2012/01/28 - 2012/02/06
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flower123さん
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冬のネパールは空気が澄み切り、アンナプルナ・マチャプチャレの山がより一層美しく映える時期。
雄大な自然の中、2泊3日のアンナプルナ山麓周辺のトレッキング、
南ネパールに位置するチトワン国立動物園・絶滅危機にあるインドサイを求めて、旅へ出てみよう。
舞台は300以上ものネパールの神々が住むといわれるカトマンズから物語は始まる。
カトマンズ
ポカラ
トレッキング;ポカラ、ダンプス、フェディ、オーストラリアンキャンプ
チトワン国立公園
カトマンズ
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 船 レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- シンガポール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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カトマンズのタメル地区。「カトマンズ・リゾート」に宿泊。ホテルは狭い路地の奥にあり、レセプションも薄暗い。ちょっと怖かったが、一泊だけなので我慢。せめて日あたりが良ければいいなあ。
チベタン・タルチョが美しい。旗には経文がプリントされている。白は「風」、青は「空」、緑は「水」、赤は「火」、黄は「地」。
タルチョに書かれている経文が風に乗って広がるよう願いが込められているそう。 -
ダルバール広場。(宮廷広場)
みんな昼間からたむろっている。憩いの場なのだろう。 -
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生き神クマリの館。
クマリとして選ばれるのは、雀のような低い声。黄金に輝く美しい影。死んだ水牛の首を見せられても平然としていられること。その条件を満たしているかどうか、ヒンドゥー教の司祭と仏教の高僧5人が判定し、選定される。
選ばれた少女は、生き神クマリとしてクマリ館に住み、
神としてのふるまい方を教えこまれ、日々、人々の願望成就を祈るのみ。
カトマンズのクマリは国の運命に関する予言を行うと言われており、国王さえもひざまづく。
そして、12,13歳で初潮を迎えるまで生き神として生き、ケガや初潮による出血がみられると次の新しいクマリに交代するが、今までほとんど経験のない通常の生活に戻らねばならない。 -
シヴァ神の化身 カーラ・バイラヴ
手前に置いてあるのはプジャ用の道具。インドでもよく使うディヤ(ろうそく)セットに惹かれる。 -
至る所にタルチョが広がってるねぇ。
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日が暮れる前にスワヤンブナートに行ってみる。市中からタクシーで30分かかる。
そして365段の階段!あと少し!って所で拝観料を支払うが、息がぜいぜい切れて警備のおじさんにびっくりされた。 -
スワヤンブナート(地元の人は”ウ”を強く発音する)「スウヤンブー」と聞こえる。
寺のそれぞれのパーツに意味があるのだが、中心にあるのは「ブッダの目」万物も見通す事が可能だという。この目はネパールの象徴となっている。鼻はネパール語で「イチ」 -
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スワヤンブナートから眺めるカトマンズ盆地。排気ガスが入り混じって視界不良。
3〜4世紀に、この盆地は湖だった。スワヤンブナート(仏教寺)だけが丘に立っていた。町が建ち、他の国からの侵入により、イスラム勢力に破壊されてしまうが、最近綺麗にリノベーションされたという。 -
巡礼者は時計回りに回り、マニ車を手で回しながら、歩く。これを回せば、経を全部読んだものと同じ効果があるそうなのだ。私もお土産で小さなマニ車を買った。チベット語で「Long Life」と書かれている
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街の通りがよく見えるレストランへ入る。
店員さんもお客さんそっちのけでTV(ヒンディー映画)に釘付け。。
停電もよく起こる。お店やホテル以外は大抵自家発電を持っているが、ネパールと言えば、暗闇の世界っていう記憶が強い。 -
フィッシュダルバート。ダル(豆)、大根の葉っぱの煮つけ、パパド(豆を練りつぶして油であげたもの、しょっぱい)、ヨーグルト、イモカレー。最高に美味しかったのはネパールの米。大盛りでもられても、食ががんがんと進む。多分、炊き方が上手なんだろう。
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チペタン・モモ。小龍包のような餃子。たれはスパイシーで口に合う。
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カトマンズからポカラへ移動。国内線の待合室。
朝8時の便だったが、天候悪化・視界不良の為、飛んだのはようやく11時になってから。非常に寒い朝だった。
搭乗券。
今回のネパールツアーは日程が限られており、とにかくスムーズに動けるよう、入国前から現地旅行代理店に手配をお願いして頂いた。飛行機の遅延、陸路であればバンダ(ストライキ)の可能性発生する事も承知。(旅行代理店の方がマメにTwitterで交通やネパール情報を流してくれたので大変助かった。我々が滞在している間でもカトマンズでバンダがあったり。 -
セスナっぽい飛行機!
