2012/08/03 - 2012/08/05
114位(同エリア367件中)
おねこんさん
毎年テーマを持っていくと決めた中国の第2回目。
湖南省張家界(Zhangjiajie)に2泊3日で行ってまいりました!
今回の同行者は大学時代の友人で、中国語もペラペラのHちゃん。北京留学歴あり。
わたしたちふたりの旅のモットーはみっつ。
1、ダイナミックな中国の自然を見たい!
2、本地ならではの生活を味わいたい!
3、かわいい中国人と絡みたい!笑
中国語がしゃべれちゃう&中国貧乏旅に慣れたふたりだからこそできた、
笑いと発見に溢れるガチンコ中国の記録をお楽しみください♪
<登場人物>
会った時から別れるまで、バリバリ語りまくりのかしまし二人組。
御猫:北京短期留学・上海1年の留学歴あり。
ひとり旅が多かったため準備に余念がない旅をする。
中国の旅の中では山登りが趣味。
H:北京1年の留学歴あり。
グループ旅行が多かったため面倒見がよくおしゃべり好き。
バスや電車を使った地元密着型の旅が趣味。
<旅程>
8月2日北京入り→北京泊
8月3日早朝北京→張家界荷花空港着→森林公園口より世界遺産風景区(金鞭渓・袁家界)へ→公園内泊
8月4日楊家界(烏龍zhai)・天子山風景区→武陵源→市内泊
8月5日天門山登山→市内観光→北京空港着→北京泊
8月6日・7日北京市内観光→帰国
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- 中国南方航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝一番の南方航空に乗って、やってきました張家界!
空港が小さい!笑
なんと、到着口は2つしかなく、
いつものような荷物まち、出門まちは一切ありませんでした。
出たらすぐバス・タクシー乗り場!
タクシーは旅行会社と提携しているらしく、
最初に捕まえようとしたタクシーは
「張家界風景区とセットじゃないとだめ」
とか
「ホテルとセットじゃないと」
「天門山の門票とセット」
といいはり、300元という金額ばかり言ってきました。
事前の調査で、市内までは20〜30元とわかっていたので
ほかの車を探しているとちょうどよく空車が!
結果的にその人も旅行会社と提携していたのですが、
森林公園門まで30元で走ってくれました。
話してみるとこの運転手、さっそく少数民族の「土家族」。
だましたりせず、小さな楽しみを笑って話してくれるすてきな民族。
タクシーの中ですっかり土家族に魅了された私たちは、
案内された旅行会社でガイドを頼むことにしました。
門票、風景区内のバス(これはもともと無料)、
荷物預けと帰りに荷物を送ってくれるサービス、ガイド、
すべて込みで630元/人。索道などは別でした。
決して安い額ではありませんが、
実際に風景区内を回った印象と、
ガイドの質の高さ(見た目も含むww)から、
このくらいは値段相応だと感じました。 -
ね! せまいでしょ!
-
タクシーを経て、
旅行社で申し込みをし、
荷物をそこで預けてから
(この荷物は何も問題なく手元に帰ってきました!)
さらに車で少し行って
車を降りましたよ
おりたらこれ!
すごいでしょ!
もう惜しげもなく張家界なんで
わたしたちはびっくりしましたよ!! -
森林公園口から入場!
