2012/06/21 - 2012/06/21
74位(同エリア231件中)
アリヤンさん
とうとう中国シルクロードと別れ、中央アジアのシルクロードに移ることになりました。
1泊2日の寝台バスの旅です。
これが大変、大変な難路でして、、、、
新疆ウイグル時間で朝8時出発です。
ワレワレは6時には起床して7時にはタクシーを駆ってバスターミナルにスタンバイです。
キルギスタンのオシュまで18時間から24時間かかりそうなので長丁場です。
ここでは、中国出国までをアップします。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
この章のルート・マップです。
拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9912/ChinaKGS.jpg
この章はこの拡大版の「ここで中国出国手続き」のところまでです。 -
これがワタクシたちの乗るオシュ行き寝台バスです。
想像したよりちょっとボロでした。
月曜日のはこれより良いカモ? -
省内はもちろん、いろんな国際バスがそろっています。
-
これはカシュガル⇒ビシケク(キルギスタンの首都)行き。
ビシケク行きはトルガルトル峠を越えてキルギスタン領内に入る便で、外国人にはキルギスタンの領域滞在許可証を課しています。
最近ではこのルートでビシケクに行った旅行者の例が無いので、どうやって許可証を取るのか?分かりません。
またその許可証を取るのに高い料金を支払わねばならないらしい。
よって、殆どの外人はオシュに向かいます。
イルケシュタム峠を越えてキルギス領内に入るルートです。
このルートだったら許可証も何も要りません。
キルギスタンはビザが2ヶ月不要なので、日本人ならばパスポートさえあればOKです。 -
これはパキスタン行きです。
クンジュフラム峠を越えてパキスタン北部のフンザあたりまで行くバスでしょう。
パキスタンに行くにはビザが必要ですが、治安が良ければ国境で取れたりします。
たしか5月から10月までの期間に運行しているはずです。
でも、今年4月かにフンザエリアで民族紛争があって、日本人のツアー客数十人がフンザにカンヅメになった事件が記憶に新しい。
で、まだ治安が心配でした。
それに国境が開いてるのかが分かりません。
こうしてパキスタン行きバスがここにある、ということは国境が開いてるのかも知れません。 -
さて、パスポートとチケットを持って、キルギス第2の都市・オシュ行き寝台バスに搭乗です。
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ワタクシたちの寝台は1番と2番ですから一番前のほうか?と思いきや、2番目と3番目で、運転席のある左側のほうでした。
狭い通路におおきなテレビの入ったダンボールが置かれたので、窮屈な旅路となりました。
乗っている人の多くはキルギス人やウズベク人が多く、外人旅行者はワレワレのみ。
漢人夫婦+子供と男性1人が中国人で、その他全員が非中国人でした。
パスポートをみれば分かります。
中にはキルギスに住んでいるウズベキスタン人(ウズベク)が結構いました。
旦那がウズベクで奥さんがキルギス、というのもありました。
(2008年のオシュ暴動の際に問題になったのが、キルギスでは少数民派のウズベクと多数派のキルギスの間の軋轢でした。)
まあ、中国シルクロードさいはての砂漠を漂う、呉越同舟の一艘の船みたいなものです。 -
みんな、これからの1泊2日の旅の仲間同士です。
和気藹々の雰囲気が流れます。
皆さん、ワタクシたちが日本人と分かると、みな親切にしてくれます。 -
ポプラ並木のある広い道路を快調に出発です。
*中国の道が悪いのか? 車が悪いのか?
