2012/07/29 - 2012/07/29
178位(同エリア250件中)
アリヤンさん
ワタクシたちを乗せたSCAT Air機は、カザフスタン・カスピ海沿岸都市アクタウを飛び立ち、真っ暗な中をカスピ海をひとっ飛びでコーカサス3国の一角:グルジアの首都トビリシ国際空港に降り立った。
さて、夜中の1時です。
知らない街を真夜中にウロウロするのは極めて危険です。
まずは両替をして、、、すきっ腹を満たして、、、
*ワタクシたちがブルガリアに滞在していた時に、ある日本人の若い女性が、ルーマニアのブカレスト空港に真夜中に到着して、白タクに乗ってホテルに向かい、途中で襲われて亡くなった事件が報道された。
そうなんです、ヨーロッパといえども夜中の一人歩きは危険なのです。若い女性が海外で夜中にウロウロするのは「飛んで火にいる夏の虫」or「カモがネギを背負ってやって来た」状態を意味するのです。
東欧や中東や南アジア方面はどうしても飛行機便の到着が夜中になることが多いのです。
皆さん、気をつけましょう。
*満足度5.0はワクワク・ドキドキ度満点という意味で5.0としてあります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
いろんな「地獄の○○」のあった中央アジア、キルギスタン・カザフスタン・ウズベキスタン。
森と湖のオアシス、カラカラのステップ、ペルシャ文化圏の寺院群。
とにかく印象の強かった中央アジア3か国をひたすら西に突き進んできて、もうその中央アジアともお別れです。
ワタクシたちは今、カザフスタンの西の端・アクタウ国際空港に居ます。
SCAT航空の飛行機を待っています。
アクタウ発00:50am、トビリシ着01:00am
時差1時間。
つまりフライト時間1時間10分ということです。 -
アクタウ空港で待つこと約7時間。
夜中近くになると、結構にぎやかになってきます。
中央アジアあたりは飛行機の離発着が夜中近くなる便が多いようです。
これは中近東諸国の主要都市の空港と類似しています。
非常に不便な時間帯に離発着するのです。
*これはアジアとヨーロッパでの離発着を便利な時間帯にするのと、時差の関係でそうなってしまう場合が多いからだと推測されます。 -
アクタウ⇒トビリシの地理的関係図。
拡大版⇒http://outdoor.geocities.jp/ariyan9906/AktauTobilisi.jpg -
イチオシ
さて、1時間10分のフライト、01:00amにトビリシ国際空港に到着しました。
当然、外は真っ暗な夜中です。
空港から真夜中の移動は危険ですので、空港で両替をしたり、腹ごしらえをしたり、寝たりします。
ここはキリスト教圏のせいか、イスラム諸国に独特な厳格な雰囲気はなく、自由な雰囲気があります。
ビザも3か月以内滞在なら不要です。
アライバルホールにこんなグリーン地帯があり、地元の人たちがビニールを引いて座り込んでいたり、BPたちが寝袋をだして爆睡していたりしています。
幸いにまだグリーン地帯にアキがあったので、ワタクシたちも寝袋を出して、リュックを枕に本格的に朝まで寝ることにしました。
見回りのポリスもなにも言いません。 -
空港はトビリシ市内から東約18kmの所にあります。
拡大版⇒http://outdoor.geocities.jp/ariyan9906/TobilisiAP.jpg -
久しぶりに自由主義の空気を吸う気分でした。
-
06:30amころまで寝ていました。
空港の外に出てみると、空が白み始めていました。 -
空港入り口付近。
-
トヨタ車ばかりのタクシースタンド。
トヨタと言うだけで安心感があります。
しかし、車種と運転手とは何の関係もありません。
ボタクリ運転手も居そうです。 -
市内バス37番がトビリシ市内に行く、と歩き方にあったのを思い出して、7時から営業開始するバスを待ちました。
-
バス37番に乗りました。
料金は0.5ラリ(約25円)だったのですが、あいにく小銭が全くありません。
降りるころになった時に無賃乗車チェックの係員が乗り込んできたので、「小銭がなく両替してくれ」、と頼んだのですが、「構わないから、チケット購入なしで降りなさい」と言われた。
結果的に無賃乗車になってしまったのですが、その親切さorええかげんさに気分が良かった。 -
メトロ(地下鉄)のルスタベリ駅周辺にミニ・ホテルが多くある、との情報を得ていたので、ルスタベリ駅近くでバス下車。
拡大版⇒http://outdoor.geocities.jp/ariyan9906/TobilisiMap2.jpg -
これがルスタベリ駅ですが、Mだけは分かるが、その他の文字を見て驚きました。
やっと中央アジア・イスラム圏のキリル文字文化圏を脱して、キリスト教文化圏に入り、「これからは読めるアルファベット文化圏だ」と期待していただけに、このわけの分からない文字を見て、ショックを受けた。
ショックを受けたと同時に、グルジアには昔からこんな文字があったのだなあ、との一種感銘も受けた。
