初の緑島06★緑島★戒厳令下に政治犯を収容していた緑洲山荘

2012/04/20 - 2012/04/23

1949年5月19日、国民党政権が戒厳令を布告した翌日から、
1987年7月15日に至る38年間、台湾では戒厳令が敷かれ、
多くの一般市民が無差別に捕えられました。
戒厳令の時代は、白色恐怖（白色テロ）時代とも呼ばれています。

緑島は単なる自然の残る島ではありません。
白色恐怖時代、政治犯を収容していた場所、それが
緑島にある緑洲山荘です。

緑洲山荘は名前こそ山荘とついていますが、
実態は監獄であり、その正式名称は「緑島感訓監獄」です。
周囲は高い塀が張り巡らされ、獄室が並ぶ八角楼は、
1、2階の8区に分けられ、大小の獄室が52室ありました。
このほかに倉庫、厨房、医療室、独房、禁固室などがありました。

緑洲山荘と新生訓導処（1950年代初期の政治犯収容所）は
現在、白色恐怖時代の人権侵害の歴史を紹介し、
人権意識向上のための展示を行う緑島人権文化園区として
使われています。

★★　緑島旅行記4/20〜23　★★
01★まずは上海から台北に出発！
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10690611/

02★台東★乗り継ぎ時間を利用してレトロなお店で昼食＠明星茶餐庁
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10690888/

03★台東★念願の緑島へ、プロペラ機で出発！
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10691349/

04★緑島★朝日温泉と真っ青な海参坪
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10693696/

05★緑島★滑らかに水流れる柚子湖と付近の石造建築、そして観音洞
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10693727/

06★緑島★戒厳令下に政治犯を収容していた緑洲山荘
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10694138/

07★緑島★緑島燈台と島一番の繁華街南寮村
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10694341/

08★緑島★朝の一人散歩！南寮村から緑島燈台まで歩いてみた
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10694413/

09★緑島★政治犯を収容していた最大の強制労働キャンプ「新生訓導処」敷地内をひとりでぶらぶら
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10699793/

10★緑島★緑島グルメと現役の緑島監獄、そして政治犯強制労働キャンプ「新生訓導処」
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10701464/

11★帰り道…
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10701471/

エリア 台東(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: レンタカー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

○　象鼻岩（鬼門関）

政治犯たちは、こちら側の海から緑島に上陸しました。そして、この象鼻岩を超えたあたりから新生訓導処の管轄下に入りました。ここを超えると、もう戻ることはできないと、政治犯たちは象鼻岩を「鬼門関」と呼びました。

まあそういうことです。

高い塀が緑洲山荘を囲んでいます。

壁にはスローガンがうっすらと残っています。

解説員と一緒に内部を見学しました。

政治犯たちの生活。

ここに監禁されていた人々の写真と紹介がありました。

今は綺麗に壁が白く塗られて、明るい雰囲気ですが、もともとはもっと陰気な雰囲気漂う場所だったのだろうと思います。

有名な2人。

解説をしてくれた女性は、途中感極まって涙を流してました。

政治犯としてとらえられた人々の写真

こちらは独居房

どうだろう？なんか皮肉に思えてきます。

受刑者のための面会室

ドラマでよく見るのと似てます。

緑洲山荘の全体図