美しきスベロニア

2012/05/19 - 2012/05/21

「スベロニア？　スロバキアじゃないの？」ぐらいの知識だった。
でも、そこは豊かな自然があふれる観光大国だった。
旧ユーゴスラビアの中でも石灰質の大地を有する、このスベロニアとクロアチア北部は「青い水と森」に出会えるところだった。
オーストリアとの国境に在るユリアンアルプスのトリグラフ山をかたどった街燈？　国旗にも描かれているスベロニア共和国の象徴

エリア ブレッド湖周辺(スロベニア)

• 旅行の満足度: 5.0

スロベニア共和国最高峰の山。標高2864m
トリグラウ（triglav）は、スラブ語で三つ頭の意味があり、3つの頂きがある。
ブレッド湖周辺ではなかなか見えることは少ない様。

西のトリグラウ山から、南東に位置する首都リュブリャーナへなだらかに台地が下る。その中間にブレッド湖はある。

ホテルには4時にチェックイン。日没は8時ごろだろう。
自転車を借りて、観光案内所で地図をもらい、近郊へサイクリングをする。（レンタル自転車３時間で５ユーロ）
のどかな農村の風景が広がる。家の周りは花が咲き、暖炉用の割り木が積まれている。

ブレッド湖から約10Kmのヴィントガル渓谷へ行こうと思って出発したが、づ〜っと登り坂が続き24段変速の自転車でもシニアにはえらいぞぅぅぅ・・・
道はほとんど舗装道路で標識もしっかりしているが、おっとどっこい！　牛の糞が落ちているよ。

やっとこさ、ヴィントガル渓谷につきました。
入場料４ユーロを払って入った渓谷は澄みきった水が山奥へと流れていました。　遅かったので渓谷一人占めでした。

しんどかったけど来る価値大いに有り。
車でも来れるけど、この静粛を味わうには、自力で来てこそ楽しみが倍加します。

早朝の湖　気球観光もできるみたい。
左端に断崖に建つ「ブレッド城」が見える。
この近くはローボートの係留場。

水質保全のため、湖には手こぎボートが22槽だけ許されている。
それぞれ、家族経営で代々引き継がれている。
エンジンをつけた舟は駄目。

ローボートでブレッド湖に浮かぶ小島にある聖マリア教会へ。

舟着き場から長い石段を登って聖マリア教会へ。

聖マリア教会の中より

島の周囲は遊歩道が整備されている。

水は緑色に、木が映え、水鳥が泳ぐ。

対岸には旧ユーゴスラビアの父、チトー大統領の別荘が見える。
今は三つ星のホテルになっている。

チトーの別荘ホテルの裏山を登り、聖マリア教会がもっとも美しく撮れるポイントへ行く。
エジプトのテレビクルーが貸切で撮影中だったのを、5分だけ貰って写真を撮る。

夜半に雨が降っていたので、夜明け前からカメラをセットし朝霧を狙う。
美しきブレッド湖。　全てが調和し、美しいとしか表現できない。

リュブリャーナの旧市内は自転車のみ
こちらの人は背が高く美人。

リュブリャーナ城へはケーブルカーで登る。

リュブリャーナ城からの街

シュコフヤ・ロカの石橋

ポストイナ鍾乳洞は巨大、行きも帰りもトロッコで入る。

スベロニアは色々な見どころが有るのでしょうが、自然が上手に保護されているので、街歩きを外して自然の中でゆっくり数日を過ごすのが良さそうに思いました。
また行ってみたい国です。