2012/08/25 - 2012/08/26
34位(同エリア103件中)
GOTOCHANさん
- GOTOCHANさんTOP
- 旅行記763冊
- クチコミ22件
- Q&A回答35件
- 2,145,585アクセス
- フォロワー29人
新潟・長野県境の日本百名山・苗場山に登りました。苗場というとスキーリゾートが有名ですが、苗場山の麓には、苗場スキー場ではなく、かぐらスキー場があります。そのかぐらスキー場のゲレンデにある和田小屋に前泊し、日帰り登山となりました。
なぜ苗場山に登ったかというと、いつものごとく新潟出張があり、そのあとの休みを利用したわけです。また若かりし頃、かぐらスキー場にはよく通ったので、その懐かしさもあり、数ある山の中から苗場山を選びました。
苗場山は成層火山で、山頂部の平坦面には広大な湿地帯が広がっており、数多くの池塘が点在しています。その湿原に雪解けのころミヤマイやスゲが若芽をふき、その様が苗代田のように見えるところから、「苗場山」と名付けられたとされています。
苗場山データ:標高2145.3m(一等三角点、点名:苗場山)、日本百名山
登山コース:和田小屋〜祓川コース〜苗場山ピストン、累計標高差約925m、登り3時間45分、下り2時間40分、合計6時間25分(いずれも休憩含まず)
同行者:単独
登山体力度:★★★★☆、コース難易度:★★☆☆☆(★が多いほど困難)
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
和田小屋に向かう途中で、日本三大渓谷のひとつである清津峡に寄り道しました。
-
清津峡観光はこの清津峡渓谷トンネルを利用するのが一般的です。500円也。
-
トンネルは全長750m、途中3ヶ所と終点のノラマステーションの合計4ヶ所の見晴所があります。
-
パノラマステーションからの風景。圧倒的な柱状節理の断崖です。
-
清津峡を駆け足で見学し、宿泊する和田小屋に到着しました。かぐらスキー場のゲレンデの中にある山小屋で、スキーシーズンにはスキー・スノーボードのベースキャンプとして利用することができます。スキーシーズン以外でも営業しており、苗場山登山のベースキャンプとして利用できます。和田小屋までは林道が通じており、宿泊者は車で行くことができます。和田小屋を利用しない登山者は、手前の町営駐車場を利用します(和田小屋までは徒歩2〜30分)。
-
夕暮れのかぐらスキー場のゲレンデ。ゲレンデを横切るように登山道が通じています。
-
和田小屋は山小屋で、基本相部屋です。私が宿泊した日は土曜日でしたが宿泊客は私を含めて3組5名。おかげで6名定員の相部屋を独り占めでした。
-
和田小屋から見る朝焼け。登山日和です。
-
苗場山の方角は快晴です。苗場山の姿は麓からは見えません。
-
朝食後、登山開始です。ゲレンデには、ほぼ終わりかけですが、ヤナギラン(アカバナ科)が多くみられました。花言葉は『集中する』『焦点』。
-
ゲレンデを横切ると林の中に入り本格的な登山道となります。緩やかな登り。
-
秋の花、オヤマリンドウ(リンドウ科)はまだほとんど蕾でした。花言葉は『貞淑』『誠実』。
-
登山道は所々ぬかるんでいるところがありますが、そのような場所には木道が設けられているので、歩き易いです。
-
六合半を過ぎると林を抜け明るい草地となりました。
-
ゲレンデを横切る。夏場は運行していないリフトが見えます。ここまで1時間近く歩いていますが、動力の力は偉大です。
-
