
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別の角度からパチリ。写真を撮りたくなる重厚な建物ですね。
山部赤人の歌が刻まれた温泉内部も湯気を気にしながらパッと撮りましたが、かたわらに無防備なおじさんがまともに写ってしまいましたので、掲載はやめにしました。 -
温泉の後は、松山城です。あいにくの雨でしたので、急いでとりました。遠景です。敷地はよく整備されていて、ごみ一つ落ちていませんでした。今まで見た城の中で最もよく整備されていたような気がします。
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松山城の近景。石垣が他の城よりも曲線が美しく、石の凹凸が少ないため、幾何学的な美を感じました。今夜は松山泊、明日宇和島を目指します。
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松山に別れをつげ、再び車中の人となりにけり。宇和島の途中で内子の町に立ち寄りました。
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趣のある駅の看板です。なぜか予讃線は女性の駅員さんが多いですね。四国では女性優先に採用するのですか訪ねましたら、答えは返ってきませんでした。ともかく、内子の町を短時間で見学するにはと聞きましたら。まずタクシーで奥まで行き、駅まで見学しながら戻るのが効率がいいといわれ、その通りにしました。
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内子の町並み。風情がありますねえ。道々いろいろなものを売ってました。以下写真を続けます。
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冒頭の写真にも使いましたが、町並み保存のために工夫しているのでしょうね。味がありますね。
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内子ならではの無人販売所。
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もう一度内子のしっとりとした町並み。
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内子座の全景。大正5年に創建された芝居小屋。
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内子座の由来。
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現在は多目的ホール。
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大正時代に来てみたかったですね。
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おはなはんの町大洲に寄りました。
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町中までバスの連絡が悪く、タクシーも出払って途方に暮れていると、若いアベックがバス停で話していたので情報を聞くと、要領を得ない。これから映画をみにいくという。いいねえ。あきらめかけていると、一台のタクシーがきました。でも、すぐにおばあさんが乗り込んでしまいました。がっかりしていると、なんとおばあさんが手招きしているではありませんか。世の中捨てたもんじゃありません。有り難く同乗させていただきました。
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伊予大洲の赤煉瓦館。明治34年に大洲商業銀行として建築された。
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肱川と鵜飼いの屋形船。遠くに大洲城が見える。
鵜飼いは6月から9月。今は、ひっそりとつながれている。 -
おはなはん通りの水路
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こんなかわわいい竹の植木鉢にパンジーが植えてありました。
なんとも風情がありますね。 -
おはなはん通りの由来。
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大洲の町中にも古い町並みが残されていました。明治時代を彷彿とさせる通りの看板。相当古いね。ポツポツ穴が開いているのはもしかして虫に食われたのかな?
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大洲城を見学した帰り昼食をとるためちょっとした食堂に寄った。店の真ん中で炭火で餅を焼いていた。チャンポンを注文し、待っていたら、お姉さんが出てきて「餅食べます?」「食べます」と言ったら、「醤油でそれともお雑煮?」ときた。遠慮なくお雑煮でいただく。もちろんサービス。その後山盛りのチャンボンがきて、いやーあ、腹の中がちゃんぽんちゃんぽん。(笑)
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ついに目的地の宇和島到着。待ち合わせていた大学時代の後輩がいないのです。えー。そんなあ。携帯で連絡を取り合ってようやく再会。私は18切符で各駅停車で行きましたが、その5分前に特急がきたとのことで、なぜ降りてこないのかなという行き違いがあったようです。ともかくも、無事たどり着き懐かしい出会いが実現しました。
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まずは、宇和島城に案内してもらいました。藤堂高虎が建てたと言われる古城。やがて伊達城下として栄えた。まさに古いなーという印象でした。入り口の曲線が何か中国風の印象も与えます。
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宇和島城から見た市街。奥の山の中腹に見える円形状の建物が闘牛場だそうです。予讃線の終着駅の町にしては想像していたより規模が大きい。この先に駅がないと思うと何ともいえないロマンを感じますね。夕暮れ時も近く、これから夢にまで見た宇和島で一緒に食事です。地酒と郷土料理が楽しみでーす。
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珍しい真珠貝の貝柱。道の駅で売ってました。でも高いねえ。
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出ました。真珠貝の貝柱のバター焼き。ほっぺたが落ちるう。
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愛媛の地酒のメニューです。
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宇和島名物「鯛飯」口の中でとろけるようでした。
その後はともに気持ちのよい酔いに包まれて・・・・・
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この旅行記へのコメント (8)
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- satravelさん 2013/01/08 23:24:59
- 奥様より
- 素敵な街並みですねー
- 髭の旅人さん からの返信 2013/01/09 05:33:20
- RE: 奥様より
- また行くとすれば、内子と大洲に時間をかけ、大洲の鵜飼いを見てみたい。一度ではわからないこともたくさんあるからねえ。
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- nonbesuk~eさん 2013/01/07 16:31:22
- 高いですね!
- 黄金に輝く真珠貝 これは絶品でした!お酒のおつまみに最高でしたね♪
私もいつかは(夢ですが)現地に行き!この真珠貝をおつまみに!地酒を呑みたいです!
- 髭の旅人さん からの返信 2013/01/07 17:51:12
- RE: 高いですね!
- 旅行後に知り合いよりクール宅急便が届きました。なんと真珠貝の貝柱が5袋も入っていました。うれしさに涙ですよ。年末から正月にかけて家族で食べました。宇和島の旅の話つきで。旅の発見はなにものにもかえがたいですね。
今後ともよろしくお願いお願いします
。
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- nonbesuk~eさん 2013/01/07 14:49:46
- 黄金色の貝柱~
- あの貝柱は心にしみる忘れられない味でした~!美味しかったです!
また食べてみたいですね♪
- 髭の旅人さん からの返信 2013/01/07 17:44:05
- RE: 黄金色の貝柱潤オ
- 書き込みありがとうございました。私も宇和島の郷土料理や特産品などはあまり調べてはいかなかったのですが、知り合いから教えられました。真珠貝の貝柱は、写真に出したものは道の駅で売られてしたものですから、相当高いですね。鯛飯と合わせて思いがけない味でした。
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- satravelさん 2013/01/01 13:10:19
- 高いですね〜
- この貝柱おいしかったです!、でも高いですねぇ〜
- 髭の旅人さん からの返信 2013/01/01 14:39:03
- RE: 高いですね〜
- > 宇和島の友人が送ってくれました。貴重品です。
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