2011/08/14 - 2011/08/14
770位(同エリア1037件中)
しろくまさん
陸地で国境を超えるという日本では絶対に出来ない事にチャレンジ!
チャレンジと言う程ではないがバンコクから日帰りのラオス・ヴィエンチャン訪問である。朝6時のフライトに合わせて殆ど寝ずにスクンビットのホテルを出発、私の発音するドンムアン空港の発音がタクシーの運転手に理解してもらえず、ちょっと焦った。soi11のホテルからドンムアン空港まで高速代込で350THBは高い?安い?
日本語表記で正確に書くと…デェョンムアーン空港…初めて利用する空港であった。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- ヒッチハイク 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今では国内専用の空港になっているがスワンナブーム空港が出来るまでは勿論立派な国際空港だった。早朝4時すぎの空港は静かな空間でねむい目にはノックエアーのイエローカラーが妙に眩しかった。撮影禁止の空港内でこっそりこの写真を撮っていたら係の中年女性に注意されたが、とっさに手を合わせてワイをしたら驚いた様子でこわばった顔が笑顔に変わった。タイの人々は心穏やかで優しい人が多い。ウドンターニまではこのノックエアーで1時間5分、早い時間に着いてしまい他にやる事も無いのでそのまま搭乗手続きへ、係の女性が気を使ってくれて非常口脇の広い空間の席にしてくれていた。LCCの座席は狭いと聞いていたので、着席時はやけに広い席だなと思ったまま離陸を待たずに爆睡、着陸前に目覚めてから非常口席である事に気付いた。テーブルが下されカップの水とチョコクロワッサンが置かれていた。旅人は皆優しい。チョコクロは大変美味しかった。
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ノックエアーは色こそ数種類あるが鳥の様なデザインが共通で飛行機先端のくちばしが印象的だ。機内シートはタイ航空と全く同じカラフルなものであった。後で分かった事だが元々独立系のLCCエアラインであったノックエアーは経営危機によりタイ航空傘下のエアラインになっていた。今回バンコクからウドンターニまで、全て込みで片道999THBのプロモーション価格、これは友人に言わせるとかなり安い様だ。
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ウドンターニ空港から国境の街ノンカイまではマイクロバスで移動、予約なしで空港カウンターにて200THBでチケット購入、満員になったら出発する様子で発車後約50分で到着。睡魔と闘いながら街並みを見ていたが負けて熟睡、イミグレに到着後出国手続き、手荷物検査も何も無くパスポートに出国印が押された。
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あっけない出国の後は友好橋を渡るバスに乗車、運賃は忘れてしまった。満員のバスに最後に乗り込んだがドアは開いたまま出発、スリル満点であった。
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友好橋の魅力は名称だけで、当たり前だが普通の橋だった。メコン川は大きく、濁った水がゆっくり流れていた。開いたままのドアから入る風が心地よかった。橋の真ん中にはラオス唯一の鉄道レールが敷かれていた。日本の河川と比較すると随分水量が多いが、この河川の上流ではその水量を巡って激しいバトルが繰り広げられている。タイやラオス、ベトナムはメコン川の恩恵を受け、互いに尊重し合いながらメコン川の維持管理に努めていますが、そこに「我儘なろくでなし国家」が上流に闇雲にダムを造って喧嘩を売っているのです。勿論あの国、ちなみに私はその国が大嫌いだ!
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ラオス入国手続きでは入国カード記入に苦労したが、見知らぬ若者に助けられて事なきを得て、列に並びながら壁の時計を映す。只今8時35分、ウドンターニ空港到着後ここまで約1時間30分掛かったことになる。ちなみにタイとラオスに時差はありません。
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壁に掛かっている時計は中央上段が勿論ヴィエンチャン、下段は左から東京、バンコク、 モスクワ、シドニー、ニューヨーク、ロンドン、パリ、ソウルの順だ。時間の早い順で並んでいる訳ではない、何の順だろう…ラオスに対する貢献度合いを順にするとこうなるのかな?中国の地名が入っていない事に他意はあるのかな?いろんな事を考えている間に列は進む。はたして入国審査もあっけなく完了、手荷物チェックも何も無し、空港での入国チェックって一体何?