門票は248元+保険3元(加入必須)
ちょっと前までは2日間有効だったものが、
最近3日間有効になったようです。
指紋認証つきですが、風景区を出ない限り指紋認証を使うことはありません。
チケットを見せる機会も、ほとんどありませんでした。
張家界の風景区にはもう一つ、
武陵源入口もありますが、
そちらはロープウェーを待つ列が長く、
入場までに2時間ほど待つという前評判がありました。
森林公園は見ての通り、そのまま歩いてはいることができる入口です。
ツアーで強制されない限り、こちらの入口から入るのが一番ですよ! -
イチオシ
迫りくる山、山、山…
惜しげもないと先ほど書きましたがほんとに惜しみなく出してきますし、
この先あるいてもあるいても
ずっとこの奇形の山が続いているんですよ…
分け入っても分け入っても奇形山
でもこれがクライマックスでは、
本当の、言葉の意味でのclimb maxでは
ありませんでした… -
休憩所となっている公園を抜けて金鞭渓へ。
じつはこの公園の岐路で左に曲がると
「黄石zhai」というところに行くんです。
日本からのツアーだとそちらに回ることが多いようなのですが、
ガイド曰く、「見るところないよ」。
団体客ばかりが多く、
かといって奇形山が美しいわけでもないので、
土家族のガイドはそちらへは案内をしないそう。
私たちも、そういう旅行にはかなり飽き飽きしているタイプだった上、
準備の際に黄石zhaiは大したことないという中国人の評判を聞いていたので、
迷うことなく金鞭渓へと歩を進めました。 -
金鞭渓はほぼ平坦な道で、しっかりと舗装されています。
サンダルで行き交う人がいるほどで、
ここは登山というより完全に「遊歩道」です。
これは小っちゃいつり橋なんですけど、
Hちゃんがめっちゃ高所恐怖症で、この程度でかなり怖がってました。
御猫はこういうのはそんなに怖くない方です。
Hちゃんはこのあと二日目に……ふふふ…(中編へ続く) -
上を見上げれば奇形山が左右から迫り、
振り向けど山、
進んでも山。
間近にその岩肌の美しさを楽しむことができます。 -
右手には金鞭渓。
清い水で、こういう小さい川にしては
大きな魚が泳いでいる、とガイドが話します。
こんくらい、と手で示してくれたのは20?ほどのものでしたが、
それでも小魚としては大きいのでしょう。
ところどころのレストランで魚のから揚げがよく見られたので、
気になる方は食べてみてくださいね。
レストランについては中編で! -
しっかり舗装、といいましたが、
時にはちょっと危うい道も…
って、たぶんカメラを構えたりおしゃべりしたりしながら歩いてるからいけないんですけどね。
何度も躓きましたw
丸太を半分切ったような木の板で作った通路。
水面から2mほど離れたところをゆるゆると曲がりながら奥へ進みます。
金鞭渓は全長7.5?あります。
ゆっくりと歩いていって2時間弱でしたでしょうか。
私たち二人は体力には自信がないものの、
普段から歩いている方で、こんなものです。
年のいった方はもう少し余裕を持つといいでしょう。 -
幸運にも、ここの風景区を見る二日間は快晴!
張家界はもともと雨も多い亜熱帯気候のまちなので、
かなりついていたなあとあとから振り返って思います。
張家界は多雲の日が多いのですが、
そちらも景色自体はきれいなようです。
雲海が奇形岩の間をするすると縫うように動いて、
幻想的な雰囲気が増すそうです。
足元が不安ですけどね…… -
ピースしてる山!
こういう風に景色の中に楽しみを見出す中国文化が味わえるのが
ガイドあり旅行の面白さでもあります。
だいたい納得できないことが多いんですけど笑
これは納得できました! -
これもなんかだったと思うんですけど…
納得できていないと確実に忘れます笑
何に見えますか? -
渓谷もだいぶ奥の方まで来ました。
人が少なくなってきましたね。 -
渓谷の開けたところには人が集まっていて、
川まで下りて水遊びすることもできます。 -
可愛いお出迎え!
野猿がいるとは言われていたのですが、
お昼時に一気に山から出てきた時はビックリしました〜
子ザルちゃんたちは木の実を手に持っていて、
人やカメラに臆することなく、
木と木の間を飛び回っていました。
人間から餌を撮ったりするようないたずらはしません。
人間の方がキャーキャーして煩かったくらい笑
あ、張家界には外国人がほとんどいません。
日程や回り方にもよるのかもしれませんが、
一度も日本人には会いませんでしたし、
欧米っぽい人も3組くらいしかいませんでした。 -
湧水がありました。
飲んでもいいよって言われたので、ホイホイ飲みました笑
特に問題がなかったのでいいんですけれど、
たぶん私と友人は胃腸が強靭な方なので、
日本食がメインの人は飲まない方がいいと思います… -
さて、ここからが分かれ道。
右に向かっていけば「百龍電梯」、
エレベーターで山頂の風景区「袁家界」に向かえます。
左に向かえば階段があって、
歩いて同じく山頂に向かうコースになります。
エレベーターは待ち時間が1時間ほど。
歩きだと1時間半くらいかな〜とのことでした。
ガイドがこの提案をしてきたときの私たちの結論はもちろん
「歩かなきゃ中国じゃない!」
歩いてる人なんてほとんどいませんでしたけどね!笑
ガイドも「じゃああるこっか!」と軽く答えてくれました。 -
こんな、うっそうとした森の中、
舗装された階段を上っていきます。
疲れるっちゃ疲れるんですけど、
私としては黄山や華山を経験した身なので、
階段も緩いし風もあるし、
なにより緑で日差しを避けてくれているおかげで
かなり体力に余裕を持ちながら登ることができたと思っています。
相方も同様で、彼女も黄山は登っているので
「あれより全然ましだよね〜」
といいながら登れました。 -
こんなふうに、さっきまでは見上げていた岩肌が
すぐ手の届くところにあるのも魅力的。
岩を沿うようにしてするすると登っていきます。
黄山、崋山ともに、やはりロープウェーがある道を選んで歩きで下山したのですが、後悔をしたことはありません。
よほど体力がなかったり、時間が厳しい時でない限りは、大抵歩きを選ぶのが中国の山を愛する私の流儀かなと思っています。
歩きでしか得られない楽しさがあると信じているので!