日本の長距離バスと比べ、乗り心地はガタガタしてて決して良くはありません。
結論:両方の質が悪いのでしょう。 -
イチオシ
しばらくすると、乗客全員が和気藹々度が進み、和んできます。
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車窓に流れる景色は、ドンドンと砂漠化していきます。
-
イチオシ
この夫婦、だんながウズベクで奥さんがキルギスです。
ともにオシュで暮らしています。
オシュでは人口の3割がウズベク人で、ウズベクの割合がビシケクよりかなり高い地域となっています。
もともとオシュは、地理的にはフェルガナ盆地にあって、キルギス&ウズベクが混在していたエリアでした。
ソ連時代の無理やりな国分けと、1990年代の独立して以来のナショナリズムが引き金となって民族紛争に時々火がついたりします。
この夫婦のように仲良くすれば良いのに、、、、 -
-
トラックが多い。
中国からキルギスタンに荷を運ぶヤツで、帰りはカラが多いようだ。 -
イチオシ
シルクロードらしくポプラ並木が美しい。
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土漠にカラカラのハゲ山山脈。
これも天山山脈の一部です。 -
どんな村にもモスクは必ずある。
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イチオシ
このような「ポプラ並木のあるドンピシャの小道」は走るバスからは中々撮れない。
どうしてもシャッターが遅れるか、早すぎるかでうまく撮れません。
それで「動画に撮ってその場面を切り取る」手法で切り取ったものです。
ちょっと光加減が不安定です。
あしからす。 -
-
シルクロードとヒツジ。
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ときには、このような緑豊かなところもあります。
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こんな景色を見せられながら、バスは延々と走ります。
道はアスファルト舗装されていて、かなりな速度で走ります。
朝8時に出発してから、もうお昼近くです。
すでに4時間くらい走ったことになります。 -
大きな河を渡ります。
河がある、ということは、水がある。
水がある、ということは、山国のキルギスタンが近い? -
なんか工事中のエリアに出てきました。
これから中国の出国イミグレーションの建物が見えてくるのですが、撮影禁止となっていて、それを犯してまで撮影できませんでした。
どこの国境でも中国のイミグレーション建屋は巨大なのですが、ここではそんなに大きなものではなく、2階建てくらいの近代的なビルディングでした。
まあ、土漠の中にポツンとあるし、だれも見てないようなところなので、そんな見栄をはる必要もナイカ?
それにしても、ホント、サビシイところです。 -
一人一人パスポートチェックされ、出国スタンプが押され、建物の向こう側に歩いて行きます。
出口の方に警官らしき人が立っていて、その人にもパスポートチェックされます。
その警官のあたりにスタンプが終わった人々が群れているのですが、トイレに行きたい人が出てきました。
パートナーもそのうちの一人だったのですが、トイレがスタンプを押す窓口の向こう側、つまりまだ出国スタンプをもらえていない人々の側にあるのです。
警官に「トイレはドコ?」って聞くと「アッチ」と言ってくれるが、一旦出国した者が出国以前の場所に行けないではないか!
みんな困って騒ぐと、出国スタンプ押し係官が「ソコの警官にパスポートを預けてトイレに行け。終わったらモトに戻り警官からパスポートを受け取る」との指示。
それでみなぞろぞろ、チラホラとトイレに行きます。 -
警官の立っているところに「免税店」がありました。
こんなサビシイところに世界でも有名なブランド品が置かれてありました。
ほとんど買う人はいませんでしたが、店内を見て回る人は多かった。 -
ロシアのウオッカです。
さすが、旧ソ連の近くですナア。 -
オオッ、ゴードンのジンまであります。
こんなところで酒を飲んだら、砂漠の真ん中ですよ。
死んじゃいますヨ。 -
しかもこんなコニャックまで。
-
税関の建物が撮れないので、出口のほうにあった大きな駐車場を撮りました。
はるか向こうに、な〜んにも、アリマセン。 -
遠くに高い雪山?
さすが山国、キルギスタン。
あそこから雪解け水がやってきて、ちかくの河を作っているのダナ。 -
これが税関建屋。
もう出国して中国側を出たのだから、出口から撮る分には文句言われるまい、と思って遠慮しながら撮りました。
向こうで男2人がなにやらヒソヒソやっていますが、ヤミ両替屋とバスの乗客一人です。
ワレワレの姿を見て「ソム、ソム、キルギス・ソム」と呼びかけていました。
ワタクシたちはキルギスのお金は欲しいけど、こんな砂漠の真ん中で換えても、そもそもキルギス・ソムを見たこともないのです。
よくある話で、国境でヤミ両替屋にだまされ偽札をつかまされた、ということが時々あります。
欲しかったけど、やめときました。
イザとなったら天下のアメリカ・ドルさんにモノを言ってもらおう。 -
税関建屋を出ると、こんな感じです。
天気はカラカラで暑い。
土漠の真ん中でさびしい。
同乗の皆さんだけが頼りです。 -
中国出国と同時に、道が悪くなりました。
今まではちゃんとアスファルト舗装されていたのに、、、、
やっぱりキルギスタンに入ったら、道が悪いワイ、、、、
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