2012/10/11 - 2012/10/11
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シベックさん
秋の野の花を探して、豊田市の東部にある徳川家ゆかりの「松平の里」に行ってきました。道中、ちょっとばかり愛知県緑化センターと足助の飯森山にも寄り道をしました。飯森山のいつもの野草が咲くカタクリ山は、綺麗に草刈りがなされ、期待の野草には、残念ながら会えずじまいでした。野山のカエデも少し色づききはじめ、紅葉もそろそろです。
キイジョウロウホトトギスの咲く 松平郷。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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タンキリマメ
道中、見たいものがあったので、寄り道しました。
それは、野生のマメ類と南方系の野草・・。
痰切豆は、マメ科タンキリマメ属のつる性多年草。
草地や林縁など日当たりのよいところに生える。
茎は左巻きで、葉は互生し、
3出複葉でやや厚く、小葉は倒卵形で長さ3〜5cm、
幅2.5〜4cm。
花は総状につき、淡黄色で長さ約9mm。
萼は褐色の毛におおわれ5裂する。
豆果は長さ約1.5cm、幅約1cmで、
熟すと赤くなって裂開し、
黒い種子が2個露出する。花期は7〜9月。
和名は、種子に痰を止める作用が
あるという俗説からついた。
よく似たトキリマメは葉の下半部の幅が広い。
小さく赤い莢と黒い種が印象的。 -
シマイボクサ
島疣草は、ツユクサ科イボクサ属の多年草。田の畔道や湿った草地などに生え、草丈20〜30cm。茎は基部で分岐して匍匐し、節からも根を出して広がる。葉は披針形で先は尖り基部は茎を抱く。
花は茎頂や葉腋から集散花序となり、直径約5〜9mmの白色〜淡紫色。花弁は3個のやや円形で、さく果は3つに割れる。
九州南部〜沖縄諸島に分布とされるが、中部や四国の一部にも進出しているようだ・・。 -
トキリマメ
吐切豆は、マメ科タンキリマメ属でつる性の多年草。山野に生え、茎は長くのび他物にからみつく。全体に黄褐色の毛が生える。
葉は互生し、長い葉柄を持った3出複葉。小葉は卵形で長さ5cmで、裏面にややまばらに伏毛がある。
葉の脇から葉より短い総状花序を出し、黄色の蝶形の花をつける。萼は褐色の毛におおわれ5裂する。豆果は長楕円形で、中に種子が2個入る。花期は6〜9月。別名 オオバタンキリマメ。
よく似たタンキリマメは、葉の上半部の幅が広く、毛が多くやや肉厚。 -
コメナモミ
この日の本当の目的地は、香嵐渓の飯森山
だったのですが、
目的のカタクリや野草が咲く北斜面は、
下草が綺麗さっぱり刈り取られていました。
去年の晩秋から冬の間は、
沢山の秋の野草が見られたのですが・・。
香積寺の裏山に咲いていたコメナモミ。
小雌菜揉は、キク科メナモミ属の1年草。
荒れた山野や山道脇などに生える。
茎は高さ50〜100cm。葉は対生する。
総苞片は5個で、腺毛があって粘液を出す。
舌状花の外側にある総苞片のように
みえる鱗片にも腺毛が多い。
花期は9〜10月。香積寺 寺・神社・教会
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逆行に光るチヂミザサ
縮み笹は、イネ科チヂミザサ属の一年草。
日本全土に生育する。
和名は、葉の形がササに似ていて、
葉には縮んだようなしわがあることから。
茎は枝分かれしながら地表を這い、
多数の葉をつける雑草で、
種子はひっつき虫の一つ。
花は小さく秋に咲く。
花の先に長い芒(のぎ)があり、
実が熟すと粘液を出して動物等に付着する。
山道から遊歩道に下りて、
ズボンや靴を見ると大変なことに・・。
ひっつき虫を剥がすのに
時間を食ってしまいました。 -
香積寺に咲くアキチョウジ
北散策路から頂上、そして南の香積寺に
下ってみましたが、思惑は外れました。
秋丁字は、シソ科ヤマハッカ属の多年草。
山地の木陰に生え、高さ60〜90cm。
葉は対生し柄があり狭卵形。
8〜10月に茎の先や葉の脇から花穂を出し、
短い花柄の先に青紫色の唇形花をつける。
花冠は長さ1.7〜2cmで、上唇は4裂し、
下唇は舟形。花の形が丁子に似て、
秋に咲くところからこの名前がついた。
丁子は、香辛料として使われる木(クローブ)の花。
関東・中部地方に分布する
セキヤノアキチョウジは萼が細く尖ることや
花柄の長いことで見分けられます。
急遽、場所を変え松平郷へ・・。
