2012/07/18 - 2012/07/18
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アリヤンさん
期待はしていなかったが、ナント!
列車はシムケントに時刻表どおりに到着。
00:54am
「真夜中のカーボーイ」のように困りました。
(フルッ!(-。-;)
「暗いうちはウロウロしないこと」が安全確保の基本です。
幸い、気候は暑くも無く、湿気もなく、過ごしやすい。
明るくなるまで駅構内で過ごすのが一番だ。
幸い大きなベンチは木のベンチだし、人も少ない。
駅構内の商店は明々とやってるし、治安上なんら問題はなさそう。
で、ベンチでリュックを枕に2人して寝ました。
午前5時ころ、ようやく空が白みはじめた。
持参の食料を朝食として、さあ、ウズベキスタンのタシケントへ出発だ、、、、
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
寝台列車に乗ってた日を合わせると、2日にわたっての国境越えです。
それからカザフスタン・シムケント⇒ウズベキスタン・タシケントへの移動です。
拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9907/BaorderCross.jpg -
イチオシ
ワレラがモスクワ行き寝台列車は、ナント!
定刻どおりにシムケント駅に到着。
定刻が00:55、これはモスクワタイムだから、現地時間では02:55でほとんど3時になる、と踏んでいた。
しかし、タラズ辺りから時刻表の時間がモスクワタイムでなくローカルタイムとなっていた。
時刻表では、ビシュケク出発はモスクワタイムだったし、途中の駅通過もモスクワタイムで時刻表とおりだった。
それが、不思議なことに途中からローカルタイムになってしまっていた。
でも、到着時刻はモスクワタイムじゃろう、と信じていたが、ローカルタイムだったのだ。
ワケがワカラン。 -
さあ、真っ暗な中、困った。
夜中にウロウロするのはどこでも危険です。
夜中でも気温は25度くらい。
カラッとしていて、そよぐ風が気持ちいい。
これなら寝れる!
幸い駅構内の商店はにぎやかだ。
商店街から離れたところは適度に人が少ない。
大きなベンチは木製で気持ちいい。
ベンチまるまる空いているところが結構ある。
コレ幸いとリュックを枕にベンチに横になって寝ました。
明るくなるまでの非常手段です。
寝ておかないと、シムケントから先がどうなってるか分からない状態だけに、体が持ちません。 -
04:50ころ、薄明るくなった。
ロンリープラネットに書いてあったように、さあ、シムケントの市内にバスで行って、それからバス・ターミナルへ行って、それからマルシュルートカに乗って、、、、
と算段しながらシムケント駅の階段を降りてみると、
ソコに国境行きのマルシュルートカが居るではア~リマセンカッ!
な~んだ、色々心配したけど、簡単に国境まで行けそうだ。
この情報はドコにも書いていなかったので、特別得をした気分です。
マルシュのフロントガラスには「JIBEK JOLI」と書いてありました(キリル文字で)
ジベックジョリが国境の町とは知りませんでしたが、周りの誰かが親切にも教えてくれました。
駅を正面にして右側に国境行きマルシュルートカが待機していたのです。 -
マルシュ800テンゲ/1人(約400円)
-
イチオシ
国境まで30分くらいカナ?
っと思っていたが、なんの、2時間も走りました。
結構遠いんデス。
向こうの方に国境のイミグレ門が見えるところにマルシュは停まった。
そこから荷物を持って、アノ大きな門を目指すのです。
イヨイヨ、ウズベキスタンです。 -
さて、ここからはカザフスタンの出国イミグレ、ウズベキスタンの入国イミグレと撮影禁止区域。
それに次々と初めての経験でカメラを出すヒマもなしでした。
グーグル航空写真で説明。
カザフ側の出国スタンプは簡単に終わり、徒歩で川を渡り、ウズの入国イミグレ(写真赤印)の前まで行きますと、沢山の人々が入国カードを書いていた。建物の中はワンサカの人の列。
案の定、カードがそこいらに無い。
建物の中に入って、荷物検査のX線装置のところまで行かないと、そのカードが無いのです。
赤いパスポートをかざして、大声でカード、カードと叫ぶと、そこまで来いという。
長蛇の人々を尻目に係官の所へ行くとカードをくれた。
(言葉が通じないので中々困難な仕事だった)
カードをもらって来て、外のテーブルで書こうとして初めて気がついた。
ウズベキスタン語しか書いていないのデス!!!