入国カード記入を手伝ってくれた若者は実はタクシードライバーだった。ヴィエンチャンまでのおいしい客をゲットするつもりでいた様だが、相手にせずにヒッチハイクでもしようとイミグレを徒歩で離れた。 -
徒歩でイミグレを離れるが、寝不足の為ヒッチハイクをする元気がなく、ヴィエンチャン行きの方法を適当に尋ねていたら、とある男性がヴィエンチャンまで自家用トゥクトゥクで乗せて行ってくれることになった。どれ程時間がかかるのか、いくら払うのか何も尋ねなかったが、悪い人ではなさそうだったのでこのおじさんに懸けた。寡黙なおじさんだったけれど何の緊張も感じない。
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広がる畑、牛の放牧、路肩に積まれた野菜が目に留まる。眩しい太陽の元、穏やかな空気の中でエンジンの音だけが鳴り続いた。途中給油も含めて30分ほど経っただろうか、結構な距離を走ってバスターミナル前で降ろしてくれた。200THB払ったが妥当な金額?と納得、握手をして別れた。ラオスの人々もいい人ばかりだ。
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日本はラオスと友好関係にあって様々な援助をしている様だ。イミグレに止まっていた小さなマイクロバスにさえ日本からの援助を示す掲示が有った。援助する側の国から来たのに援助される側の人々の親切な気持ちに頼ってしまった自分を反省した。
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ビエンチャンのバスターミナルです。ここから国際バスが出ています。
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バスターミナルから歩いてパトゥーサイを目指すが暑さに負けてすぐトゥクトゥクを拾う。乗車時間3分程の距離に60THBの請求、ちょっと悔しかったが先に交渉しなかった自分を悔やんで素直に支払う。
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パトゥーサイは戦没者供養の意味を込めて宗主国フランスの凱旋門を参考に建てられている、との事で入場料は16THB(日本円で約43円)だ。聞き間違えて60THBを支払おうとしたら笑われてしまった。どうせ観光客ぐらいしか上がらないのだからもっと高く取ってもいいのに…。
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写真は地上中央から見える天井の装飾です。建物内は薄暗い階段が続き、途中にはショップもあった。売る気が有るのか無いのか…あまり管理は行き届いていない様だ。やはり16THBは妥当か…。
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屋上まで上がって四方を眺める。大きな通りの真ん中に建っているのは凱旋門と一緒だしロータリーで囲むスタイルも一緒だが、眼下に広がる大通りはシャンゼリーゼとは天と地であった。
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パトゥーサイを後にしてラオスで最も賑やかなタラート・サオ(マーケット)に徒歩で向かう。先程降ろしてもらったバスターミナルの隣だ。首都ヴィエンチャンで最も賑やかな所だから多分ラオスで最も賑やかな所なのだろう。古い商業ビルの横に近代的なショッピングセンターが完成していたが、テナント料が高い為なのか、中はガラガラであった。古い商業ビルは天井が低く昭和の時代に駅前にあったジャスコを思い浮かべてしまった。地元の人達で大いに賑わっていた。食欲も無く休憩しただけだが、エアコンの効きが悪く決して快適な空間ではなかった。随分汗をかいたので着替えのTシャツを一枚購入、販売員の陰で着替えた。
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街中を徒歩で散策後ヴィエンチャンのシンボルであるナンブ広場に向かった。が、何がある訳でも無く拍子抜け、一気に疲れが出て来た。 少し歩くとアイスクリーム屋さんが目に入って思わず入店、クールダウンしたら睡魔が襲ってきたので逆らうことなく眠る。タートルアンに行くつもりだったが断念してバスターミナルへ向かう。時間は早いがタイに帰ろう。
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ビエンチャンの街を散策中に見つけたあの会社のトラックです。日本で見かけるトラックと異なって汚れも酷くタイヤもボロボロだったので、はるばる流れてきた中古車かな?と思っていたらどうも様子が違っていました。ネットで調べてみるとこの会社はラオス政府の100パーセント出資で陸運と海運の事業会社として30年の歴史をもつ国策企業、日本の佐〇急便が事業協力してトラックや事業ノウハウの提供もしている様です。国家として必ずしも豊かな国ではないラオスは日本からも幾多の支援を受けているようです。そんな国でいい年して僅かなバス代をケチってヒッチハイクをした自分が…恥ずかしい。
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バスターミナルはいつも人で賑やかだ。バスは人ばかりでなく、野菜や大きな荷物も運ぶ貴重な輸送手段だ。国際バスは各方面に出ており時刻表が壁面に表示されていた。直接ウドンターニのバスターミナルを目指してチケットを購入、80THBで来る時よりも格段に安く帰れそうだ。イミグレでの所要時間にもよるが約2時間の移動予定。バスの出発まで時間が有ったので再びタラート・サオに行き時間を潰す。1日ラオスにいて緊張感の欠片も無くなってしまった。
ヴィエンチャンは小さな街で1日あれば十分散策可能だ。でも再度来る事は無いだろう。 -
無事にラオスを出国後国際バスの車内からメコン川を眺める。相変わらず水は濁っている。ヴィエンチャンの街を流れる空気の如くメコンの流れは遅かった。
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ラオスのイミグレと比べるとタイのそれは立派な建物だ。日本から入国した時と同様に入国カードを記入して問題なく入国完了、パスポートはタイの入出国印ばかり増えてしまった。
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ウドンターニのバスターミナル到着後近くのショッピングセンターに入って時間を潰す。大きなお店だ。店内はいくつもの携帯ショップが幅を利かせていた。飛行機の時間までかなりある。この街については何の下調べもしていなかったので途方に暮れてしまったが、タイに入った安堵感は大きく何の焦りも無い。冷たいもので喉を潤した後タイマッサージの店が有ったので1時間してもらった。腕前は可もなく不可もなくと言ったところだが横になれただけでも十分満足だった。ショッピングセンターを出てしばらく街を歩いてから空港に向かう。と言ってもどれ程離れているかさえ分からず、歩いて行くことが出来るかどうか人に尋ねたら無理との事、で、なかなか走っていないトゥクトゥクをやっと止めて交渉、90THBで空港へ。15分以上走っただろうか、結構な距離だったのでチップを多めに渡して握手、鼻の高いかっこいい兄ちゃんだった。街を下調べして来なかったことを後悔したが、親切な兄ちゃんのおかげで無事空港に着き、予約済みのバンコク便を待った。
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空港の雰囲気は日本の地方空港となんら変わりはない。コンビニの様な売店もある広い待合室は居心地が良くTV音声をBGMに居眠りをしてしまった。もはや異国での緊張感の欠片も無い状態だった。
ウドンターニ空港は小さな地方空港で駐機場を徒歩で移動して飛行機に乗り込んだ。バンコク行きの最終便は随分小型だったが揺れは無く快適な移動であった。勿論チョコクロは美味しく頂いた。
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