飯森山から巴川に沿って南下し、松平の里に到着・・。香積寺 寺・神社・教会
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最初に見つけた花・・松平郷のミゾカクシ
溝隠は、キキョウ科ミゾカクシ属の多年草。和名は、溝を隠すほど茂ることから付けられた。別名は、アゼムシロ(畦筵)とも。花は6〜10月、葉柄から出る花茎は1.5〜3cmで立ち上がり、先端に一つ花をつける。花は径1cmほど、唇形花で上2弁と下3弁に分かれ、下3弁はくるりと外へ巻く。花は白から薄い紫を帯びる。サワギキョウの仲間。松平郷 名所・史跡
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赤花のコウホネ
コウホネと言えば黄花が一般的だが、赤花のコウホネは初見だった。
川骨は、スイレン科コウホネ属の水生多年草。浅い池や沼に生える。水上葉はやや厚くて深緑、表面につやがある。花期は6〜9月で、長い花茎の先端に1つだけ花を咲かせる。根茎が骨のように見えることから、コウホネ(川骨)の名がつく。
根茎は川骨(センコツ)といわれ、生薬。 -
サワギキョウ
沢桔梗は、キキョウ科ミゾカクシ属の多年草。湿地などに自生する。茎は中空で50〜100cm。
茎上部に総状花序をつくり、濃紫色で3cmほどの唇形の花をつける。上2弁と下3弁に分かれる。名は草姿や花の色がキキョウに似ていることから名付けられた。
花期は8〜9月。
花は同属のミゾカクシと同じで5弁。 -
ロベリアソウ
サワギキョウとミゾカクシ、ロベリアソウとは同じ仲間。
北アメリカ原産の一年草で帰化植物。低地から山地の草地や路傍に生える。
花期は6〜10月。草丈は50〜100cm。花は、5弁の唇形で左右対称、下方の3弁は大きく張り出すのが特徴。
セイヨウミゾカクシの別名をもち、ニコチンに似た効果を持つ物質を含むとされとされ、禁煙サプリメントとして利用されている。 -
ノカンゾウ
野萱草は、ユリ科ワスレグサ属の多年草。
草原に生育する多年草で、
草原のやや湿性の場所を好み、
湿原のほとりなどにも生える。
7〜9月に橙赤色の花を咲かせる。
花の色は濃淡の変化が多い。
花は朝咲いて夜にはしぼむ、1日花。
若葉は食用にされ、
乾燥したものが市販されている。 -
カワラナデシコ
河原撫は、ナデシコ科ナデシコ属の多年草。秋の七草の1つ。草丈は30〜50cm。茎は根から叢生(そうせい)し、節が膨らむ。葉は対生。日当たりの良い草原や河原に生育し、花期は6〜9月。
花は茎の頂端に付き、直径4〜5cm、花色は、淡紅色が一般的だが、白色も多い。 -
キイジョウロウホトトギス
紀伊上臈杜鵑草は、
つややかで鈴の形のような黄花をつけ
「山里の貴婦人」とも呼ばれ、咲くさまは優雅。
名前の由来は、紀伊半島に自生し、
江戸幕府大奥の職名で優雅な貴婦人である
上臈(じょうろう)のようだという意味から、
この名がついた。 -
紀伊上臈杜鵑草
紀伊上臈杜鵑草は、
ユリ科ホトトギス属の多年草。
紀伊半島南端の渓谷の岸壁に自生していた
熊野地方特有の山野草。
ホトトギス属の中でもひときわ優雅な花で、
古くから茶花として親しまれてきた。 -
可哀想な名・ハキダメギク
掃溜菊は、キク科コゴメギク属の一年生植物。草丈は50cm程になる。夏から秋にかけ、小さな花を咲かせる。
道ばたや庭などに生える雑草。花は枝の先につき、直径5mm程度。5枚の先端が3裂する短い白色の舌状花を咲かせる。
名は、この花が日本でみつかったとき、掃きだめに生えていたことによる。 -
ミズオオバコ
水大葉子は、トチカガミ科ミズオオバコ属の水草。葉がオオバコに似ることから名がついた。湖沼やため池、水田などに沈水状態で生育する。
夏から秋にかけて、水面に花茎を伸ばし、3枚の紅色がかった白い花弁をつける。花は一日花。花が咲き終わると花茎は短縮し、水中に没するが、種子が熟すると再び水面にでて種子を散布する。
現在、生息数は激減しているそうです。 -
イトタヌキモ
糸狸藻は、タヌキモ科イトタヌキモ属の多年草。湿地や溜池のふちに生える南方系の浮遊植物。タヌキモとミミカキグサの中間的な生活をする。
水面すれすれの泥上を匍匐して、捕虫嚢をつけた地中葉で固着する。越冬芽をつくらず、軸の先は渦巻状に巻く。水中葉や捕虫嚢はまばらに軸につく。夏に花軸を生じ、1〜3個の黄色の花をつける。
別名は、ミカワタヌキモ。 -
ヤナギスブタ
柳簀蓋は、トチカガミ科スブタ属に分類される沈水性の水草で一年草。水田やその周辺に生育する。名前は、柳のような葉を持つスブタ(簀蓋)という意味。