これじゃあ手も足も出ない。
また長蛇の人々を尻目に係官の所へ行く。
英語の少し分かる係官が「オレが教えてやるから、ここまで荷物をもってこい」と言う。
また外に行ってパートナーと荷物を連れて、長蛇の人々を押し分け、係官のところまで行った。
(列を作って待っている人々には申し訳ないが、係官のお許しがあったので失礼しました)
係官、1問1問英語で教えてくれて、その場で記入。
(多少何かを呉れくれとタカられそうになったが、その時点からワタクシは英語もな~んも分からん日本人になったのデシタ。それでなんとかその場をクリア) -
ナントカ、スタンプをもらって外に出る。
「タシケント?タシケント?タクシー?タクシー?」と人相の悪いサメたちが近づいてくる。
それらを追い払いながらドンドン前に進むと、ミニ・バスの溜まり場があった。 -
まあ、朝も暗いうちにシムケント駅に着いて、コッチの国の国境にやって来て、エライ難儀をして苦労の末ココまでたどり着いたので、ワレワレ、疲れました。
こんな時はそこらで一服して、周りをじっくり観察します。 -
イチオシ
ジュースや水を飲んだりしてから、軽四ミニボックス乗り合いタクシーに聞いてみたが、4000テンゲとか吹っかけてくる。
「もうオレはどれにも乗らんぞー、歩いてタシケントに行くぞー!1000テンゲしか乗らんぞー!」と大声で宣言してまた座り込んだ。
(まだウズベキスタン・ソムを持っておらず、カザフスタン・テンゲしか持っていなかった。カザフの金がものを言うところでもある)
しばらくして、あるニイチャンが近づいてきた。
韓国車の小型車タクシーのニイチャンだ。
「ワタシ、2000でタシケント行きます」
捨てる神あれば拾う神あり、だ。
軽4ワンボックス・シェアタクシーでも4000なのに、乗用車で2000なら文句はナイ。 -
ダイウの乗用車タクシーに乗って、タシケント駅に行ってもらった。
ワタクシは大都会のタシケントには用はなく、すぐに電車に乗って、ウルゲンチ=ヒバに行こうと考えていた。
それで駅を目指したのです。
それにウズベキ・ソムに両替もせにゃあナランのです。
駅周辺ならにぎやかでマネーチェンジャーもあるだろうと予測したのでした。 -
タシケントは大都会です。
こんなタワーもある。 -
-
タシケント駅到着。
パートナーと荷物をチケット売り場前に置いて、ひとりで両替屋を探しに行った。
トコロガ、駅周辺はただ、だだっ広いだけで、な~んもアリマセン!