歴史の深さを感じた瞬間でした。 -
街並みは完全にヨーロッパです。
カフェテリアで軽い朝食をとって、カフェのニイチャンに「ここらに良いホテルはないか?」聞きましたところ、300mほど行ったところに沢山ある、とのこと。 -
イチオシ
ミニ・ホテルを訪ね歩いて、ウロウロしました。
こんなステキな石畳の路地もありました。 -
確かにミニ・ホテルは沢山あったのですが、どれも高くて1泊50~100ユーロばかりでした。
ホステルもあったが、高くてボロばかりでした。
6~7軒は回りました。
パートナーをカフェテリアに置いていたので、あまり時間をかけては居られません。
心配性の彼女は、時間が長いとロクなことしか考えませんから。
それで、最後に、最初に見かけた「HOTEL」とだけの表示のあったミニ・ホテルに行って見ることにした。
ここが高ければ、もうこの界隈はアカンわい、との思いでした。 -
アーケードになってる片側商店街に「HOTEL」だけの表示。
半信半疑で上っていきます。 -
ピンポーンを押すと、、、、
-
こんなおばあさんが出てきた。
一瞬「間違ったカナ?」と思ったが、ここがホテルだという。 -
メトロのルスタベリ駅からちょっと北に上ったところ。
-
イチオシ
マンションの2階部分に7つくらいの部屋があり、ここが居間とキッチンとダイニング・ルームになっている。
壁におびただしい数の絵画が掛けられている。
ちょうど英語が堪能なイスラエル人のおばあさんが居て、その人がいろいろと案内してくれた。
そのおばあさんはかつて奈良女子大学で6年間食品化学を教えていたことがあり、日本人のことを良く知っていました。
「日本人は言葉オンチだけど、アナタは別ネ」、と言ってくれた。
そういう本人は6年も日本に居たのに日本語は挨拶程度しか話せませんでした。
彼女のだんなさんは英語、フランス語、アラビア語を話せて、ワタクシとは話がよく通じました。
彼女の話では、このミニ・ホテルは素晴らしくすごし易い快適なホテル、だということでした。 -
宿のオーナーのおばあさんはアーティストで、ここに飾ってある絵はすべて彼女のものです。
旦那さんはすでに故人で、彼女と息子さんとお手伝いさんとでこのホテルを切り盛りしています。
息子さんはドクターで、時々しか居ませんが、息子さんだけが英語を解します。
おばあさんはグルジア語とロシア語しか解しません。(フランス語ちょっと)
グルジアの神話伝説の王様の物語を題材にした絵が多くあります。
ノアの箱舟が洪水の後たどり着いたといわれている、アララト山の絵もあります。
テーマはキリスト教です。
ここグルジアはギリシャ正教のながれをくんでいます。 -
ホテル・グッサ(Hotel Gutsa)というのがここのホテルの名前です。
どこにもHOTELとしか書いてないので、近所のヒトも知らないでしょう。
ヨーロッパからのリピーターが多いようです。
中々シックな感じで、レトロ感覚の強いミニ・ホテルです。
宿泊客はヨーロッパからのシニア夫婦が多いようです。
www.hotelgutsa.ge のホームページもあり、クチコミで予約が入るホテルです。
ツイン、シャワー・トイレ付き、A・C、朝食付きで40ユーロ/1泊(当時レートで約4,000円)と周りのミニ・ホテルと比べ、比較的に安かった。
そしてきれいで、快適(ここのオーナーのおばあさんは怖い顔していてちょっと偏屈だけど、いいヒトです)なホテルです。
ロケーションもメトロ駅も近いしバス停にも近い。
パートナーを連れてきて、見せて、ここに決めました。
名刺拡大版⇒http://outdoor.geocities.jp/ariyan9906/SANY3076.JPG -
トビリシ空港で寝ていたのでワタクシたちは、比較的元気で、宿の周辺を早速歩き回りました。
印象は、古きよき時代のヨーロッパです。 -
それにしても、珍しいグルジア文字です。
ギリシャ文字でもないし、ヨーロッパのアルファベットでもない。
ましてやロシア語でもない。
どこもここもグルジア文字が溢れています。
長年、ロシアに牛耳られていて、ソビエト時代はおそらく独自の文字は使用禁止にされていたのだろう。
独立した現在は自由なので、春爛漫のようにグルジア文字が氾濫しているのでしょう。 -
英語が結構通じます。
特に若者の間でです。
こうしたミニ・市場なんかではロシア語が基本のようでした。
このようなミニ・市場が路地裏に行けばアチコチにあります。
果物は豊富にあるようです。
そのかわり、大規模なスーパーがありません。 -
このような小さなお店が多い。
-
街には緑が多いようです。
ワタクシたちにとって、すごし易い街のようです。 -
小さなお店(コンビニ店のようなもの)で買い物をすると、グルジア文字のレシートをくれます。
さあ、ここで何日滞在しようカナ。。。。。?
宿には最低6泊するといってあります。
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