3度目のイビサ(4) 言葉にならない夕陽

2012/09/17 - 2012/09/17

この島で夕日を観る。この島に来た目的の一つ。

エリア イビサ島(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0

Cafe MAMBOを出ると、日が西に傾きかけていた。

崖と、そこに立つ住宅が、赤くなりつつある西日に染められる。

歩を北に向かって、海岸沿いに進める。
空が徐々に銀色になってゆく。

崖の下の入り江。今は誰もいない。

岬にて足を止める。
ここで日没を眺めることにしよう。
周囲には、同じように思っている人が何人かいるみたいだ。

岩場に停まる水鳥は、日が暮れて魚が集まるのを待っているのだろうか。

波音しかしない静けさの中、独り佇む。

陽がとっぷり暮れ、暗闇の中を、再びサン・アントニの街に向かって歩く。

Café del Mar や Cafe MAMBO 同様、海に面したビーチ・バーの Cafe Savannah (カフェ・サバンナ) に入った。カヴァ（スペインの発泡ワイン）を注文。
波音を聴きながら飲むカヴァは格別だ。

あまりに居心地良いので、今度はキューバ・リブレを注文。
「さっきのカヴァより強いよ！」と店員さん。
どんなのが来るのか、、と思ったら、なんと！
手のひらで抱え込めるくらい大きなグラスに入ったラム！
割り方はお好みで、ってことらしい。

時間は既に真夜中。
喧噪から離れて佇む空間に、しばし身を委ねる。
何時間でも居られそう・・

お会計したら、サービスに、スライスしたイチゴを浮かべたカヴァを一杯くれた。

憎いね！

カヴァをちびちびやりつつ、イビサでの長い一日が終わる。