困った、クマッタ。
駅をぐるっと向かい側まで回って(駅舎周辺には鉄格子があってその鉄格子の外をぐるっと遠回りしないと向こう側に行けない)、やっと銀行を発見。
銀行はレートが悪いだろうケド仕方ない。
銀行で日本円が両替可能か聞くとOKとのことで、1万円=240,000ソムに両替。(1ソム=約0.042円)
両替証明書を銀行のおネエチャン2人の両替処理の仕方を観察しました。
おネエちゃん2人は両替証明書をナント!偽造していました。
カーボン用紙でコピーすべき銀行提出用の紙をはずして客用の用紙のみにまず書き、金額欄に240,000ソムと書いて、銀行提出用の用紙の金額欄はブランクにしていた。
銀行提出用の用紙の金額欄にはあとで適当な金額をカーボン紙の上から書いて、銀行からその金額を受け取る。
*どうもウズベキではヤミ両替が主役のようだ。彼女たちはヤミ両替屋に1万円を持ち込んで、ベターなレートでソムに換える。240,000との差額を自分たちのポッケに入れる、ということをやるのだろうと推察します。
駅周辺には何も無く、両替はその銀行のみ。
ウズベキスタンの顔、ともいえる首都タシケント駅の横にある銀行でさえ不正がまかり通っているのです。
周辺はただだだっ広く整然としていて、一見清潔でスッキリしている。
この光景はベラルーシのミンスクの街とそっくりだ。
共産独裁国家特有(現在は共産主義を名乗っては居ないが)の姿だと思う。
駅のチケット販売コーナーで「ウルゲンチ」と言えば「ノー、ノー」。
電光掲示板を見ると、ほとんどの主な都市行きは満席で購入不可となっていた。
つまりウズベキスタン・ソムを手にしたワタクシたちは、タシケント駅でタシケントに滞在すべきか、近くのサマルカンドにでも行くべきか?これからどうすべきかの選択をせまられたのでした。
*サマルカンド行きの席は多くあった。 -
これが駅にあった銀行の両替証明書。
カーボンを敷いた2枚目の証明書は金額の欄がブランクにしていた。
カワイイ顔したおネエチャン2人が中間マージンを着服しているのだ。
立派な証明書の裏はもうボロボロな社会構造が垣間見えるのでした。
この国の実態を垣間見た瞬間でした。 -
こりゃあ、駅に来たのが失敗だった。
ここいらの国で一日にして遠くへ移動しようなんて、全く無謀な試みとしか言えない。
ちょっとここに滞在して前後策を練ろう、となった。
知ってる宿は「ホテル・グルナラ」のみ。(他人のロンプラで見た)
確かチョルスー市場の近くだった。
地図では駅からかなり遠い。
しばらく駅のチケット販売コーナーのビルの日陰で座り込んで周りを観察した。
駅のお隣りに市内バスターミナルがあった。
市内バスがしきりに出入りしている。
ひょっとして、チョルスーバザールに行くバスがあるかもしれない!
チェックしてみると、67番がチョルスーへ行くことが判明。
ワン・ライド700ソム(約30円)でチョルスーまで行けることが分かった。
さっそくワレワレは荷物ともどもバスに乗り込んだ。
拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9907/TashkentMap.jpg -
しばらくして市場の門が見えてきた。
ここが市場だ。
「ホテル・グルナラ」はこの近くに違いないのだが、住所だけでは誰もわからない。
パートナーと荷物をバス・ストップに置いて、一人で探す。
炎天下の中、アチコチで人に聞きながら進むも一向に分からない。
そうこうしている内に、親切な若者が「メイアイヘルプユー?」と聞いてくれた。
彼はなんと都合よく、ホテル・グルナラの関係者だった。
その彼が詳しくホテルの位置を教えてくれた。 -
地理的には写真の地図のとおり。
拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9912/GurunaraMap.jpg
普通の家みたいなので、ちょっと見た目、分かりにくい。
ホテル・グルナラは中庭が広く、部屋はきれいで共同バスルームもきれい。
ツインで一泊$35or98,000ソムとバックパッカーにとっては高い宿だ。
タシケントは宿が高いことは事前に知っていたが、他にチョイスがないのでそのツインに泊まることにした。
夜中からずっと難儀続きだったけど、パートナーも意外と元気でよかった。
国境からずっと「どうすべきか?」の決断を迫られる連続だったので、カザフスタンの列車中で食事をして以来、なにも食事をしていないことにやっと気が付いた。
ハラが減った!! -
ホテル・グルナラの中庭。
-
清潔な共同バスルーム。
