世界最南端の町へ

2012/08/09 - 2012/08/09

アルゼンチン旅行２日目は、ブエノスアイレスから空路ウシュアイアへ。世界最南端の最果ての町は、予想していたよりも賑やかで、美しい町でした。セントージャ（タラバガニ）料理もとても美味しい。

エリア ウシュアイア(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: タクシー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

昨日は同行者がブエノスアイレス観光で疲れてしまい、また夕食抜きでした。その分、今朝もホテルエンペラドールの充実した朝食をしっかり食べました。

ホルヘ・ニューベリー空港（エアロパルケ）までタクシーで移動。一昨日利用したエセイサ国際空港に比べると、とても近くて驚きました。タクシーの運転手さんも、運転しながらラテンのリズムにのりのり。楽しそうな人でした。今回利用したのはアルゼンチン航空でしたが、いつまで経ってもウシュアイア行きのゲートが表示されず、結局４５分遅れでした。でも飛行機がいくら遅れても、空港の職員は陽気で、いらいらしている乗客がいるかも知れないのに（それは日本だけ？）楽しそうでした。

ウシュアイアまで乗った飛行機

飛行機から見えたパタゴニアの雪景色

ウシュアイアの宿、ホテル・アルバトロスは特徴のある外観です。港からも近くてとても便利でした。

ホテル・アルバトロスの入り口。石造りの建物は、風の強い、厳しいパタゴニアの大自然を象徴しているようでした。

ホテルの部屋からの眺め。実はこのホテル、シーズンオフのこの時期に屋根？の補修工事をやっていて、夕方までに部屋に入ると工事の音がやかましいというハプニングも。

ホテルを出て早速町を歩いてみました。世界最南端の町、最果ての町というウシュアイアですが、実は免税店やカジノもあり、冬でもとても賑やかで人通りも多いのには驚きました。

最果ての町にもちゃんと教会があります。

この町のシンボルがペンギン。土産物屋にもペンギンがいました。実はペンギンはこの時期、南極海で元気に泳いでいるためウシュアイアでは見ることが出来ません（現地が夏になると、ウシュアイア近くの島でコロニーを作って集団で繁殖をするそうです）。ちょっと残念。

雪山が間近に見えて、冬のパタゴニアムード満点。さすがにブエノスアイレスよりもかなり寒く感じます。

フロンティアの雰囲気と、国際的でお洒落なムードが入り交じっているような町でした。

ガイドブックに載っていたセントージャ（タラバガニ）のレストランティア・エルビラ。ホテルからも近くて、すぐ解りました。夜８時開店という店が多いアルゼンチンですが、この店は７時から営業しているので大助かり。「今日の夕食こそまともなものが食べられる！」とわくわくしながら、一旦ホテルに戻って７時になるのを待ちました。

ティア・エルビラ店内。パタゴニア先住民族の写真もありました。

ティア・エルビラ店内。甲殻類関係のものが展示されていました。

カニのスープは絶品。食欲がない同行者もぺろりと平らげていました。

セントージャ１匹丸ごとゆでた料理はなかなかの迫力。食べるときはやっぱり「と〜れとれぴ〜ちぴちカニ料理〜」と歌わないと雰囲気が出ません。関西人なので最果ての町でもそっと歌いました。

甲羅を取るとこんな感じ。既にちゃんと剥いてあるので手間いらず。楽々食べることができます。でも不思議なことに蟹味噌がない！あんな美味しいもの、どうして出してくれないのでしょう？　もしかしてパタゴニアでは、蟹味噌を食べる風習がないのかな？　とてももったいない気がしました。誰か蟹味噌のおいしさを教えてあげて欲しい。

アルゼンチンで初めて飲んだ白ワイン。とても美味しかったです。

ティア・エルビラ店内

夜のティア・エルビラ看板

翌８月１０日の朝食を、ホテルのレストランでいただきました。

ブエノスアイレスのホテルよりは品数は少なかったけれど、それでもなかなか美味しかったです。

できたてほやほやのスクランブルエッグはとても美味しかったけれど、２人いるのに１人前しか持って来てくれませんでした。

夜明けのウシュアイア。ちなみに時刻は８時を過ぎたところ。

ウシュアイアの港や、船の灯りがとても幻想的でした。

アルゼンチンに来てずっと曇りだったけれど、これから始まる今日１日はどんなお天気になるかな？　晴れたらいいなと思いながら、ホテルの部屋から外を眺めていました。