山口市宮野の紅葉を訪ねて（常栄寺雪舟庭と清水寺）

2012/11/24 - 2012/11/24

山口市に用事があり、
山口市の宮野にある雪舟庭を訪れました。
紅葉を楽しんでいいるうちに
紅葉の名所として昔有名だった清水寺が近くにあったことを思い出し
行ってみました。

エリア 山口市(山口)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩

山口市に用事があり、出かけました。
山陽自動車道の小郡インターの出口です。
この時期は紅葉がきれいです。

昼食を9号線バイパス沿いにあるカムリで食べました。
30年前ごろは湯田温泉の飲み屋街にあったお店です。
以前は、マスのムニエルと焼きりんごを良く食べていました。
開店したころはフランス料理の食材が
山口では入手できなかったので
美祢市の弁天池の養魚場まで
ますを買いに行っていたそうです。
パテとラムを食べましたが以前と変わらず美味しかったです。
パンも美味しかったので仕入れ先を聞くとカイザーだそうです。
帰りに、湯田から山大に向い、
ふしの川の橋を渡ったところを右に行き
カイザーでパンを買った帰りました。

蘇州の留園に行った時に思い出した
雪舟庭に行ってみました。

9号線バイパスを行き、
県庁の先のトンネルを過ぎると宮野です。
左手に折れ、常栄寺雪舟庭に着きました。
駐車場はあまり広くなく
少し待ちました。
入場料1人300円を払い中に入りました。
二人で来たのは30年ぶりぐらいでしょうか。

以前はぼろぼろのお寺といった印象でした。
門の前を少し直し、新しい建物でお茶の接待をしていました。

本堂に入ります。
門との間には、枯山水の庭があります。

反対側は室町時代に雪舟が作庭したと伝えられる庭があります。
左手にはもみじが紅葉していました。

春にしか来たことがなかったので、
この庭の紅葉を見るのは初めてです。

手水に紅葉が吹きこぼれていました。

庭に下りて池の周りを一周しました。
留園の完成度と比べては失礼でしょうが、
気持ちは落ち着き、森林浴ができます。

紅葉を見ているうちに
宮野の恋路に清水寺（せいすいじ）というお寺があり
30−40年前紅葉で有名だったことを思い出しました。
当時は宮野駅から田んぼの中の細い道を行きました。
今は、宮野から中国自動車道の山口インターに行くバイパス沿いの左手にあります。
行く途中に天気雨のためか虹がかかりました。

お寺の周囲には民家が建ち、
貸しスタジオまであります。

しかし、山門と仁王像は記憶のままありました。

山門からの参道は荒れ果てており、
自然石でできた階段もかなり登りにくくなっていました。
ヒールのある靴では難しいと思います。

このお寺は山口盆地で一番古い創建と伝えられています。
しかし、実際作られたのは大内氏の時代でしょうか？
そのままのたたずまいなのではないでしょうか。

石段の周りは全て紅葉でした。

石段は紅葉のじゅうたんになっていました。
ただ、管理は悪く、浮き石になっているところもありました。
歩くのに注意が必要です。

10分程度登り本堂まで上がりました。
つわぶきの花でしょうか？
黄色の花が咲いていました。

本堂の灯篭です。

本堂の紅葉です。
以前はかやぶきだった気がします。

紅葉のじゅうたんです。
しかしながら、この間、訪れる人もいませんでした。
段々寂れてきて、山に戻って行きそうです。
しかし、紅葉の見事さと、
室町時代から変わらないと思われるたたずまいは
訪れる価値があると思います。