けどすっごい筋肉痛になるのは都会で暮らす人間の性…
仕方ないですね! -
やっと…やっと…
のぼりきった!!!!
袁家界の入り口が見えた時には感動ひとしおでした。
中国人のサイトなんかで
「百龍電梯はつまらない」
という声をよく見かけた、というのも今回徒歩登山を選んだ理由だったのですが、
実際にこののぼりを経験したら本当にそうだろうなと思います。
この登山の爽快感を味わわずして、
袁家界を見たとは言い切れない!! -
さっきの比じゃない!!見渡す限りの奇形岩ですよ!
登ってきた自負のおかげで「見下ろす」感が強烈に胸に訴えてきます。
やっときたぞ!やっときたぞ!
はじめて張家界を知ったのは上海留学時のこと。
日本人向けの情報誌に載っていた張家界の広告を見て
ずっと行きたいと思っていました。
いろんな条件から、その時は桂林に行ってしまったのですが、
5年越しの思いがやっと遂げられた瞬間です。
(でもこの時私は軽い熱中症で腹痛に襲われていました笑) -
遠近感がなくなるような深い谷!
写真ではうまく伝わらないのが残念〜>< -
きたど〜!
Hちゃんは崖のそばに余り寄っていきませんww
服装はキャミソールに薄手のシャツ、
ハーフパンツに靴下、スニーカーでした。
日差しが強いので日傘と日焼け止めは必携。
リュックには今夜一泊する分の荷物が入っています。
パジャマ・明日の服・化粧品・昼ごはんとお菓子が主なもの。
たぶん3キロ弱だったのではないでしょうか。
このくらいの軽装で十分でした。 -
ところどころ、山の間に橋が架かっていて
それを渡って袁家界をぐるっと回っていきます。
隣の人が言った
「角度を変えると違う味わいがあるなあ」
という言葉が印象的でした。 -
橋から下を覗き込む!
吸い込まれそうな谷間です。 -
夕陽の傾きがちょうどよく、渓谷の味わいを引き出してくれます。
袁家界。
この張家界の風景区の中で、一番ダイナミックな風景だと言われています。
それをこの絶頂の時間帯に見られたことは
今回の旅一番の幸運でした。 -
-
天下第一橋。
奇形岩の間に偶然にできた自然の橋です。
今は岩が補強されたうえに、
鉄製の舗装もされているので、
橋を渡れはするものの危機感をあおるものはありません。 -
下はこんなふうに岩になっています。
この天下第一橋が見どころとしては最後です。
この後は区内を走るバスの停車場に向かい、
今夜の宿まで向かいます。 -
袁家界のバス停あたり。
お土産屋さんや、張家界の名産の漬物屋さん、
果物屋さんなどが並んでいます。 -
バス停の近くで見つけた仔猫ちゃん!
お母さん猫と一緒にお店で飼われていました〜////
かわいい〜////// -
ホテルがあったのは天子山丁香榕地区。
そこの一番奥にある張家界潘多拉客桟に宿泊しました。
土家族が運営しているところで、みんな優しく笑顔にあふれたホテルでした。
日本人ツアーではおそらく風景区の外にホテルをとるかと思います。
ホテルの質自体はその方が高いでしょうけれど、
次の朝また風景区に入るのに並んで、歩いて…というのは時間の無駄になってしまいます。
私たちは中国人のクチコミをもとに旅程を組んだので、
当初予定した風景区外のホテルをキャンセルし、
ゆっくりと風景区を楽しむ方を大事にしました。 -
何件ものホテルが軒を連ね、
観光シーズンということもありほとんどが満室のようでした。 -
私たちの泊まった部屋はこんなお部屋!