花期は7〜10月、3弁で大きさは3〜8mmの白色の細長い糸状の花を水面に突き出し咲く。目を凝らしてよく見ないとわからない。
水田雑草だが、耕作放棄などにより消滅する可能性も高く絶滅が心配されている。 -
コナギ
小菜葱は、ミズアオイ科の一年草で、水田雑草。葉は緑色で葉身表面はつやがあり色が濃い。
晩夏から晩秋にかけて葉柄の基部に短い房状の穂を出し青紫色の花をつける。花はホテイアオイに似ているが、ずっと小さく花弁は細長い。
現在では、休耕地の増加などで、希少種に・・。 -
ヘラオモダカ
箆面高は、オモダカ科サジオモダカ属の多年草。
水田や浅い水中に生え、葉は披針形〜狭長楕円形で、基部はしだいに細くなって葉柄に続くへら型で長さ10〜30cm。
花茎は、3本ずつの輪生を繰り返し、先端に直径約1cmの白色3弁の両性花をつけ、草丈は30〜130cmになる。 -
タイワンホトトギス
台湾杜鵑草は、ユリ科ホトトギス属の多年草。山地の林縁や草地に生え、草丈は50〜100cm。花期は9〜10月。
山地の林縁や草地に生える。花に紫の斑点が多く花弁の奥にオレンジ色の斑紋があり、枝分かれした茎の先端にはたくさん花を付ける。
丈夫で華やかで、庭や花壇に植えらているものは、この種が多い。 -
ツワブキ
石蕗は、キク科ツワブキ属の多年草。フキによく似ている。
葉は厚くて表面につやがあり、緑色が濃く、若いときには綿毛が多い。
花期は10〜11月。葉の間を抜けて花茎を伸ばし、その先端に散房花序をつけ、直径5cm程度の黄色い花を数輪咲かせる。 -
アケボノソウ
曙草は、リンドウ科センブリ属の二年草。湿地や林床など生育。発芽後1年目はロゼット状で過ごし、2年目に、草丈80cm程度まで茎を伸ばす。9〜10月の花期、分枝した茎の先端に径2cm程の5弁で星型の白い花をつける。花弁には紫色の点と、黄緑色の丸い模様がつく。
アケボノソウの名は、この模様を夜明けの星空に見立てた名前。別名キツネノササゲ。 -
ゲンノショウコ
現の証拠は、フウロソウ科の多年草。
茎は約30〜40cmに伸び、
葉は掌状に分かれる。
紅紫色または白紫色の花は夏頃に開花し、
花弁は5枚。
秋に種子を飛散させた後で、
果柄を立てた様子が神輿のように見える事から、
ミコシグサとも呼ばれる。
紅紫花種は西日本に、
白紫花種は東日本に多く見られる。
優秀な整腸生薬であることから
イシャイラズ(医者いらず)、
タチマチグサ(たちまち草)などの異名も持つ。
ゲンノショウコは、
ドクダミやセンブリとあわせて三大民間薬と
呼ばれたほどの有名な薬草。 -
センブリ
千振は、リンドウ科センブリ属の二年草。日当たりの良い山野の草地に自生。草丈は、5〜30cm。発芽した芽がそのまま越冬し、翌年の9〜11月頃に多数の花を咲かせる。
花は5弁で、白く縦に紫色の縞がある。センブリは、薬草として利用され、
生薬名は当薬(とうやく)といわれる。
「センブリは 嫌だとばかり 子供逃げ」・・・牧野富太郎 -
日陰のツワブキ
暗闇にパッと開いた黄花・・。
石蕗はイシブキ、ツワともいわれる。
ツワブキの名は、艶葉蕗(つやばぶき)、
「艶のある葉のフキ」から転じたとも
考えられている。
沖縄方言では「ちぃぱっぱ」というらしい。 -
シロシキブ
白式部は、クマツヅラ科ムラサキシキブ属の
落葉低木。
6〜7月に真白な花を咲かせ、
秋に白い実をつける。
ムラサキシキブ(紫式部)の異変種で、
実が比較的小さい。
シロシキブの名は、ムラサキシキブの
白い実の種類という意味だが、
実際にはコムラサキの仲間で、
コシロシキブと呼ぶのが正しいそうだ。 -
咲き始めたキッコウハグマ
亀甲白熊は、キク科モミジハグマ属の多年草。
茎の高さは10〜30cmになる。葉は茎に輪状につき、形は5角形になり、長い葉柄をもつ。
花期は9〜10月。径1〜1.5cmの頭花は3つの小花からなる。
名は、葉が亀甲形で、花の形が「白熊」の毛に似ていることに由来している。 -
日陰に咲く亀甲白熊
白い花びらは、繊細な雰囲気・・。
ややピンクを帯びた葯がかわいらしい。
よく見ると小さな花が三つ集まって、一つの頭花を形つくっている。
花は綺麗だが、閉鎖花をつけることが多く、咲いている株を探すのは大変・・。
花を開く蕾は太く短いが、閉鎖花は細めで長い。 -
松平郷の案内看板
去年見た、コウヤボウキやオミナエシは
見かけませんでしたが、
湿地や池、沼に咲く珍しい水性植物が観察でき、
満足な「松平郷」の秋花散策となりました。
〜おわり〜松平郷 名所・史跡
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