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飛行機に乗ると、ネパーリー風の衣装を着たフライトアテンダンスがジュース、ナッツ、キャンディーを配ってくれた。国際線より待遇いいぞ〜
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窓の外からはヒマラヤ山脈が綺麗に見える。
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ポカラの市内地図。
トレッキングガイドと会い、トレッキング用の寝袋をかりにいく。 -
トレッキング前に軽くダルバーでランチ。
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ポカラからダンプス経由でオーストラリアンキャンプへ。
石の階段を一気に登っていく・・・。日ごろの運動不足がたたってるのか、すぐに息がきれてしまう。
ちゃんとトレーニングしないといけないね。 -
ダンプス村の風景。のどかー。
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オーストラリアンキャンプ入場の為、TIMES登山証明書の提出
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宿泊したロッジ(オーストラリアンロッジ)。簡素な作りで、部屋にはベッド2つと荷物置台のみ。暖房施設もなく、夜は非常に冷え込む。ポカラでレンタルした寝袋とダウンジャケットでぽかぽか。
ホットシャワーが意外に熱かったのでびっくり。太陽ソーラーを備え付けている。 -
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朝日に照らされて、アンナプルナ山が綺麗に見える。
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朝日が天に昇った〜
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トレッキング開始。菜の花が綺麗。
サランコットへ向かう。 -
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昼近くなると曇ってくるので、マチャプチャレもよく見えなくなる。「魚の尾」と名づけられている。
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うーん、グリーン畑がきれい。黄色の菜の花絨毯畑も綺麗だった!
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子供たちが花いちもんめで遊んでいた。ネパールの古楽器、サーランギーの演奏でも有名な「レッサムピリーリー♪」。昔、近所の友達と遊んでいる頃を思い出した。
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ランチ(インスタントヌードル)をした店にて、若い女の子がお菓子やアクセサリーを買いにきた。我々の男の子のガイドも年頃なのに、頭を下に向けて話そうとしない。その様子が何ともかわいかった。
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サランコットに到着。
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宿泊したロッジ。
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サランコットから見る朝日は有名である。
ところで、サランコットの丘もポカラも旧正月なのか中国人が非常に多かった。ネパールに来たのに、周りから聞こえるのは中国語ばかり。それにしても彼らは計画停電が行われている国と知らないのか、「WIFIに繋げたいんだけど?」「電気はないの?」と平気で従業員に聞いていた。彼らが宿泊している部屋でも、大切な電気はつけっぱが多い。どれだけ住んでいる国でありあまる電気が放電されているのか。。震災でも問題になったが、電気は小まめに消すように心掛けようと再認識した。 -
サランコットの丘から見た朝のアンナプルナ山とマチャプチャレ。
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ガイドさん、ありがとう!私より10歳以上年下だと思われるガイドくん。ガイドとしても若い。オーストラリアンキャンプやサランコットの丘への道のりもよく分かっておらず、人に聞く事が多かった。トレッキング中も我々のペースに合わさず、足早に進んでいくところもあり、どっちが雇い主なのか・・笑)。そしてシャイ!綺麗な日本語を話すのに自分から話す事はあまりなくて、つまんないのかなーと思った時があったが、ちょっと話すと興味持ってくれたので安心した。
ガイドくん、最近、のだめで活躍した上野樹理のガイドも昨年務めたという。携帯のカメラで女優さんを写した写真を見せてくれ、「あ、のだめだ」と言ったら「のだめ??」と聞き返してきた。のだめを知らなかったようだ。(当たり前か)この女優さんはネパールのドキュメンタリー撮影で来たようだ。 -
ポカラに戻り、観光〜
ポカラ湖でボートに乗りまったりしてる。 -
湖の中にある島に上陸。
