2012/07/07 - 2012/07/07
47位(同エリア67件中)
アリヤンさん
ビシュケクの東約60kmにあるトクマクと言う町がある。
その南西10kmくらいの平原の中に立っている「ブラナの塔」という世界遺産がある。
これは、モンゴル帝国軍がやってくる前まで数世紀間栄えていた王朝の首都として栄えた時代に建てられたイスラム教寺院のミナレットと言われている。
そこにワタクシが「会ってみたい石人たち」が居る、という。
突厥というトルコ系古代遊牧民がシルクロードのステップ草原に残した石像です。
ロマンあふれるシルクロード旅情を呼び起こす石人たちです。
ワレワレはマルシュルートカに乗って、東に進んだ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ビシュケクの東バスターミナルで353番のマルシュルートカに乗り込みます。
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ビシュケクの東約60kmのトクマクまで行くマルシュで、運賃は50ソム(約90円)
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イチオシ
約1時間でトクマクのバスターミナルに到着。
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さて、前もって地図で確認していたのだが、ブラナの塔はトクマクの南にあります。
ワタクシのナビ=方位磁石を取り出し、南方面に歩き出します。
途中何度か南方面に走るマルシュを見かけるのですが、ブラナの塔がどこら辺りにあるのか?
どれくらい先にあるのか?
が分かっていないので、ヘタに乗ったりは出来ません。
ロシア語でもペラペラだったら、近所のヒトにきくのですが、言葉と地理の両方オンチなので、どうしようもありません。
ワレワレ、歩くこと=健康法と思っているので、問題ありません。
しかもたったの10kmくらいです。 -
途中、鉄道線路を横切ります。
めったに通らない列車が通りました。 -
イチオシ
ドンドン南方面に進みます。
進めば進むほどシルクロードチックな並木道が出現します。 -
どうしてか知らないけれど、道の両脇に並木が並んでいると、エキサイトして来る。
木々が立派であればあるほど、ヒートアップします。
太古の昔に森の中に住んでいた記憶DNAがさわぐのでしょうか? -
エンエンと歩き続けます。
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お昼近くになりました。
今朝、宿で握ったおにぎりランチをします。
どこか日陰をと探すと、打ち捨てられたような工場跡があり、その脇に木陰があったので、そこにちょうど腰掛状になったコンクリがあった。
そこに座ってランチです。
こんな人里離れたところに何の工場だったのでしょう。
鉄塔のさび具合からして、恐らくソヴィエト時代のもので、生産効率の悪いことをやっていたのでしょう。
ソビエト時代の遺物です。 -
イチオシ
それが証拠に、工場の入り口付近の駐車場跡には、胸をはったレーニン像が今も立っていました。
この像は何を見てきたのか? -
もう木陰も何もない野っぱらになりました。
かなり暑いです。
水分補給に力を入れます。 -
イチオシ
野に咲く花。
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涼しげな小川。
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もう3時間半も歩いています。
そろそろブラナの塔が見えても良いんじゃナイ?
っと不思議に思っていたら、道路標識があった。
もうブラナに着いたか!っと思いきや、良く見てみると、「ココから西へあと7km=ブラナ」と書いてあるではアリマセンカ!
どっかに書いてあったようにトクマクから10キロではなくこの標識までが10キロジャロー!
エエカゲンなことを書くガイド本じゃ(ロンリープラネットでした)。
*ワタクシたちの行きかたがマズかった? -
小川付近で小さな兄妹が不思議そうにワタクシたちを見ていました。
ニッコリ笑いかけると、妹はニッコリしたが、お兄チャンのほうは少し警戒気味でした。 -
道路標識のあったT字路で近所の農家がイチゴを売っていました。
イチゴを買って食べようとなって、「キロ当たりいくら?」と聞くと、「150」という。
当方がうなづくと、オバチャンはバケツ一杯を袋に入れようとした。
「エッ!?バケツ売りなの?」 -
結局、バケツ一杯のイチゴを買ってしまいました。
2人では食べ切れそうにない量のイチゴが、たったの270円です。
しかもすぐソコの畑でさっき採ったばかりのものです。
大きな袋にいれて、歩きながら食べました。 -
幹線道路から西向き道路に入ると、さらにローカルになりました。
ところどころに農業用水路がせき止めてあって、このようなプチ・ダムが出来ています。
この水がまたツメタイのです。
山の雪解け水です。
時々水にイチゴを浸けて冷やします。
顔も洗います。 -
ここら一帯がイチゴ畑でした。
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イチゴを食べながらエンエンと歩きます。
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冷たい水の流れる小川があるのは、とても助かりました。
時々、顔を洗ったり、頭に水をかけたりできるからです。 -
途中、ロバさんがコンニチワ。
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いちご畑。
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どこまでも小川は付いてきます。
水が冷たいので手ぬぐいをぬらして首にかけたりしたらヒヤっとして気持ちが良い。
いつも新鮮な水がソバにあるのは、心が豊かになります。 -
ソロソロかな?
