ベトナムはドーソンの真実とは？

2012/07/15 - 2012/07/25

私は２０１２年７月にベトナムのハイフォンとドーソンを旅しました。
この街は世界遺産のハロン湾からも比較的近いのですが日本人旅行者は少なく、ローカルでベトナムの本当の良さを味わえる地域であるといえます。
また、別の一面でドーソンは日本人男性から注目されている所ですが、その情報は少なく、また誤った情報が一人歩きしていることが今回の旅でわかりました。
私は今回の旅で解った本当の情報を知ってもらいたくてこの情報を書いてゆきます。

エリア ハイフォン(ベトナム)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 5.0

• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

まず私はハノイからハイフォンまで列車で移動しました。かかった時間は２時間半でソフトシート６５０００ドン約２６０円。
この日はハイフォンで泊まる為に駅前のバイタクを捕まえて宿探しに。しかし、どの宿も高い。結局４件目の宿が２５万ドン約１０００円で綺麗な宿だった為に泊まることにしました。名前は忘れましたがそのオーナーが私が日本人だと知ると、フロントにいるそこの娘と結婚して日本に連れていけと迫り、本当に真面目な話なのか凄く驚きました。
その後、ハイフォン市内を散策。市場や街を歩き通しましたが、この街はおおよそ外国人の姿は見当たらず、人々は優しくて道を尋ねても親切に教えてくれるし、バイタクでホテルまで２万ドン約８０円だし、食堂でチャーハンが１万ドン約４０円だったりとボルような人も無く、とても素敵な街でした。
翌朝早くにドーソン行きのバス乗り場までバイタクで移動しました。バイタクは郵便局の横に止まり、するとすぐそばには英語でドーソンと書かれたバスが止まっていました。
私がバスに乗り込み料金を確認すると１万７千ドン約７０円。バスは何度も客を拾いながら３時間半ほどでドーソンに到着した。

バスは海沿いのとても雰囲気の良いところで止まり、思わず南国のリゾートに来た感じがして嬉しくなる。
私がバスから降りると複数の客引きがホテルホテル３０万ドンと声をかけてきたが、パッと見で何件もあるホテルを自分で交渉するために歩き出した。
ホテルは何件当たっても判を押したように３０万ドンと言い張り、連泊交渉しても安くはならない。仕方が無いので海とは反対側を探すとなんとそこのエリアは１日２５万ドン平均でテレビにエアコンにwifiネットができて綺麗だしでいいことづくしだったので連泊することにした。

荷物をほどきシャワーを浴びて外へ出るととても日差しが強く目眩がしそうだ。
ホテルを出てしばらく歩くと海水浴場が見えてきた。人々は泳いだり砂浜で遊んだりと思い思いに楽しんでいた。近くで見るとそのほとんどがベトナム人で、服のまま海に浸かっている人もいれば水着の人もいて面白い。

この街はとっても南国的雰囲気で沢山の椰子の木に明るい人々、そして、ぐるっと海に囲まれたベトナム人のリゾートなのだった。

地元の男の人にドーソンの事を聞いてみると、この街は3つのエリアに分かれるのだということが解った。
１つはcityエリア。ここにはドーソンの一般人が住んでいて市場や学校や安い食堂などがある生活エリア。
２つ目はビーチエリア。ここにはビーチに遊びに来る観光客の為に整備された砂浜にホテル、高級海鮮レストランなどがある遊びと夢のエリア。
この夢のエリアとは次に詳しく説明するが、男性が若いベトナム美女と遊ぶエリアのことだ。
３つ目がカジノエリアで、ホテルの中で合法的に賭け事のできるエリアだということなのだった。

このドーソンは中国にも比較的近いために中国人観光客も当て込んでいるらしく、まだまだいくつかのリゾート施設が着工予定とのこと。
週末の金曜から日曜日にかけては沢山の海水浴客が訪れる為にホテルの値段がなんと３倍以上にも上がる為、このドーソンへは平日に来るのが良いとのことである。

次に最近ネット上で噂になっているドーソンの女の話を書こう。
私の泊まっているホテルの近くに安いジュース屋台があり、そこでフルーツジュースを飲んでいるとこの辺りを色っぽい透けすけの服やミニスカートを履いた若いベトナム女性が行ったり来たり、または２人乗りの自転車で行ったり来たりと忙しそうだ。
そこでお客として来た女の子がたまたま向かい側に座ったので会話帳を駆使して質問してみるとこんな感じである。

このドーソンには普通の海水浴客とは別に若いベトナム人女性と遊ぶために沢山の男性観光客がやって来る。男性がホテルにチェックインするとたいがいフロントから女の子の勧誘があり、その値段は３０万ドン平均でなんとこのビーチエリアにのあるホテルの多くに女の子の待機所があり、女の子達がいるという。

私の目の前の女の子はとても可愛く胸元がセクシーなので目のやり場に困るのだが、この娘はベトナムの地方から友達と出稼ぎとのことで近くに安いアパートを借りており、日中は自転車で市内を巡回したりホテルからの予約や集合がかかると出向くなど、なかなか忙しそうだ。しかし彼女らはフリーの立場らしく直接交渉すると２０万ドンとか。

私が驚いた光景がある。
それは、夕暮れから深夜の時間にホテル前のテラスで涼んでいると、昼間は暇そうにしていたバイタクが右へ左へと走ってゆくのだ。もちろんそのバイタクは空ではなく、妖しい化粧をしセクシーな衣装を身にまとった若く美しいベトナム娘を乗せているのだ。しかし、どこかのサイトで書かれているアオザイを着た女の子は一人も見ることは無かった。
その光景は宅配便ならぬ美女の宅配便の様相であり、色々なアジアの国を歩いてきた私であるが思わずこの竜宮城のような光景に見とれている自分がいるのだった。
中国の下川島、河口、ベトナムのドーソン。明日はどっちだ！