ヒンドゥー寺を囲っているタルチョが綺麗! -
ボートの運転手。カメラ目線。
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コレ、ネパールの焼酎らしく、チベットレストランで強く勧められたが、お味はちょっとお楽しみとはかけ離れたものであった…。
でかいストローで飲むと、米が口に入って大変な事に。。 -
Green Lineバスでチトワン国立動物園に向かう。
ポカラからランチ場所まで4時間位。
ランチ場所にてマイクロバスに乗り換え、山の崖っぷちを1時間かけて行く。
チトワン公園外に到着後、宿泊する「Temple Tiger」(公園内ロッジ)からお迎えが来ており、更に1時間かけてロッジへ向かう。果てしない移動の日であった。 -
Green Line Busから見た川。ヒマラヤ山脈から続いてるんだろうなあ〜
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バス代に含まれている食事。簡素なぶっかけご飯。シンガポールでも食べられるエコノミーライスだぜ〜
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Green Lineバスをランチ場所で降り、チトワン行きのミニバスに乗り替える。乗ってる人は、皆チトワン国立公園へ行く人たちだと思われるのでホテルは前もって予約してあり、其々がホテル名を運転手に告げ、その近場で降ろす、というシステム。ひとり、インド人のおばさんが宿泊予定のホテルの前まで行けと、運転手とけたたましくやりあっていた。。美しい渓谷を見る余裕もなく、おばさんはヒンディー語で「このホテルのまん前に止めなさいよ、なんでそんな事も出来ないの!?」、運転手は会社の方針だから仕方ないだろう、を繰り返している。。もう勘弁!笑)
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チトワンに入り、ロッジへ向かうバスからの風景。
チトワンは南ネパール、インドとの国境に近い。気温もカトマンズやポカラに比べ、比較的暖かかった。助かる・・・。 -
おじさんがきている服、「アイロンプリント」って書かれてあり、ネパールの奥地までこんなものが入りこんでるのだなぁ。
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チトワン動物園の入り口。ボートに乗って、川岸を越える。
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Twin Birdと呼ばれる鳥声のみ聞こえる。静かすぎて耳が痛い程である。
二羽の鳥は常に一緒に飛び、生き、死ぬ時も一緒だという。 -
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無音。
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川を渡り、ジープでロッジへ。
ウェルカムドリンクやお絞りがあったりして嬉しい対応。
ボートをこぐ人、ジープを運転する人、荷物を運ぶ人、ジュースを出す人、料理する人、ドアを開ける人・・・沢山の人によってロッジが運営されている。 -
ジープに乗っているのは、我々二人と中国人のカップル、そしてガイドさん。ちょっときつかったが、中々味わえるものでもない。狭い道をジャングルの中を突進していく。
ここらへんはワイルドボアー(サル)が沢山木の上ではしゃいでいた。 -
Temple Tigerに到着。
我々と2泊3日の行程を共にするのは、若い中国人のカップル、イギリス人の老夫婦、日本人女子2名、計6名であった。
ロッジの皆さんも集まり、わいわいとゾウさんに乗って自然を楽しみ、イベントに参加したり、夜は焚火にあたりながらビールや食事を楽しんだり、和気あいあいとしていた。 -
午後4時のランチ。
2泊3日のツアーはイベントてんこもり、そして食事やお茶もコンプリでついている。
お酒やジュースは自己負担。食事は基本的にビュッフェ。朝と夜はコンチネンタル、昼はネパール料理。 -
ロッジの中。至ってシンプル。鍵は中からしかかけられない。
公園内のホテルは全部で7つあるという。それでもお隣のホテルがすぐ見えるわけではない。冬季は特に、ロッジも最低人数で運営されており、人っ気が殆どない。むしろ、人肉を味わったトラにあう確率の方が高いんじゃないだろうか。ガイドさんの話によれば、このロッジの人間が過去2人、トラに食べられた、という話をしていた。身震いするような話だが、この保護区では人間も自然界のルールで生きなければいけないということだ。 -
室内のゾウさんのレリーフがかわいい。
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コテージ。
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ロッジの裏側から見た景色。
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ロッジ到着後、すぐにエレファントサファリが始まる。
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象に乗るのはインド、ジャイプルのアンベール城以来。
象に乗って、茂みに入り、野性動物を見る。もしかしたらトラに遭遇するかも!?