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ホテルの中庭で食事ができるのだが、キッチンを覗くと、たいしたものは期待できない、と想像できた。
幸い市場の近くであることを知っているので、その近くの市場(チョルスー・バザール)に行って食事をすることにした。 -
大きなドームが象徴のチョルスー市場。
-
ロシアのノボシビルスクで見た市場風景と全く同じである。
体育館のような市場ビルの外側を取り巻く「野外市場」風景。 -
体育館風ビルの中は大きな市場となっており、食料品市場が主体だ。
とりあえず、ここでキムチと果物とパンを買って、2階への階段際に2人で座って即席ランチとした。
ホテルに持ち帰って食べるという、悠長なことが出来るかい!、というほどワレワレのおなかは切迫状態だったのでした。
そうして食べる食事は、とりわけ美味しいもので、忘れがたい食事の一例となっています。 -
「衣食足りて礼節を知る」
今度は余裕を持って、ゆっくりと市場見学です。 -
ワタクシたちの1ヶ月のウズベキスタン・ビザは今日でもう10日も経っている。
入国以来まだ初日ではあるのだが、ビザの指定入国日が7月9日となってるから、本日7月18日ですでに10日を消費してしまった、ということになるのです。
つまりあと20日間しか滞在できないのです。
ワタクシたちの当面の目的地は、カザフスタンのカズピ海沿いの町・アクタウです。
あと20日以内に、ウズベキスタンを西に横断して、そして北上して、再度カザフスタンに入らなければならないのです。
そう考えると、ゆっくりはしてられません!
早くウルゲンチに行かねばナラン! と考えました。 -
西方面行きバスは「サビール・ラヒモフ」というバス・ターミナルから出ている、と誰かがおしえてくれたので、地下鉄でそこに行くことにした。
メトロも市内バス同様の値段だった(700ソム=22円)。
拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9907/MetroMap.jpg -
全く、ロシアの地下鉄そっくりです。
-
サビール・ラヒモフB/Tではウルゲンチ行きバスは無かった。
サマルカンド行きは沢山あった。
バス関係者に聞くと、「ウルゲンチorヒバ行きはヒポドロームに行け」という。
「ヒポドロームまで行けばウルゲンチやヒバ行きのバスは毎日出ている」と言うのです。
ヒポドロームの行き方を聞いて、B/T前通りから出ている市内バスに乗って(800ソム=25円)ヒポドロームまで行ってみました。
ところが、ウルゲンチやヒバ行きのバスはあるにはあったが、ミニ・バスしか無かったのです。
今から満員のミニ・バスに何時間も揺られて何百キロもヒバまで行く気は失せていました。
パートナーがひっくり返ってしまいます。
周りの人に聞くと、大きなバスはサビール・ラヒモフへ行け、というのです。
結局もとの長距離バス・ターミナルにもどるしかなさそうです。
しばらく「ヒポドローム」周辺を診て回り、再度バスに乗ってサビール・ラヒモフに戻ってきました。
「ヒポドローム」周辺には大きなショッピング・センターがあり、多くの人々で賑わっていました。
とりわけ大きな噴水があって、その周りで涼む客たちで賑わっていました。
再度戻った「サビール・ラヒモフ バスターミナル」で、今度はヌクス行きバスを発見しました。
運転手のニイチャンに聞くと、明日ランチタイムの12時にヌクスへ行く、というではアリマセンカ!
ヌクスはヒバより西側で、カザフスタンに非常に近い。
ヌクス⇒カザフ・アクタウ行き列車を捕まえられるカモ?との期待が出来ます。
これは良いニュースだ!とばかりに、「このバスに乗って、明日ヌクスに行こう!」ということになったのでした。
今日は、カザフスタンのシムケント駅から始まり、世界の辺境地ともいえる国境を越えてウズベキスタン入りし、入国検査で苦労をして、タシケント行き交通機関探しで苦労し、タシケント駅で途方にくれ、銀行で独裁国家の裏を垣間み、ホテル探しで苦労し、2つのバスターミナルをうろうろさせられ、ついにはウズベキスタンでの最後の目的地をヌクスと言うところにする決断を迫られた。
「なが~い半日@カザフスタン&なが~い半日@ウズベキスタン」のなが~い一日でありました。
拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9907/TashkentMapL.jpg
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