2012/05/02 - 2012/05/03
130位(同エリア1886件中)
BATT_MANさん
- BATT_MANさんTOP
- 旅行記67冊
- クチコミ5件
- Q&A回答0件
- 414,356アクセス
- フォロワー32人
2012年のゴールデン・ウィークにパリへ行って来ました。
パリに6泊した今回の旅行のうち、1泊2日でモン・サン=ミシェルへのショート・トリップを計画し、バスツアーに参加しました。行き帰りの交通手段を心配すること無く、島内で1泊した今回の小旅行は、晴天にも恵まれとてものんびりした素晴らしい体験でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 旅工房
-
城の上の雲
早朝に出発したバスは、途中、小さな町での小休止を経て、お昼前にモン・サン=ミシェルに到着。パリ到着日の大雨が嘘のように、爽やかに晴れ渡り、私達を歓迎してくれています。 -
アプローチ・ライン
観光バスはモン・サン=ミシェル入口からおよそ1km離れた大きな駐車場に停車します。そばにはレストラン、おみやげ屋さん、ホテルなどが立ち並ぶ賑やかな場所で、そこから電動バスに乗ってモン・サン=ミシェルの入口に行くことが出来ます。今日は天気も良いのでバスには乗車せず、歩くことにしました。 -
尖塔
歩きながら、徐々に近づいてくる教会を眺めるのも良いものです。今回は2003年に訪れて以来2度目の参詣。前回は滞在時間が短く慌ただしかったので、今回はとにかくのんびりしようと決めていました。 -
干潟へ
モン・サン=ミシェルの入口に到着。写真を取りながらゆっくり歩いたので30分以上かかりました。すぐに島内には入らず、向かって左端の建物わきから干潟へ。 -
小さな祠
裏面にはいくつかの小さな建造物がありますが、どれもすでに役割を終えて、静かに朽ちています。この写真の祠(ほこら)は比較的原型を留めているほうです。 -
後ろ姿
ちょうど干潮の時間帯で水は全く無く、靴を汚すこともなく裏側に回り込めました。おもて面の要塞のような威容とは違い、裏面は豊かな緑に包まれていました。 -
グランド・リュ
島内に入るとまず歩くのが、「グランド・リュ」と呼ばれる表参道。世界中から集った参拝者&観光客でごった返しています。 -
ホテル・ラ・メール・プラール
島に入ってすぐ、「王の門」と呼ばれる跳ね橋の手前にある建物が今回宿泊したホテルです。 -
ホテル・ラ・メール・プラール
レセプション脇にある、品格のある古い階段。このホテルの創業は1888年で、各国の賓客や有名人をもてなした歴史が、壁一面に飾られています。 -
ホテル・ラ・メール・プラール
私が宿泊した部屋は「離れ」になっている建家の1階で、美しい小さな庭に面していました。 -
ホテル・ラ・メール・プラール
宿泊棟のロビーや階段にも、丁寧に選ばれた調度品や古い家具が置かれています。 -
仰ぎ見る大天使ミカエルの尖塔
人の多いグランド・リュに疲れたら、脇道に入るとかなりひっそりした路もあります。階段も多く細かく入り組んだ脇道は、迷子になってしまいそうですが、実際には小さな島ですので、すぐに表参道へ戻ることが出来ますし、ミカエルの尖塔が目印になって、今どこに居るのかは比較的容易に掴むことが出来ます。 -
一番狭い小路
表参道を避けるように入り組んだ小路を歩いている時に見かけたこの路地は、たぶん島内で一番狭い小路だと思います。対向者とすれ違うことはもちろん、デラックス系の人は単独でも通行不可です。 -
ガレットのお店
そば粉を原料としたクレープで、ブルターニュやノルマンディ地方の名物料理であるガレットを頂きました。このお店のガレットが有名とか、特に美味しいと評判とか、そんな前知識は無く、ただ日本語メニューがあったという理由だけで選びましたが、ハムや目玉焼きの入ったガレットが美味しかったです。 -
ジャンヌ・ダルク
表参道の中腹にあるサン・ピエール礼拝堂の入口にジャンヌ・ダルクの像があります。高校時代の世界史や、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の同名映画などで得た彼女に関する知識は非常に浅く、彼女についてここで記述することは控えますが、ジャンヌ・ダルクは大天使ミカエルの啓示を受けて、イングランドとの百年戦争参戦を決意したと言われています。 -
銀の大天使ミカエル
サン・ピエール礼拝堂には銀製のミカエル像もあります。修道院の尖塔に立つ姿とはまた違ったポーズで、ドラゴン退治をしています。この像は1877年制作とのことですので、1897年に完成した修道院の尖塔に立つミカエル像より古いものになります。 -
石瓦と小さな窓
モン・サン=ミシェル島内の多くの建物は、その屋根を石で出来た瓦で覆っており、微妙なカーブを描きながら大小の窓や通気口が設けられています。実用上の機能を追求したものなのでしょうが、大変美しく感じます。 -