結構きれいでしょ?
二人で160元でした。
空調がないので冬は死ぬほど寒いと思います。
(冬はホットカーペット貸出一枚60元とのこと)
夏は日が落ちる20時付近からぐっと気温が下がりますが、
20度程度だったので快適に眠ることができました。 -
中国での問題はお風呂ですよね…
私たちは慣れてる、というか、
外れたな〜とは思いますが山ではよくあることと認識している
「トイレとお風呂一体型」のバスルーム。
お湯がちゃんと出るだけましです笑
純粋に日本しか知らない方はこれはむりでしょうね。
きっと山のホテルはだいたいこんな感じなので、
これに耐えきれない人は風景区内に泊まるのはやめた方がいいでしょう。 -
その日の夕食はホテルで用意してくれたものをいただきました。
土家族味だからね〜口に合わなかったら言ってね〜
といって作ってもらったトマ玉炒めと茄子炒め。
茄子炒めがピリ辛でおいしかったです〜!
土家族の料理は辛い物が多いです。
張家界市内で食べたものも辛いものばかり。
日本人好みかどうかはわかりませんが、
暑くて疲れた体には染み入る美味しさでした。 -
そうそう、すっかり忘れていたのですが
土家族の文化博物館みたいなところにも行ったんです。
土家族の歴史から習慣まで、実演を含めて専門のガイドさんが教えてくれます。 -
土家族の拷問具www
土家族って戦闘民族なんでしたっけ?
むかしむかし、世界史を学んでいるときに
土家族=呪いの民族みたいに聞いたことがあって
それをふと思い出しました。
全体の雰囲気が呪いっぽいんだものwww -
牛ちゃんが小麦粉挽く動作を実演してくれました。
-
土家族の結婚式を、観光客を巻き込んで実演していましたw
体験型の施設、中国では最近流行ってるようです。
決まり文句を右の漢民族の男声が言うと、
ヴェールの奥にいる新娘役の女の人が細〜い歌声で応えるんです。
そしてヴェールが開けられると結婚成立!
ほかの団体さんも一緒にいたので笑いあふれる舞台になりました!
ここでは土家族の米酒の試飲もできます。
ふらっと立ち寄ってみてもいいのではないでしょうか。
ということで、一日目の上編はこれにて終了!中編に続きます!!
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この旅行記へのコメント (4)
-
- takacyan-4444さん 2017/09/29 21:40:19
- 中国語がペラペラ?
- うーん⁉️来月中旬に行く予定ですが、筆談で対応できると思っています。
値段交渉は指と数字のピンインで頑張るつもりですが、貴女方の初めての中国旅行は
- takacyan-4444さん からの返信 2017/09/29 21:43:52
- 言葉足らずでした。Re: 中国語がペラペラ?
- 初めての中国での言葉の壁はいかが対応されたのでしょうか?
- おねこんさん からの返信 2017/10/13 20:26:29
- RE: 中国語がペラペラ?
- はじめまして!ご質問ありがとうございます。
初めて中国に行ったのは中学1年生のときで、
その時は当然中国語の話せない子どもでした。
中国語の話せる、父専属の中国人翻訳家さんに手伝ってもらって
色々な買い物をした覚えがあります。
その後ひとりで留学に行ったときは
筆談や、覚えたての中国語で四苦八苦しつつ格闘しました!
少しでもフレーズを覚えて交流ができると嬉しかったものです。
現在は中国語が話せるので、値段交渉も楽しい交流の一つになりました。
良き旅路となりますよう、お祈りしております!
-
- ホーミンさん 2013/03/16 16:51:41
- 初めて見ました
- おんねこさま
こんにちは、はじめまして。
昨日は投票をありがとうございました。
中国には何回か行っていますが、この様なバスルームは見たことがありません。
妙に感心して拝見しました。
トイレのそばにシャワーがあるので、身体を洗ったりシャンプーした水は、トイレの中に流れるのですか?
そうだとしたら、面白い発想ですね。
合理的と言うか・・・。
泊まってみたくなりました。
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