2010/08/24 - 2010/09/07
585位(同エリア750件中)
ころたさん
台湾での出張が意外に延びてしまった。仕事先は鶯歌(インゴー)、ホテルは桃園 中信大飯店。時は9月のはじめ。食事も終えてホテルに帰ってきたのは9時すぎ。さて中国語吹き替え放送中の「未来教師めぐる」(深キョンの名作ドラマ!)でも見るか、とテレビを付けようとすると、外がやけに騒がしい。目をやるとなんと花火が上がっている。それも20階の部屋の窓のほぼ真横でパーン。広がる花火を真横から見たことってあります? 初めて見たが、まぁ下からと同じです、丸です。そりゃそうだよね。球形なんだから。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 2.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
なんだなんだ、という事でとりあえず部屋を飛び出した。
「何の騒ぎ?」フロントの馴染みのお姉さんに聞く。
「今日は中秋節だから、山車を曳いて花火を上げるの。」
ふ〜ん、そうなんだ。と言う事で、その山車を追いかけに出かけた。
-
花火は桃園の町のそこここで打ち上げられているのだが、どれも低い(つまり小さい)のよ。ビルの高さで隠れるくらい低い。それでもちゃんと丸く広がる花火なんだけど。しかもさっきそっちで上げていたと思ったら、少し経つとあっちで打ち上がっている。
そう、この花火、発射地点を移動させるという、日本では考えられない方法で上げているのだ。 -
とにかく発射地点に追いつかねばならない。早足でさっきまで打ち上がっていた方向に歩いて行くと...いましたよ、大集団。花火は既に上げた後だったのだが、それに引き続く巨大灯籠と、大楽団の演奏、そして見物人の波波。
場所は桃園駅に近い神社の前。 -
楽団の主役は、いわゆるチャルメラです。これをたくさんでぴ〜ひゃら合奏して、おなじみの銅鑼やらジャンやらで盛り上げる。かなりアップテンポで、京劇の立ち回りのシーンの雰囲気かな。
踊りはなし。 -
楽団の頭上には巨大な灯籠が。15mくらいはあるだろうか。電気照明も煌々と光り輝き、てっぺんにはスポンサー名も見える。電気はこの灯籠を積んでいる車から供給している。
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この灯籠、なんと折りたたみ式、可搬式です。花火と楽団で一騒ぎすると、いったん倒して次の会場?に向かう。その手際のいいこと。
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どうです。最新鋭の合理的なシステムでしょ。これを車で引っ張ってどこへでも行ける。
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そして移動式花火発射台から出た大量の花火ゴミは、係の人たちの手でちゃんと片付けられる。さすが神様をお祭りする日だ。
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中秋元と言えばお供えのお菓子。おなじみの月餅が並ぶ。
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灯籠搭載車や楽団と一緒に、群衆もついて行く。もちろん俺も、この際ついて行く。
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すると、現れましたよ。光る山車軍団。まさに台湾エレクトリックパレード! その数は10台ほど。いろいろな方面から、町の中心のロータリーのような広い場所に集まってくる。
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いや、エレクトリックパレードと言うよりも、むしろ「未知との遭遇」のラストシーンだね。なんか感動的なものさえあったよ。
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気がつけば、もう真夜中過ぎ。さて帰るか。
町中をだいぶ歩いてきたなぁ。帰り道、最初の神社の前まで来ると、もうさっきの喧噪は嘘のよう。
静かな満月の夜に戻っていた。
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