斜陽
夕方になると日帰りの観光客は居なくなり、随分とひっそり落ち着いた雰囲気になってきました。夕日がグランド・リュの石畳を照らしています。 -
王の門
中世においてこの島は、信仰の対象というよりむしろ、難攻不落の要塞都市として機能していました。万一敵が近づいてきた場合に備え、島の入口は狭く分厚い城壁で守られ、跳ね橋が掛かっていました。 -
ひつじの看板
グランド・リュのお店には、可愛らしい看板を掲げているものがあります。これは夕食にモン・サン=ミシェル名物のオムレツを食べたレストランの看板。 -
日没
早々に夕食を済ませ、島外に出ました。夜の9時を回ってようやく日が暮れ始めました。 -
夜のライトアップ
日没後、モン・サン=ミシェルが美しくライトアップされます。この姿を拝みたくてこの小旅行に来たと言っても過言ではありません。
来て良かった、と思える神々しい姿でした。 -
闇に浮かぶ礼拝堂
夜景の撮影には、小さくても良いので三脚を持っていくのが得策です。私の三脚もポケットに入るくらい小さいものでしたが、カメラを直接地面に置くよりアングルの自由度がずっと高くなりますし、カメラに傷を付けなくて済みます。 -
闇に浮かぶ大天使ミカエル
尖塔に立つミカエルが周囲よりひときわ明るくライトアップされています。
ところで、夜は随分と気温が下がります。防寒着をひとつ持っていったほうが良いでしょう。私は小さく畳める薄いダウンジャケットを持って行きました。 -
朝の散歩
夜明けとともに島内を散歩したら、さっそくカモメに出会いました。島には沢山のカモメがいて、人への警戒心もほとんどありません。都会の公園のハトのように、人から食べ物をもらうことに慣れている様子。 -
修道院への入口
9時の開館時間に合わせて礼拝堂に到着。モン・サン=ミシェルに宿泊したなら、朝早く修道院見学を始めることをお勧めします。時間が遅くなると、当日到着の人でいっぱいになりますので。 -
西のテラス
入場手続きを済ませ、島の歴史を説明するミニチュアが置かれた展示室を抜けると、このテラスに出ます。 -
シルエット
島の西側にあるテラスから、朝日を背にしたモン・サン=ミシェルのシルエットが見えました。 -
ホタテが付いた真鍮の蛇口
モン・サン=ミシェル内では色々なところでホタテ貝のレリーフや紋章を目にします。聖ヤコブの象徴であると同時に、巡礼の道であることを示しています。
水道が引かれる以前の水は、雨水を溜めて大切に使用されてきました。 -
修道院附属礼拝堂
この礼拝堂の内陣はフランボワイヤン様式というフランス独特の後期ゴシックですが、金箔や派手なステンド・グラスなどといった過度な装飾は廃され、厳かな雰囲気が支配しています。ここが一般信者向けの教会ではなく、修道院の一部であることを物語っています。海抜80mの島の頂部分にあるガラス張りの教会なのに、想像以上には明るくありません。柱がやけに多いためですが、特殊な場所に建つ構造上の問題でしょうか。 -
連なるアーチから見る中庭
「ラ・メルヴェーユ」と呼ばれる一画にある中庭を取り囲む回廊に、連続した二重アーチが掛けられています。 -
回廊
1辺の長さはそれほど長くない回廊ですが、二重アーチをずらして配置したことで、より多くの柱が見えるため、視覚的に廊下を長く見せています。
以前、2003年に訪れた時は観光客が溢れており、こんな無人の回廊を撮影することは非常に困難でした。1泊して良かった〜。 -
二重アーチ
アーチのすき間から撮影したものです。
1204年に戦争により破壊された教会の一部を、わずか6年という当時としては驚異的なスピードで現在の形に建て直したことから、この回廊や下の写真にある食堂を含む棟を「ラ・メルヴェーユ」(西洋の驚異)と呼ぶのだそうです。 -
食堂
天井が舟の底のように木材で組まれたこの空間は、修道僧たちが食事を摂った場所です。両サイドに連なったスリット窓から入る光が素晴らしい空間です。 -
食堂の床面
天井も窓も美しいですが、この床面のタイル細工も素敵です。 -
ステンド・グラスから射し込む光
-
大天使ミカエルと司教オベール
大天使ミカエルからのお告げを2度もスルーしてしまった司教オベールの前に、3度目に現れた大天使は、彼の頭に指を触れて頭蓋骨に穴を開けてしまいました。日本人にとって「天使」といえば羽の生えた可愛い赤ちゃんをイメージしがちですが、「大天使」ともなれば、かなり怖いことも出来る存在なのです。 -
迎賓の間
修道院を訪れた身分の高い人を接客するための場所で、中世歴代のフランス王たちがここでもてなしを受けました。王宮のような華美な装飾は有りませんが、ゴシック時代の機能美を見せる交差リブの天井や、多くの窓がもたらす豊富な光により、他の部屋より洗練された印象になっています。 -
太柱の礼拝堂