滅多に出会わないヒトを見つけたら、走り寄って聞くのですが、アッチと指差すだけで、中々着きません。
途中パートナーがギブアップしそうになり、ヒッチハイクしました。
親切なオッチャンがピックアップに乗せてくれたりして助かりました。 -
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もう歩き出して6時間ちかくになります。
ヒトにもうすぐ、モウスグと言われながら、ヒッチの助けもあり、塔がはるか先に見えたときは、不思議と元気が出てきて、ギブアップ寸前のパートナーなんぞは、ワタクシに先んずるようにテクテクと塔に向かいました。 -
イチオシ
ブラナの塔に到着!
6世紀ころに中央ユーラシアのステップで遊牧生活を営んでいた突厥(チュルク系遊牧民)がステップに残した、石人が門の両端に立てられていました。
コンニチワ石人さん。
ワタクシはこのような石人を見たかったので、疲れも吹っ飛びました。 -
コンニチワ、白っぽい石人さん。
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イチオシ
これがブラナの塔で、モンゴル軍がやってくるまでこの辺りを治めていた王国のものらしい。
当初はこの倍の高さまであった、とのこと。 -
当時はすでにイスラムが来ていたので、おそらくモスクのミナレットだったのだろう。
修復の跡が新しいので、復元は結構最近だと思われます。 -
遠くからおばさんがやってきて、入場料40ソムを徴収します。
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塔の中に入れるとなると、入ってみなくては気が済まない性分ですので、入りました。
階段は人一人が登るのが精一杯の狭さ、そして急螺旋階段になっています。
中は真っ暗です。
手探りで上っていくと、ココが出口。 -
上はこのような円形になっています。
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塔から眺める景色。
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下のほうには未発掘の遺跡があります。
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西の広場にはなにやら点々とあります。
アレが各地から集められた石人でしょう。 -
階段は上るより下りがコワイ。
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石人エリアに入ります。
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みんな東を向いて、中央ユーラシアの草原に立っていたそうです。
お墓の上に立っていたのなら、遺骨も収集されただろうが、そんな話しはない。
ユーモラスな表情からして、芸術的感性で造ったものか?
宗教的なものか?
その目的は明確ではありませんが、モンゴル系の顔があったりトルコ系の顔があったりで、すでに草原では混血が存在していたことが伺われる。 -
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これは石器時代のお金?
馬車の車輪?
良く見ると、石臼だったようです。 -
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こんな岩絵もありました。
どれくらい古いものか分かりませんが、超古代人の岩絵のようにも見えます。
古代文明に興味あるヒトにはたまらんでしょうナア。 -
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石人さんと肩を組んでパチリ。
最近ワタクシの前頭葉あたりの髪の毛が寂しくなってきたので、隠しております。アシカラズ。 -
今日は、苦労してハルバルやってきた甲斐がありました。
見たかった石人さんたちと会えたし、世界遺産の塔も見たし、雄大な平原の景色も見たし、イチゴをお腹一杯食べたし、良かった、ヨカッタ。
帰り?
ブラナの塔の門前でヒッチハイクしたら乗り合いタクシーだった。
100ソム(180円)でたったの20分でバスターミナルまで帰った。
そこからマルシュルートカに乗ってビシュケクの東バスターミナルまで帰ってきました。
7時半出発で14時半帰着の旅でした。 -
きょうのルートマップ。
拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9912/120707tokmakmap.jpg -
その夜、ワレワレのブラナの塔自力往復旅からの帰還を祝うように花火が打ち上げられていました。
3階のワイファイ・スペースは同宿人の座談会と化し、ワタクシたちの8時間にわたる今日のタタカイが酒のつまみになったのでした。
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