同期間にツアーで一緒だった中国人カップル。 -
夕暮れ、綺麗。
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インドサイ。
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ゾウさんの体はごわごわしていた。
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翌朝。
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翌朝のエレファントサファリ。霧が深く、陽がささないので、ダウンを着ないと非常に寒い。
ディアー。 -
公園内の人はトラの記録をメモに取り、いろんな人たちと情報交換する。足跡をメジャーで図ったり、足跡が新しいものか古いものか見極める。
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トラに遭遇する確率は、特に3日間では非常に難しい。トラが残していった軌跡を辿る事が面白かった。
トラが爪を研いだ後。 -
エレファント・ブリーフィング。カーンさんがアジア象とアフリカ象の違いを説明してくれる。
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「エレファント・サンドイッチ」と呼ばれる草(?)
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イギリス人女性とゾウさん。Lovely!
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最後の夜はネパールビールで乾杯。
宿泊客は3組。6人。みんなが焚き火に集まって、団欒。TVやネットがない環境。話も盛り上がる。空は満天の星空。 -
3日目(最終日)、ロッジを出発する前に、3度目のエレファントサファリ。小象も一緒。私が乗った象は母親。
小象を真ん中にして移動。
小象は4歳。まだ訓練されていないので、寄り道しながら歩いていた。ポジションが真ん中から親象の後ろに回った時には、あちこち草を食べる為に止まり、親象を困らせた。親も止まると象使いが怒鳴って早く進めという。小象がどこにいるか母親は目で見て確かめたかったのだろう。
そしてトラに遭遇する事もなく、ツアー終了。(内心、ホッ)
カトマンズへ帰ります。 -
思い切って最高級ホテル、Dwalikaホテルに宿泊。
お部屋はヒーターが通っててあったかい!贅沢な宿泊。 -
古めかしいレンガと木造建築が美しいホテル。
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ドアノブもこじゃれてる。
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室内は完全温暖で快適。
このソファーに座りながら、最近流行ってるボリウッド映画を見た。
サルマン・カーンとカリーナ・カプール主演の「Body Guard」
有名な俳優達が揃って出てるにも関わらず、恐ろしくつまらないが、
テーマ曲の「Teri Meri Khahani」は誰もが知ってる程有名。 -
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チベタンタンカ。生き物(人間、動物)のカルマについて。
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インド俳優のAjay Devgan. ファンです。笑)
昨年、インドでヒットしたOnace Upon a Time in Mumbai(Acted by Ajay Devgan)の「Pee Loon」という歌がネパールの至るところで流れていた。ネパールでもボリウッド映画は大人気。
私が今習ってるヒンディー語も早く活かす事が出来たらなあ。 -
アミール・カーンが電話のプロモか!?笑)
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ネパール最後の夜は今までお世話になったエベレストビールで乾杯。
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追加でオーストラリアワインも飲んでみる。笑)
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モモを食べる。
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フレンチフライとバターナン。
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シルクエアーでシンガポールへ帰国。
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ネパール8日間の旅は終了。
どれも自然いっぱいでよかった。毎日朝早く起きて夜は9時に就寝というリズムで過ごしていたので帰国後も身体が楽だった。
自然は素晴らしい。ネパール人もフレンドリー。15年前に来た時と変わらず嬉しかった。ただ、排気ガス問題、停電、貧困・・等の問題は月日が経っても残念ながら改善されていない。
豊かな自然・素朴な人々の優しさを残しながら、ひとひとりの労働力が守られるよう、そして国がもっと潤うよう心から祈るばかりである。
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