上の写真にある「修道院附属礼拝堂」のちょうど真下に位置する部分です。上の礼拝堂を支えるために、柱は太く窓もほとんどありません。 -
礼拝堂の外壁
時折、建物の外に出ながら見学ルートは続きます。 -
薄暗いロマネスク
修道僧の遊歩場と呼ばれる部分になると、教会建築初期に建てられたロマネスク部分が残っています。天井は低く抑えられ窓も少ないため薄暗い空間です。 -
騎士の間
ここも壁が分厚く窓は小さいロマネスク時代の設計が基本になっていますが、天井の交差リブ・ヴォールトや北面の丸窓など、ゴシック時代の技術も導入されています。「騎士の間」の名は、11世紀の「聖ミカエル騎士団」に由来しますが、実際には騎士団がこの部屋を訪れたことはなく、主に修道僧たちが写本の作成などをするために使用されていました。
「ラ・メルヴェーユ」回廊の真下に当たるこの大きなホールで見学はおしまいです。 -
やせっぽっちなガーゴイル
見学を終えて修道院の外に出ると、また青空が広がっていました。空に付き出したガーゴイルが妙に痩せていたのですが、はじめからこんなにスレンダーだったのか、風雨に晒された結果なのか。 -
最後の食事
修道院を見上げる芝生の広場で昼食を食べました。
教会内部の見学以外にも、昨日・今日と、とてもゆっくり島内を散策することが出来ました。短いゴールデン・ウィークの貴重な一日ではありますが、こんな風に海外の地でのんびり過ごしたことがなかったので、これも私にとっては貴重な体験です。 -
さよならモンサンミッシェル
最後まで、良い天気でいてくれてありがとう。 -
シャトルバス
観光バスが停車している場所までは、こんな電動のバスに乗ります。行きは歩いたので、帰りはバスに乗車してみました。 -
水門
現在、モン・サン=ミシェル周辺の干潟を元の姿に戻す「逆干拓工事」が進められています。この水門もその一環で、2015年の完成時にはモン・サン=ミシェルは再び海の孤島になるそうです。 -
サイン
水門から見たモン・サン=ミシェル。水門の手すりには読めない文字が刻まれていました。モン・サン=ミシェルの建材に使われた石材ブロックには、こんな文字が沢山刻まれていて、修道院の西のテラスなどで見ることが出来ます。石工のサインだと聞きましたが、何か象徴的な意味があるレタリングにも見えます。 -
ヤドリギ
帰りのバスの車窓から見えたヤドリギ -
ヒツジとのコラボ
モン・サン=ミシェルといえば「ヒツジと共に写る写真」のイメージがあったのですが、近くには1頭も居ませんでした。最後の最後でやっと出会えたヒツジたちとのコラボ・ショットです。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- yunさん 2012/07/18 23:39:29
- 貴重な晴天
- BATT_MANさん
こんばんは。先日はナポリ記をご覧いただきありがとうございました。
私も一度訪問した事があるのですが、あいにくの雨降りでしたので
晴天のモン・サン=ミシェルを拝見しています。
朝のモン・サン=ミシェルのシルエットがとてもきれい。
その時々の天候により、巡り逢える貴重な「一枚」ですね。
昔の姿を取り戻すべく、モン・サン=ミシェルではいろいろな試みがされているのですね。
周囲をグルリと海水に囲まれた姿が戻るといいな。
いつの日か、もう一度、訪れようと思っています。
その際は、BATT_MANさんの晴れパワーにあやかろうと・・・
yun
- BATT_MANさん からの返信 2012/07/19 21:34:04
- RE: 貴重な晴天
- yunさん
こんばんは。書き込み有難うございます。
ノルマンディ地方は雨が多くどんよりしている、と聞いていましたので
私もビックリしました。どちらかと言うと「雨男」なので余計に驚きでした。
旅行の思い出って旅先の天気に大きく左右されますね。
道をつなげたことで安全に参拝出来るようになった代償として、周辺に大きな砂洲が出来てしまっただけでなく、周辺に生息していた動植物の生態系も大きく様変わりしてしまったそうです。
「逆干拓工事」によって見た目はすぐに戻るでしょうが、失われた生態系は(おそらく)永遠に元には戻らないでしょうね。100年以上も昔の人が「良かれ」と思ってした事の影響を今見ている私達は、100年後の人たちにどう評価されるのでしょうか、、、。
何だか暗い話になってしまいましたが、普段考えないこと(時に、地球規模のこと)を考えるきっかけになるのも、旅の魅力ですね。これからも色々な所に行きたいなあ。
もちろん、ナポリにも。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
モンサンミッシェル(フランス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
50