下ノ芝。小さな湿原です。休憩場所がありますが、ここでは休まず先を急ぎます。
-
下ノ芝付近で咲いていたイワショウブ(ユリ科)。山頂まで広い範囲で咲いていました。花言葉は『感謝』『誠実』。
-
同じく下ノ芝付近で咲いていたイワイチョウ(ミツガシワ科)。苗場山では山頂まで広い範囲で見ることができるそうですが、私はここでしか見つけることはできませんでした。花言葉は『純潔』『多才な人』。
-
七合半を通過。登山道には0.5合目ごとに道標があります。下ノ芝からしばらくすると樹林帯に入りました。
-
樹林帯で咲いていたツルリンドウ(ユリ科)。花言葉は『情愛』。
-
秋の使者、アキアカネ。季節が進むにつれ標高の低い方へ下りていきます。
-
短い樹林帯を抜けると再び草地に出ました。ずっと先まで見通せるようになりました。
-
中ノ芝。ちょうど中間点あたりでしょうか。ここで休憩。下山してくる人も多く、しばしお話ししました。山頂の苗場山自然体験交流センター(苗場山頂ヒュッテ)に宿泊されていたそうです。
-
中ノ芝から上ノ芝へはやはり湿原で木道を歩くことになります。カッサ湖(田代湖)が見えるようになりました。背後に連なるのが上越国境の山々です。
-
前方には神楽ヶ峰の稜線が見えるようになりました。しかしまだまだ苗場山の姿を見ることはできません。
-
上ノ芝を過ぎ、小松原湿原への分岐を過ぎると、神楽ヶ峰への稜線に出ます。
-
『股スリ岩』。祓川コース唯一といっていい岩場ですが、難なくクリア。
-
素晴らしい展望が広がっています。左手にカッサ湖を見下ろすように歩きます。
-
稜線ではいろいろな花が咲いていました。特に賑やかに咲いていたのがホソバコゴメグサ(ゴマハノグサ科)です。
-
イチオシ
イワショウブ(ユリ科)。
-
モミジカラマツ(キンポウゲ科)。花言葉は『幸福な日々』。
-
タテヤマウツボグサ(シソ科)。神楽ヶ峰山頂付近で多く見ました。花言葉は『感謝』『誠実』『協調性』。
-
神楽ヶ峰のピーク(標高2030m)はこの道標のすぐ上。稜線上の小ピークといったもので、通過します。
-
イチオシ
稜線を下って行き、神楽ヶ峰のピークを左に巻くと、突然目の前に苗場山が堂々たる姿を見せました。第一印象は、「デカイ」。と同時に、いったん鞍部まで下りてまた登り返すのかと思うとうんざりしました。
-
鞍部に向かって富士見坂を下ると、神楽ヶ峰から10数分で雷清水です。水はちょろちょろとしか流れていませんが、冷たくてものすごくおいしかった。ここで一息つきました。
-
鞍部はお花畑と呼ばれており、多くの種類の花が咲いていました。
-
お花畑で咲いていた花を紹介します。最も目立っていたのが、トリカブト(キンポウゲ科)です。トリカブトは種類も多く同定は困難だそうですが、苗場山で見られるのはナンタイブシだと思われます。トリカブトの花言葉は、『美しい輝き』『厭世家』『人嫌い』『あなたに軽蔑されたら私は死んでしまいます』『騎士道』『栄光』『復讐』『報復』『悔恨』『禁じられた愛』『致命的なこと』といろいろあります。 トリカブトの持つ猛毒からきているのでは?と思わせるものが多いですね。
-
見事なナンタイブシ。
-
ミヤマシャジン(キキョウ科)。花言葉は『感謝』『誠実』。
-
シモツケソウ(バラ科)。数は少ないですが目立っていました。花言葉は『ひそかな恋』『自由』など。
-
ハクサンフウロ(フウロソウ科)。花言葉は『変わらぬ信頼』。
-
キオン(キク科)。花言葉は『元気』。
-
セリ科の植物は同定困難です。
-
同じくセリ科の植物だと思われます。ミヤマセンキュウ?
-
トモエシオガマ(ゴマハノグサ科)。花言葉は『奇妙で絶妙な 出会い』。
-
ハナイカリ(リンドウ科)。花言葉は『希望』。
-
イワオトギリ(オトギリソウ科)。花言葉は『恨み』『敵意』『迷信』など。
-
ウスユキソウ(キク科)。エーデルワイスの近似種です。花言葉は『尊い記憶』『初恋の感動』など。
-
サラシナショウマ(キンポウゲ科)。花言葉は『雰囲気のよい人』『温かい心』。
-
オヤマリンドウ。ここでもまだ蕾でした。
-
鞍部のお花畑を抜けるといよいよ苗場山への急登に取り付きます。
-
イチオシ
この急登の部分は雲尾坂と呼ばれています。途中で一息ついて振り返ると、神楽ヶ峰です。この急登は祓川コース一の難所かもしれません。下りは特に注意。
-
イチオシ
雲尾坂ではウメバチソウ(ユキノシタ科)が咲いていました。花言葉は『いじらしさ』。
-
オニシオガマ(ゴマハノグサ科)。
-
急坂をあえぎながら登りきると、唐突に山頂の湿原に出ました。
-
山頂湿原ではワタスゲが白い綿毛をなびかせていました。この綿毛は花ではなく、果穂で種子の集まりです。花は5〜6月に咲きますが、すごく地味なものだそうです。花言葉は『揺らぐ想い』『努力する』。
-
山頂湿原には池塘が点在しており、独特の景観となっています。
-
イチオシ
池塘の水面に映える雲。
-
キンコウカ(ユリ科)。もうほとんど花は終わりです。しかもピンボケ。漢字で書くと「金光花」で、花の最盛期には文字通りの光景を目にすることができます。花言葉は『威厳』。
-
イチオシ
広大な山頂湿原。池塘が点在しています。とても標高2000m以上の場所とは思えません。台地上の山頂部は4キロ四方にも及ぶそうです。
-
イチオシ
ワタスゲと山頂湿原の風景。
-
ようやく山頂です。長かったぁ〜
-
山頂からすぐのところにある苗場山自然体験交流センター。もともと苗場山頂ヒュッテという山小屋です。この山小屋に宿泊して山頂湿原を思う存分散策して楽しむのが、苗場山との正しい付き合い方だと思いました。 山頂湿原に設けられた休憩場所(ああ、写真撮り忘れた)で1時間ほど昼食を食べたりして休みました。
-
下山は雷清水で水分補給しただけの、ほぼ一気下りでした。和田小屋が見えてきてゴールは間近ですが、もうヘロヘロでした。
-
登山後の楽しみは温泉です。越後は温泉天国で目移りするほどですが、途中でお話しした方のお奨めの六日町温泉郷の五十沢温泉ゆもとかんに立ち寄りました。いろんな意味ですごい温泉でした。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- ねもさん 2022/09/02 09:13:13
- 初めまして
- GOTOCHANさん フォロー&ご投票ありがとうございます。
GOTOCHANさんの数年後の秋に登りました。紅葉がそこそこきれいでしたが、何とか降られずにすんだくらいの天気(><)
夏はこんなに花がいっぱいなんですね。そして花の解説が親切です。私は知っている花の名前を書くだけ(笑)
他の旅行記も読ませてください。
- GOTOCHANさん からの返信 2022/09/02 23:18:17
- Re: 初めまして
- ねもさん
こちらこそフォローありがとうございます。
花はそこそこ知っていますが、解説は結構調べています(笑)
いろいろと登山されているようですので、時々訪問させていただきます。
これからもよろしくお願いします。
-
- rokoさん 2012/10/22 23:01:28
- 苗場山
- GOTOCHANさん こんばんは〜
苗場山
お花の百名山にも選ばれてる山で、以前から興味がありました。
さすがいろんなお花が咲いてますね。
湿原に咲く花、目を楽しませてくれます。
和田小屋に泊まられての登山、
貸切状態でよかったですね。
小屋から見る朝焼けは元気がわいてきますね。
山頂近くにも山小屋があるのですか、
ここに泊まってゆっくり宿泊もいいかもね。
大好きなツルリンドウの花が見られて嬉しいです。
- GOTOCHANさん からの返信 2012/12/03 21:07:38
- RE: 苗場山
- rokoさん、こんばんは。ご無沙汰しています。返事が遅くなり申し訳ございません。
> 苗場山
> お花の百名山にも選ばれてる山で、以前から興味がありました。
> さすがいろんなお花が咲いてますね。
関西からはちょっと行きにくいのが難点ですが、rokoさんはきっと気に入られると思います。もう少し早い時期だともっと多くの花が咲いているそうですよ。
> 山頂近くにも山小屋があるのですか、
> ここに泊まってゆっくり宿泊もいいかもね。
山頂湿原をゆっくりと楽しむために、山頂の山小屋に宿泊する方がベターかもしれませんね。
GOTOCHAN
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
65